【ゲーム制作】ピクチャの軽量化
みなさま、ごきげんよう。
みかん三十郎でございます。
今回は次回作についてではなく、前作を作っていたときの終盤にやった作業「ピクチャーの軽量化」についてです。
ゲーム制作初心者の方向けのノウハウ共有となっております。
PNGを軽くする
ＲＰＧツクールなど多くのゲーム制作ツールで扱う画像データはPNG形式であることが多いですが、PNGはJPGと比べて若干重いです。なのでPNG画像を圧縮して軽量化すると、ゲームの全体の容量を軽く出来ます。
PNG圧縮をしてくれるフリーソフト、オンラインサービスは、検索すればそれこそ山のように出てくるので、どこがいいかまでは把握しきれていません、それほど大差はないと思われます。
個人的には、一時的にでもオンライン上に性的画像を含むデータを預けるのが不安なので、ダウンロードしたフリーソフトを使用しております。
ほとんど見た目に影響がない範囲で40%～60%くらい容量を削減出来ますので、出来るだけやっておきたいです。
（色数が少なかったり、グラデーション部分が少ない画像ですとあまり減りません）
圧縮すると劣化する
当倍で見るとほとんど気付かない程度ではありますが、画像を圧縮すると多少劣化します。
参考画像では４倍くらいに拡大しています。
乳首などグラデーションが若干ジャギジャギしています。
特に隣り合うピクセル同士の色の変化が激しい部分は彩度が落ちたり、逆に上がったり、まちまちです。
ただ、これは特に目立つ部分をピックアップしたので、全体的にはほとんど分かりません。
モザイクでも、ほとんど間違い探しレベルにわずかにですが、中央部にモアレのようなものが発生しています。（参考画像は６倍拡大）
一応、圧縮後の画像で審査が通っています。
人間の眼ではほぼ気付きませんが、機械的な画像診断などでモザイク判定されるとひっかかるかも…？
圧縮率を上げすぎてノイズやグラデがかかってしまうと、モザイクと見なされなくなってしまう可能性もあるかもしれません。
ツクールでの注意点
RPGツクールでバトルアニメーションを制作するときに画像の色相が変更出来ます。炎魔法を青い炎にしたりですね。
しかし「アニメーション」画像を圧縮すると、余分なデータが削除された影響か、ツール上で色相変更がされていないように表示されてしまいます。
ただ、実際のゲーム上では正しく色相が変わっているので、あくまでツール上だけのようです。
最終的に影響がないにせよ、制作中に正しい色が確認出来ないのは不便なので、［animations］フォルダの画像を圧縮するのはゲーム完成間際にしておいた方がよさそうです。