吸血鬼すぐ死ぬ 2話の感想

吸血鬼すぐ死ぬ 1話
「襲撃!!フクマさん」ほか2本 の感想です。

吸血鬼すぐ死ぬ

　ほ…本気だ！本気だこのスタッフ!!
2話で吸血鬼より吸血鬼ハンターより怖〜いフクマさん、チョロおバカ可愛いヒナイチ、最悪なマッドサイエンティスト・ヨモツザカ、見た目のキャラ強めなサテツ、THE・変態吸血鬼ゼンラニウム！
と、この作品を占める要素の代表的なキャラを2話からどんどんつぎ込み、かつ
声優の贅沢さよ…！
　勝手に期待していたキャスト以上のものをお出しされましたよ！
と言うか確かに脳内ボイスだったけど
ゼンラニウムに大塚明夫さんをお出しするな！(笑

　ドラルク＆ロナルドのよどみないボケツッコミに唸り、サテツに細谷佳正さん、ヨモツザカに子安武人さんと言う贅沢すぎる声な時点でもう笑ってしまいましたが…
鮮やかな股間にヌルヌルな動き、渋格好良い大塚明夫さんの声ともうずっと笑ってたよ！

　…このまま、Y弾おじさんに中田譲治さんを起用してくれないかなー。

　アイアインメイデンが処刑道具じゃなくて○問器具として使われるの始めて見るなーとか、ヒナイチが最高に可愛い！とか、ドラルク殺しちゃった＆ニンニク臭くて落ち込むジョンナデナデしてー！　とか色々有ったのですが、いやもう今回はゼンラニウムが… 　本当に凄かった……

　あ、思い出した。
円盤CMでの「今までの死亡回数はCMの後で！」で本当にBパートで教えてくれないか期待してしまいました。
初回も期待したけど、やっぱり表示してくれないなぁ（笑

王様ランキング 2話の感想

王様ランキング 2話
『王子とカゲ』の感想ですよー。

王様ランキング

　ええなぁ。
権力、暴力、孤独、愛。
お前は誰だ。私は何だ。
認められるには、愛されるには、いや、愛するには。
2人の孤独な魂が、出会った時。

　不器用なカゲの誓い、不恰好なボッジの涙まみれの笑顔。
でも、そうだ、それが良いんだ、本気だから、格好つけられないから、ぐちゃぐちゃなんだ。

　第2話、前回のそのまま続きではなく。
もう一人の主人公、カゲの半生を時間半分使って丁寧に描いて。
なんて残酷で、ほんのちょっとだけ優しくて。
　決して非道な人間ばかりじゃなくて、でも優しい人なんて見つからなくて。
悪党は最低だけど、金の為なら何だってするけど、自分ではカゲを傷つけられないで。
最期の涙は、カゲの心に救われたのかな。
　カゲは一握りの誇りと、忠誠を大事にするのでしょう。

　ドーソンの選択は本当に、本っ当に厳しい……っ
打たれても打たれても何度も立ち上がる姿は、蝶のような戦いより王らしく見えるでしょうし、決して悪でも敵でもないのですが…
"王の子""次の王候補"への厳しい教えで。
　他のキャラ達も、ボッジを大事に思い愛していても、味方ではないのですよね。
まだ子供のボッジの味方では。
ボッジの弱さも誇りも知って、そのままのボッジに寄り添う味方では。

　小剣も持てないほど非力な少年が、その才能を磨いた戦いすら否定されて、それでも戦い抜いて、ボロボロになって。
ただ一人。

　だから。
見逃せなかった。
言葉を掛けずにはいられなかった。
寄り添わずにはいられなかった。
「どんな事があってもお前の味方になりたいんだ」
カゲもボッジを騙したから、ひどいことをしたから、許して欲しくて、自分の願いをボッジに受け入れて欲しいのですよね、
だから「味方になる」ではなく、「味方になりたい」と、心から手を伸ばして。
　そしてかかる、ED「Oz.」の「一人ぼっちにはさせないよ」がもうね！もうね！

　本当に美しい物語でした。

　それはそれとして、ヒリング様もっと出して！
ぽよんぽよんさせて！

王様ランキング 1話の感想

王様ランキング 1話
『裸の王子』の感想ですよー。

王様ランキング

　で、出来がいい…！
原作の魅力をさらに満たす、名作劇場や絵本のような、クラシカルなファンタジー世界の風景、人々、息吹。
ああもう！好き!!!!

