投稿記事

2021年 12月の記事 (4)

柱前堂 2021/12/31 19:47

2021年振り返りと来年の活動目標

2021年の活動振り返りと来年の目標です。

活動振り返り

柱前堂の活動は主にDL販売、同人誌頒布、pixiv 投稿の3つです。

DL販売

昨年からの企画だった新刊を発売できました。
復讐ボディブローに絶対負けない幼馴染

絶対負けない幼馴染を責め抜いた渾身の6万字、おかげさまで好評いただきまして現在の販売数が70本!
DLsite 上でのレビューや他所での感想も頂きまして、主人公のタフな闘いぶりを楽しんでいただけたようで大変嬉しいです。
この規模だとちょっと間隔が空きすぎちゃうのでもっと軽めの話も書きたいのですが、でもリソースをつぎこんだだけに反響がいいと喜びもひとしおです。

同人誌頒布

イベントレポ:なにわんGP2021当日編
このご時世ですが、オンラインイベントのなにわんGP2021に参加して新刊を出すことができました。
無事に本を出せたのは、オンライン会場を提供してくださったまんだらけ様、主催のTOMさん、そして従来と変わらず本を作ってくださった印刷所様のおかげです。

原稿作成はタイトな日程でしたが、2万字ならいけるだろうとスケジュールを組み、なんとかその通りに書き上げることができました。
2万字のプロットを組んできっかり2万字に仕上げることができたのは、去年文字数制約を課して短編を練習した成果……と言いたいところですが、復讐ボディブローに絶対負けない幼馴染も最初は2万字の企画だったんですよね……。

1シーン分量の見積りや推敲もコツが掴めてきましたので、今後もスケジュールの余裕を作って作品のクオリティに反映させたいです。

pixiv 投稿

3000字前後の短編を中心に、同人誌宣伝を除いて22本を投稿しました。
キャラクターや状況を説明しつつ、「インターバルから始まって決着」というように2シーンを書くパターンが定着した感じです。
数が多い分、キャットファイトやおっぱいに筋肉、男負けミックス、そしてふたなりとバリエーション豊かに書けたかと思います。
にりゅーは節操なしですから、これくらいフットワーク軽い方がいいですね。

そんな22本の中で、今年一番読まれたというのがこちら。
俺の幼馴染がこんなに重打なわけがない
闘ってはないですが男負けミックスになるんでしょうか。男負けミックス(というか男性向けマゾもの)は力強い需要を感じます。
来年のDL販売向け作品も、こんな感じで身近な女の子のパワーに負けちゃうスパーリングを予定しています。

今年の目標反省

2020年振り返りと来年の活動目標
キャラクターを描けるようになろう、というのが2021年の目標でした。
少しは改善したかなと思います。
俺の幼馴染がこんなに重打なわけがないにがっつり取り組んだおかげ、由実菜さまさまといったところでしょうか。

他作品のキャラクターに関心を持つという試みも忘れず継続していました。
三日坊主にならずに済んだのは、年初の目標というより、きっかけがあって必要性を痛感してのことだったおかげでしょう。

また、pixiv で短編を書く際にも人物描写を意識して増やしましたので、数をこなしたのもあっていい練習になったかと思います。

キャラクターはどれだけ魅力的でも困らないので、今後も引き続き練習していきます。

来年の目標と予定

まずは前述の通り、男負けミックスのDL販売を目指します。
それから有償リクエストも気になっているところ。
ふたなりボクシングものも地道に数を増やして、設定を練り上げてDL販売に繋げたいです。

それと、小説以外の表現形式も気になっているところ。
絵どころか立方体もろくに描けないにりゅーですが、アイコンのように線を引いたりはできるので……。
ゲームのような動画のような何かでいい感じにならないかなあ、とふわふわ考えています。

