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ふかみちゃんと一年中の記事 (175)

whisp 2018/12/17 22:17

ふかみちゃんと一年中!! ミニボイスドラマ『明日はおやすみ』台本のご紹介です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!


「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31

本日も「あなたが主役のミニボイスドラマ」の台本をご紹介いたします!

今回いただいたリクエストは、一部抜粋で

////

【シチュエーション】

主人公と同棲してから2.3年後くらいで結婚間近みたいな距離感。

////

と、なります。




//////
『ふかみちゃんと一年中!! XXXさんためのミニボイスドラマ 「あしたはおやすみ」』
2018/12/17 進行豹

;セリフは全てふかみ
;ピロートーク

「ふはーっ」

「今日も一日がんばりましたねー。
お仕事も順調だったし、ごはんも、XXXさんに美味しい美味しいって食べてもらえたし」

「これで明日、ふたりそろっておやすみだとか、最高ですねー。
せっかくだし、どこかお出かけしたいですよね~」

「わたし、ですか?
うーん、行きたいとこ……どこだろ。
隈元市内はこないだ凪ちゃんといったばっかりだし――あ」

「ね? XXXさん。どうですか? この香り――
うふふっ、そうでーす。
シャンプー、あたらしいのに変えたんですよ?」

「……ですよね。やさしくって、控えめな甘い香り――
わたしも、嗅いですぐに気に入ったんです」

「ユウスゲっていうお花……
ワスレナグサの仲間のお花の匂いなんだそうですよ?」

「凪ちゃんには気に入らなかったみたいで、
シャンプー、おそろいじゃなくなっちゃったのはちょっとだけ残念ですけど……え?」

「あ、そうなんです。こないだの凪ちゃんとのおでかけのときに買ったんですよ。
キャンペーンみたいなのやってて、ついついおねーさんに乗せられちゃって」

「あ! そのとき!
っていうかそのあと!
凪ちゃん、おかしかったんですよー」

「『お腹空いたばーい』っていうから、
せっかくだし、御一夜にはないお店にはいってみようってことになって」

「本格的なイムドカレー屋さんが見つけて。
すごくいいにおいしてたから、ここにしようって、ふたりで入ってみたんです」

「ランチカレーがあって、7種類のカレーから好きなのを2種類選べるシステムで。
わたしは、すぐにマトンとエビって決めたんですけど、凪ちゃんすごく悩んで、メニューと首っ引きになって」

「だから凪ちゃんに、『全部別々のにして、かえっこして食べよ?』っていって――
そしたらようやく、キーマカレーとナスカレーにして」

「で、注文したら、お店の人、
『ナンはおかわり自由ですから』って教えてくれて」

「でね? うふふっ。
カレーとナンがきて、すごくあたりで美味しくて!
ナン、こーんなにおっきかったのに、凪ちゃんぺろーってたべちゃって」

「さっきの話。凪ちゃんよく聞こえてなかったみたいで。
わたしのナンを指さして、
『お店の人がおかわり自由っていうとったの? これのことばい?』
って聞いてくるから、わたし、『うん』って答えて」

「『こいば、ナンばい?』って念押しまでしてきたから、
『そうだよ、凪ちゃん』って。
そしたら凪ちゃん! お店の人におっきなこえで!」

「『すいませーん、ソウのおかわりくださいー』って!」

「うん、そう! そうなの!
凪ちゃんの『こいば、ナンばい?』」って、
ナンの確認してたんじゃなく、知らない名前の食べ物のこと
『なにばい?』って、わたしに聞いてくれてたの」

「でもわたしが気づかないで『ソウだよー』って答えちゃったから……
凪ちゃん、すっかりナンの名前をソウだと思いこんじゃって」

「でね? お店の人も、意味がわからなかったのかな――
『ナンのおかわりですかー?』って聞いてきて、
凪ちゃん「ソウばい!」って答えて! 会話、奇跡的に成立しちゃって」

「だからナンのおかわりちゃあんと出てきたんだけど――
わたしもう、おかしくておかしくて!
そのあと凪ちゃんの誤解訂正するの、ちょっともったいないくらいだったの」

「あ――うん。それはもちろん、ちゃーんと訂正してわかってもらった。
凪ちゃんのあんなに間抜けかわいいとこ、他の人に見せるだなんてもったいないし――
って、あ」

「いけない、わたし……
この話『他の人にはナイショにしといてほしかとばーい』って、
凪ちゃんにお願いされてたんだった」

「あの――ね? XXXさん。
話しちゃっといてアレなんですけど、
この話、XXXさんとわたしと凪ちゃんだけのナイショに――
あ……いいですか? うふふ、ありがとうございます」

「ですです。わたし、おじいちゃんたちにもおかあさんにもしてないです、この話。
凪ちゃんとの約束だから――
XXXさんには、ついつい安心して話ちゃいましたけど」

「……XXXさんは、『他の人』じゃないですもんね。
他人じゃなくて、わたしの恋人……とっても大切な人だから――」

「あ……ですね。
ちょっと前までのわたしってば、『恋人』っていう言葉にもう、すごく照れちゃってましたよね。
冷やかされたりすると、逃げ出したくなっちゃうくらいに」

