茶飲み話74 ブログ更新再開1周年

 皆さまこんにちは。
 一鉄工房管理人のOIGUMO(老雲)です。

 年度も改まって春本番ですね。社会人になって歳を重ねると、昔ほどの刷新感といいますか、高揚を感じることはないのですが(笑)、それでも街の雰囲気が華やいでいるなあ、と気づかされます。

 さて、今回のタイトルの通りですが、ブログの更新を再開してから1年が経過しました。いつもこのブログを読んでくださっている方、そして、「いいね」やコメントなどの評価や反応をくださっている皆さまに、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

 その節目に1年を振り返って、というほど大層なものではないのですが、今月と、そして来月の記事については、いつものような茶飲み話の内容とは異なるスタイルで進めていきたいと思います。
 とりあえず今月は、管理人の現状報告や、この1年間に考えたことなど諸々を書き出してみて、来月は、自分自身の性癖や今後作っていきたい物のイメージを見つめていきます。というわけで、特定のゲームを取り上げて中身を見ていく、ということはしませんので、それを期待されている場合は、今月と来月の更新はスルーしてやってくださいませ。

 ではさっそく、始めていくことにしましょう。

 この1年間、定期的に記事を発信して感じた1番のことは、

楽しかったなあ

 …ということでしょうか。
 いや、まあ、こんな小さな記事達でも、定期的に続けるということはけっこう大変なもので、しんどさを感じた、もっと正確に言えば記事を作成することは楽しいけれど、日々の生活の中から作成の時間を割くことが厳しいなあと改めて思い知らされた感があります。
 でも、続けたことで自分の意識がゲーム製作から離れなかった、やっぱり自分はエロゲが好きで、そして、ゲームを作りたいんだ、ということが理解できました。

 では、この期間の実際の制作活動はどうだったのか、といえば、三歩前進二歩後退、一歩前進二歩後退という有様で、ネタは散らかったまま積み重なっているのですが、実際の制作につながっていない、という膠着状態が続きました。
 もう少し具体的に言いますと、自分にはいくつか制作したいゲームのイメージがあり、その中でも1つ、「絶対にこれを作りたい」というものがあります。ですが、それを実現するには技術的な問題があり、また、制作規模がやや大きいこともあり着手するのにためらっている。
 着手の前に、もう少し規模の小さなゲームから作り始めようかと考えて、タイトル、内容、シナリオまで決めたけれど、少しパンチが足りない、そんな気がして悶々として作業が進まない…で今に至ります。

 次の1年で、この膠着状況が打破できるのか!?
 …ここで突破できなければ、一生制作できないような気がする(笑)。
 とういわけで、このヘタレが次の1年間でどう変わるのか、乞うご期待です(期待できねえ)。

 では、話題を少し変えましょう。

 この1年間、ゲーム紹介を続けてきて感じたことは、「自分はゲームを本気で遊んでないなあ」という思いでした。
 いつかの記事でも書いたのですが、自分が同人エロゲをプレイする動機が、あっさりヌけたらいいな、という感じになって、ゲーム製作者が心血を注いで作ったゲーム部分を楽しむ余裕を失っています。疲れているんです。

 日々の糧を得るために煩わしいことをしなければいけない社会人です。それは仕方のない側面でもあるのですが、ゲーム製作をしたいと考えている人間にとって、これは結構深刻な問題です。単純に、ゲーム製作する時間と体力がないよね、という問題ではないのです。

 ゲーム製作に必要な、勉強というかインプットをする作業を放棄している気がします。
 どういうことかと言うと、創作活動の動機になるようなエネルギーは、さまざまな作品に触れて、「これ面白いなあ」とか、あるいは「これは自分ならこう表現したいなあ」と感じることから生まれてくることが多いからです。

 以前、自分が制作したゲームについて、謎解きなどの元ネタをご紹介した記事を発信したことがあるのですが、これは自分のパクリ僻が漏れた(?)というわけではなく、ずっと印象に残るような作品や、あるいは現実の出来事に出会った、その蓄積が「自分もこんな面白い作品を作ってみたい」という動機につながっていることを意味しているような気がします。

 ひとつの作品や出来事を、手に取ってじっくり見てみる。考えてみる、角度を変えて眺めて見る、自分なりに嚙み砕いてみる、形を変えてみる、そんな作業が、物事に興味を持ち続けたり、何かを作り出す作業には欠かせないと感じるようになりました。この作業を怠ると、すでに体験したことを繰り返し楽しもうか、という発想にとどまってしまって、その状態が長く続くと、物事への興味や意欲が減退していく、今の自分のような状態になるのかなあ、と反省する今日この頃です。

 そんな想いから、「よし、これからもっと本気で遊んでやるぞっ!」と心に固く誓う社会人●●年目のオトナな管理人なのでした。

 …いえ、これは決して次の2周年で「遊びすぎてゲーム制作できなかった!テヘッ♪」と言い訳をするための伏線ではありませんからね。
 そこは察して! 深く察してっ! 空気読んでっ!

 というわけで本日は、1年後の未来を明るく暴き出…、じゃなかった、照らし出す(?)記事になりました。
 それでは、また。

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