最後に

本年は大変にお引き立ていただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

柱前堂 2021/12/31 00:55

イベントレポ:なにわんGP2021当日編

2021年12月25、26日、なにわんGP2021が開催されました。
事前の心配では、オンラインということでイベント感のない散漫な時間になってしまうのではないかとも思いました。
しかし実際にやってみると、意外なほど楽しいシステムと主催TOMさんの気配りによって、充実した2日間となりました。
一方で、初めてづくしで誰もが手探りであったため、システム不備や周知の不足などが少なくなく、楽しむチャンスを逃してしまった場面も多かったと思います。
まだまだ伸び代のある形式だと感じましたので、いち参加者のにりゅー自身も含め今後もっと上手くやれるようになることを期待します。

なにわんGP初のオンライン開催、稼動したてのシステムと初めてづくしのイベントでしたので、その様子を記録しておこうと思います。

VR同人誌即売会


なにわんGP2021 は、まんだらけ様の電脳空間「ありある」上で行われました。
参加サークルはありある内に上記画像のようなショップを持ち、本をまんだらけ様に委託して販売します。
店舗の中に入ると商品が並べられていて、これをクリックすることで購入カートに入れられます。

なお、簡易版として普通のWEBページからも商品選択・購入ができます。

言ってしまえばネット通販を回りくどくしただけなのですが、これが意外に面白く雰囲気があるのです。
まず店に入るという行為そのものが楽しい。画像上では柱前堂の店舗だけを映していますが、左右に他の店舗が延々並んでいます。サークルが思い思いに出した看板を眺めながら歩き回るとなかなかにワクワクします。
そして中に入ると、商品が並んでいます。柱前堂は新刊一冊だけなので少々寂しいですが、フィギュアなど一点もののグッズを大量作成したサークルさんの店舗は商品がずらり並んで壮観でした。

今回は皆初回でしたので手探りでしたが、店舗の看板だけでも色々遊べるかと思います。
柱前堂も適当に作った本文抜粋画像が意外にハマって、黒板のような電光掲示板のような雰囲気が出たかと自賛しています(今度リアルイベントに出ることがあったら、これ本の表紙じゃなくてポスターにしよう)。
看板画像はイベント中に更新できるので、ここで小説を連載することだって出来そうです。

ありあるこれが欲しい

可能性を感じるシステムだったので、欲を言ってみます。

3Dでの移動が難しい

にりゅーが下手すぎるだけという気もしますが……!
店舗の並んだ道が螺旋状にループしていて、道が曲がっているので順番に店を見て回る操作がなかなか難しいです。店舗へのワープもあるので買い物に困るわけではないのですが、じっくり見て回るつもりが操作の方に熱中してしまうことが多々ありました。

テキスト看板も置きたい

店舗の横に出ているシステムメッセージのように、ショップ側からテキストを設置したいです。画像にすればいいんですが、イベント中に頻繁に更新しようと思ったら画像化を挟むのは少し手間です。
小説連載は冗談にしても、ショップ側からメッセージを更新したい場面は少なくないのではないでしょうか。

店舗ごとの掲示板が欲しい

今回用意されていたチャットはショップオーナーとの一対一のものだったようですが、店舗の客同士で交流できる掲示板もあると楽しそうだなあと思います。
もっとも交流の機会を増やすとトラブルの可能性も増えかねないので、敢えての判断が既にされているのかもしれませんが。

他の人のアバターも見たい

自分とは違うキャラを見かけたので、あれは他の人のアバターだったのかと思います。が、誰だか分からないんですよね……。
各自でアバターを用意するのは難しいかと思いますが、今のアバターにハンドルネームと一言挨拶を表示できれば交流のきっかけになるかと思います。

イベントごとに空間を区切ってほしい

ありある上の全店舗が一列に並んでいたので、道から落ちると別のイベントをやっている店舗に迷い込んでしまいます。
こっちが他所の店舗を見る分にはいいのですが、こちらが他所から見られるとイベントの性質上ぎょっとさせてしまうこともあるかな……と心配でした。
あまり過激なことはしないにせよ、「界隈では普通」なことに気を遣わなくていいと嬉しいかなと思います。