「けど、いまはもう平気です。
――本当のことで、大事なこと。って……
わたしの一番深いところが、わかってるから」

「ついこないだも、『そろそろ結婚?』とか
冷やかされたりしたんですけど――って、あ!」

「――ええと……あの……
催促とか、そういう感じに聞こえちゃったら……え?」

「あ――わ――うれしい、です。
結婚のこと――これからのこと――
わたしと、XXXさんの未来のこと」

「ちゃんと考えてくれてるって、教えてもらえて……
えへへっ――すごく――すごく、嬉しい、です。わたし」

「そう、ですね。そろそろほんとに――
これからのこと、わたしも、一緒に。
XXXさんとふたりで、考えたい、です」

「ここで……XXXさんのアパートで同棲するのも素敵ですけど――
けど、結婚ってなると――あ! ですよね!」

「赤ちゃん、やっぱりほしいですし……
そうなると、もう一部屋あったほうがいいかな~とか思うし」

「え? あ――わっ!!
ですね! うん。明日のお休み、ふたりで一緒に不動産やさん――
おうちさがしにでかけて見るの、いいですね!」

「すぐにお引越し――ってことにはならないかもだけど……
でも、『こういうおうちにすみたいな』っていうイメージ、
ふたりで一緒にできれば――」

「えへへ、ですよね? 結婚にむけて、
わたしももっと頑張れそうな気がします、です!」

「うふふ~ XXXさんもおんなじ気持ちだったんですね~。
――すごく、うれしい」

「あ、そうですね。
どうせならいろいろ見てまわれたらうれしいですし――
今日は、それじゃあもう寝ましょうね」

「うふふっ、XXXさん、おやすみなさい。
明日も一緒に、素敵な一日にしましょうね?」

「ん…………(キス)……」

「……ん……(寝息)X4」

「(寝息)X4」

「(寝息)X4」

;寝ぼけ
「ふぁ……ん……XXX――さん」

「もちろん……わたし、ちかい、ます――です。
やめる、ときも……すこやか……なる……ときも……」

「だから――キス……ちかい……ちかい……の――
ん……ちゅっ――ちゅむっ――ちゅうっ――」

「ん……んっ――んむっ!? ぷあっ!」」

「あ……やだ……わたし――いま……夢……」

「……やだ、はずかしい。気が早すぎ、わたしってば。
結婚のお話してすぐ、花嫁さんになる夢なんて……」

「………………」

「……おねだり、しちゃいますね? XXXさん」

「わたしの夢を……どうか、あなたが。
きっと、正夢にしてくださいね?」

「(ちゅっ)」

「うふふっ……まだ起きるには早すぎますね。
もういっかい、おやすみなさい」

「夢の中でも、目覚めたあとも――
いっしょに、しあわせにすごしましょうね」

;おしまい

//////


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whisp 2018/12/16 21:51

ふかみちゃんと一年中!! ミニボイスドラマ『素敵な舟を。ありがとう」』台本のご紹介です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!

先日リリースさせていただきました、
「ものべの」の正規スピンオフであるバイノーラル安眠ボイスドラマ!
『あやかし郷愁譚 洗濯狐・お紺』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ240262.html


わたくしの方にダイレクトでいただくご感想だけでなく!
なんと! 「DLsite様へのレビュー」も頂戴することができました!
https://www.dlsite.com/home/work/reviewlist/=/product_id/RJ240262.html

――お紺ちゃんとのひとときにご満足いただけましたようで、とても嬉しくホッとしております!

なにせわたくし、こちらが初めてのバイノーラルボイスドラマ台本でございますので、
普段とは違う作劇・執筆が果たして喜んでいただけるものになっているのか――
これは大いに、気になるところでございますのです!

のでので、ご感想ご要望ご意見等々ございましたら、
どんな形でも大丈夫ですので、ぜひぜひお気軽にお寄せいただけましたらうれしいです!

よろしくお願いいたします!


で!

ただいま絶賛展開中の

「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31

のストレッチゴールにも、この「バイノーラルボイスドラマ」は、ございます!

もしも達成できましたらその暁には!

経験・学び、しっかりいかし!

「ふかみちゃんとのバイノーラル環境――ふかみちゃんがそこにいるような、立体音響――でのひととき」も、
めいっぱいにお楽しみいただけますよう、がんばります!!



で、本日は、バイノーラルではございませんけど、
やはりめいっぱいにお楽しみいただけますよう作劇執筆いたしました、
「あなたが主役のミニボイスドラマ」の台本をご紹介させていただきます!

いただきましたリクエストは~

///

呼称: おじいちゃん

シチュ: 晩酌してる流おじいちゃんとふかみちゃんがその日の出来事やらなんやら、たわいのないお話をしているという体でお願いします

///

という、まさかの流おじいちゃん視点!!!
わたくしも、まったく予想もしていたなかった、素晴らしく独自の切り口でのリクエストです!

これはもう、今まで書き続けている「まいてつ」世界を、そのまま素直に延伸するだけで書けるものかと理解しました!

で、そのようにしてかきあげました台本がこちらとなります!!



////////////

『ふかみちゃんと一年中!! おじいちゃんのためのミニボイスドラマ 「素敵な舟を。ありがとう」』
2018/12/15 進行豹

;セリフは全てふかみ

;SE  ふすま開

「あ、おじいちゃん、もう始めちゃってる」

;SE 食器並べる

「『少し待ってて』っていったのに。
お腹になんにも入れないで、お酒だけのんでるのなんて、体にいいわけ――」

「うふふっ、はいはい。
『お酒じゃなくてクマ焼酎』でしょ?
もう、いっつもそれなんだから」

;SE レンジ、チーン

「あ」

;SE 足音

「――はい、どうぞ。
あ、うん。はじめてつくったの。どうかなぁ?」

「……うふふっ、よかったぁ。だよねー、おいしくならないわけないメニューだもんね、これ。
ちょっとまってねー。他のももうすぐに仕上がるから」

;SE 足音パタパタ

「うん。鶏ササミ。かるぅく塩コショウしてお酒――クマ焼酎ふってから、ラップで包んでチンして。
そこに崩した梅干しを絡めて、刻んだシソの葉をあえたの」

「これね? 真闇さんが教えてくれたの。
『最近おじいちゃん、味付け濃いものばっかり食べたがるんですよ~』って、ポロっていっちゃったら、『ほんなら』って――っと!」

