【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.37
僕のヒーローアカデミア
勝った者、負けた者、挑む者。
僕のヒーローアカデミア 3 (ジャンプコミックス)
堀越 耕平
集英社
2015-04-03
いつも展開が早過ぎて驚かされるヒロアカにしては、珍しくじっくり時間取ったなぁ。
今まで真っ直ぐ頑張ってきたデクに、飯田くんやお茶子ちゃんが感化され、そのお茶子ちゃんの想いに、今また決意を新たにするデク。
最初「アカデミア」だから作中3年で終わりかぁ、足りなくないかな、と思いましたが、まだ1年の始め。
3年の長さ、重みをどれだけ見せてくれるのか、もう楽しみで堪りません!
かっちゃん、お茶子、轟くん、そしてデク。
ヒーローを、トップを目指す少年少女の、想いが伝わる回でした。
プレゼント・マイク贔屓ヒドいな(笑
入試の時からお茶子ちゃんの事、お気に入りなのかも。
相澤先生はスルーされまくりですが、やっぱりツッコミ役に必要ですね(笑
バランス大事!
かっちゃんは、お茶子を強敵と認めたんだなぁ。
そしてかっちゃんに怯えるデクはもう居ないんだなぁ(笑
戦ってないのに主人公格好良いですよ!
今回は自分の事ではなく、お茶子ちゃんの頑張りを傷付けたくないから、でしたけど。
ずっと自分が一番と自惚れて、鼻を折られて、トップを目指す事に決めて、
そして強敵が何人も居る事、そしてその強敵たちが自分を超えるべき壁と認めている事に気付いて。
この体育祭は、またかっちゃんの成長に繋がっているように感じます。
体育祭でのトップはかっちゃんと予想していますが、もし優勝しても、優勝そのものより、トップを目指す自分への周りの評価、その憧れときたいへの責任の自覚が、かっちゃんの一番の糧になるように思います。
お茶子ちゃんとお父さん、本当に良い親子ですよ…
二人がお互いを知り、認め、思いやってるのが少ない言葉だからこそ、よく分かります。
切島 vs.鉄哲の能力被り対決は、切島の勝利!
敗因は鉄分不足ですか(笑
切島くんはカルシウムとかセラミック系っぽいので、小魚大事かもしれない。
そんな中軽く描写されてますが、口の悪いかっちゃんに皆慣れてきてるというか、容赦無い(笑
女の子たちは皆反応が様々で、いつでも可愛い!
蛙吹梅雨ちゃんクール、耳郎ちゃん空気読める子。
八百万ちゃんが元気無いのは、負け方が情けなかったのか、全能的な個性を使いこなせない自分の不甲斐なさか。
今大会での熱量はかっちゃんが一番ですが、一番トップを目指し続けているのは八百万ちゃんですものね…
瀬呂くん、好感度高いキャラになってきましたね。
初期はもっと長髪で爬虫類っぽくて、御堂筋くんに見えたのに!
上鳴くんが負けたのは実力通りだったとは思うけど、茨ちゃんの顔に電撃カマして火傷負わせられたかというと、出来なのも確かな気がします。
やっぱり普通に負けたと思うけど(笑
戦ってないのに主人公格好良いPart2!
やっぱり他人の想いを守る事ならデクは強くなりますよ。
轟くんの苦悩だけでなく、かっちゃんやお茶子ちゃんたちの想いが込められたこの大会に不純物を混ぜるような、そんなエンデヴァーに怒ったのかもしれません。
お茶子ちゃんの親子の絆を見た後ですし。
エンデヴァーは「オールマイトを超える」事以外は普通なのですね。
その事に執念をかけ、勝てない内に妄執になってしまったのかな…
知っていたらデクをもっと疑って圧力かけると思うので、ワン・フォー・オールの「繋がる力」の事は、やっぱり知らないのですね。
そして引きは…
轟くん vs.デク!
一年のほぼ頂上決戦ですね…
展開も勝敗も読み切れないこのビッグ対決、燃えて期待!
他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ19号 感想(2015)