トラブル

初稼動のシステムだったので、色々トラブルがありました。
土日のイベント期間中にも大いに対応いただけましたが、イベント参加を阻害してしまう問題も多々ありました。
なお、この項では好き勝手言っていますが、これらの問題に対してにりゅー個人の反省点もあり、それは後述します。

決済手段

決済手段がクレジットカードのみで、クレジットカードを持っていない方は商品購入ができませんでした。
多様な決済手段に対応するのは非常に大変かと想像できますし、稼動したてのサービスであるのでクレジットカードのみに対応なのは仕方ないとは思います。
ですが、「完全ではないけど大体動くからひとまずこれでいこう」の「大体」から漏れる属性は偏りがちで、同じ人が毎回泣きをみます。早い段階でイベントを開催していただいたことは非常にありがたいですが、一方で商品購入という形で参加できなかった人達がいることを思うと素直に喜べない面があります。

また、にりゅーが試したわけではありませんが、プリペイド式のクレジットカードが使えたという情報もありました。
運営側でどんな決済手段が使えるか、事前に確認して提示していただけたら、購入できた人もいたかもしれません。

現金を直接使えないのはオンラインイベントの大きな弱点ですね。

在庫数

ショップオーナーが確認できる在庫数が上下して、完売が把握しにくかったようです。
柱前堂は完売しなかったのでにりゅーは確認していませんが……。
憶測ですが、カートに入っている状態で在庫が減り、購入せずにカートから削除すると在庫数が戻る仕様だったのかもしれません。
もしそうであれば、なるべくカートに入れっぱなしにしないようアナウンスがあった方が混乱が少なかったかもしれません。

チャット

店舗にはチャットが付与されていて、ショップオーナーとお客さんが交流できる予定でした。
ですが、通販用に登録した本名がチャットにユーザー名として表示されてしまうことが分かり、イベント期間中にチャットを使うことはほとんどできませんでした。
幸い、不用意に本名をショップオーナーに見せてしまった方はにりゅーの知る限りいなかったようです。しかし、ありある内での交流の機会が断たれてしまったのは残念です。

なにわんスケブ

ここまではイベント会場となったありあるの話でしたが、この項では会場を Twitter に移して #なにわんスケブ の話をします。

なにわんGP2021 で商品購入した参加者が Twitter 上でお題を呟き、有志の誰かが作品を制作するという企画です。
多様なお題に刺激を貰い、制作されたスケブ作品を皆で拝めるステキ企画です。
とくに主催のTOMさんがすさまじい勢いでお題に応えていらっしゃいました。

にりゅーもイベント期間中に一本書かせていただきました。
https://twitter.com/niryu_box/status/1475059072915234820
騒がしいリアル会場で数時間の期間中に一本書き上げるのはさすがに難しいので、小説でスケブに参加できるのはオンラインならでは。にりゅーにとっては非常にありがたい企画でした。
3000字くらいの作品なら時間を作って2本はいけるだろと考えてたんですが、お題に盛り上がりすぎてつい倍の量を書いちゃいました。

そしてにりゅーも描いてもらいました。ふふふーいーだろー。
https://twitter.com/niryu_box/status/1474752822592049153

時系列

開始(第一コアタイム)

12/25 12:00 からイベント開始、そこから2時間はコアタイムに指定されていました。2日間の長丁場ですから、ずっとイベントに張り付いているというわけにもいきません。集まりやすい時間を決めておこうというわけですね。
開始から2時間は、電脳空間ありあるを探検しているとあっという間に過ぎてしまいました。
店舗を巡り、目当ての商品をカートに入れて決済。Twitter 上で操作方法を情報交換したり新刊を改めて宣伝したりと、目まぐるしく過ぎました。