;SE 足音→料理並べる

「はぁい。おまたせ! きくらげと人参の温野菜サラダに、茄子とサバ缶の炒めもの。がんもどきと厚揚げとキノコの煮物に――」

;SE ご飯よそう

「ご飯はね、うふふっ、今日精米したてなんだよ――え?
そうなの? いつもより?」

「えー、楽しみ。じゃ、わたしもいただきまーす。
 (はむっ――もぐもぐ――こくっ)。
あ、ほんとだ。いつもよりもちもちしてるような気がする――おいしい」

「あ、お米の研ぎ方のせいかも。
あのね? お米屋さんが、
『精米器を換えたから、研ぎはかるぅく2~3回で十分ですよ』って教えてくれて、試してみたの」

「それで――(はむっ――もぐもぐ――こくんっ)うん。
こんなにお味変わるんだったら……
わぁぁ、今まで研ぎすぎて、お米のおいしさも水に流しちゃってたのかなー」

「え? あ……うふふ。ありがと、おじいちゃん。
だよねー、いままでのだってちゃあんとおいしかったもんねー。あ、おかわり、どのくらい?」

「たっぷり? うふふ。はぁい、わかりました。
んしょ――うん! はぁい、どうぞ」

「でも、うちはおじいちゃん、ちゃあんと晩酌してくれるから、安心」

「え? あ――ちゃんとっていうのは、辞書の意味どおりでってこと。
『晩ごはんを食べながらお酒を飲む』、晩酌ってこと」

「あのね? 凪ちゃんのおじいちゃんは、お酒飲むとき、ご飯――お米食べるのイヤがってたんだって。お腹がいっぱいになると、お酒の味が鈍くなる――とかいって」

「それって、絶対体によくないって思ったから、凪ちゃんと一緒に、真闇さんのところに相談にいったの。
さっきのおつまみも、そのときに教えてもらったんだけど……」

「真闇さんね?
『クマ焼酎は、米焼酎。クマのお米は、最高に味がぴったりはまるおつまみになるとよ?』っていってくれて――」

「そう伝えたら、凪ちゃんのおじいちゃん。
『右田のお嬢がそぎゃん言うなら』って。
お米、おつまみだって考え直して、お酒飲みながら食べるようになってくれたの」

「そしたらね? うふふっ。『こらぁ旨い』って――
『晩酌の楽しみが増えた』って、凪ちゃんのおじいちゃんもうニコニコで」

「それでわたし、
『そういえば、晩酌ってどういう意味なんだろう』って、思って。
おうちにかえってすぐ、辞書引いてみたの」

「光辞苑にも冥鏡にも角河にも、
『晩ごはんを食べながら飲むお酒のこと書いてあって。
だから――
『じゃ、うちのおじいちゃんたちはずうっと、ちゃあんと晩酌してるんだなぁ』って、わたし、なんだか嬉しくて――え?」

「そんなの……だって――
だってわたし、クマ川下りの船頭さんでともはりさんなんだから……
お客さんとお話するし――」

「そのときに、いい加減なこと言えないし……
だから、知らない言葉とか、あやふやな言葉とか。
辞書をひいて調べておくの、あたりまえのことだって、思うから」

「でも……えへへ、褒めてもらえるのはやっぱりうれしい。
ありがとう、おじいちゃん」

「三年前のお誕生日のプレゼント。
おじいちゃんたちみんなが別々の辞書買ってきちゃったの、『一冊でいいのに~』って、最初は思ったけど」

「でも、三冊引き比べると、やっぱりいろいろ違うところあるから――えへへっ。今はね? とってもよかったなぁって、思ってるの」

「え? あー……うん。
あの頃は確かに……『小説書くのにいい辞書がほしい~』って――
わたし、毎日みたく言ってたけど……」

「最近は……うん。全然書いてない。
だって、小説書いてたの、御一夜鉄道のみんなとちゃんと知り合う前だったし――」

「みんなのおかげで、クマ川くだりも持ち直してきたし
……だから、忙しくて、最近は全然」

「それに書いても……新人賞とかとれっこないって、自分でだんだん、わかってきちゃって」

「でもね、辞書、すごく役にたってるよ?
わたし、ええと――人の気持ちって、川の流れみたいなものだなって、最近思うの」

「でね? 言葉が舟。
それで、自分の岸から相手の岸まで、言葉っていう舟を出して、伝えたいことを伝えようとするのが、会話」

「だけど、気持ちの川は言葉をどんどん押し流しちゃう。
伝えたいはずの大事なことが、環境とかタイミングとかにも邪魔されて、向こう岸では、とんでもないとこについちゃったりする」

「だから――辞書はね? 水棹(みざお)で櫓(ろ)なの。
言葉っていう小さな舟は、水棹と櫓とを上手に使うと、もっと上手に扱えるようになる」

「もちろん、相手の人の気持ちだなんて本当にはわからないから。
自分が上手に言葉を使えたつもりになってたのに、やっぱり誤解されちゃったりとか……今も全然普通にあるけど」

「それでも、辞書をひくたびに、言葉っていう舟を操るむつかしさのこと、わたし、何度だって思うから――」

「難しいけど、川下りとおんなじことって思えば前より、頑張れるようになったから。
実際、お客さんとのおしゃべり、わたし――
えへへっ、だよね? 前よりは上手にできるようになってるよね、やっぱり!」

「だから小説を書かなくなっても、辞書、すごく役に
――え?」

「『言葉を使うことと川下りが同じなら』?
『一番大事なことも、川下りと同じかもしれんの』
って――」

「……川下りで一番大切なこと……」

「おじいちゃんたちに、おかあさんたちに。
わたしがずっと、教わってきたこと」

「――”川へと舟を漕ぎ出す、勇気”」

「…………」」

「……あの、おじいちゃん。
あ! うん、ごめんね。ありがとう。
洗い物――うん。水につけておいてくれればいいから」

「わたし、ちょっと書いてみる。
始めたこと、途中で投げ出しちゃうのって、やっぱり、よくないっかなて思うし」

「それに――あ。うん。そうだね、話すより書いてくる!
えへへっ、おじいちゃんだぁい好き!
それじゃ、わたし、自分のお部屋にいるから――あ」

「あのね? ええとね。おじいちゃん」

「大事な言葉を――
素敵な舟を。ありがとう」

「っ! おやすなさい!」

;SE 照れて早足

;おしまい


////////////


いかがでしょうか!?

