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スクール水着の記事 (30)

レモネードオアシス 2024/06/05 17:19

ビターチョコレート8

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

週の半ばの水曜日です。
風邪を引いて寝込んでいたので、いざ小説を書き始めようと思ってもなかなか筆が進まないですね。
早く慣らしていきたいと思います。

さて、今日は水曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

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 ぎゅるるるっ、
  きゅるるっ、きゅる!

 プールから上がるとき、急に身体が重たく感じられる、その一瞬の隙。
 便意はほんの僅かな隙も執拗に責め立ててくる。

(も、漏れる……!)

 重力に身体を縛られているかのような、そんな錯覚に陥る。

 プピュ……、
  プリュリュッ。

 なんとかプールサイドに上がるも、しかしひなぎくの括約筋はいまにも力尽きようとしていた。
 腸内からお湯のような物質が漏れ出してくると、お尻のワレメへと広がっていく。

(ああっ、まだ、だめ!)

 ぶるり、
 プールから上がると、夏の涼風に身体が震えてしまう。
 せめて教師からトイレに行く許可をもらわなければ。
 そう思ってよたよたと歩こうとするけど、

 ぷりゅりゅっ、
  ぶぴゅるっ。

 たった数歩進んだだけで、お尻に熱いものを漏らしてしまう。
 だが完全なお湯状だったことが、不幸中の幸いだった。
 ひなぎくのお尻を包み込んでいるスクール水着は、ほんの少しだけうっすらと膨らんだだけで、一見しただけでは漏らしてしまったとは分からない段階だ。

(ま、まだ……セーフ、なんだから……っ)

 なんとかごまかしながらも、スタート台に立ってホイッスルを吹きながら指示を出している女教師への元に。

「先生、トイレに――」

 と言う前に、よほどひなぎくの顔色が悪かったのだろう。
 女教師は心配げにスタート台から降りてくると、

『おい、大丈夫か、保健室いくか?』
「い、いえ。平気です。ちょっと、トイレに行けば……治ると、と思いますから……」
『そ、そうか……。それじゃあ……、無理はするなよ』

 はい……、
 と応えたけど、それが教師に聞こえたのかはわからない。
 蚊の鳴くような声だったし、それほどまでにひなぎくは青ざめて、憔悴しきっていた。

(早くトイレ行かないと、行かないと、行かないと!)

 クラスメートの女子たちがぺったりとプールサイドに腰をおろしておしゃべりをしている後ろを、ひなぎくはお腹をさすりながらトイレを目指す。
 その足跡は、ふらふらと頼りなく、夏の日差しに焼かれてすぐに消えていく。

「うっ、ううー……!」

 ぷりゅりゅりゅ!

 プールサイドを歩きながら、お湯のような下痢は、なんの抵抗もなく直腸う漏れ出していく。
 気がついたときにはお尻の割れ目が熱くなっている。

 たらり――、

 内股を伝い落ちていくのは、透明な水なのか?
 それとも茶色いお湯なのか?
 それはひなぎくにもわからないことだったし、周りにみんながいるこの状況では確かめようもないことだった。

(せめて、せめて人がいないところまで我慢、しないと……っ)

 キュッとお尻に力を入れると、紺色のスクール水着がくっきりとお尻の割れ目に食い込んでしまうけど、恥ずかしいだなんて言ってられる余裕なんてない。
 よろめきながらもプールサイドから出ると、シャワーや使われなくなった腰洗い層をくぐり抜けて、なんとかプールの横にある建物へとやってくる。
 コンクリート打ちっぱなしの建物は冷たくて暗い感じがする。
 だけどここまでくればトイレはもう目の前だ。
 
「あと、もうちょっと……!」

 ぷりゅりゅ!
  びちちちちち!