第一コアタイム後

ここでありあるが一度停止したので、参加者全体もペースダウン。
ありあるを探索する熱狂を静めて、情報整理。この時間を使ってにりゅーもpixivに新刊宣伝を追加します。
イベントの主軸をTwitterに移し、後述のスケブ企画のお題が出始めます。

夕方にはスケブ案を考えつつ散歩に出ました。抜け出せる気楽さはオンライン&長丁場ならでは。
20時から執筆を開始。

第二コアタイム

22時からの2時間が第二コアタイムでした。
にりゅーは夕飯風呂を済ませ、23時からTwitterを見つつ執筆再開。お題に妄想を膨らませすぎて、状況説明を兼ねたインターバルが終わらない。

並行して、前述のスケブお題も考えて投稿。
https://twitter.com/niryu_box/status/1474752822592049153

第一準コアタイム

12月26日午前7時、界隈が悪用しがちなボクシングデーです。
午前中は寝てました。布団で眠れる同人誌即売会!
起きてみれば深夜の間に怒涛のスケブ返しが行われていて、否応なくテンション上げさせられます。
また、早い人では購入した商品が配送されていました。通販、それも年末ということで新刊を手に取って感想を上げられるのは当分先かと思っていたので嬉しい誤算です。ありがたや!

第二準コアタイム

14時からが最後の準コアタイム。
のんびり Twitter を眺めつつ執筆継続。
スケブ依頼にレスポンスを貰えて大興奮!

終了

20時でイベント終了、前述のスケブ投稿できました……ギリギリ間に合ったつもりが一分遅れ。
https://twitter.com/niryu_box/status/1475059072915234820
このあと大河見たり(最終回だったんですよう)、風呂入ったりして、日付が変わる直前に最後のご挨拶。
https://twitter.com/niryu_box/status/1475111535437828098
ともあれ実イベントでもやる Twitter での挨拶が済むと、イベントが終わったって感じがします。
レポ書いて本の感想書いてスケブを書ききるまでがイベントですが! 年内に終わらないやつだコレ。

個人的反省

「疑問に思ったけど多分こうだろうと自己解決したからまあいや」はやめろ

誰もが手探りの初開催ということで、当日にやってみないと分からないことの多いイベントでした。
ダウンロード販売の有無、商品の集荷、ありあるの様子、決済手段やチャットの仕様など、準備中に疑問に思ったこと、聞いておけばよかったことは多々ありました。
ですが、「多分こうだろう」「ぶっつけ本番でも大丈夫だろう」と自分に言い訳して、確認するのを億劫がったまま当日を迎えてしまいました。
予想が当たってにりゅー自身は困らなかった点も多かったのですが、にりゅーは良くても混乱したままの方もいらっしゃいました。質問して、回答を公表してもらえばより円滑なイベントになっただろうと反省しています。
最終的には運営主催側に情報を出してもらうことになりますが、準備期間が短いイベントであったことや、そもそも参加者が何を知りたいのかを運営主催側が網羅的に想像するのは難しいですから、運営主催側に任せきりで上手くいく問題でもありません。
準備段階で、Q&AのQを積極的に提供できればよかったと思います。

最後に

ぐだぐだ書きましたが、想像より遥かに楽しいイベントでした。
これはひとえに、システムを用意してくださったまんだらけ様、円滑なイベント運営と企画の盛り上げに心を砕いてくださった主催TOMさんの活躍、そして様々な形で盛り上がった全参加者によるものです。
次回のなにわんGPがあるかどうかは未定とのことですが、もしあれば個人的反省を活かし、いち参加者としてより楽しく、より多くが参加できるイベントを目指したいと思います。

柱前堂 2021/12/19 23:50

ふたなりボクサーどばどばインターバル

理沙をスツールに座らせると、のしかかられたコーナーポストが小さく揺れた。
小さすぎるスツールに尻肉が食い込んで盛り上がり、重たげな陰嚢が揺れる。
万全の理沙なら、こんな乱暴な座り方はしない。8ラウンドを終えたダメージと疲労のせいで、90kgあるふたなりボクサーの肉体を制御しきれていないのだ。