このように、「既存のキャラクターを主役にしての、ふかみちゃんとのエピソード」についても、
CF案内で明記されておりますNG事項(R18相当要素を含むものや、「まいてつ」世界観を毀損するものは不可等)に反しない限りは、
よろこんで&全力でお引き受けさせていただきます!


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whisp 2018/12/14 20:30

ふかみちゃんと一年中!!『あなたにここにいてほしい。です』台本のご紹介です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!


「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31

なんと本日さきほど!

みなさまからいただきましたご支援の総額が!
250万円を突破いたしました!!

まことにありがとうございます!

これにともない、リターンとなる、
『ホワイトデースイートアニバーサリーボイス』が追加実装されることが確定いたしました!


ホワイトデーの、あなたからのおかえしに喜ぶふかみちゃん!
日常、いちゃ、家族、それぞれのステージでの、
距離感の、親密度の、愛情の質の変化をめいっぱいお楽しみいただけますよう!
ベスト尽くして執筆させていただきます!!


でもって本日は!
甘さオンリーの前段部分とはうってかわった、一味違うリクエスト!!

//////////

ふかみちゃんが私の事を好きすぎて精神的に病んでヤンデレになり、ふかみちゃんが積極的アピールしてくるシチュエーション

//////////

に基づきまして執筆いたしました、
「あなたが主役のミニボイスドラマ『あなたにここにいてほしい。です』」
の台本をご紹介させていただきます!!


ヤンデレ。
わずか四文字ではございますが、とても多くを考えさせられるワードでございます。

まず考えたのは「ふかみちゃんは病むか」ですが、これは病みます。

もともとコンプレックスの固まりのようなこですし、
恋愛方面などの刺激でそこがこじれれば、正常ではない精神状態に陥ることは、これは容易に想像できてしまいます。

では、どのような「精神の均衡の崩れ方」をみせるのか――

攻撃的になるのか、悲観的になるのか、偏執的になるのか、排他性を発揮するのか、
あるいはそれらが混じり合うのか――


そういうことを考え考え。
「ああ」と見えて瞬間に、一気呵成に書き上げましたのが、こちらとなります!