 だけど女子トイレの表札を見た瞬間、気が抜けてしまったのか誤魔化しようのない量を漏らしてしまう。
 お尻の割れ目がうっすらと盛り上がり、

 もこり、もこもこっ。

 直腸が固いものに拡張されると、ヒップラインが歪に盛り上がっていく。

 ついに下痢ではない――、2週間ものあいだ眠りについていたカチカチうんちが溢れ出してきたのだ。

「あっ! あっ! あっ! まだ……っ、もうちょっ……と!」

 女子トイレへと続くドアを開け、

 もりもりもりもりもり!

 その瞬間、大量の『モノ』を漏らしてしまう。
 だけどここまでくればあともうちょっと。
 眼前に広がる光景は、無人の女子トイレ。その様子がひなぎくにはユートピアのように思え――、

「えっ!?」

 ひなぎくは無慈悲な光景に目を疑ってしまった。
 たしかに女子トイレは無人だった。
 だが、その扉には、

『故障中』

 と、貼り紙が貼られていたのだ。
 ご丁寧にも個室に続く1つ1つの、すべてのドアに。

「えっ、あっ、うっ、うそ……っ」

 もりもりもり!
  ブリュリュリュ! 

 あまりにも絶望的な光景に、フッと意識が遠のく。
 だけどここで意識を失うわけにはいかない。
 ――いや。
 気を失うことができたほうが、もしかしたら幸せだったかも知れなかった。


ビターチョコレート9につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
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レモネードオアシス 2024/04/24 13:15

ビターチョコレート7

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

水曜日です。
最近は雨の日が多いですね。
寒暖差も激しいので、皆様も体調にはお気を付けください。

さて、今日は水曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

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♥3章目 スクール水着で大決壊!

「う~~~~~~~~~~ん」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 ひなぎくが唸っているのは、6時限目の前の休み時間。
 場所は女子トイレの個室。
 ひなぎくは和式トイレに跨がって顔を真っ赤にして唸っていた。
 次の授業はプールの授業だから、お腹を冷やす前にうんちを出すことができたら……と思ったのだけど、出てきてくれたのはおしっこだけだった。

「ふぅ……」

 憂鬱げなため息をつくひなぎくは、おまたを拭いて立ち上がると、スクール水着の肩紐をパチンと鳴らして着た。

「やっぱり、気のせいじゃない……。水着、キツくなってる」

 ふくよかになった……と、言えば聞こえはいいけど、去年と同じ水着のはずなのにきつく感じられる。
 特にお尻とお腹のあたりが。

「お腹、苦しい……」

 最後に出たのは忘れもしない。
 2週間前の、あの朝のことだった。

 いや、寝ているあいだに漏らしてしまったのだから、正確には夜のうちに漏らしたのかもしれないけど。
 とにかく、初めて『アルテマ』を飲んだときの寝糞という大失敗以来、ひなぎくのお腹は再び沈黙を守っている。

「また2週間出てないなんて……。今夜あたり、シェフィからまた下剤もらおうかなぁ……」

 スクール水着に覆われた、パンパンに張ったお腹をさすりながら女子トイレを出る。
 プールのすぐ隣にある女子トイレだから、ちょっと歩けばもうそこはプールだ。

(お腹冷やすと痛くなっちゃうから気をつけないと)

 便秘が苦しいのはイヤだけど、プールの授業中にお腹を壊してしまうのはもっとイヤだ。
 今日何度目かも分からない憂鬱げなため息をつくと、ひなぎくはプールサイドに集まりつつあるクラスメート――男子と女子の合同――の集団へと混じっていくのだった。

        ☆

 今年初めてのプールの授業。
 ひなぎくたちはプールサイドにつかまって、ひたすら正しいバタ足を練習させられるという無為な時間を過ごしていた。
 冷たい水に身体を慣らすという意味もあるのだろうけど、バタ足というのは退屈すぎる。
 ひなぎくは膝を伸ばすことを意識しながら真面目にバタ足をしていると――、
 異変は、プールに浸かって15分くらい経ってから、身体の奥底で産声を上げつつあった。

(やだ、お腹冷やしちゃったから。それに、運動、したから……?)