　そう、出来が良いから心が痛い。
バカにされてても気にしてないんだなー
と思わせてからの、繊細だから分かってるよ！プライド高いから隠してるよ！分かってても寂しくてやっちゃったよ！というのが、もう…
　ボッジが色々な人の放った言葉を理解していて、心ない言葉にどれだけ傷ついてきたか、その涙の大きさと一瞬で抑える優しさと強さが、辛いですよ。

　こんなに城に街に多くの様々な人々が居るのに、ボッジの苦しみを知っているのは誰もおらず。
今やっと、カゲだけが知ったのですね…
　丁寧に応対する師匠のソードマスターさえ、心は離れていて。

　ボッジが服を渡し裸になって泣いてまでカゲに会いに行くのは、きっとその孤独を紛らわせるため。
でも、だから。
言えない、誰にも分かって欲しい訳じゃない。

　そんなボッジが、師匠と弟のダイダの強さに当てられて憧れて、自分を全部出したくて、
僕だって！
鬱屈した物語の中の、鮮やかな一本、爽快でした。
　蛇に襲われるシーンがなくても、冒頭で白を抜け出す時に超人的な運動能力見せてるのですよね。
上手いなぁ。

青天を衝け 32話 の感想

青天を衝け 32話
「栄一、銀行を作る」の感想です。

青天を衝け

　ううう〜ぐるぐるする……
新しい時代を作るんだ！
と気張ってみても誰もがついてくてくれる訳でもないですし、「本当の正解」なんて当時のヨーロッパにも今の世界の何処かにも、無いもので。
国作りも、家庭人としても、大人ではあるのだけど、どうにも出口も先も暗いと言うか、不確かと言うか。
銀行も政府の方からどーなるか分からないですし。
家族団欒が聞こえる部屋に一人、子を抱くおくにさんがの面持ちが、痛い。
　強権的な大久保利通の政権運用が唯一正しかったとは思わないけれど、誰がもっと良くできたかと言うと…

　ついに、かっ様も。
栄一の根っこの部分、「正しく生きる」はとっ様とかっ様の、「皆が嬉しい」はかっ様の教えだったのでした。
孫みんな慈しむ姿も、最期の言葉も、本当に優しくて、暖かくて。
栄一を産み育ててくれた、時に怒り、いつでも受け入れてくれた家は遠く。
　そんな偉くなった栄一をシバけるなか姉様格好良い！素敵！
今回一番微笑ましく、またシバ彼た栄一にとってもありがたいのじゃないかな。

　かっ様の死、その中で描かれた、
女性の人生と言うドラマ。
家と、子と、自分で選ぶ生き方は。
　つ…辛い……！
この時代背景でこう描くのが正しい。
そう分かってはいても、その、もうちょっと手心が欲しい…
　なか姉様のシバきと、厳格と同時に決して取り零さない、千代の強さと優しさが沁みます。
ありがたい…。

　岩崎弥太郎、登場！暗躍！
栄一と五代が心通じるライバルになった今、もう登場から特撮みたいな悪役ムーブが気持ち良いなぁ（笑
　彼自身は武士出身ですが、土佐の郷士なので下手な承認より貧しく自由もなく、だからこそ余計に残酷で二心に満ちた「へつらって舌を出す」存在なのですね。
　『お〜い!竜馬』などでの「後の大商人」という役柄ばかり見ていたので、大商人としての姿はやっと見られる楽しさでいっぱいです。

　次回、『論語と算盤』。
とっ様かっ様の言葉と同じく、栄一と、同志たちの生き方の根っこにあるもの。
これは期待してしまいます。
　予告の栄一・喜作・惇忠の10年越し焼き討ちもちょっと不安と大きな期待で見ちゃいますし、大久保利通の弱さの吐露も早く見たい！

　ただ利通の本心の願いではなく、自分が有利な状態下での懇願な気がします。
策を講じずに話せない、大久保利通の弱さなのでは。

鬼滅の刃 無限列車編 2話の感想

鬼滅の刃 無限列車編 2話
『深い眠り』の感想ですよー。

鬼滅の刃

　OPもEDも… イイ……!!
格好良い姿に躍動感あふれるアクションの数々はもちろん素晴らしいの一言ですが、やはり煉獄さんのバックボーン、生き様と家族が描かれるのがもう… 最高！
誇るべき一族、尊敬する父と母、守るべき愛しい弟。
そして今、自分が背負うと決めたもの。
ああ、悲しいほどに美しい。

　また今回の後半数分でもう十分なほど胸が締め付けられましたが、竈戸家の家族の暖かさも…
最高に美しくて心に痛いよ！
　あと本編では(たしか)出なかった伊之助の素顔が出るのも素敵★

本編

　前回からこの「うまい！」につながるかと思うと、重みと愉快さが増しますね…！
煉獄さんの真っ直ぐな気性に惹かれ、また真っ直ぐ過ぎて一刀両断されたり取り残される感じがたまりません（笑

　車掌さん、登場からもう完全に怪しい、怪し過ぎる！
煉獄さんや炭治郎たちも対鬼の機会な事件に慣れて麻痺しちゃったのかな？
まー鬼より異常で人間離れした人も多いしなあ、この世界（笑

煉獄さんの夢

自分を律し、煉獄家の男として、柱としての自分以外を見せない彼が、唯一見せた欲あのだと感じます。
元気な継子いっぱいに囲まれたかったんだなぁ…
失ってしまったからなのか、次代の柱を切望していたのか、ただ人寂しかったのか、分かりませんが。

　そして、炭治郎の夢、厳しくも温かい、幸せな竈戸家の夢。
ああ、本当に。
美しくて優しくて暖かい…　残酷な、夢。

大正コソコソ噂話

　煉獄さんの特訓を受けるかまぼこ隊も、伊黒さんや蜜璃ちゃんと一緒に修行するかまぼこ隊も見たかったなぁ。