茶飲み話68 エロCGは動くのに、リョナCGはなぜ動かない?

 皆さんこんにちは。一鉄工房管理人のOIGUMO(老雲)です。
 長かった夏も終わり、やっと涼しく…と思ったら、寒っ!
ほんの1週間で季節が一気に進んだようで、油断ならない気候で困りますね。

 さて、本日の茶飲み話のお茶請けは、ノルボン様が公開されている「マヒロSTAND UP!」です。トップレスボクシングを題材にしたゲームです。そういえば、4か月前もボクシングをテーマにした作品の記事を書きました。
 管理人が好きな打撃系リョナとボクシングは、やっぱり相性がいいですね。

 この作者様の作品の最大の魅力は、なんといっても絵です。肉付きがよい少女ボクサーの顔面やボディに深く食い込む強烈な打撃。もちろん、その時の表情も最高です。個人的にはエロもリョナも「表情」が大きな描写ポイントだと思っているので、この表現力の高さは本当に素晴らしく、管理人の自家発電もとっても捗ります(笑)。

 ゲームの中では、4つの戦いが描写されます。

 1つ目はメインヒロインと、同じボクシングサークルに所属する主将(男)の試合。この結果により恋愛描写もあります。
 2つ目は主将と敵ヒロインの試合。主将ボロ負けで敵ヒロインの強さを際立たせます。
 3つ目がメインヒロインと敵ヒロインの試合。これが一番中核的な内容です。
 4つ目は3つ目に敗北したときに展開される、メインヒロインの後輩(男)が敵ヒロインに復讐戦を挑み返り討ちに合う試合。ショタ要素があり。

 管理人はエロでもリョナでも男は不要! というスタンスなので、以下、3つ目の試合だけを語ります(笑)。

 敵ヒロインいいですねっ!
 金髪褐色性悪最強ギャル(根はいいところもある)。最高です。そういえば以前、この茶飲み話で「絶望女子ボクシング」という実写のボクシング作品を紹介させてもらったことがあるのですが、それとこのゲームの敵ヒロインが重なって見えました。イイデスネっ(2回言ってる)!

 さて、ゲームの内容としては、決定キーで読み進めるアドベンチャーゲームという形で進みます。途中の選択肢で勝敗や展開が変わります。
 ただ、この手のゲームに多い「立ち絵+テキスト」というような静的な印象ではなく、多彩なカットインや、要所要所で挿入されるLive2Dを用いたリョナシーンでモーションコミックとでも表現するような、かなり生き生きとした「動き」を感じる作品です。技術力も表現力も半端ありません。

 そして、時折、自家発電をするのに最適な、(ボコボコにされている)素晴らしいシーンがあります。ぜひここでそのシーンをご紹介をしたいところなんですが、製品版の内容になりますので、管理人の拙いテキスト紹介でご辛抱くださいませ(笑)。

 個人的に刺さったシーンとしては、1つは敵ヒロインの上半身が画面いっぱいに表示され、一定間隔ごとにその体が上下しておっぱいが揺れます。
そして、そのタイミングに合わせて、メインヒロインの顔が殴られているカットインが5種類、順番に繰り返し再生されます。プレイヤーが決定キーを操作するまで、延々と繰り返し再生が続きます。管理人が、「ああ、今、この敵ヒロインにボコボコにされているんだあ・・・(恍惚)」になってしまうシーンです(笑)。

 さらにもう1つ、「いい表現だなあ」と思う独特のシーンがありまして。
 コーナーに追い詰められているメインヒロインを描写したシーンですが、画面に表示されているのは、ヒロインの足元から上半身(胸あたり)までの背中。
 つまり、ヒロインの後ろ姿で、顔などは見えません。そして、最初はひざを少し曲げているのですが、バン、バン、という打撃音とともにその膝が伸びるアニメです。コーナーに追い詰められたヒロインが、敵に一方的にボコボコにされていて、一撃ごとに体が上下に浮き沈みしているわけですね。
 実際の打撃を描写せずに、プレイヤーの想像力に訴えかけているわけです。
 たまらなく興奮しました(笑)。

 いやあ、この作者様は変態だ!(尊敬)

 ・・・とまあ、大満足なリョナ作品でした。
 作者様はこの後は漫画作品を制作されていまして、こちらもとっても楽しませてもらっています。

 つい先日発売された最新作。いいですね、女王様最高です。やっぱり、このくらい圧倒的な強さの敵にボコボコにされたい衝動に駆られます(?)。

 ところで、この作品を楽しんで、考えたことがいくつかありまして。

 1つは、このような「動くリョナ」作品って、あんまりないなあ、ということです。エロゲではエロシーンがアニメします、ぬるぬる動きます、はよく聞くPRになっていますが、リョナはまだまだ動きませんね。
 その意味でも、このゲームはかなり貴重な作品だと思いました。

 そしてもう一つ、この作品がRPGみたいなバトルにならないかなあ、とも思いました。この作品の形式は、決定キーを押して読み進めるスタイルです。つまり、何度遊んでも同じ展開になるということです。
 もちろん、そんな表現方法もアリだと思うのですが、RPGのバトルのように、毎回、違う展開になったら面白いのではないか。例えば、ボクシングならリョナ攻撃(殴る)を、顔やボディなど、種類ごとに短いアニメとしてパーツ化して、それをランダムに再生するだけでも、毎回同じ展開のアニメとはまた違った表現になりそうな気がします。

 誰かそんなゲームを作ってくれないかなあ?

 ・・・自分で努力もせず救世主の登場を期待しながら、本日のお茶会はこれにてお開きです。それでは、また。

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