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沢井夏葉誕生祭の記事 (2)

whisp 2020/07/11 01:01

2020夏葉お誕生日祝書き下ろしショート台本『お誕生日の予告編!?』(進行豹

『お誕生日の予告編?!』

~2020年沢井夏葉お誕生日記念書きろしショート台本~

この夏葉は、夏葉ルートの夏葉です
この台本は、バイノーラルボイスドラマ収録を想定して書いております。脳内再生能力をご活用いただきお楽しみいただけますと幸いです!


;セリフは全て夏葉(大)(とはいえふたりきりで甘えてるので、そこまで年齢感高くならない方が嬉しいです) 


;SE ドアの外から近づいてくる足音

「(わくわくした呼吸音)*4」

;SE ドアノブ→ドア開く

;9/前遠
「おかえりなさい、おにいちゃん。わ!!」

;9/前遠→;1/前(密着距離) / “って”で →;9/前遠
「やったぁ、プレゼント買ってきてくれたんだ。 それにケーキも!
うふふっ、ふたり用のちっちゃなケーキじゃなかったら、おにいちゃんドアあけられなかったね──って」

;9/前遠
「あぶないあぶない。夏葉、うれしくておかえりなさいのチューしちゃうとこだった。
ね、おにいちゃん。手洗いうがいしてきて? 夏葉、その間に晩ごはんの支度しちゃうから」


;SE 水道で手洗い(継続)

;14/後左遠
「ねーおにーちゃん。 プレゼント、夏葉のリクエストどおりでしょう? たぶん。
もしもそうならあけちゃっていい? ……子供みたいで恥ずかしいんだけど、今から早速つかいたくって(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──
えへへっ、やったぁ! それじゃ、あけちゃうね~」


;SE 夏葉の位置でのラッピング解く音を、手洗い音に重ねる
「この包み紙、臍部(せいぶ)デパート! おにいちゃん、わざわざ池袋までいってきてくれたんだ。
うれしい……えへへ、お品物にも期待ふくらんじゃうな(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──わ!」

;SE 手洗いストップ→蛇口締め
「(うっとり見惚れる呼吸音)……綺麗……陶器だぁ。これ、高かったんじゃない?
蒸し器、夏葉、シリコンとかのやっすいヤツでも全然よかったのに」

;リスナーが歩いて来るのを待ってるので、相対的に移動
;14/後左遠→;6/後左→;7/左→;1/前
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……そっか」

「そだよね、お誕生日のプレゼントだもんね。
贅沢──うん、贅沢してもらえて、嬉しい。
大事にしてもらってるんだなぁって、すごく感じる。
ありがとう、おにいちゃん! (ちゅっ!)」

「あ……えと、今のはプレゼントのお礼のキスね? それでぇ……」

;3/右 (接近囁き)
「おかえりなさいのちゅーは……いっつもよりもすこぉし甘く」

;1/前
「(甘くて長いしあわせなキス)──ふうっ」

;3/右
「うふふっ、じゃあばんごはんつくっちゃお?
今日は絶対にお兄ちゃん蒸し器買ってきてくれるってわかってたから、
夏葉、蒸し物で食べたい材料そろえてたの」

「白菜でしょお、じゃがいもでしょお、エリンギにぃ、にんじんにぃ、かぼちゃに、エビに、それから! 鯛まで!!」


「(呼吸音)(呼吸音)──うふふっ、それがね? 大丈夫なの。味、ばらばらになんてならないの。
だって夏葉、すみちゃん流をおそわってるから」

「すみちゃん流の蒸し物はね? ──ってか、口でいうより一緒にやってこ?
まずは白菜を、手で適当な大きさにちぎってぇ」

;SE はくさいちぎり
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っと」

;SE そしたら今度は、じゃがいもとかぼちゃと人参を、うすぅくスライスしていきます。
かぼちゃは切るの大変だから……(呼吸音)(呼吸音)──えへへ、ありがと。じゃ、おにいちゃんに任せちゃうね」


;SE じゃがいも皮むき→スライス→人参かわむき→スライス を軽快にやってくとなりで、断続的にごとっ! ごとっ! とかぼちゃ切断スライス音
「♪ふんふんふ~ん おじゃがは~ くるくる~ まわして~ かわむき~
芽のぽっこりは~ えぐって~ とって~~ で! 薄切り薄切り──
んしょ──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「で、人参も皮むきをして──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)
そしたら薄めの短冊に──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っと!」

