フルーツバスケット 18話の感想

フルーツバスケット 18話の感想ですよー。

フルーツバスケット

　あああ、生きるのが不器用な子たちばっかりですよ。
抱きしめてよしよししたい。
杞紗ちゃんに何回噛まれるか分かりませんが（笑

　いじめ。
人間の「異分子を、自分たちグループに害になりそうだと恐怖し、排除したくなる」本能はどうすれば抑え込めるのでしょうね…
紅葉と潑春が入学した時の生徒会長の反応もそうですが、「どこか違う人」を排除するのは正当だという概念を持ってしまいがちですし。

　そして「どこか違う人」も、その家族も傷ついて。
傷ついた人は、余裕も優しさも失って、時にもっと多くの周りの人を傷つけて。
杞紗ちゃんもお母さんも、傷だらけで痛々しくて見るのも辛いですよ…

　透くんが傷ついている人に優しいのは、その傷に寄り添えるのは、生来の優しさも今日子ママの教育もありますが、何より透くん本人が、痛みを知っているからなのだと思います。
痛みも、周りを傷つけてしまう行動の理由も、自分のものとして感じて、寄り添えるから。

　まぁその分自分から傷ついて行っちゃったりするんで、魚ちゃん花ちゃん由希夾は気が気でないんですけどね（笑

　そういう点で潑春くんは寄り添わず口も悪いので怖がられますが（笑、ずっとお前が大好きだ、大事だと待ってくれる、大きな役割なのですよね。

　りっちゃんママの女将さん、色々困ったな人だけど、草摩家獣憑きな「どこか違う人」の親の中で。
「どこか違う人」を育てる苦労を考えると、とても良い方の親だなぁ。
杞紗ちゃんも決して悪い親ではないのに、追い詰められて周りを傷つける状態になってしまってましたし。

　その傷を負ったまま、それでも、前を向きたいから。
由希と杞紗ちゃんの表情が、背中が、か細くも凛々しく、美しく。

　とかいろいろ考えさせてくれる回でしたが、それはそれとして
杞紗ちゃん可愛いな！
子虎状態も可愛いし、女の子に戻ってからもぴったりくっついてぎゅっとしてくるいたいけな姿。
可愛いにもほどがある。
透くんの溺愛っぷりも当然というか、一緒に可愛がりたい～！