エフプロゆく年くる年2022→2023

今年もこの日がやってまいりました。一年の振り返り。無事に活動を続けられてホッとしています。

2022年のエフプロは（『ASMRられる人生』を前後篇と分けると）計6本の作品を発表しました。例年よりスパンが短くなっています。
その中でも『ASMRられる人生』と『吃音同期』が特にペースが早いですが、理由の一つに制作工程を変えたというのがあります。
従来は基本的に、声優様から納品された音声を編集しながらその都度必要な音を作っていました。しかし例えば『ASMRられる人生』のヘアカットやシャンプー等の音は上手く作れる自信がなかったため（結果的には欲しい音が録れましたが）、先に音を確保してからシナリオを書き上げていった感じです。あとは納品されてきた音声を既に用意してあった音にはめ込んでいくだけでしたので、それが下半期のリリースに繋がります。

05月28日　実際の女性の下半身を使って収録したパコ音素材集
あまり宜しくない言い方ですが、世に出てる色々な音声作品を聴いていると、たまに自分の好みでないパコ音とも出会ったりするわけです。つまりリアルでなかったり、音が一定でなかったり…。なので「俺が俺好みのパコ音を用意するから、皆それを使って作品を作ってくれ！そしたら俺がそれを“使う”から！」という想いで素材を作りました。パコ音製作者であるReikaさんの詳細は明かせませんが、期待以上の音を録っていただけたのでまさしく“使える”パコ音です。

07月09日　続・紡いだ吐息のその先に/FOR THE FUTURE
前作がストーリーのない作品だったので、今回は逆に凝った設定でいこうと決めていました。ただ最後はもう少し明るい未来にした方が良かったかなとも思っています。裏話としては事前に柚木さんと録音スタジオへ送った台本データで、どちらも1トラック分の台本丸々抜けていたという失態をしてしまいました。収録中に気付き、慌ててその場でデータを送ったという苦い思い出があります。

09月09日　五藤ヒメとの秘めゴト
以前のCi-en記事にも書きましたが、諸般の事情で制作が遅れに遅れてしまった作品。しかしそのおかげで縁側さんという名優に巡り会えたのは僥倖でした。メインヒロインの御崎さんは何年も前からいつかご一緒したいと思っていたので、キャスティングに関してはこれ以上ない完璧布陣です。しかし満員電車で勃起がバレてしまい…というシチュエーションは古典的ですが本当に素晴らしいですね。このシチュはまたいつかやりたいと思います。

10月20日　気付けば叔母にASMRられる人生 ～０歳児篇/小学生篇/中学生篇～
11月24日　気付けば叔母にASMRられる人生 ～大学生篇～
“小さな頃から一緒だった”という文字だけの背景設定ではなく、きちんとそれぞれの時代を体験してほしかったのでこういった方式になりました。基本的にキャラクター毎に声優さんを立てる主義ですが、浅木さんの声の幅広さに甘えて母親役もお願いし、年代別のナナお姉ちゃんも合わせて実質一人五役のような形になりました。必要以上にいやらしくせず、淫語も言わせず、日常のリアリズムを心掛けて作った作品です。

10月27日　吃音症の職場の同期が推しVtuberの中身だった
ありがちな“裏配信”“アダルト配信”ではなく、あくまで健全な配信中にこっそりエッチするというのがポイントの本作。全Vtuberファンの夢ですね。また吃音症のヒロインに「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、勃起…」というふうに耳元で囁き吃られると、オノマトペ的に心地良いというのが分かりました。遊佐さんの健気な演技が非常にハマっていてBerry Very Goodです。実際に読める新名さんからの手紙もイチオシです。

今年も声優様、イラストレーター様、そして多くのユーザー様に支えられて作品を発表する事ができました。本当にありがとうございます。また様々なレビュー、ご意見もいただき、それらはしっかりと今後の作品の参考にさせていただいております。

さて来年の展開ですが、まず年明けに一つ作品を発表できるよう進めております。こちらも作中で皆さんが驚くような仕掛けをしておりますのでご期待ください。
そしてもう一つ、声優さんからの納品待ちのものがあります。こちらはシナリオ段階でイメージしていた方にお願いできたので、今から納品が楽しみで仕方ありません。

改めまして、今年もF. PRODUCTIONSを応援してくださり誠にありがとうございました。来年も精力的に淫眠作品、無声囁き特化作品を作っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。