今週のへうげもの 感想 2012 10月第3週
あらすじ
古田織部は天皇に乞われ参内、
朝廷に茶の湯を教える事に。
公家の近衛家とも懇意になり、
『豊徳合体』に向けまた一歩進む。
その織部の息子重嗣は織部の命により
織田有楽斎の息子頼長の元に交流を求めるが、
頼長の弁と無法さに
ひょうげきる事も押し切る覚悟もなく
追い返される…
著者:山田 芳裕
販売元:講談社
(2012-07-23)
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感想
いけない、今週ぐらいの顔芸ではスルーしてしまう所でした(笑
近衛家と言えば公家の中でも名家、
天皇家に寄り添い、将軍家や大大名たちと
渡り合ってきたイメージが強いです。
「しかくい○○を、まる〜く」は誰が言い始めた言葉なのでしょうね(笑
織部の『豊徳合体』コミュが着々と成長。
公家も侍も、長い戦乱の時代を終わらせ、
やっと安定し平和になった世を
また乱す訳にはいかないと思うでしょう。
…荒ぶる若者以外は。
その荒ぶる若者の代表が織田頼長ですが、
次に強い不満を持っている人物として出て来たのが
古田重嗣とは!
クライマックスに向けて、重嗣も準主人公。
今まで内面は殆ど描かれなかったこの若き武将と、主人公織部。
この親子の関係、心の実情はどのようなものなのか。
織部は信長、秀吉と違って常人でも届きそうな匂いがしますが、
実際にはやっぱり常人では行けない大人物です。
欲に対しての瞬発力、持続力、発想が超人レベルに感じます。
でもセコくて下衆だからなぁ(笑
大体同世代の金森重近、小堀作介ともどうなのか面白そうです。
この煩悶からどのような答えを出すのか、
若き数寄者の答えが早く見たくなりました。