ぶるがり屋 2022/12/04 19:59

機動戦士ガンダム 水星の魔女 9話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 9話
「あと一歩、キミに踏み出せたなら」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

愛が激重! & 捻れてるよ!

 今回はメンドクサイ男たちのララバイ、でした。
ラウダは兄さんとちゃんと話せ!
シャディクはミオリネにちゃんと気持ちだけ話せ!
最後に覆せない本当の気持ちだけ話すな!話すなら格好悪くても食らいつけ!

 …誰も教えてくれなかったんですよね、本気の伝え方を。

 シャディクの、ミオリネとの最後の会話。
ミオリネもシャディクの気持ちを薄々気づいていて、でも企業言語でしか話さず接さず。
ミオリネは何度も何度も求めたのに、最後まで、最後だけ、後悔をこぼして去っただけなのですよね。
最後まで、ミオリネの心に寄り添えなかった……
 まっすぐなスレッタの言葉に答えられないくせに全否定して。
ハーレムガールズ全員シャディクの本心分かるぐらいダダ漏れだったのに、もう!
不器用男!

 ラウダくんももうダメダメでした(笑
グエルとパパには従順、基本は冷静丁寧、スレッタに激しい憎悪!
いつも口汚く煽るセセリアが本気でヒいててこっちは笑っちゃったよ!
この不器用弟!

 激しい感情を捻って抱え込んで、間違って。
でも2人が親に会社にがんじがらめに囚われているのも見えて。
傷ついて、苦しそうで。
可愛くて、憎めませんよ。

グエル参戦……!!??

 そんな重い愛の担い手グエルくん(笑
期待通りパイロット不足で、スレッタに会って、スレッタも当たり前に助っ人頼んで。
おお!おお! と期待に胸を膨らませましたが、
ダメでしたか……

 シャディクハーレムメンバーがビットに容易く落ちていく様から、グエルのパイロット能力の高さがまた証明されたのは良かったのですが。

 親の、過去の呪いは、一番軽く少しづつ剥ぎ取られた彼でも、まだ囚われたままなのか。
更には退校処理まで。
明らかにパパ目線では愛と責任に満ちた選択なのが、また重いですよ……

 ついに全てを振り払って心のままに生きるのか、それとも学校外で力をつけて、後編でスレッタたちの力になってくれるのか。
 まだまだ、やきもきさせてくれます。

シャディクハーレムの子たち

 戦闘が早くて全員チェック仕切れませんでしたが(笑
私一押しのサビーネは指揮担当、レナオ中盤で戦いつつ中盤敵の力を測る役、
一番人気らしいレネが一番槍で、逆ハーレムの女主人でした(笑
イリーシャとメイジーはキャラはともかく戦闘中の役割まで判断出来なかった、残念!

 リリッケを敵視する理由はすぐ予想出来ましたが、自分から離れてフラれた男に「私の男に恥かかせてんじゃねーッ!!」はもう格好良いよ、一周回って惚れちゃいそうですよレネ(笑

 シャディクハーレムと呼んでいたものの、心酔や尊敬してるけど、全員恋してる訳ではないのですね。
それにしてもこの学園、攻撃的女子が多過ぎる!

 5人娘にまた出て欲しいけど、死ぬ可能性も高いので難しい(笑

地球寮を舐めるなよ!

 本当に地球寮の皆が優しかった〜。
メリットもちょっとだけ有りますが、ほぼ情けですよね。
命の危険がある戦いに参加して、最後まで全力尽くして。
危険な目にどんどん引きずり込んじゃうミオリネスレッタに恨み僻み言わない。
本当に良い子たちだ。

 損得だけでしか言葉にせず、信頼が出来ないシャディクとの鏡なのでしょうね。
その信頼をミオリネはずっと求め続けて、スレッタを通して、今なんとか掴んだのだと。

 「覚醒」と感じるほどのスレッタ&エアリアルの強化だけでは届かなかった戦力差を、ミオリネが策を考え、ティルが調整し、皆が支え、最後にチュチュが撃った。
で合ってるかな?

 ティルくん有能、リリッケちゃん優しくて決断力高くて懐大きい。これはモテる。
あと振り回され泣き言ばっか、でもしっかり最後まで頑張りやり切るマルタン寮長、好きだなぁ。

ガンダム、プロスペラの願い

 ガンドフォーマットを"害毒"と捉えて「アンチドーテ"解毒"」、さらにその機能を「オーバーライド"上書き"」ですね。
そしてスレッタの捜査能力だけでもエアリアルの中にある"みんな"に任せるでなく、スレッタと"みんな"が繋がっての圧倒!
 確認出来ませんでしたが、パーメットスコア出てたかな?

 あの性能をプロスペラは何と呼ぶのか、涙を流すほど望んでいた成果は何だったのか。
涙が光るあの一瞬、胸が締め付けられました。
 家族も恩師も仲間も殺され汚名と屈辱にまみれ21年、恐らくは最後の愛娘さえ失って、ついに得られたもの。
それはガルド博士の悲願か、エリクトの残滓か。

株式会社ガンダム、起業!

 ついに親と家族と過去の鎖から解き放たれ、子供たちだけの力、
株式会社ガンダム、起業!
という展開なのですが、まぁ厄い厄い(笑
ガンダムとエアリアルに秘められた力と呪いの存在が見え過ぎますよ!

 "みんな"の声について、スレッタは当たり前なのでしょうけど、そろそろミオリネたちとも共有・検証して欲しいものです。
いや絶対素敵な結果じゃないですけど……

 ただ呪われた強大な力、だけでは届かず、子供たちの絆と力での勝利、という結果が救いの少佐でもあると思えます。
頑張れ、頑張れ地球寮のみんな!
特にチュチュ、呪いなんてブッ飛ばしちゃえ!

 そして、大きく失敗したからこそ、各々を縛る鎖がほころび始めた
グエルとシャディク。
スレッタとミオリネに恋し、救われた2人がどんな未来を選ぶのか。
あとラウダくんも(笑
とても、とても楽しみです。

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