「お耳イヤスズ会」監督インタビュー

F：よろしくお願いします。企画としてはシンプルで、ネタ帳の中からその時にイメージが膨らませやすいものを選びました。“いきなり美女が訪ねてきてよく分からない宗教の勧誘をされた”という、頭の中が『？？？』状態からなし崩し的に事が進む展開は、ある意味でボーイ・ミーツ・ガール的でもあります。

――それではヒロインについて詳しく教えてください。

F：名前の「美神 未九」を逆から読むと“9・ミミカミ（耳神）”になります。また、縁起の悪い数字の“九”に至らない（未）というこじつけもあります。新興宗教の教主であり、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせる美女なのですが、実は庶民的な部分もあります。エフプロ作品はストーリー序盤でキャラ紹介をさせる基礎設計があり、今作もトラック01で未九が自身のこと、お耳イヤスズ会のことを語ってくれます。試聴版でもたっぷり尺を取ったので是非聴いてほしいですね。ちなみにお耳イヤスズ会のネーミングは言うまでもなくイエズス会がモチーフです。

――そのヒロインに伊ヶ崎綾香さんを起用した理由としては？

F：まず伊ヶ崎さんご自身が曰く“自他共に認める耳かき狂”ということで、耳を神様と崇める未九とイメージが近いなと思ったんですね。そして未九は先述のようなキャラクター性から、色っぽすぎずどこか親しみやすい声、あとはシロクマの嫁さんの作品でアダルトグッズの通販番組の内容のものがあり、つまりセールスマン的な意味でキャラクターイメージが繋がったというのも理由の一つです。その魅力と実力は、もはや語る必要はないでしょう。きっと皆さんも何十回とお世話になっているはずです。収録に関して言えば、リップノイズやポップノイズをとても気にされながら録ってくださり、その後の編集がとても楽で助かりました。またNGカットがどれも可愛らしくこのまま消すのは勿体無いと感じたので、伊ヶ崎さんサイドにご許可いただきオマケ要素として封入しております。

――なかなか聴けない伊ヶ崎さんのNGカットも非常に楽しみです。そのほか、スペシャルトラックというものもあるそうですが……。

F：スペシャルトラックはオマケ要素ではなく、ストーリーの一部として組み込んでいます。トラック05でお耳イヤスズ会へ入会した後、未九と二人で近所の女子大生のお宅へ訪問勧誘へ行くのですが、そこでこっそりエッチな展開になってしまいます。なぜトラック06ではないかと言うと、その女子大生がスペシャルだからです。きっと音声作品ファンの方なら「あれ、これはまさか…」と驚くことになるでしょう。

――スペシャルトラックは試聴版でも一部聴けるので要チェックですね。それでは最後に本作の拘った部分やオススメポイントを教えてください。

F：今作は意識的に鼻息を入れています。具体的には耳かきパートやSEX中の喘ぎ等なんですが、耳にかかる鼻息がなんとも言えない心地良さを与えてくれています。ちなみに耳かきといえば今回は伊ヶ崎さんが主演ということで、シロクマの嫁素材を使ったバージョンの耳かきもご用意しています。またこれは今作に限った話ではないんですが、エフプロのいつものように内容のほとんどが無声こしょこしょ囁きなので、寝る時に良し、抜く時に良し、作業用としても是非長く使い続けていただきたいですね。

――ありがとうございました。

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※今回は特に大きな隠し要素等はないため、いつもの様にネタバレありのインタビュー後編はございません。