ぶるがり屋 2019/03/24 22:14

先々週のアニメ感想 木曜分 20190307

からくりサーカス 20話、約束のネバーランド 9話
の感想ですよー。


約束のネバーランド 1(完全生産限定版) [Blu-ray] [Blu-ray]
諸星すみれ
アニプレックス
2019-03-20

からくりサーカス

 過去の全てが収束し、最後の舞台に上がるのは、黒幕とヒロイン。
物語冒頭の「からくり人形が挟まった車体、不審死の父」がよもや自分を乗っ取ろうとした父と、それを止めようとした祖父との戦いの痕だったとは。

 幾重もの謎と悲劇を知って、ただただその悲しみに泣く勝と、おそらくは正二とギィをからかう為だけに自分の過去を語る、彼の名はー
白金=ディーン=貞義=フェイスレス司令!
副題「黒い太陽」から待ってましたの
「だって!僕は自分を信じているもん!」
「自分を信じて夢を追い続けていれば、夢はいつか必ず叶う!」

陶酔したフェイスレスの顔がもうキラキラ輝いてヒドい(笑
言葉だけなら本当に希望と未来にあふれているのですけどねぇ…
 「嫌なことからは逃げ」「他人を犠牲に」するのであればどんな言葉も行動も、薄ら寒いものですが、ここまでくるとゾッと寒気がします。

 ここでフェイスレスが逃げたのは黒賀衆の攻撃もありますが、これ以上エレオノールの前で勝を誘拐してダウンロードするのが難しいから、かな?
それと本人が言う通りのゲームを思いついて楽しそうだったから、でしょうか。

 おっと、リーゼにスポットが当たった!
ここからまとめてリーゼのエピソードやってくれるかな?

 残る謎はもう無いですよね?
ギィが最後まで勝を見誤っていたのは不思議ですが(笑、まぁ憎悪の塊で若いし、仕方ないですか。
ルシールの各時代の胸中や本当に勝は白金=ディーン=貞義の子供なのかは語られないだろうなぁ…

 エレオノールに幸せを、勝に希望を託して此の世を去る正二。
苦しかった、悲しいことも沢山あった。
それでも、多くの出会いが有って、幸せな日々が有って。
最後も勝に託せて。
幸せな、死でした。

約束のネバーランド

 絶望の底で
足を折られて激痛の中でも他人ばかり心配するエマ、冷静な仮面を殴り捨て強行しようとするレイ、クローネの死を悼むドンとギルダ、
そして、誰にもいつも以上の満面の笑み笑顔だけを見せる、ノーマン
一人になって、ゆっくりとした一歩一歩、止められない蛇口、崩れ落ちての嗚咽。
やっと見えた人間らしい弱さと、それでも家族を最優先する強さが、ノーマンなんだなぁ…
 涙を振り払った後の覚悟のまなざしが、強くて、哀しい。

 覚悟したノーマンをとどめる、レイとエマの成功率すら投げ出す計画、幼子たちの涙。
ノーマンが計算できなかったのは、皆がどれだけノーマンを愛していたか、それだけなのですね。

 レイの「真実を知った理由」は聞けばなるほどと納得でした。
時々いると聞きますし。
ただ、そんな幼いうちから残酷な真実を知り、もがき、目標を定め、ママとの交渉を固めるレイの覚悟と苦しみと言ったら…

 そして、壁の向こうは
漫画で見た時も絶望的な衝撃でしたが、アニメになるとまた凄まじいですね…!
この崖自体もとんでもない難関ですが、ここに至るためにもまず、森の小さい柵を超える、隣のハウスでない壁を目標とする、絶壁を超える、その間ママの監視からずっと逃れたまま、という難関の連続。
どんどん心を折りにくるぜ!

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