ぶるがり屋 2013/05/21 01:26

今週のへうげもの 感想 2013年 5月第2週

あらすじ

 豊徳合体の為、織田有楽斎の名代として江戸に向かう織田頼長。
しかし頼長はそんな事はいざ知らず、自分の男意気を見せる事に執着する。
そしてその江戸では、徳川家康が東北の大大名、伊達政宗、上杉景虎、佐竹義宣を茶室に招いていた。


へうげもの(16) (モーニング KC) コミック
著者:山田 芳裕
出版: 講談社
2013-02-22

感想

 こういう地味で人の心をやんわり操る術こそ、武将としての織部の真骨頂な気がします。
あ、いや武将なの…かな?
ヨーステンは今までちょこちょこと出ていて、今回でやっと織部本人と。
異国の視点の表現だけでなく、織部と日本人の美意識を知り、どう動くのかちょっと楽しみです。

 今回は頼長が凄過ぎて…
ただ無軌道なだけっぽいのでどう転がるか怖いです。
この時代の江戸城大火は知らないので、どういう流れになるのかドキドキです。
 時の支配者の居城を燃やすなんて三族皆殺しでも不思議じゃない話。
これを機に浪人、傾奇モノへの取り締まりが強くなり、西方に付くものが増えるのでしょうか。

 作介の苦労と、やっぱり織部への思慕の気持ちは分かるなぁ。
師匠と美意識に違いが生まれていくのは当たり前ですし、本当は認めてくれていたと知ってはどれ程また出会いたかったことでしょう。
ただ教え助けるだけでなく、色々させる所が織部のヒドい所ですね(笑

 しかし小堀家にも普請をやらせ続けてるのかー。
これが指揮だけなら抜擢なのでしょうが、お金も出させてるなら勢力を削ぐのが目的。
他の外様も大変なのでは。
だからこそ、今回の三武将への金配りは大きいと感じます。
 …でも一応義理を見せた徳川家康に対し、最終的に信じられない伊達政宗が二人を抱きこめるとは思えないなぁ。

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