 ぎゅるる。

 腸が捻れるようなこの感覚は間違いない。
 2週間ぶりの『獣』が目を覚ましたようだ。

(トイレ、早く行きたいけど)

 とは思うけど、プールの授業中では簡単には抜け出すことができない。
 スクール水着とはいえ、男子たちの視線をイヤでも意識してしまう。
 たった一人だけトイレに行こうとすれば、男子たちの視線を一身に受けてしまうに違いなかった。
 最近太って、更にはお腹が張った身体を注目されるのは恥ずかしすぎる。
 だけど、久しぶりにお目覚めのお腹は機嫌が悪いようだ。

 ぎゅるるっ、ぎゅるるるる!

「はぁう!」

 寒気と便意にブルリと身体が震える。
 やや脂が乗った女体は、青白くなっていた。

「これは……、む、無理……っ」

 ぐゅるるっ、
  ごぽっ、ごぽぽ!

 ただでさえお腹を冷やしたら急降下しやすい体質。
 プールで身体を冷やせばどうなるかは火を見るよりも明らかだ。
 だけどお腹を冷やせば必ずお腹が痛くなるというわけでもなくて、ある一定以上――大体2週間――が経たないとお腹が痛くならないから、更にたちが悪い。

(我慢……、できない……っ)

 授業が終わるまで、あと30分――。
 とても我慢できる時間じゃない。
 ここは恥ずかしいけど、正直にトイレに行かせてもらったほうがいいだろう。
 プールに茶色いマグマを噴火させるわけにはいかない。

(プールでうんちなんて漏らしたら、大変なことになる……!)

 25メートルプールで、幅が16メートル程度、そして深さが大体1.5メートルだから、その体積を計算してみると、

(60万リットル……!)

 ちなみにお風呂1杯は大体200リットルを溜めるのが一般的らしい。
 と、いうことは、このプールにはお風呂3000杯ぶんの水が使われているということになる。
 お風呂に1日1杯のお湯を溜めたとして、8年とちょっとかかる計算だ。
 数学があまり好きではないはずのひなぎくだけど、便意に脳細胞が刺激されているのか不思議なことに冷静に計算することができている。

(わたしの失敗で、8年分のお水を無駄にするわけにもいかないし! 被害が大きすぎるし……!)

 頭の中で色々な言い訳をしながら、いつトイレに行こうか、先生から許可をもらおうかチャンスをうかがっていると。

 ぶぴゅるっ!

「ああっ」

 バタ足をしているときに、ついお腹に力が入ってしまったのだろうか?
 たしかな質量を持った『モノ』が、お尻の狭間を抜けていく感覚。
 その瞬間、ピーン! バタ足をしていた両脚が弓なりに反れる。
 キュッとお尻が引き締まって、スクール水着にお尻の割れ目がくっきりと食い込んでしまう。

(こ、これは……! ま、まだ……、セーフッ! 気体、気体、気体よ……っ)

 自分に言い聞かせるように脳裏で繰り返すも、年頃の女子としてプールの授業中に気体を放ってしまうというのもいかがなものだろうかと、頭のどこかで考えてもいる。
 残された時間は、あまりにも少ない。
 いつトイレに行こうか?
 そのことばかりを考えていると――やがてチャンスが訪れる。
 ピッ、短くホイッスルを吹いたのは、水泳の授業を担当している女教師だ。
 20代前半で、競泳水着に身を包んでいる。

