ぶるがり屋 2011/09/23 23:38

今週のへうげもの 感想 2011 9月第4週

漫画

やっと細川忠興来たぜー!
今回は関ヶ原に向けて徳川方がまとまり、家康は更に武将を上手く手懐ける流れ。
だが織部は、天下への流れが家康に向かうこの様に何か違和感を感じる。
…「違和感」で良いのかな? ちょっと難しい所ですが。

家康がどんどん悪どくなって行くなー(笑
忠興に茶入れを渡さない振りをするのは笑ってしまいました。
狸になったなぁ。

黒田長政の策略や秀忠のこの後の戦略失敗が何とも戦国好きにはたまりませんな!

やっと登場の細川忠興。はっきりと玉への悲しみと、更に燃え上がる石田への憎しみ。更に利休への思いまでしっかり利用されるのは何とも悲しいなぁ。これは家康が上手いと言うべきなのでしょうけど。
福島正則と殴り合いをする程仲が良くなっているのは微笑ましくて、悲しい時に少しだけでもほんのりさせてくれます。

未来、天下を取った後の家康は、この頃懇意になった筈の秀吉子飼いの武将を殆ど弱体化させますが、そのはしりを織部は何となく感じ始めているのですね。
美、数寄に興味が有るか無いかは、ハッキリ分かるものだものなぁ。

アニメ

今回の名物は聚楽第の各屋敷かな? 黄金の茶器はちょっと違いますし。
西国を平定した一時の平時と、禁教令後の変化する美意識の流れの始まり。それを象徴する聚楽第の武将・茶人の各屋敷の紹介回でした。

いやぁ、秀吉の黄金の屋敷はやっぱり色付きだと違いますね!あれは圧倒されます。綺麗というか、凄い!
天守閣も確かにあれなら要塞に見えませんね。池に映る景色と言い、見事でした。
忠興の屋敷は…あれはあれでありだと思います。一番流行り廃りに強いんじゃないかな。他の屋敷に比べたらどうしてもインパクトは弱いですけど、他のはちょっと強すぎます(笑
長益屋敷の弁天門はお見事!これはやらしい。でももうちょっとしっかりと映して欲しかった。「ほ○トンッ!」はお笑いでした。NHKじゃダメかー(笑
織部屋敷はまぁ、何と言うか凝り性だなぁ(笑 一人だけテーマパークじゃないか。
水玉の襖は思っていたより鮮やかだりながら色彩を絞っていて、サイケで面白いです。後の織部作品を見るに、とても合っているんじゃないかな。縞模様の発展形としても中々。

聚楽第と利休の茶室を見る長益は一人、政治権力と数寄の両方を見る視点が高いなぁ。
美意識が突きつけられてくるのを理解して、ここから後に突きつける側を否定する道を選ぶのが面白い。

九州での野点では五七桐紋の黄金色の布がえらく気になったなぁ(笑 ちょっと派手過ぎだよ。
秀吉の髪が(日照の強さの表現かもしれませんが)灰色になってきたり、「うひゃひゃ~」と信長に似せた笑い声になっていたのは面白いです。年を取り日本統一も近く、目指す所が固まってきたのが感じられます。

黄金の茶器は何でハッキリ見せなかったのでしょう? しかもあれだと悪く見えないぞ?
シーンとしては何故か、茶器を見る神屋宗湛の目がえらくエロかったり、その様を眺める忠興の目が可愛かったです(笑

来週は大茶湯。これは楽しみです!

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