//////

『ふかみちゃんと一年中!! XXXのためのミニボイスドラマ
「あなたにここにいてほしい。です」』
2018/12/12 進行豹

;セリフは全てふかみ

;SE お鍋グツグツ

「……うふふっ、XXX。もうすぐですよ。
おいしいおいしいビーフシチュー。
もうすぐ、食べごろに仕上がりますから」

「バゲットとワインとチーズも用意してありますし、テーブルにはお花も飾ってありますし。
ケーキも手作りしてありますから、たーくさんたべてくださいね?」

「え? 『今日は何かの記念日だっけ?』って――
やだもう、XXXのイジワル」

「今日は、XXXとわたしが恋人同士になって、ちょうど500日目の記念日にきまってるじゃないですかぁ」

「一年と四ヶ月と一五日のきりのいい記念日なんですから。うふふっ、数えるまでもないですよね? こんなの」

「あれ? XXX……
どうして、ちょっと困ったみたいなお顔してる――です?」

「……ま、さか……ほんとにXXX――
XXXとわたしの大事な記念日のこと、忘れてたり……とか――」

「えっ!? あ! ほんと!
お話に夢中になって、お鍋のこと忘れちゃってました! さすがです、XXX」

「こんなことで困ったお顔させちゃうなんて……
もうっ、浮かれすぎですね、わたし」

;SE コンロ、止め

「おまたせしました。XXX。
さ、お食事にしましょう?」

「いただきます」

「うふふっ、『おいしそう』ならよかったです。です。
あ! 待ってください。せっかくの記念日なんですし――
今日の主役は、XXXなんですから」

「(ふーっ)(ふーっ)(ふーーーっ)……
はぁい。『あーーーん』」

「……どう? ですか?
XXXのお好みの味に仕上げたつもり――なんですけど――」

「わあっ! うれしい! ありがとうございます」

「え? お礼に、ですか?
そんな……わたし、照れちゃいます、です」

「でも――XXXのしてくださること、お断りするなんてありえませんし。
えへへ、それじゃ、お言葉に甘えちゃいますね?」

「『あーーーーーん』(もぐっ)(はむはむ)(ごくっ)」

「あ……おいし。けど――ん……
ちょっとだけ――ほーんのちょっとだけ、
お肉、柔らかさが足りてない気が……しませんか? です」

「あ……はい。それはもう。
じーっくりとろ火で24時間以上煮込んでますから。
ほろほろでとろとろなのはもちろんですけど……」

「でもぉ……もうちょっとだけ?
柔らかさをプラスできたら、もっとおいしくなりそうかなぁ~って」

「うふふっ! ですよね?
もーちょっと柔らかくしたいですよね~」

「だ っ た ら。うふふっ――
次のひとくちは、ね? XXX」

「わたしがおくちでとろとろにして――
食べやすくして、XXXにお届けしますね?」

「ん……(はむっ――もむっ――もむっ――)ん……」

「ん~~~っ――(キス)――ん……ふっ――ん……む――ぷあっ」

「……うふふっ? どうですか? XXX。
もーっとやわらかにしたシチューのお味は」

「最高、ですか? なら……ね? XXX。
わたしも、ひとくち……食べさせていただけたら――
うれしい、です――はうっ」

「わ。ありがとうございます。
それじゃあ、えへへ――『あーーーん』……で」

「(呼吸音)」

「はぁい、それじゃあ。いただきます――んっ――
(キス)ん――ちゅっ――ちゅるっ――ちゅむっ――
ん――(はむっ――はむっ)――(こくんっ)――ぷぁ」

「ぁ……ん。(ぺろっ)。
これ――柔らかさだけじゃなく、
甘さも……すごく。強く、なって……これ――」

「…………おいし」

「あ! そうですね、XXX。
それじゃあ、バゲットも――
あ、シチューにつけてからですね?
んしょ――」

「それじゃあ――
『あーーーんっ』♪」

;SE 洗い物→蛇口締める

「うふふっ、ありがとうございます。XXX。
洗い物まで一緒にしてくれるだなんて……
おかげで、”最高の一歩手前”の、500日記念日になりました、です!」

「え? 『最高にするにはどうしたらいい?』って――。
もう、XXX、本当にイジワルなんだからぁ」

「……だけど。うふふっ、
XXXのイジワルが、わたしをわたしにしてくれた……
わたしを、解き放ってくれたんですよね」

「わたし、本当はすごく、独占欲とか強いのに。
一緒にいたくて、ひとりぼっちになりたくなくて――
ずうっと、さみしかったのに」

「だけど……さみしいって、いえなくて。
断られるのが、すごく怖くて……
自分から誰かを誘ったり、おねだりしたりとか……
できなくて」

「だから、凪ちゃんがぐいぐい来てくれて。
おともだちになってくれて、すごく嬉しくて。
それでもやっぱり――
おねだりだとかは、怖くて、わたし、できなくて」

「だけど、XXXは、そんなわたしを許してくれなかった。
わたしはこんなに、XXXのこと好きなのに――
『好きです』『一緒にいてください』ってちゃんといわないと、わたしを、簡単に置いてっちゃった」

「だから、なりふりなんてかまってられなかった。
XXXとずっと一緒にいたいから――
XXXと別れることが、他の何より、一番おっかないことだから」

「勇気を出して――声を、言葉をふりしぼって。
ちゃんとおねだりできたら――うふふっ。
欲張りなわたしも、あまえっこなわたしもぜぇんぶ。
XXXはまるごと包んで、愛してくれて……」

「――いままでずっとしてたガマンを、しなくていいって、しちゃダメだって。XXXが……
あなたが、教えてくれたから」

「だから、いまも。
ちゃあんとおねだり、しちゃいますね? わたし」

「今日を最高の記念日にするには――
これからの時間を……
ふたりの夜を、最高のものにしなくちゃ、ダメ、です」

「食後のお散歩ももったいないです。
他の誰にも、他の何にも、XXXとわたしの夜に、入り込ませないし、邪魔させません」

「……スマホ、貸してください。ん……よし。
うふふ、おうちの電話も――<SE コネクタ外す>――
これで、誰もふたりを邪魔しませんね」

「え? わたしのスマホ?
今日の一番最初から、ずーっと電源落としてますよ?
そんなのあたりまえじゃないですか」

「鍵はチェーンまでかかってますし、ドアホンの電源も、朝から落としてありますし……」

「あ・と・は――<SE カーテン閉め>……
うふふふっ、これでもう、お月さまだってお星さまだって、ふたりの夜を邪魔しませんから」

「だから、ね? XXX。
わたしの大事な――わたしだけの、XXX」

「もっと近くで、わたしのことを見てください。
髪から、肌から、もっと奥から――わたしの匂いを、感じてください」

「指先で、手で、体全部で。わたしにもっと、触れてください。
その唇で、その舌で、わたしを全部、味わってください」

「そうして、ね? XXX。
わたしの、わたしだけの、XXX……」

「夜の続きを。500日めのふたりの夜を。
XXXで、どうか、いっぱいにしてください。です」

「ん……(キス)…………ぁっ」

「ずうっと……ここにいてください。
わたしの、ふかみの、一番近くに……」

「こころの、からだの―― 一番、ふかみに」

;おしまい


//////

いかがでしょうか!?

案内ページにも明記してございますように
“「まいてつ」世界観を損ねてしまうリクエスト”にはお応えいたしかねる
(リクエスト内容についてご相談となる)のですが――

キャラクターにマッチしていると判断できるバランスの崩し方――
この程度の範囲までであれば、上記の制限の範囲内としてお取り扱いし、
作劇・執筆の方全力でさせていただきます!


どうぞご支援ご検討の一助としていただけますと幸いです!

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whisp 2018/12/12 22:17

ふかみちゃんと一年中!! 「起動ボイス」のご説明です!!  (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!

「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31

本日は! めちゃくちゃ地味ですが、とても大切!
『起動ボイス』についてご説明申し上げます!


起動ボイスは、スマホのカレンダー/時計に連動し、
「ふかみちゃんと一年中!!」のアプリ起動時に、自動で再生されるボイスです。

起動ボイスは、
『スイートアニバーサリーボイスのある日』 →二時間おきに12種類
『上記以外の日』→三時間おきに8種類
が、一年366日。全ての日に設定されます。


とはもうしましても、366☓8時間帯+αを全て書き下ろしますと、
台本執筆も、収録も、実装も、お聞きになる方も――
全方面に凄まじいコストが発生してしまいます。

ので、基本的には「1月ベースボイス」「8月ベースボイス」等の、「月がわりでの基本となる、季節感を出した起動ボイス」を設定し。

そのうえで、スイートアニバーサリーボイスの設定が無い日でも、必要に応じ――
例えば、2/29とか、7/7とか、「明らかに、他の日とは違うこというだろう」という日には、
その日の固有ボイスとベースボイスが差し替わっていく――という感じにしていくつもりです。

なお、「ふかみちゃんと一年中」のボイスはどうしても万年カレンダー――曜日をもたない日付だけの、何年先にでも使えるカレンダーにする必要が生じますので、
「ハッピーマンデーにあたる=年によって日付がかわってしまう祝日」には、対応できませんことにつきましては、どうぞあらかじめご了承いただけますと幸いです!


と、いうわけで――
例によって現状版ですが
「1月ベース起動ボイス」
「スイートアニバーサリーボイスの例として、1/1」
「SAVではないが、固有セリフありの日として、1/2&1/3(共通)」
「夏の例として、8月ベース起動ボイス」
――を、以下にざざざとご紹介いたします!



