茶飲み話73 皆さまの初めての抜きゲーって、何でしたか?

 皆さんこんにちは。
 一鉄工房管理人のOIGUMO(老雲)です。

 春ですね。日々の寒暖差が大きくなっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。管理人は玄関を出て、「暑っ!」「寒っ!」と、毎日のように顔をしかめています。
 えっ!? 天気予報を見ろって?
 何を言っているんです。家では疲れてぐったりしたり、意味もなく動画サイトをぼ~っと眺めたり、暴飲暴食したり、グダまいて寝たりと、とっても忙しいのです。天気予報をチェックするヒマなどありはしないのです!(順番がおかしい)

 …では本日も、茶飲み話をはじめていきましょう。
 タイトルからご想像できたかとは思いますが、管理人にとっての初めての抜きゲー、つまりは自家発電に使用したゲームをご紹介したいと思います。

 でもその前に、「抜きゲー」という言葉の定義(?)が曖昧なので、みなさまそれぞれに思い浮かべるイメージが異なるかもしれません。そこで、この記事の中だけに限定した位置づけをしてみたいと思います。
 ゲームをしていて、ふと性的に興奮してしまった、あるいはそれで自慰に至ってしまった、ゲーム歴が長い皆さまには、きっとそんな経験があるのかもしれません。それはきっと、誰にも言わないけど自分の記憶の中に深く刻まれたものでしょう。でも今日は、そんな特別な出会いや、「初めてのドキドキ」をテーマにしたものではありません。

 個人によって時期は様々でしょうが、自慰がいつのまにか生活習慣の中に組み込まれていた。そしてふと、「今日は抜きたいから、あのゲームをしようか」と、時間や場所を選んでゲームを起動させる。そして意識を集中させていって・・・といったように、「プレイ前からそのゲームの内容や展開を知っていて(つまり初めてのプレイではなく)」、「日常的に繰り返し使用し」、「自家発電を目的に使用する」。そんなあなたの日常に溶け込んだゲームを、本日の「抜きゲー」と定義させていただきます。

 さて、以上のように定義を絞った場合、皆さまにとって初めての抜きゲーって、何でしたか?

 もちろん、この記事を読んでいる人によって、その答えは様々でしょう。
 では、ここからは管理人にとっての初めての抜きゲーをご紹介させていただきます。

 意外かもしれませんが、実はそのゲームはガチガチの全年齢対象のRPGです。今でも入手できるのかなあ?と思うような古いゲームなので、もう手元のPCにはインストールされてはいないのですが。
 正直、プレイ可能であれば、今でも使える自信がある(笑)!

 そのゲームは、現在ではシステムソフトベータ社から販売されている「ティル・ナ・ノーグ」という作品です。


▲パッケージデザイン(Amazon販売ページから引用)
 …というか、公式HPでも古すぎてサンプル画像小さすぎたので、通販サイトから引用しました。

 まだWINDOWSさえ存在しない時代に登場したゲームで、その後は地味ながらも息長く販売が続いたゲームです。あまりネット上で話題になったところを見たことがないのですが、PC以外にも移植されているみたい(よく知らない)ので、この記事を読んでいる皆さまには、どの程度知名度があるのかなあ?

 まあ、それはさておき、ゲームのご紹介です。
 世界観はケルト神話あたりをモチーフにしているそうですが、あまり難しく考えず、オーソドックスなファンタジーRPGと考えて大丈夫です。平和な妖精の国が魔物の侵略を受け、その国の王女さまが英雄妖精(プレイヤー)を光の国(現実世界)から召喚します。プレイヤーは世界を旅し、仲間を増やしてレベルを上げ、ラスボスを倒してハッピーエンド。

 ちょうどYouTubeでプレイ動画を見つけたので、気になる方は▼コチラからご覧ください。
 この動画は、PC98の時代だな。懐かし~♪(いろいろバレルさりげない発言)。でも一番「使った」のは、上記の画像の「ティル・ナ・ノーグⅢ」だなあ。こちらは普通にWINDOWS対応。ただ、この記事を書くにあたって公式サイトから体験版をダウンロードして試してみたのですが、ソフトが古すぎて挙動がおかしいです。
 さて、知らない人が見たら、「ふーん」で終わりそうなゲームですが、個人的には抜きゲーという要素を外しても、中毒性のあるゲームでした。熱中というより惰性で楽しむタイプの(?)。