『それじゃあ、女子はプールから上がって。代わりに男子、次は順番に25メートル泳いでみろー。無理だと思ったら、プールサイドにつかまること。いいなー』

 どうやら女子はプールから上がることができるようだ。
 その入れ替わりに男子たちが次々とプールに飛び込んでいく。
 ――このチャンスを見逃すわけにはいかなかった。


ビターチョコレート8につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

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レモネードオアシス 2024/02/27 14:32

おもらし日記15

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

火曜日です。
千葉は晴れていますが、若干風が強く花粉の飛散が怖いことになっています。
千葉県というところは、最高峰が愛宕山の(408m)で全都道府県中最下位と、真っ平らだから風が強いんですよね。沖縄よりも最高峰が低かったりします。

さて、今日は火曜日ということで同人誌の既刊を更新していきたいと思います。
Ci-enオリジナルの小説はストックを切らしているのでしばらくお休みです。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


(ごめん、なさい……。もう、我慢できない……)

 しゅわわわわ……。

 心のなかで謝罪しながら、尿道から力が抜けていく。
 もう美雪の我慢は、既に限界を超えていたのだ。

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」

 もわ……。

 スクール水着の内側が生温かくなっていく。
 それは取り返しのつかない感触だ。
 もしも誰かにバレたりなんかしたら、みんな一斉にプールから上がって行くに違いない。

(ダメ、こんなことしちゃいけないのに。いけないのにっ)

 もわっ、もわわ……っ。

 おまたが生温かい靄に包まれていく。
 お尻のや太ももも、生温かくなっていく。
 もう、ごまかしようがない――。

(お願いします。誰も……気づかないで……!)

 じゅももももももも……。
 もわわっ。

 我慢に我慢を重ねてきたせいだろうか?
 美雪のおしっこは、濃密な黄色をしていた。
 それはプールの青では隠せないほどに。

「ひっ、ひぃっ」

 じょぼぼぼぼぼっ。
 もわっもわわっ。

 美雪が股間にかかる濃密な靄に気づいたのは、尿意を放ってから二十秒ほどが経ったときのことだった。
 青いプールにかかっているのは、濃密な黄色い靄。
 誰かが気づけば、見咎められるほどの濃さだった。

(お願いします、誰も気づかないで……っ)

 ぢゅもももももももも……。
 しゅうううぅぅぅぅぅ……。

 それでも美雪はその場に立ち尽くしたまま、動くことができなかった。
 尿道を解放し、辛うじて立っていられるこの状況。

 もしもこの場所から無理に動こうとすれば、足を攣ってしまう自信がある。

(おしっこ……止まらない……っ、止まらない……っ)

 しゅうううううううぅぅぅぅ……。
 じゅもももももももももももも……。

 今日二回目のおしっこは、なかなか終わってはくれない。
 ただでさえ膀胱はパンパンに膨らんでいるし、すぐ近くにはクラスメートたちが泳いでいる。
 緊張して、おしっこの勢いも無意識のうちに弱くなっているのだろう。
 美雪の失禁は、濃密な黄色い靄を広げながらも続いていくことになった。

(おまたも……お尻も……内股も……あったかいよぉ……)

 じゅももももももも……。
 もわ、もわわぁ……。

 水中でのおもらしは、すべてが無音だった。
 それでも濃密な黄色い靄は確実に広がっていき、美雪を包み込むほどになっている。
 もしかしたら、美雪の周りだけ水が生温かくなっているかもしれない。
 それほどまでにおしっこの量は多く、美雪の身体は羞恥心に熱くなっていた。

(こんなところ、誰かに気づかれたら……、もうお終いなのに……ううっ)

 ジョボボボボボボボボ……。
 もわわぁ……。

 すべてが無音の失禁。
 それでもおしっこが消えてくれるというわけではない。
 スクール水着に包まれている美雪の身体は、ほんのりとした桃色に染まり、秘部は熱くなっていた。

「あっ、ぁぁぁぁぁっ、あっ」

 しゅわわわわわわわわわ……。

 失禁しながら、美雪の頬が弛緩してくる。
 それに発情したかのように赤く染まっていた。

 ぬるり……。

 秘部からは、小水とは違ったトロッとした蜜が溢れ出してくる。
 青空の下、失禁しながら、あろうことか美雪は気持ちいいと感じてしまっていたのだ。
 どんなに恥ずかしいと思っていても、身体は正直だ。
 排泄欲という、原始的な欲求を満たし、美雪は確かに快楽を感じてしまっている。