;SE stop
「できたぁ。わ! おにいちゃんの方もバッチリだね。
いいかぼちゃ、そのまま生でもたべれちゃいそう」

「そうしたら次は、メインディッシュ。夏葉はエビの背わたとるから、
おにいちゃんは鯛の鱗、おとしてくれる?  アラだから、ちょっと大変かもだけど」

;SE 海老の背わたとりの音の隣で、豪快に鯛の鱗落とし

「まずは背中をまるめてまるめて~ (呼吸音)(呼吸音)
竹ぐしさして…………(呼吸音)(呼吸音)──えいっ!
えへへ、上手にとれました」

「このエビ、とりやすくっていいなぁ。
この調子で──(呼吸音)(呼吸音)──ぴっ!
どんどん、やって──(呼吸音)(呼吸音)──ぴっ!
エビをもーっとおいしくしちゃって──(呼吸音)(呼吸音)──うへっ!?」

「もう、おにいちゃん! 鱗勢いよく落としすぎ。
わ、ほら、キッチンのあちこちに鱗ついちゃってるじゃない」

;SE 鱗落としのペースボリューム落として

「(呼吸音)(呼吸音)──そうそう、そんな感じで、ね?
夏葉のかわいいエビたちも~(呼吸音)(呼吸音)──
もうあとちょっとで~(呼吸音)(呼吸音)──
うん。 せわたぬき完了──っと!」

;SE stop

「おにいちゃんもお疲れ様。じゃ、ここからがすみちゃん流」


;SE セリフ合わせ
「まずは──ん……こんな感じで──蒸し器のせいろ部分の一番そこのとこには──
広く……葉物を──いまは、白菜を──しきつめ、ます──ん」

「すみちゃんいわく。この葉物が蒸気をまんべんなくひろげて、しかもとじこめてくれるんだって。すごいよね」

「で、葉物の上には、火が通りにくいのもから順番に。
まずは──んー、じゃがいもかなぁ。んしょ──(呼吸音)──よいしょ──(呼吸音)──
バランスよく──(呼吸音)──綺麗に──(呼吸音)──で──」

「そしたらかぼちゃで、人参だね~(呼吸音)(呼吸音)──
あ……ってか──(呼吸音)(呼吸音)──
色のバランス、考えたら──(呼吸音)(呼吸音)──
じゃがいもが、真ん中が──(呼吸音)──よかった──かも──(呼吸音)」

「けど……(呼吸音)(呼吸音)──だよね。
火が、とおりきらなかったら──(呼吸音)(呼吸音)──
じゃがいもが、一番悲しく──(呼吸音)──なっちゃうもんね──(呼吸音)
夏葉、この蒸し器はじめてだし──(呼吸音)──やっぱりこれで大正解! うん」

「そしたらあとはエビを敷き詰めて~(呼吸音)(呼吸音)
かわいく赤くなってほしいな──(呼吸音)(呼吸音)
くるんてまるまらないといいな~──(呼吸音)(呼吸音)
みんな、いい感じにがんばってね~(呼吸音)(呼吸音)──で!」

「ふたするみたいに鯛をならべて~(呼吸音)(呼吸音)
こっちにも──(呼吸音)(呼吸音)
みっちり、ならべて~(呼吸音)(呼吸音)
ん……(呼吸音)(呼吸音)──でーきたっ」

「えっへへ~ いまの時点でもおいしそう。
っていうかそうそう、味付けしなきゃ。
味付けはね? これだけでいいんだって、すみちゃんが」

「そ! 『あごだし塩』。なににつかってもおいしいけど、
蒸し物だとほんっと最高──って、おにいちゃんの方が夏葉よりよーく知ってるお味だよね」

「だったら、最後の仕上げに使うものもわかっちゃってるかな? これなんだけど」

;SE 包丁でストン!

「そ、ものべの産のゆず。
蒸しあがったら、これをきゅーってしぼってかけるの。もう、想像だけでもたまらないでしょ?」

「……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っていうか──(ごくり)」

「あの、おにいちゃん。ちょっとだけ、夏葉、ゆず──そのままかじっちゃってもいい?
なんか、すごく美味しそうな気がして──(ごくっ)」

「(かりっ!) ん~~! すっぱい! おいしい!!!
っていうか、ゆず、たくさんあるし、これ、いっこいっちゃってもいいよね?」

「(ちゅっ! ちゅうううっ! じゅ! じゅずずずずっ!!!) ──くっはぁ!! えっぐいくらいに酸っぱい! おいしい!!!」

「って、おにいちゃんどうしたの? そんなにびっくりしたみたいな硬直したみたいな……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──
あー、たしかに。夏葉、蒸し物だと絶対にすみちゃんに鶏肉リクエストしてたっけ」

「……けど、なんでかな。今日は、鶏くらいサッパリしてても、ちょっと重そうって感じちゃったの。
ほんとはね? 鯛も、おにいちゃんの大好物じゃなかったら、パスしてたかも──って、え?」

