茶飲み話70 やっぱり美少女キャラの命は顔だよね(?)

 皆さまこんにちは。
 一鉄工房管理人のOIGUMO(老雲)です。

 すっかり寒くなってきましたね。
 コタツを出すと廃人確定なので、ここ数年はもっぱら膝掛け毛布派になった管理人です。

 さて、本日の茶飲み話のタイトルですが、最近はあまり見かけなくなったくらい古い煽り文句ですね。この後に「男は年収~」という類いのフレーズをくっつけると、一昔前の炎上案件になりそうです。常に人生周回遅れで走って・・・、いや、のっそり歩いています。まあ、他人との競争や比較以前に、そもそも異性に相手にされない管理人には縁のない案件でございます(笑)。

 記事のタイトルの意味なんですが、それをご説明する前に、ひとつゲームをご紹介します。といっても、これは今日のお茶請けではなく、あまり深くは掘り下げません。話しのとっかかりのようなものです。


▲C$(シードル)様制作の「最終魔導兵器メイジロイド」。

 2012年発売…って、もう10年以上になるのか(しみじみ)本日使用の画像は、販売ページと無料体験版からの引用です。

 DLsite歴の長い人であれば、懐かしい、と感じられるかもしれませんね。
 ジャンルとしては3Dアクションで、主人公は真ん中の白い女の子(切り替え可能)。確か手からビームのようなものを出して(うろ覚え)、男型・女型の淫魔(表現が完全ではないかも)と戦います。敵に拘束されるとアーマー耐久値が減少、ゼロになるとアーマーブレイク、その後拘束されるとHなアニメーション再生が始まり、脱出はレバガチャで、という仕様です。基本に忠実な構成(?)です。
 全4ステージで、ゲームとしてのボリュームは少ない方だと思います。アクション苦手王な管理人はザコ敵1体すら倒せませんが、最初からギャラリー全開なので問題はありません。


▲ギャラリー画像。

 もっぱら観賞用。というか、管理人はまだまだ現役で時々使用(何に?)していて、アニメーションは今でも通用しそうなくらい秀逸です(管理人の感想です)。レズレ○プ(ふたなりではない)があるのも貴重で嬉しいところ。個人的にはキスが大好きです。
 古い作品でまだ知らない、という人がいらっしゃいましたら、ぜひ体験版だけでも覗いてみてくださいませ。

 この作品では、ヒロインがHな攻撃で絶頂させられると、魔力の上限値に制限がかかって実質的に弱体化していきます。そして、弱体化が一定程度進むとHモーションの外見が少し変化します。


▲最初の頃の反応


▲弱体化(ゲーム中では「汚染」と呼ばれる)が進んだ後の反応

 微妙な違いですが、お気づきになられましたか? そうです。表情です。弱体化した後は瞳のハイライトが消え、口元には涎が流れています。
 いいですねっ(力説)!

 もう一つ、お気づきになられましたか?
 そうです。今日のお茶請け、というか話題は、やっぱり美少女キャラの命は顔(表情)だよね! ということなんです。

 美少女ゲーム、というジャンル名を考えれば、ヒロインの顔が美しいのは当たり前。でも、その中でもゲーム中に見せるヒロインの表情に魅入られた経験をした人も多いことでしょう。それが笑顔なのか、怒りや嫉妬か、寂しさや愛しさか、哀しさや決意なのか、それとも恐怖や諦めなのか、あるいは蔑みか嗜虐なのか、このブログを読んでいる人は最後が多いような気もします(笑)が、なにはともあれ、表情はそのキャラの魅力を表現するための重要な要素なのだと思います。

 それともう一つ、ヒロインの表情には重要な情報が含まれます。美少女ゲームには当然のように、そして現実にはありえない頻度や内容での性描写が登場しますが、ヒロインの表情には、その性行為をどのように受け止めているのかという、作品の世界観ともいえる根本が表現されていると思うんです。

 恋愛系のゲームであれば、程度、経過、内容は千差万別でも、基本的にはお互いに望んだ性行為を喜ぶものになるでしょう。従って、表情もそれに準ずるはずです。でも、管理人が好むような「戦う」ヒロインものであれば、ヒロインは相手を倒すべき敵と考えているはずで、性行為に持ち込まれる危険性への認識はあっても、Hをしたい相手ではないはずです。
 従って本来であれば表情は、嫌悪、拒絶、憎悪、苦痛、屈辱、我慢、諦め、・・・といったネガティブな要素で満ちるはずです。

 確かに、そういったジャンルの作品もあります。半年ほど前に買った作品なんですが、


▲ばっくゆあらっく様の「巫女鬼姦」が強く印象に残る作品でした

 この作品は、まずボリュームが凄いです。強い巫女がさらに強い敵に出会い、不利になって犯され、隙を見て反撃しても効かずに絶望していくなど、バトル描写だけでも満腹感があります。
 もちろんエロシーンも充実。流血表現など全体的にハードな暴力・陵○作品です。