(お願い、こんな私……見ないで……)

 もわ……もわわ……。
 もわわ~ん……。

 腰の周りに黄色い靄をかけながら、美雪は尿意を垂れ流していく。
 濃密な濃い靄がたゆたい、美雪の内股をイタズラっぽくくすぐっていく。
 その刺激に更に尿道が緩んでしまい――、

「ぁっ! ぁっ! ぁっ! ぁっ! ぁっ!」

 ぢゅもももももももも……。
 もわわっ、もわわぁ……。

 美雪は頬を真っ赤にさせて、口をパクパクさせながら失禁するより他なかった。
 その様子はまるで酸欠になった金魚のようだ。
 美雪を中心として黄色いモヤモヤが広がっていき、周りで水を掛けあっている女子生徒を包み込むほどになっていた。

(あぁ……こんなに溜まってたなんて……っ)

 もわわっ、もわ……。
 しょおおおおおおぉぉぉぉ……。

 自らの生温かい感触に包まれながら、美雪は失禁を続け――そして。

「んっ、ふぅぅっ!」

 ぶるるっ。
 ぢゅもももももも!

 美雪は大きく身体を震わせ、最後の一飛沫を噴き出す。
 それは美雪のおもらしが終わったことを知らせるなによりもの合図だった。

「ふぁぁぁあ……」

 おもらしが終わっても、美雪はその場に立ち尽くしたまま、動くことができなかった。
 トロッとまなじりを下げ、すっかり頬を緩ませていた。

(しちゃった……漏らしちゃったんだ……。みんながいるプールで、おしっこをおもらししちゃったんだ……)

 周りにいる女子生徒たちは、まさか美雪がプールでおもらししたとは知らずに、無邪気にはしゃいだり泳いだりしている。
 こうしているあいだにも、美雪の股間にかかっていた黄色い靄が晴れていく。
 おもらしをした恥ずかしい『濁り』は、少しずつ消えていき、プール全体へと広がっていった。

(はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……っ)

 知らぬうちに身体は火照り、全力疾走をした後のように頭がボーッとしている。
 軽い酸欠になっているみたいだった。
 夏の日差しがプールに反射してチカチカと網膜を焼き、水のさざめきがノイズのように聞こえる。

「プールの水、気持ちいい……」

 冷たく感じられていたプールの水が、いまとなっては火照った身体に心地よく感じられる。
 それほどまでに美雪の身体は、桃のように色づいて火照っていた。

『よーし、それじゃあそろそろプールから上がって各自休憩ー』
 プールサイドで女性教師がホイッスルを鳴らして合図する。
 どうやら水中でのおもらしは、思っていたよりも時間がかかっていたようだ。

(スッキリしちゃった……。ごめんなさい)

 美雪は良心の呵責を覚えながらもプールから上がっていく。
 プールサイドに上がると、

 トロリ……、

 水滴に混じって、美雪の股間からネットリとした愛液が流れ落ちていくが……そのことに気づくのは、誰もいなかった。


おもらし日記16につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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レモネードオアシス 2024/02/26 13:47

おもらし日記14

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週も月曜日が始まりました。
今日の千葉は穏やかに晴れています。
外に出る予定がないのであまり享受することはできませんが。

さて、今日は月曜日ということで同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

おもらし日記

この小説を最初から読む!


