フリーセンテンス 2023/05/27 09:42

もっそもそと書いてます。あと、「1357」を買ってしまいました。

こんにちは、フリーセンテンスです。

最近、欲をかいて、利益が出ていた「SBI・V・高配当」を利確して、「1357・ダブルインバース」を数株買ってしまった愚か者です。日経、そろそろ下がるかな、と思ったのですが、予想に反して日経下がらずに、むしろ強さを増して上昇中のため、微損ですが、絶賛、損失拡大中です。
やっぱり、素人は投資信託の方がいいですね。
損失を確定した方がいいのか、それとも日経下がるのを待つのがいいのか。

それはそううと、小説を書いていますと、時々、当初の構想には存在しなかったキャラが登場したり、物語が予定とは別の方向に向かいだすことがあるのですが、現在、そんな状況に陥っています(;'∀')

なぜか「生意気なボクっ娘、貧乳娘」が出てしまいまして、いま、それを片付けている最中です。
とりあえず、その冒頭部分を公開したいと思いますので、読んでいただけますと幸いです。


「ふむ・・・・・・」
バーンスタインは、レオーナの母乳で味つけされた「コーヒー」を飲みながら、品定めする目つきで幼い罪人を眺め見た。
 バーンスタインとレミーの体格差は、それこそ大人と子どもというレベルではない。大人と人形ほどの差がある。おそらくは、バーンスタインの大きな片掌だけで、レミーの身体を掴めてしまうに違いなかった。力の差も、巨象と蟻の差ほどあるはずだ。にも関わらず、バーンスタインを睨みつけるレミーの両眼には一切の怯みがなく、怒りと憎しみの炎によって、爛々と輝いているようでもあった。
 バーンスタインが邪悪な笑みを顔に浮かべた。
「ふふふふ。なにか言いたそうな目をしているな。猿轡を解いてやれ」
バーンスタインが、待機している女衛兵に命じた。爆乳の女衛兵がレミーのもとへと歩みより、大きな乳房をレミーの小さな頭に当てながら、頑丈に嵌められていた猿轡を解いた。その直後だった。レミーの口から怒りの咆哮が放たれたのは。
「この悪党っ!」
それが開口一番の、レミーの第一声であった。
「・・・・・・ッッッ!」
謁見の間に、緊張が走る。女衛兵や控えている侍女たちが、一斉に、そして反射的に、バーンスタインの方を見た。顔の筋を強く強張らせた表情で。
 バーンスタインは落ち着いていた。顔に、邪悪な笑みを浮かべながら。
「悪党とは俺のことか、娘よ」
「そうだっ! おまえ以外、誰がいるっ!」
強い口調だ。言葉は短いが、とても強い声だった。
レミーの声とは対照的に、バーンスタインの声は静かだった。とても、落ち着いていた。
「ふむ。なにゆえ俺が悪党であるか、理由を聞いてやる。言ってみろ」
静かな声には嘲弄の響きがあった。遊んでいるのか、からかっているのか。いずれにしても、バーンスタインは本気で取り合ってはいなかった。ただし、レミーの怒りを増幅するには充分すぎる効果があったが。
「おまえが悪党なのはみんな知ってるっ! おまえのせいでみんなみんな苦しんでるんだっ! おまえが贅沢をするために、みんなみんな持っていってしまうからっ! だからみんな貧しい生活をしなくちゃならない! 食べる物も、お金も無くて、病気になっても薬も買えないっ! みんなみんな、全部おまえが奪っていくからだ! そのせいでみんな死んでいくっ! 苦しんで、苦しんで、飢えて、痩せてっ、病気になってみんな死んじゃうっっ! 全部おまえのせいだ、バーンスタイン! だからおまえは悪党だ! 悪党で悪魔だ! おまえは人間じゃない! おまえは、化け物だっっっ!」
それは凄まじいほどの怒りに満ちた糾弾だった。恨みと憎しみに満ちみちた罵詈雑言の罵倒だった。ひとりの口から放たれた声ではあるものの、何千、何万、何十万人という、バーンスタインの苛烈な暴政にって犠牲になった者たちの魂の叫びに違いなかった。
心の弱い者が聞いたなら、おそらくは心が折れ、逆上するか、自分に突き付けられた怒りの強さに恐れ慄き、怯えを募らせ、精神を病んでしまうかもしれない。レミーの叫びには、それだけ強い力がこもっていたのだ。
 しかし、聞いた者は並ではなかった。肉体も、そしてその肉体を支える精神も、特産品である「ノゼルダ鉄」のように強く、極めて硬質だったのである。
「なるほど、なるほど」
バーンスタインが静かに頷いた。空になった器をテーブルに置きながら。
「そうか、俺は悪党か。悪魔で、化け物か。なるほど、なるほど」
その声は、相も変わらず静かだった。そして、落ち着いていた。それゆえに、尋常ではない恐ろしさを秘めていると誰もが思った。少なくとも彼に使える女衛兵や侍女たちはそう感じたのだった。
「よし、では機会をやろう。その悪党を討ち倒し、悪魔を殺す機会をおまえにやろうではないか」
そう言ってバーンスタインは、レミーの猿轡を解いた女衛兵に指示を出した。レミーを拘束している縄を解き、武器を握らせてやれ、と。
「え」
突然の提案に、レミーは驚いた。自由にされて、しかも短剣まで渡されて、さすがに驚かずにはいられなかったようである。
 そんな彼女に対して、バーンスタインは邪悪に笑いながら提案した。
「娘よ、これは機会だ。いま、おまえの手には武器がある。その武器を使って、俺を刺してみろ。見事刺し殺せたら、おまえはこの街の救世主だ。俺の持っている権力と財産のすべてをくれてやろう。なぁに、せっかくだ、その短剣が折れるまで、俺は手出しをせぬと約束する。だから短剣が折れるまで、好きなだけ俺を刺すがいい。だが、短剣が折れるまでにもし俺を殺せなかったら、その時はおまえには地獄を見てもらうぞ。さぁ、どうする?」


・・・・・・レミーの運命はいかに?

そして、フリーセンテンスが保有する「1357 ダブルインバース」の運命はいかに?
いや、後者は月曜日、損失拡大が確定しているのですが・・・・・・(´;ω;`)

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