「ぶふっ……ふぅ、はぁ……っ う、打たれたぁ……瑞樹、お願い……んむへぇ……」
「うん、任された」

呆けた表情の理沙は、それだけをなんとか絞り出した。それきり打ち上げられた魚のように天を仰ぐ。後は私の仕事だ。
熱く粘ついた理沙の口からマウスピースを抜き取り、代わりにストローを突っ込んで水を含ませる。
ブラジャーに10オンスグローブより大きな爆乳を押し込んで、一時的に肩の重荷を減らしてやる。急いでいるせいで乳輪がまろび出る格好になってしまったけど、直す手間はかけられない。
脚の上に気怠げに置かれた腕を持ち上げ、ロープに引っかけて水平にしてやる。胸が開かれて呼吸が楽になったのか、理沙の呻き声が少し大人しくなる。
手早く汗を拭いてやる。厚ぼったく愛らしい顔は熱を持って腫れはじめているけど、冷やしてやる時間はない。強打を振り続けて熱く発熱した肩と腕をさっと拭く。トップレスでもI字になるほど豊かな爆乳の谷間は、汗と唾液が溜まってしまってひどい臭いがする。念入りに拭いてやると、理沙が悩ましげな声を出す。とくに打たれたボディを強くこすると、今度は苦しげな呻き声に戻る。太ももは試合中に少し漏れてしまったのか、べったりとした精液がこびりついているのを落としてやる。

「……さて、こんなもんか」

手早く、少し荒っぽく処置を済ませた。ここまではほんの雑用。
打たれたふたなりボクサーのインターバルには、もっと大事なことがある。

「理沙、すっきりさせてあげるからね」

理沙の重たげな陰嚢を持ち上げる。
左右それぞれが野球のボール大に膨らんだ睾丸はずっしり重い。たった3分の殴り合いで、理沙の肉体はこれだけの精液を分泌したのだ。
食べすぎれば胃が膨らんで痛むように、これだけ精液で膨らんだ睾丸が痛くないわけがない。こんなものをぶら下げたままパンチを浴びて、よく自分の足でコーナーまで帰ってきたものだ。
理沙の脚の間にバケツを置き、体を俯かせてペニスの先を向ける。私の腕ほどにも膨れあがったバキバキのふたなりペニスの、飢えた獣の涎のように先走り汁を垂れ流す鈴口にキスしてやる。

「ひゃぅっ……♡ 瑞樹、みずきぃ……♡」

私の涎を垂らし、先走り汁と混ぜこむように裏筋を撫で回す。
荒々しくしごき立てると、理沙の逞しすぎる怒張はいよいよビクビクと震えだす。

「瑞樹ぃ……もっ、もうぅ……♡」

激しい愛撫から一転して、裏筋を指先でつぅっ……っとなぞってやる。その繊細な刺激が鈴口に達した瞬間、理沙は決壊した。

「うんぁっ……イクぅ♡ ボクシングザーメン出るっ♡ 重たいパンチに耐えた、すごいの出るぅっ♡」

重い白濁塊が理沙のふたなりチンポから飛び出し、バケツの底を二度三度と叩いて鈍い音を立てる。
さらに理沙のペニスを優しくしごき、二つのキンタマを揉みしだくと、ポンプのように精液が汲み出される。私の手の中で睾丸に蓄えられた精液が移動して脈うち、じゅるじゅると水音すらも聞こえてくる。バケツの底はたちまち埋まり、なおも水位が上がっていく。跳ねたザーメンはバケツの壁のみならず、せっかく拭いた理沙の太もも、そして股の間に入り込んでいる私の顔までも汚す。

