神野 咲依 2021/08/18 00:46

進撃の巨人は、やっぱりすごい。

久しぶりに「進撃の巨人」を見た。

といっても、YouTubeで進撃の巨人の「考察」なるものを見たのだった。

漫画は終わったが、この作品を読んだ多くの人たちが、
未だに謎解きを続けているのだ。


進撃の巨人は、スゴイよね…
他のとは違う、なにか人類の預言書のような感すらある、特別な作品。
明らかにこれは、才能とか器用さで描けるものでは、ないよ…


我々が生きる舞台、この世界は何なんだろう?
生きる意味とは? そして…

自分とは何者なのか?


そんな作品だと思います、私的には。



この不思議な物語は最後まで謎がのこり、読者が最後の答えを出す…
そんな趣向が凝らされているようにも思う。

ネタバレになるので細かいことはともかく、
私の答えは…

「全ての答えは最初から自分の中にある」

そんなことを言いたかったのかな?とも思いました。


みんな、外ばかりみます、私もそう。
目に映るものはすべて自分以外のもので…
自分は見えない、よね。

自分の言動は、よく考えてみればほとんど全てが、外部からの刺激に対するリアクションにすぎなくて、人間は外部からの刺激によってしか感情を持てないロボットみたいなところがある。
だから本当の意味で自発的な言動はほとんどない、少なくとも私自身についてはそうだと思う。

そのリアクションが個性であり、私自身だろうか?

……… いや、違うと思う。
社会があり、法があり、罰があり、意地悪な人の目や、守るべき家族もいて…
幾重もの制約があるなかで、ごく限られた選択肢の中の一つを、いつも選んでいる。

いや、選ばされている。

人生はその連続であって、まるで自分ではない誰かを、社会という強大な意志に屈して演じさせられているようだ。

その演じさせられている自分を、自分だと、個性と思っている。

外側をいくら見回しても、そんなものしか見当たらないのだった。



そんな中で、「自分の内面」は最大の「盲点」でもあるが…

自分の内面は、自分では見れないように、人間なっている。
自分に「お前はなんなんだ?」と問いかけても、答えは返ってこない。

どうやったら見れるのだろう…



宇宙の果てにたどり着くとか、科学の進化を極めるでもなく…

自分の中のパンドラの箱を何かの方法で開け、正体を知る…

本当はそれが、人の… お前の人生の目的ではなかろうか?


私は久しぶりに「進撃の巨人」を見て、そんなことを思ったのだった。

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