先週の へうげもの 感想 2016年 1月第4週
あらすじ
大坂冬の陣終結。
未だ混乱冷めやらぬ京都と、次の時代を思う上田宗箇と古田織部。
平和の時代へ、堅苦しい時代へ、二人は何を選ぶのか。
へうげもの(21) (モーニング KC) コミック
山田 芳裕
講談社
2015-12-22
感想
どっちも不完全燃焼な分、火種は残りますよね…
特に豊臣方の雑兵たちは今の世に不満をもって、その憤懣解消を豊臣に、または合戦にかけてきた訳で。
停戦で大げさに動けない分、こういう陰湿で庶民が痛む手段に凝るのは当然なのだよなぁ…
俵屋宗達さん、強い!
激情家なのは前から分かっていましたが、朝鮮で戦を目の当たりにした本阿弥光悦も驚くほどとは。
光悦さん、金森重近の無体な強さも見てましたっけ。
見ててこれならかなり強いと思いますが、これがこれからの展開にどう絡むのか全く分かりません(笑
浅野家の再招集。
徳川家との婚姻とのことで、確かに徳川家康が認めるほどのレベルの高さと方向性、両方叶うような数寄者そうそう居ませんよね…
特にこれからの武家らしく力強い嗜好の庭なんてかなり難易度高いですよ。
上田宗箇もやっぱり扶持は必要な訳で、固辞はできないですよね。
ある意味意地を通しても許された訳で、良かった良かった。
そしてまた古田織部と上田宗箇の座談会。
ああ、やっぱりこの二人がニマニマしながら駄弁る様、一番ですよ。
織部と細川忠興、織田有楽斎との下らない、意地悪な語らいも見たいものですが…
叶うと良いなぁ。