 このゲームの唯一無二の特徴として、「シナリオジェネレイター」呼ばれる機能がありました。遊ぶたびにマップやシナリオが自動生成されるのです。自動生成といっても、そこは古い時代のゲーム。マップも似たり寄ったりで、シナリオもいくつかあるパターンから組み合わせた感じ。例えば、プレイヤーを召還した王女さまがラスボスにさらわれたり、魔物に操られて暴君になった王様から逃れて城を出たり、王妃が悪女になって国が乱れたり、王も王妃もさらわれて侍従長が城でプレイヤーを待ち受けたり、といったような感じ。
 プレイヤーはシナリオ紹介文と、最初に城を訪れた時の反応で、おおよそのシナリオ内容を把握できます。その後はシナリオや会話シーンはほとんどなく、エンディングまでひたすら地上やダンジョンを順番に攻略しながら、ラスボスが待ち構える塔を目指すだけです。

 単調に見えるプレイを飽きさせないのは、独特の仲間のシステムと、テンポの良い戦闘だと思います。
 まず仲間ですが、プレイヤーは自分自身(英雄妖精)の他に4名まで仲間を加え、5人のパーティーを組むことができます。固有キャラは存在せず、すべて名前も乱数で決まったような(名前の変更可能)キャラです。ただ、種族が豊富で能力も多彩。どのキャラクターと旅をするのか、それだけでもシナリオごとに特徴が出てきます。
 なお、このゲームは主人公が死んだら(HPがゼロになったら)ゲームオーバー。そして、仲間が死ぬと復活せずに消えるのも特徴。シナリオによっては王女さまが仲間になることがあるんですが、それも容赦なく死ぬとキャラがロストします。エンディングでは主人公と結ばれることが多い王女さまなので、ロストするとエンディングも変わるのかな?
 まあ、即ロードするので確かめたことはないんですが(笑)。

 戦闘はオート進行。戦闘専用画面のマップに最大で味方5人、敵5人の10個のアイコンが表示され、ちょこまかと動き回りながら勝手に戦ってくれます。
 プレイヤーが「行動開始」ボタンを押すと戦闘開始、途中で進行を止めて指示を出すこともできます。あまり手間がかからない仕様です。

 ・・・とまあ、RPGとして個人的にはかなりお気に入りなんですが、さらに、少しツボなポイントもありまして。
 前述のとおり、古い時代の、そして自動生成のゲームなので、会話シナリオやイベントの貧弱さは否めませんが、なぜか意外な反応が出てくることがあったんです。
 例えば、マップ上の町には、「次は●●●の洞窟に行くのじゃ!(言葉遣いはよく覚えていない)」と道案内をしてくれる占い師がいるのですが、主人公以外のメンバーをすべて女性にすると「色香に狂ってはいかん!」と叱られたり、5人で旅をしているときに、魅力的なキャラが仲間になりたいと申し出た時に、外すメンバーを選ぶと「いやだよ!」と抵抗されたり、戦闘で特定のメンバーだけ戦わせて、ほかのメンバーを「防御」で何もさせないでいると、そのメンバーが戦闘後、怒って「私は出ていくわ!」というセリフとともに消えたり。
 あと、魔法使い系の仲間に多かったような気がしますが、仲間になりたては戦闘中に勝手に魔法を使ってMPを無駄遣いするけど、時間の経過とともにそれが落ち着いて、プレイヤーの指示に従ってくれるようになったり・・・。そんな小さな驚きが嬉しいゲームでした。

 ああ、語っているとまたプレイしたくなってきた(笑)。

 さて、ゲーム紹介はここまでにして、そろそろ「抜きゲー」の話に戻りましょう。管理人は、このゲームをどのように「使って」いたのか。
 まず、このゲームには一枚絵が存在しません。視覚的に訴えるのはキャラのグラフィックだけで、かなり小さいので表情すらよくわかりません。でも、想像が掻き立てられるこの雰囲気が好き。


▲ゲーム画面(ただしこれは「ティル・ナ・ノーグⅤ」から)
 顔はほとんど見えませんね。でも、なんか女性キャラのグラフィックがエロかったんですよ(単に管理人の目が欲に汚れていただけかもしれない)。

