今週のへうげもの 感想 2014年 1月第2週
あらすじ
島津家久と尚寧王の行列に華を添える古田織部。
豊徳合体、徳川幕府の強硬な制作を抑える為に色々画策する細川忠興らだったが、父細川幽斎の死も徳川家康・秀忠の上洛には繋がらない。
そんな中、浮気が正室お江にバレ、悩み苦しむ秀忠は織部に相談を持ちかける。
織部は、まだ若かりし頃、おせんに出会った時の話を始める。
へうげもの(17) (モーニングKC) [コミック]
山田 芳裕
講談社
2013-09-20
感想
行列で舞い上がる織部が、久しぶりに素の織部らしくてニマニマ。
こういう「楽しけりゃイイじゃん!」がやっぱり織部の数寄の原点な気がします。
まー今回の接待成功させたの織部じゃないけどな!(笑
「まったくもう…」と微笑ましげな佐竹義宣と、「目立ちやがって!」とちょっと羨ましさが入ってそうな伊達政宗の二人の苦笑、味が有るなぁ。
島津家久も何となく楽しそうに見えます。
そして何と!
大河ドラマの年に(たしか)全くセリフ無かったお江にスポットが!
…そう言えば今年にはもう黒田官兵衛の出番も終わちゃってますね(笑
NHKアニメ化もしたのに、何ともタイミングズレるなぁ(笑
幽斎の出番が細川護煕氏立候補前に終わったのはタイミング良かった気もしますが。
作品はそのまま楽しめば良いたいですな!
まぁお江の歴史上の出番はこれから。
保科正之の出生、大阪方との交渉、家光嫡子決定の重要人物。
大奥内なので連携取り難いですが、豊徳合体を目的とする織部らからすれば、接触すべき相手なよーな。
しかし表情怖いわー(笑
そして秀忠の、織部への相談。
今回のハイライトですね。
真面目一徹頑固者の秀忠が、ぽろりと見せる弱さ。
周りの人間がほとんどが部下なのがまず第一、
そして織部が、一人の人間として、悩みに真摯に応えてくれる人物な事が通じたのだと思います。
もちろん自分の利益にも利用するけどな!
織部が求めている茶、身分の上下の無い場、人と人の繋がりの結実として、今回の秀忠の告白は嬉しいんじゃないかなぁ。
そして浮気では本当に苦労したからなぁ…
力になれる話題で良かったですね(笑
ラストから過去編。
まだ数寄より武での功名を夢見る頃の織部ですか。
あの斜め画きを、好みでやってなかったのが驚きでした。
おせんとのなれ初め、そして期待は中川清秀お兄様の再登場!
ちょっとわくわく(笑