ぶるがり屋 2012/11/07 02:56

先週のへうげもの 感想 2012 11月第1週

あらすじ

着々と新たな都として築きあげられる江戸、そして江戸城。
風水、西洋の築城技術も取り込み徳川家康は盤石な世を目指す。

ただその中でも、家康に組みしない傾奇者たちの出現に、
今度こそ多過ぎる武人の一掃を心に誓う。

古田織部も屋敷を作る為に江戸に。
今や家康の信頼を勝ち取っていた愛弟子、小堀作介と
新しい城の姿について話し合う。
しかしそこで二人に亀裂が。

ただ純粋に真白き美を追求する作介と、
『豊徳合体』を目指し華も入れるべきと考える織部。
しかし作介は、織部の意見を突っぱねる。

へうげもの(15) (モーニング KC)
著者:山田 芳裕
販売元:講談社
(2012-07-23)
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感想

様々な思想・人材を受け入れ
強い権力と磐石な世の足場を着実につかむ徳川家康。

師匠として、父として老い満ちつつある古田織部。
今回は、二人の晩年のこれからが描かれていました。

江戸城は焼けた後、
太平の時代だからあえて立て直さなかった、ぐらいしか
逸話は知りませんでした。
今回の話が事実なら、後の五稜郭にも使われる
全方位に大砲が睨みを効かせる設計なのですね。

風水、陰陽の思想が江戸に用いられているのは
流石に知っていましたが、それを今回の西洋築城術と
組み合わせると、家康の新しさと雄大さを感じます。
織田信長、豊臣秀吉とは大きく違った強さですね。

根元は変わらないまま、負けても挫けても
その苦しみを糧により強く、大きくなる。
そんな強さな気がします。

五男重久は初登場かな?
いやまぁ、あの汚い子供たちの中に居たんでしょうけど(笑

織部は重久に亡き義兄・中川清秀の姿を見、
荒木村重の話を語る。

そして、師匠と弟子の別離。
利休とその弟子たちとの別れは数多く描かれましたが、
織部とその弟子の別れ、独り立ちは初めてですね。

本当に、時が経ったのですね…

織部は作介ならではの美、白い城を
見る事は出来るのでしょうか。

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