「『食の好みが急にかわって、酸っぱいものを求めるようになる』──って、うん。それ、今の夏葉のことだよね…………て、
え!? え!? えええええええええっ!!!!!」

「食の好みが急に変わって、酸っぱいものが欲しくって! え!? うそ、やだ! 夏葉! もしかしてもしかしたら!
もしかして!!!!!」

「お誕生日が、お誕生日の予告編になっちゃってるのかも!!! わ、わ、どうしよ!?
ね、おにいちゃん、どうしたら──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ! だね!」

「腹が減っては戦もできぬ、だもんね。
もしも……もしもほんとに…………はうっ」

;3/右 接近囁き
「もしもほんとに夏葉のお腹に赤ちゃんいるなら……いてくれるなら。
栄養、たっぷりとらなくちゃだし」

;3/右
「そうときまったら蒸さなくちゃ! お水、お水を蒸し器の下の部分にいれて~」

;SE 蛇口から水を手鍋にいれて、それを蒸し器の下の部分にそそぎこむ
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っと」

「せいろの部分をその上に乗せて──(呼吸音)──んしょ。
そしたら濡れ布巾かけて、蓋をのっけて」

「あとは湯気がお仕事してくれるの待つだけだね。それじゃお兄ちゃん、火をつけて?」

;SE コンロ点火。ボッ!
;環境音 コンロの火 (じわじわお湯が沸騰していく感じももしも出せれば)

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──」

「……へんなの。ただのコンロの火なのに……なんだかすごく──(呼吸音)(呼吸音)──あ」

「……おにいちゃんもなの? うふふっ、不思議ね。いっつもとおんなじコンロの火を、バースデーケーキのろうそくの火みたいに感じるなんて」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……あの、ね? おにいちゃん」

「今日の夏葉のお誕生日が──おにいちゃんと夏葉の赤ちゃんの、お誕生日の予告編にもしもなれてたりしたら。
検査して──それが、確定するようだったら」

「…………(呼吸音)──うん。帰りたい。ものべのに。
帰って夏葉、すみちゃんと、ありすちゃんと、飛車角ちゃんにも報告したい」


「えへへっ! そのときが楽しみだなー! すみちゃんとありすちゃん、びっくりするかな? よろこんでくれるかな?
飛車角ちゃんは──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あはは!」

「だね。びっくりしすぎてアゴはずれちゃったら大変だね! 飛車角ちゃんお口おっきいから。
っていうかおにいちゃんもだよ? 気をつけて!」

;3/右
「夏葉の蒸し物がおいしすぎても、ほっぺ、おとしちゃわないよーに! (ちゅっ!)」

;おしまい

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whisp 2019/07/12 22:08

2019年沢井夏葉誕生祝いSS 『大遅刻のお誕生日 』(進行豹

「夏葉、怒ってるだろうなぁ」

考えるだけで胃がキリキリする。

夏葉への……多分最高に近いプレゼントを用意できた形になるとは思うんだけど――
そうであってもいくらなんでも、まるまる3日遅刻のお誕生日はひどすぎる。

「なんの準備もできてないしなぁ」

この時間だと、どこのスーパーももう閉まってる。
ケーキ屋さんはいわずもがな、だ。

プレゼント……普通のヤツも、買えてない。
買う機会なら、何度も何度もあったのに。

「……電話の声も、めちゃくちゃ感情押し殺してる感じだったし」

やっと帰宅できると決まって、夏葉にすぐに電話して。
怒られるか、喜んでもらえるか、どっちかだろうと予想していて……
けれども、反応はゼロだった。

夏の葉じゃなく、冬の石――
そんなイメージが浮かぶくらいに、冷たく、硬く、感情の無い声だった。

「あああ……どうやって許してもらうか――」

担当患者の急変に備え、帰宅できなくなること自体は、残念ながらままあることだ。
特に今回は、急にドナーが決定しての臓器移植という案件な上、
拒絶反応も予想されたから、全方位的なサポート体制が必要となった。

