茶飲み話69 同じ作者、テーマ、クオリティの2作品。なのになぜ満足感が違うのだろう?

 皆さんこんにちは。
 一鉄工房管理人のOIGUMO(老雲)です。

 さて、本日は茶飲み話の前に、自分にとって少し嬉しかった話題をば。
 8月3日のこと。当サークルの「被虐闘姫シスカ」の販売ページに、新規のレビューが1件書き込まれていました。制作にあたって一番力を入れたギャラリーを評価してくださる内容で、読んでいてとってもご満悦な気分(?)になりました。こうした前向きな書き込みはとっても嬉しいですし、なにより、7年も前の作品を見てくださる人がいるということにとっても勇気をいただきました。ありがとうございました。

 では、自慢めいた(?)前置きはここまでにして、本日の茶飲み話を始めていきましょう。
 今回のお茶請けはゲームではなく、マンガ作品をご紹介したいと思います。ただ、作品の紹介や評価というよりは、「同じ作者の、同系統の2作品を読み比べたら、自分の性癖が見えてきた」という、とっても主観的な内容ですので、いつも通り、あまり読む価値のなさそうな雑談でございます。まずはその点をご承知おきくださいませ。

 ここから本題。
 その作品は、「ワラビモチー」様が制作されたマンガ作品のうち、


「水星の敗北2」と


「火星の敗北」です。
本日の画像は、いずれも販売ページからの引用となります。

 ワラビモチー様は、戦うヒロインをはじめとして幅広いエロ漫画を発表されていて、この記事を書いている時点でDLsiteで90作品を販売し、また、このCi-enサイトでも月4回程度の定期更新を行うなど、精力的に活動されている方なので、その作品をご覧になられている人も多いかと思います。
 個人的には、趣向の合う部分も、あまり合わない部分もあり、全部の作品を追いかけているわけではないのですが、新作を発見したらとりあえずチェック、という状況がずっと続いている作者様でもあります。

 すでにお気づきかと思いますが、この2作品、同じ系統の作品で、両者ともセーラー〇ーンのヒロインを題材にした作品です。登場するヒロインもそうですが、戦う敵も概ね同じ(ちょっと「火星」は人外っぽいけど)で、負ける過程もよく似ています。でも実は、個人的には前者が好みで、後者は少し物足りない、というのが管理人の感想です。
 といっても、評価の高低、という意味ではないんですね。クオリティは両者とも安定しています。「なんでかな?」と自問自答したことが、本日の茶飲み話のネタになっているだけです。

 敵は無表情ながら責め言葉が多めのふたなり。「火星~」は下半身が人外ですがそこは気にならない。展開としては両者とも冒頭で敵の催○系の技でヒロインが無力化されるのでバトル描写は少なめ。時々ヒロインが正気を取り戻して精神的に屈さない態度で応酬、そして責めがよりハードに。ひたすらエロ重視のスタイルです。うん、理想的な展開♪


▲「水星~」では、敵は人型でオーソドックスな性交描写が多め。


▲「火星~」では、下半身が人外なので、その形状を活かした描写が多めです。

 というか、両者ともキス描写は管理人のどストライク(笑)。やっぱりキスが魅力的だといろいろ捗りますね♪

 この2作品の違いは、フィニッシュ(絶頂・中出し)の回数の違いでしょうか。前者が後者の2倍ほどあります。ページ数の違いもありますが、「水星~」がさまざまに体位などを変えながらスピーディーな展開で次々にフィニッシュに導かれているのに比べ、後者は責め方が少しゆっくりで、また途中でヒロインのパンチラやヒロピンの描写が多めで、結果としてフィニッシュ描写が少なめになっています。どちらが好みかは、個人的な趣向に左右されるんだろうと思います。


▲「水星~」のフィニッシュ描写。ナカに、口に、身体に、これでもかと注がれます。
何気にヒロインがつま先立ちなのがエロいですね、ヒロインの手が膝に添えられているも、ほかの作品ではあまり見ない、独特なポイントだと思います。

 さて、ここまで文章を綴っていて、「じゃあ、自分はフィニッシュ描写が多ければ多いほどいいのか?」と自問しても、回数の問題ではないような気もします。
 例えば全ページがフィニッシュになればそれでいいのか、といえば、「そうじゃないよなあ」という気分になります。

 管理人は、戦うヒロインを題材にした作品を見るとき、「敗北した後のエッチシーン」って、あまり興味がないんですよね。
 力尽きて抵抗できないヒロインがヤられる、というシチュエーションは、なんとなく単なる「コスプレしてのエッチ」にしか見えないんです。
 いや、決してその状況に魅力がないとは言うつもりはないんですが。

 それよりも、強いヒロインが、さらに(できれば圧倒的に)強い敵ヒロインに弄ばれ、戦いの合間にエッチなことをされて、フィニッシュに導かれて、それでもヒロインは抵抗をあきらめずにフィニッシュが繰り返されて、ヒロインが体力的に、そして精神的に徐々に追い詰められて、そして最後に見せ場となる盛大なフィニッシュでぐったりとエロく力尽きて敗北する、そんな状況にこそ萌えますし、それこそ「戦う」ヒロインの醍醐味だと考えています。
 管理人のこれまでの作品「アリサ」や「マリカ」もそんな戦いをイメージして作成していたなあ。

 今回ご紹介した2作品は、方向性としてはどちらもこの条件を満たしていたのですが、「水星~」の方が、より密度が濃く、スピーディーにヒロインが何度もフィニッシュに導かれ、「負けていく」過程が描写されていたので、より深く管理人の性癖に突き刺さったんだと思います。
 うん、自分の性癖を再確認した思考過程でした。

 以上、本日の茶飲み話は、「エロ漫画の比較で時間を浪費するような大人になってはいけません」という教訓話でした(?)。
 それでは、失礼します。

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