「ふぅーっ♡ はぁーっ♡ ふぅーっ♡ ……で、出たぁ……たくさん、出たぁ……」
「まだだよ、理沙。あと一発出せる時間はある。強く擦るから、覚悟してね」
「んぁぁっ♡ イッたばっかの、敏感な先っぽグリグリしないでぇっ♡」

理沙の睾丸は、まだゴルフボールくらいの大きさがある。このままではボクシングに集中できないし、動けば脚に当たって邪魔だ。何より、ムラムラしたまま殴り合って試合中に暴発してしまったらサンドバッグ化待ったなしだ。
理沙がこれほど精液を溜めてしまっているのは、相手にひどく打たれたことが原因だ。重いパンチを何度も浴びて、理沙の肉体は強大な敵の存在を認識した。その敵に立ち向かうため、筋力を呼び起こすホルモンを分泌する。それが精力絶倫なふたなりの体に効きすぎて、たった3分で野球ボール2つ分もの精液を生産してしまうのだ。
ふたなりボクサーの敗着は、こうやって過剰生産された精液が暴発し、虚脱状態でラッシュを浴びるパターンが多い。一度勝負の天秤が傾けば、抵抗しようとする体が睾丸を重くして動きを鈍らせ、ついには精液サンドバッグに堕ちてしまう。
勝負の天秤を押し戻し、互角の勝負から滑り落ちるのを防ぐためには、私達セコンドのケアが重要だ。理沙をこのままザーメンサンドバッグにはさせない。

「あはぁっ♡ 出るっ♡ 瑞樹の手でイクっ♡ 殴り合いの合間のインターバル手コキ耐えられなぃ♡」

ラストスパートとばかり、理沙のふたなりペニスをしごく手を速める。逞しすぎるペニスが跳ね回るのを強引にバケツへ向けさせると、一回目と遜色ない勢いの射精が始まった。

どびゅるるっ! びゅびゅーっ! どぶどぶどぶっ!
「んぁああっ♡ おおっ♡ しゃせー気持ちいぃのぉっ♡ ボクシング中射精効きすぎるぅ♡」

長い射精の勢いが落ちてくると、私はしゃがみこんで亀頭に口付けた。
弾力のある精液が口に流れ込んでくるのを飲みくだし、さらに力強く吸い上げる。理沙のキンタマに精液の一滴も残さないつもりで、理沙とのロードワークで鍛えた肺活量の限りに吸いまくる。
完全に射精が止まったことを確認して口を離す。亀頭に張りついた唇がじゅぽっと音を立てて離れ、解放されて跳ねたペニスが頬についた精液を弾く。
足元に置いたバケツは、理沙が出した精液ですっかり重くなっている。普通はセコンドが精液を吸ったとしても、ここに吐き捨てる。ふたなりの精液生産力に付き合っていたらお腹がパンパンになるからだ。
だけど私は、自分で吸った分は飲み込むことにしている。その方がたくさん吸えるし、理沙が殴られる苦しみを少しでも分かち合いたいからだ。

「ぷはぁ……はぁーっ、はぁーっ、ふぅーっ……どう、理沙」
「うん、すっごく気持ち良くて……楽になった。ありがとう、瑞樹」

喘ぎまくっていた理沙の顔から、たちまち享楽の色が退いていく。代わりに理沙の表情を埋めるのは、敵に立ち向かい粉砕する闘志。たった1分の間ふたなりの悦びに身を浸し、それを糧に闘いのリングに身を投じるのがふたなりボクサーだ。
私が望んでしたことなのに、理沙が求めていることなのに、少し寂しい気がしてしまって。
いや、いつも試合のたびにそう思って、その日の夜には理沙に忘れさせられてるんですけど。

