【小説】サキュバスのキス＆エナジードレインコンボに負ける勇者
こんにちは、みやろくです。
今週から試験的に進捗と小説を分離します。
小説→土曜日
進捗→水曜日
今後もちょくちょく変わるかもしれませんがよろしくお願いいたします。
サキュバスのキス＆エナジードレインコンボに負ける勇者
闇の塔。
王国の最北地に聳え立つ大きな塔だ。凶悪なモンスターが棲みついているダンジョンだ。その最上階に勇者は訪れていた。
勇者のレベルは既に80に達している。道中の凶悪なモンスターも勇者の敵ではなかった。
ドラゴンを斬り倒し、大きな扉の前に向かう。ここが最後の部屋だ。この先にダンジョンの主がいるはず。
「さて、どんな化け物が待ち受けているのか」
勇者は警戒しながらドアを開く。
扉の向こうにあったのは大きな広間。部屋の中心には大きな魔法陣が書かれており、紫色の怪しげな光を放っている。
部屋の奥には窓があり、そこに一人の美しい顔の女性が本を読みながら座っていた。すぐにただの女性ではないことに勇者は気づいた。
妖艶な魔力をまとった魔族『サキュバス』だ。
「あら、何十年ぶりかのお客様ね」
サキュバスは勇者に気づくと本を閉じる。
「お前がここの主か？」
「まあ、そんなところ」
勇者の問にサキュバスは答える。そしてゆっくり立ち上がると勇者の方へ歩いてくる。勇者は剣を構えた。
「好戦的なのね。じゃあ少し遊んであげようかしら」
続きは以下のページから読めます。
サキュバスのキス＆エナジードレインコンボに負ける勇者
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