「ううっ、ちょっと、キツい、かなぁ……?」

 今シーズン初めてのスクール水着に、美雪は顔をしかめてしまう。
 去年も着ていたスクール水着のはずなのに……もしかして太った、のだろうか?
 おっぱいのところと、それにおなかの部分が締めつけられているような気がした。
 特におなかを締めつけられると、膀胱までも圧迫されることになる。

(こんなに水着がキツく感じられるだなんて)

 じゅわわぁ……。

 更衣室から出てプールサイドに向かう途中。
 美雪は早くも股間が生温かくなるのを感じていた。
 紺色のスクール水着の股布が、紺より暗い紺色へと染まっていく。

(うう~っ、やっぱりおトイレ、混んでるよ……っ)

 プールに併設されいてるトイレに入ろうとするも、すでに女子トイレの入り口まで行列が延びてる有様だった。
 こんな行列に並んでいたら、授業に遅刻してしまうのは目に見えている。
 仕方がなくプールサイドに向かい――体育座りで授業が始まるのを待つことにするのだった。

        ☆

『それでは、今日は今シーズン初めてのプールの授業ということで、まずは水に慣れてもらうところから始めるぞー』

 体育の女性教師(独身28歳)の指導の下、炎天下のプールの授業が始まった。
 授業といっても、今日は水に慣れるのが目的なのでほとんど自由時間のようなものだ。
 だけど、いくら自由時間とはいっても、ずっとプールサイドで休んでいるわけにもいかない。
 また、授業が始まった直後だというのにトイレに行くというのは、なんだかとても恥ずかしいことのように思えた。

(せめて、少しだけプールに入って……それで五分くらい経ったらおトイレに行くことにしよう……!)

 脳内でシミュレーションしつつ、美雪は片足をプールに――、

「ひっ」

 しかし思っていたよりも冷たかった水に、美雪は脚を引っ込めてしまった。
 こんなに冷たい水に浸かったが最後、尿意メーターは一気に限界にまで振り切ってしまうことだろう。

(どうしよう。こんなにプールが冷たいなんて!)

 ただでさえ尿意を堪えているから、より一層冷たさを感じるのだろう。
 だけど周りにいるクラスメートの女子たちは、競うようにプールへと入っていき、楽しそうな歓声を上げている。
 美雪の尿意なんて知らずに、水をかけあったりしていた。

(みんなプールに入ってるのに……! 一人だけプールサイドにいたら、怪しまれちゃうよ!)

 美雪は意を決すると、プールへとゆっくりと身体を沈めていくことにする。

「あっぅっ」

 右足、左足、そしておまたがプールの水面に触れると、より一層冷たさが襲いかかってくる。
 それでもここで凍りついているわけにもいかなかった。
 こう言うのは、思い切りが大切なのだ。

「んっ、んんー!」

 思い切って、肩まで一気にプールに浸かる。
 おまた力を籠めているおかげで軽失禁することはなかったけど、それでも冷たさが消えてくれることはない。

(お願い、早くこの冷たさに慣れて……!)

 じゅももももっ!

 プールの端っこのほうは浅いから、腰くらいの水位で済んでくれる。
 それでも冷たさに身体が驚いたとでもいうのだろうか?
 ごまかしようのないおしっこをチビってしまい、スクール水着の股布の裏側がじんわりと生温かくなる。

「はぁ……、はぁ……、はぁぁ……っ」

 キュンッ! キュンッ!

 冷水に絞め上げられるように膀胱が痙攣する。
 プールに入ってしまったことが誤りだったと知るのは、美雪がプールに入って一分も経っていないころのことだった。

(思ってたよりも、お水が冷たい……! お腹が冷えて……あああっ、だめっ)

 じゅももももっ!

 痙攣する膀胱から、勝手におしっこが漏れ出してくる。
 お腹を冷やしてしまったことにより、更に尿意がこみ上げてきたのだ。
 すぐにプールから上がろうとするも、それさえも美雪は躊躇せざるを得なかった。

(出れない……! プールから出ようとしたら! も、漏れそう……! 絶対に漏らしちゃう!)