 作品のクオリティには圧倒されました。戦うヒロインが作品のごく序盤で無力化されてエロに特化する作品が多い中で、一つのバトルを最初から最後まで描ききる作品への情熱は非凡で、希少な作品です。ただ、個人的にはあまり萌えなかったんですね。だから、趣向が合わなかったんでしょう。
 最初から最後まで、ヒロインが一貫してエロシーンを嫌悪し、拒絶し、苦しみながら果てていくという展開は、どうも自分には合わないようです。

 皆さまは、エロシーンのヒロインに、どんな表情を期待されますか?
 それを自分で意識できるようになれば、趣向に合ったゲームを探す一助になるかもしれませんね。管理人もエロゲの販売ページを見るとき、エロシーンのヒロインの表情が、購入を判断するための直感的な材料になっているように思います。

 では、ここからは管理人の趣向について書いてみたいと思います。これは必然的に、「自分がゲームを作るなら、こんな表情が多くなりそう」ということでもあります。
 まあ、ストーリーの都合で、これ以外の表情が出てくることはありますし、未来の様々なゲームとの出会いで、この趣向が変わる可能性も多々あるので、あまり信用してはいけません(笑)。

 管理人がゲームのヒロインに期待するシチュエーションとしては、まずヒロインは最初は性に未経験で、でも、興味がないわけではない。男と女が何をするのかは知っている、だけどどういう過程(お付き合い等)を経て、どういう状況でそこに至るのかについては、まだ十分にイメージできない、というような感じです。
 そのため、敵が裸になったり、性的な接触を求めてきたときは、まず赤面したり緊張して戸惑ったりする。そして行為が始まると、現実にはありえない(エロゲだからね)くらいの快感に翻弄されて、どう反応したり抵抗すればよいのかわからずに主導権をとられてしまう、という表情が好きです。


▲以前もブログのネタにした「紅神楽」のHシーン。サンプルページからの引用です。

 一例を挙げると、上記のような感じ。大好きなイラストレーターの山本和枝氏の作品です。戦うヒロインの敗北Hシーンだけど、個人的にはあまり暗いイメージを感じません。このCGから読み取れるヒロインの感情は、もちろん見る人によって様々だと思いますが、管理人としては、驚き、衝撃、そしてあまりに強い快感になす術がなく一方的にヤられている感じがしていいですね。ヒロインの快感ダメージの大きさが感じられるのが好き。ちなみに、このイラストは敵ヒロインの表情もお気に入り。多弁で嗜虐的な表情もいいんですが、無表情で事務的に、ヒロインのエナジーを奪っている感がたまりません(笑)。


▲こちらはアリスソフト「シェル・クレイル(※)」のサンプルページからの引用です。
 ※現在はソフト会社公式サイトから直接はアクセスできないようです。

 ちなみに、このゲームは未プレイです。昔、サンプルCGに見惚れて、しばらくぼ~っと眺めていた経験があります(笑)。戦うヒロインを題材にしたものではありません。

 ある程度ゲームが進行し、何度もヤられを経験した後という条件であれば、こんな表情も好きです。抵抗しても無駄ということをわからされてしまい、せめて快感に流されまいと気持ちの上では抵抗するんだけど、敵の圧倒的な快感攻撃の前に身体はいうことを聞かずに感じてしまい、嫌だけど声が漏れ出てしまう。後は果てるまで翻弄されてしまうだけ。
 管理人はこの表情からそんな情景を想像してしまうのですが、皆さまはどうでしょうか?

 ちなみに、もう少し管理人の好みを語れば、ヒロインがヤられ続けて堕ちていっても、「完全には堕ちない」具合が好きです。たとえ強烈な快感で体力が尽きても、絶望で気力が枯れ果てようとも、理性は完全には壊れずに、静かに気を失っていくような感じでしょうか。
 別人のように快楽を貪ったり、アヘ顔でピースサインをしているようなCGは、どうも苦手な管理人です。あと、体中にラクガキされているようなシチュエーションもNG。やっぱりヒロインは最後まで、たとえボロボロでも綺麗でいてほしいですね(妄想)。

 ・・・Hシーンでのヒロインの表情は、作品によってはプレイヤーの性癖を鋭く突いてくるものですが、その反面、特徴が強く押し出されれば、その表情が好き・嫌いの反応が分かれてくるものでしょう。
 だからでしょうか、万人受けを狙った作品では、表情のバリエーションが少なめで、ヒロインが何を考えているのが読みにくいCGが多いような気もします。

 もっとヒロインの「本気の表情」が見てみたい。
 自分自身の好き嫌いはもちろんありますが、たとえ趣向が合わなくても、表情が多くを語ってくれる作品に触れた後は、作者が表現したかったものがダイレクトに伝わってきて、心が動かされる気がします。
 これからも、そんな作品とたくさん巡り会いたいなあ、そんなことを考える今日この頃です。

 というわけで、本日は「女の命は顔だよね」というお話でした(タイトルよりさらに煽り加減を強めてどうする)。
 表情については、もう少しお話してみたことがあるので、訴えられて公判・・・じゃなかった、来月の後半に続きます。
 それでは、また。

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