 そして、実際に「抜く」のは、戦闘で敗北しながらです(当時からそんな性癖だったんですね、自分)。しかもそれには決まった手順というか流儀(?)がありまして。

 主人公以外はすべて女性のキャラクターにします。男は不要です! 戦う敵は単体がいいですね。そしてメンバーが一人ずつ順番に片付けられて、最後は主人公がヤられる、これが最高です。敵も女性型がいいですが、ウェアウルフ(人狼)のようなパワー型も好き。戦うときは、敵のターゲットになっているメンバーだけ戦わせて、ほかのメンバーは「防御」で傍観させます。ボッコボコにされているようで興奮します。一人がヤられると、次のターゲットになるメンバーに戦闘指示を出して、また1対1で戦わせます。最後は主人公。
 ちなみに、ターゲットになるメンバーは、基本的にターゲット選択時(一人がヤられると次のターゲットが選ばれる)に、その敵に一番近くにいるメンバーなので、次にヤられたいキャラを敵の近くに移動させておきます。これで、プレイヤーが思い描いたとおりの手順での敗北が可能です(笑)。
 単体の敵がいいのは、「次に誰がヤられるか」の状況をコントロールしやすいからです。

 抜くのに使える魅力的な敵は多数存在するのですが、一番はやっぱりラスボス「死の女神」でしたね。
 ちなみに、このゲームはラスボスにもいくつかパターンがあります。多くは男型ですが、この「死の女神」と「妖魔の女王」が女性型でした。そして、このラスボスの魅力は火力(魔法攻撃)が弱く、格闘型の敵なんですね。全体攻撃がないので、一人ずつ順番になぶってもらえます(笑)。ラスボスが待ち構える塔の最上階に到達すると、まず全員の装備を外します。これで絶対に勝てなくなります。
 次に戦闘開始時のフォーメーション(キャラアイコンの並び方)を変更し、ヤられたいキャラの順番を設定。自分は仲間にした王女さまを先頭に立たせて、最初のターゲットにします。
 そしてメンバーのHPを全回復。さらにMPを調整します。これは、各メンバーが使えるHP回復魔法の消費MPの倍数に調整します(理由は後述)。

 戦闘が始まり、ラスボスが貧弱な魔法攻撃を使い果たして(ラスボスのMPがなくなると)格闘戦に移行します。ラスボスと王女さまの1対1の格闘戦。もちろんこちらの攻撃はほとんど効果がなく、敵からの大ダメージでHPがバンバン削られていきます。
 メンバーは回復魔法のみで王女さまを援護しますがヤられる時間だけが長くなるだけです(笑)。そしてメンバーのMPも尽き、王女さまが倒され、ほかのメンバーも次々にヤられ、最後は自分(主人公)がラスボスにヤってもらえます(表現がおかしい)。
 各メンバーがヤられるとき、HPはもちろん、回復魔法を使い果たしたときに、数値を調整したMPもゼロになっています。こうすると、完全敗北感が増して好き。
 最後に表示される「●●●(主人公の名前)は死んだ!」のメッセージを見て達するわけです。

 えっ!? 自慰を実況するな? 気持ち悪い?
 ・・・・・・・・・ごめん(笑)。

 ちなみに、最初の頃はラスボスにフルボッコにされてヤられるシーンを想像していましたが、自分が堕ちてくる・・・、じゃなかった、妄想レベルが上がると、ラスボスからエッチなことをされてHPが削られていると想像するようになりました。致命的損傷(痛恨の一撃)の大ダメージは中出し、みたいな(笑)。
 この戦闘を準備するために、ラスボスが「死の女神」で、王女さまと一緒に旅ができる(最初から塔にさらわれているシナリオの場合は仲間にできない)条件のシナリオができるまで、何度もシナリオジェネレーター機能でシナリオを作り直したりしていたなあ・・・。

 最後に、当サークルとお付き合いの長い人なら、気づいたかもしれませんね。
 管理人が最初に作ったゲーム「魔法剣士アリサ」の敵、「死の女王」は、ティル・ナ・ノーグの女性型の敵の名前を掛け合わせたものです。また、敵の攻撃は全てエッチな攻撃、妖精リリーが回復魔法をかけながら何度もアリサがヤられていく・・・という状況は、この自慰を直接的に表現したものだったりします。

 つまるところ、管理人がエロゲーを作りたいと思う根源的な動機は、自慰のオカズにしてきた妄想を、実際の形にしたかった、ということなのかもしれません。
 ヤられかたを選べるギャラリー機能の充実も、その結果なのでしょう。

 えっ? 「つまり管理人のゲームは、自分自身の自慰を表現しただけ?」「キモい、ドン引き、もう買わねえ?」
 ・・・・・・・・・・しまったあああああっ!!

 いえ、管理人は皆さまが楽しめるゲーム作りを目指して、そしてエロゲ文化の発展を切に願いまして・・・、
 ねえ、聞いてる? ねえってばあっ!?

 ・・・以上、本日の茶飲み話は「管理人の言葉を信用してはいけません」という注意喚起(?)でした。
 それでは、また。 

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