 もしもプールから上がろうとすれば、その拍子にお腹に力が入っておもらしをしてしまうに違いなかった。
 もはや、美雪の尿意は重力にさえ屈しようとしていた。

「あっ、いや……」

 ぢゅもももも!

 プールから上がることができないと察すると、フッと意識が飛びかかっておまたから力が抜けていく。
 それでも周りにいるクラスメートたちは、今シーズン初めてのプールに歓声を上げながら水を掛けあったりしている。

(いまなら……バレない……?)

 ぢょわわわっ。

 痙攣する膀胱に軽失禁を繰り返しながら、美雪は周囲を見渡す。
 不幸中の幸いか、クラスメートたちはプールにテンションが上がっていて、誰も美雪のことなど気にしていないようだった。

(しちゃう……!? ほんとうに、しちゃうの……!?)

 じゅわわっ、
 じゅももももっ。

 抑えきれない尿意を我慢しながらも、美雪は逡巡する。
 だが、最初から残されている道は一つしかなかったのかもしれない。
 冷たいプールに入った、その瞬間から……。

(もう、プールから上がれない……。おトイレも……行けない……。それに、プールのおトイレ、怖いし……!)

 いまからプールを上がると、重力に耐えきれずに失禁してしまうことだろう。
 それに例えトイレに辿り着くことができても、プールに併設されているトイレは電気がついていないから昼でも不気味な雰囲気を漂わせている。
 極度の怖がりである美雪には、たった一人で踏み込んで行くにはツラい場所だった。

(プール……塩素で滅菌消毒、されてる、よね……?)

 きっと塩素で消毒されているし、それにこのプールには恐らく延べ百人以上もの生徒たち入ることになるのだ。
 その生徒たちを受け入れることができるプールで、一人分のおしっこなんて無いに等しい……に、違いない。

「ぁっ、ぁっ、ああっ」

 じゅわ、じゅわわ……。

 プールに浸かっている美雪は、ダメだと分かっていても尿道が生温かくなるのを感じていた。
 少しずつ、少しずつ尿道がほどけていく。
 みんなが入っているプールなのに。


おもらし日記15につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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レモネードオアシス 2023/12/18 15:46

TS俺が女の子のレッスン!?39

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

月曜日。
一週間が始まりました。
今週も平日は毎日ブログを更新していきたいと思いますので、気が向いたときに覗いてもらえたらなと思います。

今日は月曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです!


目次

TS俺が女の子のレッスン!?

この小説を最初から読む!


「い、やぁ……っ! 腰が……うっ、くぅぅ! 止まら、ない……! あっ! ぐぅぅぅ!」
「耐えようとすると気持ちよくなれない。最後まで……してあげる」

 ぶじゅじゅっ。

 司の股間から淫靡な水音が鳴り響く。
 それは晶の指先がクレヴァスに食い込んできて、クリトリスを圧迫する音だった。
 食い込んでくる指の腹は的確にクリトリスを捉えてきて、一定のリズムで執拗に責め立ててくる。
 その刺激に、初めて女の子の絶頂を経験することになった司が耐えられるはずがなかった。

(あっ、むり)

 そう思った瞬間。
 司の視界は、緞帳を落としたかのように暗転する。

 下半身からフッと力が抜けて、壁に寄りかかって達している司の身体がガクリと下に落ちる。

「おっと危ない」

 晶の手に支えられて、お尻を痛打することはなかったが……司はそのままぺったりと尻餅をついてしまっていた。
 だらりと開脚した、だらしないポーズ。
 だけど、そのことを司が恥ずかしがることはなかった。
 なぜなら司は――。

「……ッ! ……ッ! ……ッ!」

 白目を剥きながら絶頂し、その激しさのあまりに気を失っていたのだから。
 それでもまだ絶頂感は引いてはくれない。

 ヒクンッ! ヒククンッ!
 しゅわわわわわわわわわ……。

 司のクレヴァスにはスクール水着が食い込んで物欲しげに痙攣し、更には黄金水が垂れ流しになっていた。
 お尻を中心として生温かい水たまりが広がっていく。
 いまだ、司の内股はヒクヒクと痙攣していた。
 気を失おうとも、女体は本能的に精液を求め、子宮を痙攣させているのだ。