■ 1月ベース起動ボイス (全てのベースとなるので、接頭詞なし)

「うふふ、日付が変わってすぐにおはよう。嬉しい、です」 fuk_kid_01 00:00-02:59

「今日は、すごく早起きなんですね、です。お外、まだまっくらですよ?」 fuk_kid_02 03:00-05:59

「おはようございます。です。今日の一日、むりなくたのしくすごせるよいいですね」 fuk_kid_03 06:00-08:59

「おはようございます、です。今日はおねぼうさんなんですね。あ――うふふ、目やに、とってあげますね?」 fuk_kid_04 09:00-11:59

「ランチの時間ですね。です。起きてすぐで、食べられますです?」 fuk_kid_05 12:00-14:59

「日暮れ、早すぎですよね。――あ、おはようございます」 fuk_kid_06 15:00-17:59

「晩ごはんの時間におはようですね。わたし、何か作りますね? です」 fuk_kid_07 18:00-20:59

「うふふっ、夜中に『おはよう』って。大人な感じでどきどきしちゃう、です」 fuk_kid_08 21:00-23:59

■ 0101(正月)起動ボイス

「年越し、ですね。ふたりで一緒に。――嬉しい、です」 fuk_kid_0101_01 00:00-01:59

「おはようございます。もう起きます――です? うふふ、あけまして、おめでとうございます!」 fuk_kid_0101_02 02:00-03:59

「おはようございます。まだ、お外まっくらですけど――初詣、いっちゃいますか?」 fuk_kid_0101_03 04:00-05:59

「おはようございます、です。あけましておめでとうございます。今年もよろしく、です」 fuk_kid_0101_04 06:00-07:59

「うふふ、元旦にちょっとおねぼう。贅沢ですよね。おはようございます。あけましておめでとうございます」 fuk_kid_0101_05 0800-09:59

「ふぁ――あ――あ!? もうこんな時間!? あわわっ――あけましておめでとうございます! です!」 fuk_kid_0101_06 10:00-11:59

「おはようございます。今日は、お寝坊さんですね? うふふっ、あけましておめでとうございます」 fuk_kid_0101_07 12:00-13:59

「おはようございます。おやつの時間――ですけど今日は、おせちです。あけましておめでとうございます!」 fuk_kid_0101_08 14:00-15:59

「もう、『おはよう』じゃないですね。ですから――うふふっ――あけましておめでとうございます!」 fuk_kid_0101_09 16:00-17:59

「うふふっ、もうばんごはんの時間ですよ? おせちに、お雑煮。おもち、いくついれます? です?」 fuk_kid_0101_10 18:00-19:59

「あ――いまお風呂入ろうと思ってて。――うふふっ、その前に。あけましておめでとうございます。です!」 fuk_kid_0101_11 20:00-21:59

「あ、よかった――日付が変わるまえに挨拶できて、うれしい、です。あけましておめでとうございます」 fuk_kid_0101_12 22:00-23:59


■0102起動ボイス

「……お正月なのに、早く目がさめちゃいましたね。おはようございます、です」 fuk_kid_0102_01 00:00-02:59

「三が日から早起きできると、一年早起きできそうですね。おはようございます!」 fuk_kid_0102_02 03:00-05:59

「おはようございます。です。朝ごはん、お雑煮、おもち、いくついれます? です」 fuk_kid_0102_03 06:00-08:59

「おはようございます、です。おせちの残り、うふふ、ちょうど三が日でなくなりそうですね、です!」 fuk_kid_0102_04 09:00-11:59

「おはようございます。お昼、お雑煮でいいですか? それとも、焼き餅焼いちゃいます?」 fuk_kid_0102_05 12:00-14:59

「おはようございます。――お寝坊。わたしよりお布団が好きなんですね。って、焼き餅焼いちゃいました!」 fuk_kid_0102_06 15:00-17:59

「おはようございます、晩ごはんの時間ですよ~? おせち、一緒につまみましょう、です!」 fuk_kid_0102_07 18:00-20:59

「おはようございます、です。夜中ですけど。うふふ、なんだかお正月っぽい感じですね」 fuk_kid_0102_08 21:00-23:59


■0103起動ボイス
 全て0102を流用

■0104起動ボイス ~ 0131起動ボイス
 全て1月ベース起動ボイスを流用


■8月ベース起動ボイス Aug

「うふふ、日付が変わってすぐにおはよう。嬉しい、です」 fuk_kid_01 00:00-02:59

「今日は、すごく早起きなんですね、です。この時間からもう明るいの、夏だなって感じます、です」 fuk_kid_Aug_02 03:00-05:59

「おはようございます。です。ちっちゃいこたちが外を走ってますね。ラジオ体操、かな?」 fuk_kid_Aug_03 06:00-08:59

「おはようございます、です。今日はおねぼうさんなんですね、汗、かいちゃってますよ?」 fuk_kid_Aug_04 09:00-11:59

「ランチの時間ですね。です。暑いですけど、起きてすぐで、食べられますです?」 fuk_kid_Aug_05 12:00-14:59

「この時間でも、まだ蒸しますね、です。おはようございます」 fuk_kid_Aug_06 15:00-17:59

「晩ごはんの時間におはようですね。わたし、何か作りますね? です」 fuk_kid_07 18:00-20:59

「うふふっ、夜中に『おはよう』って。大人な感じでどきどきしちゃう、です」 fuk_kid_08 21:00-23:59



////

いかがでございましょうか!?


これもなかなか、なかなか地味に(特にスイートアニバーサリーボイスの実装数が増えていくほどに)大変なコンテンツではございますが!

「ふかみちゃんと一年中」を一緒にすごすその実感を得ていただくためには大変大事な部分とも認識いたしておりますので!

地道にコツコツ丁寧に、執筆の方重ねていきたく存じます!


