ぶるがり屋 2012/09/22 23:31

今週のへうげもの 感想 2012 9月第4週

徳川秀忠のお祝いに集まる諸将。
しかしその場に豊臣秀頼は現れない。
秀頼を呼びつけ徳川上位を示そうとする家康・秀忠と、いまだ主権は豊臣に有りと譲らない淀君。
どちらも譲らぬ中、両家の合体、豊徳合体の策を進めるため、頭を痛める諸将を茶席に招く古田織部であった。

へうげもの(15) (モーニング KC)
著者:山田 芳裕
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今回は今まで活躍してきた武将たちの今と、その中での織部の動きがメインでした。

歴々の武将たちが集まる姿は壮観で、また長い間に年経た姿も感慨深いものがあります。
いやー、高山右近の頭も真っ白ですか。

最初から三枚目の中年だった織部と違い、美男子として出て来た右近なので、
また時の移ろいをどっしりと感じます。
中盤からずっと日陰者であった右近が、秀忠にお目見え出来る程に名誉回復したのも、
豊臣から徳川の時代の移り変わりを表しているのかもしれませんね。
でもたしか、徳川の禁教令もそろそろだったような…

各将たちが跡継ぎ教育で苦労しているのは時の移ろいと共に、人間臭くて楽しいです。
数寄や武の才能がいくら素晴らしくても、まるで役に立たない、
それでいて武家の人生で一二を争う重大な問題ですものねー(笑

徳川忠輝初登場。
大久保長安と共に秀頼、淀君と笑って会談出来る懐の深さとひょうげさが心地よいです。
あの色黒おっ母さんのシーンはこの伏線でしたか。なんて長い伏線だ(笑

上田左太郎も宗箇へ。
頭を丸め武将の地位を失い、より数寄に心を任せる分、欲も増してしまったみたいですねー。
師匠に悪い意味でも似て来てしまい、とても心配です(笑

各地から送られて来たゆがみ試作品が、実に
「よく分からないけど指示されたので歪ませました」
感が溢れてますね(笑

「意味なく歪ませろ」 なんてどうやっても伝わりませんものね、意味有る出っ張りにしか見えません。


さてさて、これから豊徳合体はどうなるのか、諸将はどのような道を選ぶのか。

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