「司にはちょっと刺激が強すぎたかしら」

 晶は耳元で囁くも、司は、無言。
 ただ弛緩しきった尿道からは、

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 恥ずかしい尿音とともに、おしっこが垂れ流しになっていて、ツーンとしたアンモニア臭が二人を包み込んでいく。
 そんな司の隣に、晶はぺたりとお尻をついて座る。……お尻がおしっこに浸されることさえも気にせずに。

「あなたの隣に、ずっといたい……」

 耳元で囁く声は、決して司に届くことはない。
 シャワー室に響いていた女子たちの声も、いつの間にか消えていて、あたりは静寂に包まれている。
 水の落ちる音さえも聞こえないほど静まりかえっていた。

        ☆

「……はっ。俺は!?」
「おはよう。よく眠れたかしら」

 司が飛び起きると、すぐ隣には晶が座っていた。
 周囲を見回すと、狭いシャワー室。
 どうして俺はこんなところで寝ていた……?
 その疑問とほぼ同時に、気を失った瞬間の光景が脳裏にフラッシュバックする。

「俺、もしかして……気を失った、とか……?」
「健全な男の子には刺激が強すぎたかしら」
「そ、そんなことは……あ、ある」
「素直でよろしい。さあ、早くシャワーを浴びてしまいましょう。こんな格好をしていたら風邪を引いてしまう」
「お、おう」

 晶は何事もなく立ち上がると、キュッとシャワーの蛇口を捻る。
 シャワーから噴き出してきた水は、最初は冷たかったけどすぐに温かくなってくれる。

「まずは髪を綺麗にしてあげる」
「自分で洗うよ」
「だめ。司に任せてたら、せっかく綺麗な髪が傷んでしまう」

 晶に言われるがままに、さらさらの金髪のロングヘアを洗われていき、ついでと言わんばかりにスクール水着を脱がされて身体も綺麗に洗われていく。

「どこか痛いところとかない? おまた、ヒリヒリしたりしてない?」
「あ、ああ……。平気……みたいだ」
「そう。それならいい」
「あう!」

 ごく自然におまたを洗われて、司は変な声を上げてしまっていた。
 まだおまたは敏感なようだ。
 直視はしたくないけど……、おまたを見てみると、そこはかすかに赤らんでいた。

「さて、これで綺麗になった」
「うう……。まさか、こんなに激しいとは……。自分じゃ、絶対無理だ……」
「そのときは手伝ってあげる」
「あ、ああ……」

 応えてしまって、いくらなんでもそれは恥ずかしいと思って訂正しようと思うけど、

「私は全然構わないけど。さあ、早く制服に着替えてしまいましょう」
「お、おう」

 一糸まとわぬ裸体となってシャワー室の個室から出てみると、既にクラスメート達の姿はなくなっていた。
 どうやらかなりの時間、気を失っていたみたいだ。
 だけどまだ日は暮れていない、放課後になったばかりの時間帯。
「はい、司の制服。ぱんつも新しいのを準備しておいたから」
「あ、ありがと……」

 一番奥のロッカーから晶に制服を手渡されると、ふらつきながらもなんとか新しいショーツに脚を通していき、慣れない手つきで女物の制服に身を包んでいく。

「もう放課後。一緒に帰りましょう」
「うん」

 二人してプールを後にして、放課後の校舎へ。
 いまだおまたが変な感じがしてふらついていると、隣を歩いている晶が手を繋いでくれる。
 その手を握り返すと、キュッと晶は握り返してくれた。


TS俺が女の子のレッスン!?40につづく!

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この作品は同人誌『TS俺が女の子のレッスン!?』に掲載されているものです。
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