どうぞ、ご支援ご検討の一材料としていただけましたら幸いです。

よろしくお願いいたします!!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

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whisp 2018/12/11 21:37

ふかみちゃんと一年中! 基本ボイス「手_家族」全50ボイス(現状版)のご紹介です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!


「ふかみちゃんと一年中!!」
http://vigorball.com/project/s/project_id/31


本日はお久しぶりの基本ボイス!!

手、腹、頭、それぞれのセンサーにタッチしたとき、
日常、いちゃ、家族、それぞれのステージに応じたセリフをふかみちゃんが返してくれる、
「ふかみちゃんと一年中」の基幹部分となる基本ボイス! の

50/450!

「手_家族」の、全50ボイスの現状版をどどん! と公開いたします!!!

もしもお時間あってお気がむくことございましたら、
すでに現状版公開済みの

「手_日常」
https://ci-en.jp/creator/922/article/31258


「手_いちゃ」
https://ci-en.jp/creator/922/article/33426


とあわせてご確認いただけましたらうれしいです!!!


では参ります!!!


///////////////////////////////////////
『ふかみちゃんと一年中!』 基本ボイス 手_家族


"「あなたの手……あったかな手。
うらやましいな。いつか産まれる、わたしたちのあかちゃん。
この手に最初に、だっこして、いいこいいこしてもらえるなんて」" fuk_te_kz_01

"「え? 自分でやるです。洗い物くらい……
はぅ……はぁい。それじゃ、お言葉に甘えちゃいまーす。えへへぇ」" fuk_te_kz_02

"「あの……なでなでの練習。しませんか? です。
ええと、あなたとわたしが――お父さんと、おかあさんになったときのため」" fuk_te_kz_03

"「こないだ見せてもらったんですけど、赤ちゃんの手って、ちっちゃいんですよねー。
あなたの手よりも、わたしの手よりもちっちゃくて――
だけど、きっと、どんなおおきなものでもふんわり、つかめちゃうんです」" fuk_te_kz_04

"「いつ、赤ちゃんが産まれたら――
最初はちっちゃな手でも、きっとすぐに、わたしの手、おいぬかれちゃますよね。
あなたの手よりもおっきくなるかな? うふふっ、どうかなぁ」" fuk_te_kz_05

"「おとうさんとおかあさんになっても――ね? 手。こうしてつなぎましょうね。
赤ちゃんを間に挟むだけじゃなく……こうして、ふたりだけでも。きっと、ずうっと」" fuk_te_kz_06

"「え? 力こぶ、です? ん~~~っ!
あははっ? 少したくましくなっちゃいました? そりゃそうですよ――
だってわたし、奥さんだから――あなたと、支えあえなきゃですから!」" fuk_te_kz_07

"「え? どうしたんです? 急に。
わたし確かに、左手も器用につかえます――あうっ/////っ……。
あなたが……そうしてほしいなら……はい、です。今夜は……左手、で」" fuk_te_kz_08

"「ぎゅ~っ! ぎゅ~~っ! ぎゅううう~~っ!!
はぁい、雑巾絞れました! それじゃお掃除、がんばりましょーね!」" fuk_te_kz_09

"「あ……えへへっ、ありがとうございます。こういうの、夫婦――ですよね。
なんにも言わなくてもいつも、あの棚あけようって思ったら、
あなたが代わりに、手を伸ばして――とってくれるの……ふふっ」" fuk_te_kz_10

"「指ずもう、です? ふふっ。やりましょう?
……赤ちゃんできたら、ね? 何歳くらいからできるようになるんでしょうね、指ずもう」" fuk_te_kz_11

"「……少しだけ。気が早いんですけど――
あなたの手……お父さんの手って感じ――します。です」" fuk_te_kz_12

"「え? わたしの手が……です?
『おかあさんの手』……はうっ――そんな感じ、少しでもするなら――うれしいです。です」" fuk_te_kz_13

"「にぎにぎにぎ~ にぎにぎ~ にぎにぎ~
うふふっ、こんなことが幸せなんて。赤ちゃんみたいですね? あなたも、わたしも」" fuk_te_kz_14

"「え? もにもにって……わたしの腕、です? はううう~ やだ、こまっちゃう。
最近ちょっと、ゆるんできちゃったんですかね、です」" fuk_te_kz_15

"「あ……腕……だけじゃなく? 体全部……全体に、ですか?
『少女から、女の体つきに』――はう。な、なんだかいいかた……エッチ、です」" fuk_te_kz_16

"「……もうずっと付き合ってるのに、うふふ。少しも変わらない。
わたし? ね。ドキドキするんです。あなたに優しく触ってもらうと――それだけで」" fuk_te_kz_17

"「……あなたの指に――わたし、たくさん知られちゃっいましたね。
わたしのヒミツ――わたしの体の……いろんな、ないしょ」" fuk_te_kz_18

"「あ……ごめんなさい。おねだり。ひとつだけしていいですか?
とんとんとんって、してほしいです。わたしの両肩。とんとんとんって」" fuk_te_kz_19

"「あ……ちょうどよかった。ぬりぬり~ ぬりぬり~ えへへへへっ。
ハンドクリーム。ちょっと出しすぎちゃってたんです。です」" fuk_te_kz_20

"「えへへ~ 今からあなたの手のひらに、文字かきますね~。
あててみてくださいね? んと……ん……(呼吸音)――ん――え? もう一文字あるのに
……はい、正解です。『あいしてます』――です!」" fuk_te_kz_21

"「……えへへっ。ね? なんででしょうね? 手、ぎゅってにぎって。
ぎゅうってにぎりかえしてもらえて――それだけで、こんなにしあわせになれちゃうの」" fuk_te_kz_22

