【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.125

僕のヒーローアカデミア：

マグ姉ぇーッ!!??

　悪の大立者オーバーホールとの会談。
トゥワイス回から前回と仲間にならなそうで、小競り合いぐらいはなるだろうと思っていましたが。
まさか死者が出るとは…
しかもヴィラン連合で一番包容力のあるマグ姉が犠牲になるなんて…
コメディリリーフだと思って安心していた気持ちを、思いっきり横殴りされた気分です。

　死柄木は思想がなく悪の王には未成熟な子供だと感じていましたが、その思想の無さが、多種多様なヴィランたちを、正しさが求められる世界では生きられないはぐれ者達を、受け入れる場所になっていたのですね。
　誰でも良かった、だから誰の居場所にもなってくれた。

　マグ姉は交渉決裂の一発程度の気持ちで、オーバーホール側は最初から殺し合い慣れした覚悟完了状態で。
悪ガキ精神のある意味純粋なヴィラン連合と、煮え湯を飲まされてきた生粋の暴力団の差が歴然として、結果になっちゃったのですね…
ヴィラン連合は同志で、死穢八斎會は親分と舎弟なのでしょう。
死柄木は多分、慕ってくる仲間を捨てることは出来ても、能動的に犠牲には出来ないのじゃないかな。

　オーバーホールも今の所、オール・フォー・ワンを怖がってきた新進気鋭の若頭程度の格。
被害を予想してトゥワイスを叱らず止める死柄木に、初めてリーダー性を見た気がします。

　サーがたしかオーバーオールを追っていたと思うので、デクとミリオがサーの事務所で働くならヒーロー、ヴィラン連合、オーバーホールの三つ巴の戦いになるのかな。

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週刊少年ジャンプ 10号 感想(2017)