ぶるがり屋 2012/01/24 23:26

先週のへうげもの 感想 2012 1月第3週

「続きを読む」機能の使い方がやっと分かったよ!

アニメ

笑いの力とは強きもの……
ひずんだ花入れをグリグリ動かしても良かったような(笑

家康の決意、秀吉の悲しみ。
千利休への処罰が決定的になり、各武将が動く。
細川忠興と古田織部は咎めを覚悟し、護送される利休を見送る。
徳川家康は清浄な手段をあきらめ、機と見て豊臣秀吉への刺客を送る。
利休の娘・お吟は利休の真意を読み間違って秀吉暗殺を敢行、失敗し自ら果てる。同時に家康の刺客が秀吉を襲うも石田三成の策もありこちらも失敗。
ついぞ選び切れなかった秀吉も、立て続けの自分への暗殺事件に、遂に利休への刑死を決める。
その報を受けた織部は、聚楽第に最後の談判に向かう…
為政者とは何か。業とは何か。千利休への処罰を中心に、理想の為に為政者として目覚める家康と、野望ゆえに為政者となった豊臣秀吉の悲しみ。
野望と理想と業。絡み合いせめぎ合う重い回でした。

明智光秀の死の回想からのスタートは分かり易くて良かったです。
左手のアップは三方ヶ原の戦いのカットからかな?
光秀と利休二人の言葉から目覚め、激情を放つのではなく、堪えてじっくり策を進める家康が渋い。

秀吉の孤独な悲しみが重いなぁ。
秀吉を守ろうとする者たちが愛ゆえではない事、それを秀吉が知っている事が。
助かったのが千鳥の香炉ではなく、本来は秀吉暗殺の指示であった筈の利休が贈った獏の枕なのが、絡まった運命を感じます。

色黒の刺客の瞳が大きくなっていたり、刺客の槍が突き出たのが、秀吉の座っていた場所ではなく、歩く先だったのが何とも失敗感が強いなぁ。うーん、よく理由が分からない。
死に方がマイルドになったのは納得ですが(笑

利休と織部が、情より「わび数寄の世」を優先しているのが業が深いなー(笑
利休への見送りは、忠興の一本気な成長が見られました。主に戦闘能力でしたが(笑
硬く沈んだ利休の心を溶かし、笑顔とひずんだ花入れに美を見出す心を取り戻させたのは忠興なのでしたね。
織部も可愛くて見放せないよな!

織部の無事を祈る高山右近のオリジナルシーンはナイス。


また今回も綺麗な襖絵と、茶々、お吟はもとより綺麗な町娘たち、それに原作ではとてもヒドい鶴松が可愛かったです(笑

そして次回、いよいよ最終回。
ちょっと予告の利休無双が面白過ぎましたが(笑

へうげもの(13) (モーニングKC)
著者:山田 芳裕
販売元:講談社
(2011-07-22)
販売元:Amazon.co.jp

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