理沙は力強く立ち上がり、リングを降りた私はロープ越しにその背中を見守る。ふらふらで戻ってきたインターバル開始時とは見違えるほど回復した。
ここまでのラウンドではしてやられたけど、理沙が逆転するチャンスは十分にある。
ふたなりボクシングは優勢でも劣勢でも精力の管理が重要。殴られればパンチの重みで、殴ればその反動で精液が溜まってしまうふたなりは、殴る方が楽とはいえ大なり小なりペニスコントロールを必要とする。
セコンドがどれだけヌけるかで、展開は簡単に逆転してしまう。「ボクサーを駒にセコンド同士が争うボードゲーム」とまで言われるほど、ふたなりボクシングにおいてセコンドは重要だ。
私達は二人で闘っているのだ。だから、理沙が打ち負けたとしてもまだ私がいる。理沙のダメージが深くても、打ち疲れた相手よりも回復させることができれば次のラウンドは有利になる。

理沙の勝利を信じてリングを見守る。
贔屓目かもしれないが、理沙の足取りは相手より軽く見える。これなら、次のインターバルで腫れ上がったキンタマをぶら下げるのは相手の方だろう。
そうして今夜は、相手をブチのめしてリングを降りる理沙と祝杯を上げ、時間を気にせず存分に抱き合える。

けれど、あってほしくない事だと思っているのに、どうしても理沙の痴態を夢想してしまう。
重いパンチを浴び続け、破裂しそうなほど膨らんだキンタマをぶら下げて棒立ちになる理沙。
渾身のフィニッシュブローを浴びて大の字にダウンし、爆ぜそうなほど勃起したふたなりペニスを天に向かって突き立てる理沙。
ついに精巣が決壊し、カウントが数えられる中腰を浮かせて敗北白旗めいた白濁液を噴き上げるザーメン噴水に堕ちた理沙。
敗北を知らしめるゴングが鳴り響く中、闘うために鍛えた筋力の限りを尽して背中を反らし、射精の快楽を貪る理沙。
闘いの果て、抱えきれない性欲を押し付けられて破滅する理沙は、きっと二人のどんなセックスよりも乱れてしまう。
その姿を見てみたい。
勝ち続けていれば、いつかは負ける。
見てしまったら、理沙との関係はどうなるのかが怖い。

リングの上では、反撃を浴びながらも理沙が相手を圧していた。
攻める興奮に理沙の睾丸がフル稼動しているのが、手に取るように分かった。

柱前堂 2021/12/18 19:20

なにわんGP2021にサークル参加します

なにわんGP2021 は、12/25, 26 にオンラインで開催されるイベントです。
https://www.mandarake.co.jp/dir/gcs/deep/2021/11/15/2021122526-gp2021-1.html

柱前堂の新刊は、三角関係競泳水着ボクシングです。
【試し読み】前門の競泳水着、後門の白ロリィタ

チャンピオンの香純にとっては、タイトルを賭ける資格もない格下とのエキシビジョンマッチ。
しかしその相手は、かつて香純が一度も勝てなかったライバルの郁。
香純をチャンピオンまで育て上げたトレーナーの睦美は、香純がいまだに郁に拘っていることが我慢ならない。
そんな三人の試合と三角関係の行方は。

香純にありったけの期待を寄せて全力をぶつける郁。
香純をジムに囲いこんでもその先に踏み込めない睦美。
郁との勝負から逃げたことを引きずりながら、睦美の期待に応えたい香純。

試合は互いに苦しいボディの削り合いから、一気に天秤が傾いて……
胸と期待が重い女と胸と態度がデカい女に挟まれてダウンもできないチャンピオンの死闘にご期待ください。
最後はいつも通り、爽やか再起エンドです。

B5版二段組み20ページの小説です。
今回は冊子通販での頒布になります。今後DLsite等でのダウンロード販売も予定していますが、イベントから一カ月以上先を考えています。

また、なにわんGP2021での購入の際には、通販IDとクレジットカードが必要になります。ご注意ください。
https://www.mandarake.co.jp/dir/gcs/deep/2021/12/13/2021122526-gp2021-3.html

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索