シロフミ 2020/08/05 21:43

小ネタ:「腸揉み」の話。

あまりに放置期間が酷くて怒られてしまったので
適当に書こうと思っていて結局放置していたものを貼り付けます。




 十○歳女子高生。創業3周年の割引きが当たり、高額のエステ体験に訪れることになる。
 そこで最近人気だという特別コースの「腸揉み」を体験することに。もともと便秘症の酷くて悩んでいた彼女、消化器系の活性化、内臓の血行を良くして冷え症などの改善ができると言われて安易にOKしてしまった。これからどんな惨事が自分を待ちうけているかも知らぬままに。
 そも、彼女にしてみればすでにそれが当たり前の「日常」であったためまったく気が回っていなかったのだが、彼女、実は今日で便秘6日目という有様であったのだ。物心ついて以来、それがいつものことであるため食事療法などもあまり気を使うことなく、彼女の動きの鈍い排泄器官、折りたたまれた腸内には途方もない分量の汚物が貯蔵されていた。
 彼女、基本的に正常な排泄とはもう5年以上もご無沙汰であり、トイレに入っても便器を跨いでころころした兎の糞みたいなものをほんの少し、頑張って押し出すか、あまりに便秘が長期間及ぶため、強い整腸剤を使ってトイレに駆け込むのがいつものこと。
 たかだか6日程度では、自分が長期間の便秘であるという意識すらなかったのである。
 この「腸揉み」、腹部を中心に腸の活性化を促すマッサージであり、温熱と香草成分を含んだオイルでの腹部の整腸作用を促すものである。施術担当の女性から服を脱ぐよう指示され、下着だけになってベッドに横になった少女。施術開始からもののの5分で、腸へのダイレクトな刺激はてきめんに効果を露わした。
 すっかり排泄とはご無沙汰だった少女の下腹部はぐるぐると恥ずかしい音を発し始め、ごぼごぼとみっともないガスのうねりすら起こしてしまう。オイルマッサージによって血行の良くなった腸がみるみる動き出し、腸内細菌が活性化、じっと動かなかった粘膜がうごいてガスを発生させ始めたのだ。折りたたまれた腸の中に安置され動く気配のなかった排泄物の塊が、一気にうねりを増した腸の蠕動によってにわかに実体感を増してくる。
 この「腸揉み」の最中に屁意、便意を催すことはよくあることであり(というかそれを目的にしている施術でもあるので)、エステの施術師は、少女の驚きや困惑といった反応は見慣れたものだ。特段言及することもなく落ち着いて施術を続行するが、そのプロの接し方が少女にとって却って羞恥を煽る。
 女子高生はついにおしりの孔をきゅっと閉ざしオナラを我慢してしまうが、行き場を無くしたガスは腸内へと逆流してさらにぐるぐるとみっともない音を立てる。血行の良くなった腸は活発に動き、もう以前のようにガスを圧縮して貯蔵させてはくれない。寝そべったまま何度も直腸に恥ずかしい空気を送り込んでは、必死に排泄孔をすぼめてそれが腸内に戻るように押し戻すばかり。しかしそれはガスが激しく動き回ることによって一層腸内の活性化をもたらすばかりだった。
 この屁意を堪えて、ガスを噴出させそうになり盛り上がる括約筋をきゅうっと引き絞る動作は、普段少女が意識もしていない排泄孔を何度も自発的に動かす運動をもたらし、これによって小さな孔は柔らかくほぐされ、腸内の血行はさらに増し、活性化は進む。
 ここで施術師は少女をうつぶせにし、おしりを突き出させて排泄孔のマッサージも施す。ここを柔らかくしておかないと、ながらくの便秘で水分を吸われ切ったかちかちのものが出る時に傷つく可能性があるからだ。動揺するが、一連の「腸揉み」の正しい手順で腸の血行活性化ということを説明され、恥ずかしいのをこらえて応じる女子校生。ついにはオイルマッサージで直接おしりの孔までを揉まれ、ぷっ、ぷうっ、ぷすすぅっと恥ずかしいガスのお漏らしをしてしまう。
