ぶるがり屋 2012/08/17 03:10

from USA(6) 蛮竜侵撃‐ドレイクストライク‐ ソード・ワールド2.0リプレイ 感想

ソード・ワールド2.0リプレイfrom USA(6) 蛮竜侵撃‐ドレイクストライク‐ (富士見ドラゴンブック)
著者:ベーテ・有理・黒崎
販売元:富士見書房
(2012-07-20)
販売元:Amazon.co.jp
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あらすじ

ついにギュスターヴ率いる蛮族軍に包囲されるリリオ。
圧倒的な兵力差に救援を求める事になるが、何処に、どのように向かうべきか。
アンセルムたちの選択は…!!

アメリカからやって来た巨人、ベーテGMのリプレイシリーズ第6巻!

前巻は外伝でしたが、今巻はついに本編が進む!
…というか進み過ぎです。ホットスタートにも程が有る(笑
問題があるマスタリングだとは思いますが、「つまらない一本道な部分はカット」という判断はなかなか出来ないもの。
難しい所ですが、英断だったのではないかな、と思います。
でもやっぱり2話だけなのは物足りないよ!

各話小感想

今回は包囲網からの脱出行、そして外交・政治を巡る陰謀劇の2話。

1話は前述の通りかなり話をすっとばしてのホットスタート
そしてニンジャ!
日本製の西洋ファンタジー世界にアメリカ人がニンジャ文化を持ち込むのは…異文化交流なのかなぁ(笑

幾度と無くギュスターヴの計画を潰してきたアンセルムたちですが、それに対して数を用意するギュスターヴはクレバーだなぁ。
すんごい苦労してるんだろうなぁ。
数押しは被害は多く出ますけど、ここに至っては最良の策でしょう。

GMは「君たちの行動のおかげで、状況はかなり良くなっているんだよ。」ともうちょっとハッキリ教えてあげても良かったんじゃないかな。
大事な分岐はメタだったんですし(笑

今回イェルウェンさん大人気ですね。
主に非人道的な方向に(笑
アンセルム達に街の運命を託すシーン、アンセルムはどれ程嬉しかったのでしょう。
こうなると三巨頭のイラスト欲しいなぁ …いやレンバートさんは目に浮かぶのでいいや(笑

安住の地を手に入れある程度気持ちが落ち着いたのか、今回のアンセルムは蛮族らしいですね。
そんなに力攻め・正面突破押しとは!(笑
ギリギリのバトルをしてみたい、というのは少し分かります。一度くらいは私もしてみたい。
でもフレイアへの教育とか完全に蛮族風なのはどうかと思うよ!

そして本刊最大の着目点、パーティ名の募集!
いやぁ、難しいです。何回も色々考えましたが、なかなか。
ドレイクを入れるとか略称でUSAにしようとか、上手い名前には辿り着けませんでした。
良いアイデアある方はこちらへどうぞ!↓
SW2.0 from USA パーティ名募集!


2話は政治劇となるかと思いきや、陰謀に対しての…ダンジョンアタック?
でも政治劇より陰謀より、大都市の闇の恐ろしさより、コイバナが一番人気だった気がするのは何でだ(笑
ウィストがついに「世間知らず」を武器にするようになったのも今までの変遷を考えると笑みがこぼれて来ますねー。もう完全にネタ設定でしたから!

ストーリーラインは予定通りだったのに、PCの気持ちに合わせてきちんとエンディングも変えるのも素晴らしいです。
ここら辺もなかなか出来ないマスタリング。ベーテさんは出来るマスターだなぁ。

イラストなど

今回イラストも漫画も枚数は凄く多いです。
ただ一人一人の肖像画っぽい、戦闘シーンの一枚絵はちょっとショボいかなー。
キャラ設定画も変更で、『第二部』っぽいですね。
合わせてキャライメージ紹介も兼ねているのかもしれません。

それらを除くと数少ない挿絵イラストですが、キメているアンセルムがお気に入りです。
どうでも良いシーンなのに下手に格好良く、笑いがこみ上げてきます(笑
漫画は今回もなかなか。
バルバロスフードのミケが可愛いです。

ホットスタートに続き予断を許さない引きなので、また次巻が待ち遠しいですね!

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