南雲先生が学会でブルガリアというタイミングになってしまったこともあり……
ああいや、言い訳を考えてても仕方ない。

「誠心誠意あやまって、
明日はデートと、お好みのプレゼント……
ってあたりで、許してもらえるといいんだけど」

けど……他の記念日ならいざしらず、誕生日だから。
夏葉が、産まれてくれた日だから、
夏葉の命の、そのはじまりの記念日だから。

……夏葉にとっても、僕にとっても、
他の記念日とは全く違う重みと意味とを持っている日だから。

「前にお誕生日当日にお祝いできなかったときも――
ツラいことになっちゃったしなぁ」

夏葉は少しも怒らなかった。
僕をせめたりしなかった。

『おにいちゃんの患者さんの命にかかわることだもん。仕方ないよね!』
といってくれ――
けれども涙が、ぽろり、ぽろりとあふれてしまい――

『あれっ!? ごめっ! 夏葉が泣いたら、おにいちゃんこまらせちゃうよね。ごめんなさい』


「……ぁぁあ」

思い出すだけでも胃が重くなる。

『夏葉に悪いことなんてない』――
何度言っても、強く抱きしめて頭を撫でても……
涙は止まらず、重い空気を振り払うまで……一週間近くかかってしまった。

「あの繰り返しだけは避けたい。避けたいんだけど……」

――もう家だ。
ここで立ち止まってても仕方ない。

一分一秒でも早く――うん、とにかくお誕生日おめでとうと伝えてからだ!

(ガチャッ)

「夏葉! お誕生日おめでとう!!!!」
「わーい! ありがとうおにいちゃん!!!!」(パーン!!)
「おわっ!!?」

破裂音に思わず目を閉じ……あ――火薬の匂い……

「クラッ――カー?」

「だよだよー! クラッカーって一番お祝いっぽい感じするし!
もちろん、ケーキとごちそうも用意してあるよ!」

「夏……葉」

すごい。
完全にこれは、お誕生会モードの部屋だ。

「えへへ!? どう? サプライズできた?
夏葉、わくわく隠すのもがんばったんだよー!」

「ああ……」

サプライズ――なるほど。
これは見事なサプライズだ。

ケーキのロウソクもばっちりだし、
チョコプレートには
――夏葉ちゃん、お誕生日おめでとう――
の文字も入ってる。


「これって――」
「あのね? ケーキ屋のおばちゃんにね?
おにいちゃんの事情話して相談したら、
『営業時間外でも、いつでもつくってあげるから。
おにいさんから帰りの電話があったら、すぐおばちゃんにいいなさい』
っていってくれたの!
だから、ケーキ、古いやつとかじゃないんだよ」

「……夏葉」
「それにごちそうも、下ごしらえまでして冷凍しといたの。
だから、ちゃあんとできたてなんだよ」
「夏葉!!!!」

抱きしめる。全身全霊で抱きしめる!!!

「すごい――すごい、こんなに素敵なお誕生日は他にないよ!
僕は本当にびっくりしたし――うん、ちょっと――かなり今、感動してる」

「おおげさだよう、おにーちゃんったら!
夏葉、またひとつおねえさんになったんだから、このくらいはふつーふつー!」
「そっか」

……おねえさん。ああ、本当に夏葉はお姉さんになったんだ。

腐らずスネず落ち込まず、誕生日パーティを自分で用意することにより、
僕のことも、そうしてきっと夏葉自身をも救ってくれた。

「夏葉――お誕生日おめでとう。
そうして、遅刻を許してくれてありがとう」

だから、伝える。抱きしめたまま。
頭に浮かんできたそのままの、何も飾らぬ素直な言葉で。

「プレゼントは明日一緒に買いに行ければと思うんだけど」
「うんうん! ショッピングデート大歓迎だよー!」
「その前に。ひとつだけ、夏葉にとって、嬉しいニュースをプレゼントさせてほしいんだ」
「夏葉の嬉しいニュース!? なになにっ!!?」

移植失敗の可能性も決して低いものではなかった。
起きてしまった救済拒絶反応も無事抑え込めはしたものの、確率的には決して分のいい賭けではなかった。

だから夏葉に、詳細を伝えていなかったのだけれど――

「僕が待機を続けてた理由は、赤江ゆきさんの移植手術の拒絶反応に備えてだった」
「赤江ちゃんの!? 赤江ちゃんのドナーさんみつかったの!? って――あ!!!」

嬉しいニュースと、あらかじめ伝えておいてよかった。
我慢して我慢して我慢し続けてくれた夏葉に、これ以上、ほんの僅かの不安も与えたくはない。

「うん。手術は完全に成功だ。リハビリが終わり次第に、夏葉の一番の友達は――赤江ゆきさんは退院できる」
「やったーーーーーーーーーー!!! やったやった! やった! やったーーーーーーー!!!」
「っ!!?!」

満面の笑顔のままに、夏葉の腕が僕の頭をつかまえる。

「ん~~~~(ちゅっ!!!)
おにいちゃん! おにいちゃんおにいちゃんおにいちゃん!!!」
「なぁに、夏葉?」

にこにこしている。僕も夏葉も。
こころの底から、どんどん笑顔が湧き出してくる!

「さいっこーーーーのお誕生日プレゼント! ありがとう!!!」


;おしまい

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