 さらに女子校生は脚を抱えられて左右に身体をよじる、柔軟体操のようなものをほどこされ、激しく腹部を圧迫される。タイミング悪く出口に向かって大量のガスが流れ込んだ所にクリティカルヒットで腹部を圧迫され、女子校生はついに寝そべったままぶぶっぶびっぶぼぼぅぅうっ!!と派手なオナラの爆音を響かせてしまう。
 6日目のガスは下着越しとはいえ猛烈な臭気を伴う非常に濃密なものだった。プロの施術師は「よくあることですから、気にしないで結構ですよ」それにもあまり言及せず施術を続ける。しかしそんな施術師をしても思わず顔をそむけたくなるほどの悪臭であったのは確かで、ここで少女は6日目の便秘がいかに異常な事態であるのかを理解させられ、羞恥はさらに煽られる。
 この感情の高ぶりに、自律神経が過剰反応。少女はさらに数度のガスを発射させてしまう。
 今度はばすっ、ぶすっ、と押し出されるような音。匂いは一層新鮮なものに変わっていた。先程までの、長らく腸内に圧縮格納されていた古いガスとは違い、腸揉みで効率よく解され、一斉に活動を始めた腸内細菌によって新たに発生した新鮮なガスだ。
 そしてぶすっ、と籠った音色は、腸内を降りてきた「本当に出したいもの」の代わりにガスがひり出される証左だった。
 少女は既に猛烈な便意を覚えているが、屁意を悟られガスを撒き散らすところを見られて完全に羞恥で委縮してしまい、せめてマッサージが終わるまではトイレは我慢しようと決意してしまう。
「お手洗いに行きたくなったら、遠慮なく言ってくださいね」
 狙い澄ましたかのようにそんなセリフ。施術師は少女を慮ってそう言ったのだが、さっきのガスの放出や匂いは、少女が激しい便意を覚えていることを示す以外の何ものでもない。いまや女子校生の腹腔内でぐるぐるとうねるのはガスではなく、もっと実体をもった重い塊である。
 腸揉みマッサージの進行とともに、活性化した腸内はいよいよ排泄の準備を続けてゆく。粘膜が腸液を分泌し、水分を吸われてかちかちになった腹腔奥の塊を薄く包み、蠕動を伝えやすくする。
 にち、にちと腹奥からせり上がるように、これまで腸の奥にどっかりと鎮座していた大きな塊が出口めがけて動き出し、腸粘膜の蠕動とうねる排泄欲求に押し動かされてゆく。真っ赤になって息を殺し、おしりの穴から断続的にガスを洩らしながら、激しい便意に耐える女子校生。
 「腸揉み」はいよいよラストを迎えていた。施術師が指二本で、腹部をぐるっと回すように押しなぞる動作を行う。それは実に的確に、出口へ向けて、今まさに敏感になっている腸の肉管をしごいていた。圧迫とともに中身を絞り出すような強烈な動作に、たまらず女子校生はぶぶぶぅ、ぶびっ、と破裂音を下着の奥に漏らし、ピンクの排泄孔を大きく押し広げながらにちにちと盛り上がらせ始めてしまう。
 それは、女子高生が長らく忘れ、体験していなかった、正しい「排泄」の姿。
 整腸剤や浣腸、座薬のそれとは全く違う、圧倒的なまでの「健康な便意」であった。香草オイルとプロの施術によってもたらされる排泄欲求は、苦しさをまったく取り払い、リラックスへと導いたうえでの安全なもの。心地よさすら伴っていた。
 この「腸揉み」は、薬などに頼らず自然の摂理として実にまっとうな、健康的な排泄を促すものであるからだ。
 本来の「排泄」がもつ、心地よさ。少女の身体が5年にわたって忘れていた本当の姿での排泄の時間がはじまっていた。
 少女はついに耐えきれずに声を上げ、施術を止めてトイレに行こうとするが――ベッドの上に起き上がったところで押し寄せる健康的な便意に耐えきれず、反射的に下腹に力を入れてしまう。途端にぬちりと排泄孔が大きく広がり、めくれ上がった粘膜を晒す。本来なら先端を押し出すだけでも苦しく痛みを伴ったであろう太く硬い大きな塊が、すんなり少女の排泄孔から押し出されてきた。おしりを押さえ、声を上げてしまう少女。施術師はここで羞恥から排泄を中断させるのは良くないと判断、少女の手を押さえて、持ち上げてしまう。
「大丈夫ですよ、恥ずかしがらないで」