"「ね? 手と手じゃなくって、指と指、たまにはからめてみませんか? です。
夫婦ですから……薬指と、薬指とで」" fuk_te_kz_23

"「……手。包ませてくださいね? です。
このままずっと……さみしいきもちが……ふたりの体温に溶かされるまで」" fuk_te_kz_24

"「手相? です? んっと……気にしたことないです。全然。
だって、あなたのお嫁さんになれてるんですから。
わたしの運勢、最高にきまってますですし」" fuk_te_kz_25

"「……手の甲も、爪の形も。
ずるいくらい――あなた、かっこよくって、うらやましい。です」" fuk_te_kz_26

"「え? あ、ほんとだ。わたし、爪のお月さま、結構おっきくでてますね。
えへへ、体調、絶好調だから――毎日あなたとしあわせだからですね。です!」" fuk_te_kz_27

"「あ……なでなで――えへへ。気持ちいい。です?
そのまま、ね? 腕の裏側――肘まで……やさしく、なでなでってしてほしい、です」" fuk_te_kz_28

"「ん……マッサージ……はうっ、ありがとう、です。
ああ……ん……脇の下って……こちょこちょされたらくすぐったいのに――
こうして……ゆっくり――優しくさわってもらえると……んっ――きもち、いい――です」" fuk_te_kz_29

"「……あなた。いっつもありがとう、です。
わたしのために、おうちのために、がんばってくれて。
だから? ね? 肩、マッサージします、です」" fuk_te_kz_30

"「腕のちからをぜぇんぶぬいて、わたしにまかせてくださいね? です。
ん……(呼吸音)――んんっ――(呼吸音)――
肘のまわりが……けっこう――固く――んっ……なってます。です」」" fuk_te_kz_31

"「指の間を~~ こすりっこしましょう! ね?
こうして、指をおたがいの指ではさみあってぇ。すりすり――すりすり――すりすりすり~」" fuk_te_kz_32

"「あー……今日のあなたの手、いっつもよりももっとぽかぽか……きもちいい。
え? あ――わたしの方が、いっつもよりも体温ひくいかも、です?
えへへ――それじゃあ……。ぎゅってして。たくさんあってめてくださいね? です」" fuk_te_kz_33

"「あ、さっきまで水仕事してたから、いま、わたしの手――あ。
えへへっ、はぁい。じゃ、お言葉に甘え――ふぁ。あったかぁい」" fuk_te_kz_34

"「あの? いま時間あります? えへへ。じゃ、あやとりの練習。
ちょっと、つきあってくださいです。です。
いまのうちから……わたし、教えてあげたいから――練習、したくて」" fuk_te_kz_35

"「ん……と……ここを、こうして――こう、で――とれた!
えへへ。あやとり、わたし、おかあさんとあんまり出来なかったから――
うれしい、です。わたし。単純に、うれしい、です」" fuk_te_kz_36

"「……ときどき、ね? 思うんです。あなたの手を、あなたの中で、一番最初に、
わたし、好きになったんじゃないかなぁ、って。
別の日には、うふふっ、声のような気も、まなざしのような気もするんですけど」" fuk_te_kz_37

"「……覚えてます? です? 付き合い始めのころ。女の子にしてはマメも傷も多い……
あ――わたし、うれしいです。です。
覚えててくれて――いまもやっぱり、『勲章だ』って、いってもらえて」" fuk_te_kz_38

"「……いつか、ぜったい、あなたの手も、わたしの手も。
しわくちゃの、しわだらけになるんですよね……
ね? そのときも、その先もずっと……こうして、手、つなぎましょうね」" fuk_te_kz_39

"「……衛生面を考えたら、結婚指輪……ときどき外して洗った方がいいのかなって
思いますけど――わたしは、一瞬も外したくなんですよね。わたし的には。
あなたは、ね? どう思います??」" fuk_te_kz_40

"「おかあさんの手、おじいちゃんたちの手、凪ちゃんの手……あなたの手。
たくさんの手が、やさしさを教えてくれたから――。
わたし、きっと。優しいおかあさんになれる気がします。です」" fuk_te_kz_41

"「……あなたの手、綺麗だなぁって一番最初におもったの。
わたし、はっきり覚えてます。です――
一番最初に、線香花火をしたとき……ああ、綺麗だなぁ。好きだなぁ、って」" fuk_te_kz_42

"「あれ? やだ、そこ、ほつれちゃってるじゃないですか。です。
ちょっとだけ待ってくださいね? いま、わたし、つくろっちゃいます」" fuk_te_kz_43

"「……おちゃわんとお箸をもってるときも。文字をかいてるときも。スマホいじってるときも。
わたしの手、ほんとはですね? こういうふうに――いつだって、
あなたとくっついていたいんですよ?」" fuk_te_kz_44

"「音が……聞こえてくる気がするんです。
心音じゃなく。ざあって血が流れてる音じゃなく。
遠く静かな音楽が――あなたと指を絡めていると」" fuk_te_kz_45

"「わたしが、いつかおばあちゃんになって。なにも掴めなくなって。
手のひらからぜぇんぶ、大事なものをとりおとしちゃうようになったら――
どうか、お願い。あなたの両手で、わたしのこの手を、包み続けてくださいね?」" fuk_te_kz_46

"「……あなたをわたしがどれだけ好きか。
言葉じゃ、絶対伝えれない。
だからこうして、手を繋ぐんです。あなたが好きって、手を繋ぐんです」" fuk_te_kz_47

"「汗なんて、凪ちゃんのだって、ちょっとくらいはばっちいなって思いますけど――
あなたの汗とわたしの汗がからむのは――幸せ――っていうか、
すごく安心な気がします、です」" fuk_te_kz_48

"「……眠らせてください。あなたの指で。あなたの腕で。あなたのやさしい手のひらで。
わたしをつつんで、だっこして――どうかこのまま、眠らせて……」" fuk_te_kz_49

"「眠たい、ですか? いいですよ? あなたが眠りに落ちるまで――眠りに落ちて目が覚めるまで。
わたしずうっと、手を繋いでます。あなたの眠りと、いっしょにいます」" fuk_te_kz_50


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いかがでしょうか!!


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