 まるで悪魔の誘惑のような囁き。猛烈な羞恥が少女を襲う。しかし、「快便」という言葉の通り、整腸剤や浣腸に慣れ切っていた女子校生の身体には、あまりにも爽快な排泄だった。丹念なマッサージで血行を良くされ揉みほぐされ、肉色の輪を広げて大きく拡がって裏返る腸粘膜から、腸液にくるまれた塊が押し出される。
 下着を盛り上げみちみちちと押し上げられたかたまりは、少女の下着の中にせりあがるようにくねり、押し出され、白い布地を茶色く染めながら、なお硬いごつごつとした形を保ったまま押し上げ、盛り上がる。
 滑る粘液とオイルに濡れ透けて光る股布部分を押し上げるその形は、くっきりと半透明の下着の中に浮かび上がった。親指と人差し指で作る輪よりもはるかに太く、ひねり出されるカタチは少女の腸奥を写し取ったかのよう。先端部分はすっかり水を吸われて、ぽろぽろとウサギの糞のように崩れかけていた。押し上げられた下着の隙間から茶色いかけらがぽろりとこぼれる。
 直径4センチ、長さ20センチ強にも及ぶ大きなかたまりが、下着の奥ににちにちと音を立てて排泄されてしまう。
「平気ですよ、もうお手洗いも間に合いそうにないですし、このままここで出しちゃいましょう」
 さらなる施術師の指示。耳を疑う少女だが、施術師は本気だった。力を抜くように促されてベッドの上に四つん這いになった女子校生の下腹を擦り、腸揉みの施術はさらに続けられる。とたん、破裂せんばかりにうねる快音が下着のなかに膨れ上がった。棒状の塊を覆うようにみるみる少女の下着がみちみちと押し上げられ、一気に三倍ほどに膨れ上がる。ソフトクリームのようにとぐろを巻きながら下着を押し上げて押しあがる塊は、むっと臭気と熱量を上げた。
 ひり出された質量は途方もなく、重さに耐えかねるようにして、少女の腰に引っ掛かっていた下着がずり落ちる。どさりと落ちたベッドの上、とぐろを巻いて積み上がる、6日分の堆積物。はじめは黒に近いテカリを持ち、濃い焦げ茶色、さらに黄土色の健康的な塊。
 さらに少女の息む先、なお途切れずに、しっかり形を保って良く消化された中身が一本に繋がったままひり出され、ベッドの上に落ちた下着の上に山積みとなってゆく。ようやく千切れたかと思えば豪快なガスの放出を挟み、さらに少女は排泄孔の粘膜をめくれあがらせて排泄を続けた。最初のこげ茶色とは違う、腹奥に詰まっていた新鮮な黄土色の塊がまたも豪快にぐねぐねと積み上がる。
 それは少女が5年ぶりに体験する、正常な健康的な排泄。
「ほら、汚いのは全部出しちゃいましょうね。……気持ちいいでしょう?」
 パクパクと口を開閉させその爽快感に打ち震える少女の耳元に、施術師はさらに怪しく囁く。トイレでするように、ベッドの上に四つん這いのまま、暗示にかかったように踏ん張ってしまう女子高生。
 少女はもはや理性を飛ばし、ベッドの上で6日ぶりの排泄を本格的に始めてしまうのだった。
 さらに数度に分けて腹の中身をすっかり押し出し、山と積み上がる排泄が終わると、今度は腸壁にこびりついていた黒く汚れた老廃物が、腐った泥のようにみちゃみちゃとひり出される。これまで少女の排泄を妨げていた宿便であった。
 さらにそこからガスを盛大に放出し、塊をグネグネとひり出して――うずたかく山のようになるまで、汚れた老廃物をすっかり出し切ってしまう少女。すっかり空になった腸を蠕動させ、粘液を垂らしながら、排泄孔をぷくぷくとヒク付かせてしまう。
 施術師は満足げに頷いて、排泄物を手早く片付け、さらにエステは腸内洗浄コースへと移行していった。成分調整した温水でたっぷりと腸内を清められ、おまるに恥ずかしい排泄姿を何度も披露して、もはや力もなくぐったりと綺麗な水を排泄する女子校生。少女としての尊厳もなくし、何度となく浣腸された温水をタライへと噴きださせてゆく。
 もはや、少女はすっかり、5年ぶりの正常な排泄のもたらす底抜けの爽快感と、おしりの快感に魅入られていたのだった。


 (了)

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