RPGツクール製へと移植作業を行ったこと
RPGツクールMZを購入し移植作業を行い、ひとまず以前のツールで作ったものをほぼ再現することはできました。
おおむねそのままのものを構築できたのですが、いくつかの未解決要素や変更点も発生しています。
・バックログが無い
現状、最大の問題点として意識している要素です。
MV用のプラグインはいろいろと試したけど結局ダメで(さすがにそれはしょうがないと思いますが)もしかしたら製品版も含めてバックログは無い状態になるかもしれません。
そもそも、バックログを頻繁に使用したくなるのは「文章を書き過ぎ」な気もしますが…今回の作品のシナリオを見返してみると、やはりバックログは無いよりあったほうがいい気がしているので、なんとかしたいところです。
・セーブ、ロードをマップ上で行うよう変更
最初はRPG的なマップは入れないつもりでしたが、いろいろ試した結果、セーブロード関係はシナリオとシナリオの合間にセーブロードを行うためのマップを設け、そこでのみ可能という仕様にしました。
シナリオ中に、セーブロードの画面に移行できる機能のボタンを持たせたバージョンも作ってはみましたが、セーブやロードの画面に移行したあとで、スロットを選ぶときのクリックでメッセージも進んでしまったり、なかなか納得のいく仕様にたどり着くことができません。
手堅くまとめるには並列処理で割り込ませるよりも、限定的状況で「マップのほうに隔離してしまう」という、RPGツクールの意図に近い状態でセーブロードを行ってもらうほうが良いと考えました。
(このあたりもMVだと解決できるプラグインがあるようですが、MZだと現状、無さそうなので。自分が見つけられてないだけかもですが)
シナリオの長さは、ひとつの章はそれほど長くないので、セーブロードの機会が限定されることには極端な不便さを感じることは無いと思います。
一画面に収まる公園のマップで、黒猫を登場させ、操作できるようにしました。
右クリックでメニューを呼び出し、セーブロードが行えます。
近くに狐がいるので、話しかけると次の章に進む確認をします。
あくまでセーブロードのための場所なので、次の章に移動する以外のシナリオ発生は無く、探索の要素はありません。
(画面に画像を追加して、そのあたりの説明を行う予定です)
ここで登場している黒猫や狐には、とくにシナリオで言及することはありません。
ただ、自分としてはこの公園に、このゲームでの世界観の寓意的なイメージを持たせることができたので、これはこれで気に入っています。
おおよそのカタチにはなっているのですが、もうすこし細かく手を入れたい要素もあります。
今の状態だと、単純に日常シナリオひとつと、えっちシナリオをひとつ入れてあるだけで、例えば「製品版もよろしくお願いします」とメッセージで出してるときに背景が真っ暗だったりしまして……
そこは製品版にこういうのを入れますよ、という感じで縮小したえっちCGをある程度並べるくらいのことは、したほうがいいかなぁとか。
縮小したえっちCGなんかも真っ裸ばかりじゃなくて、もうすこしぴっちりスーツ増やさないとな……と思ったりするので、そう考えはじめると体験版の範囲でも、存外やることがまだまだ多いと言いますか。
実のところ、自分が作っているものが「おもしろそうだな」と思ってもらえるのかどうか、という意味では、今まで出してきた情報だけではまだ自分でも足りないという気持ちがありますので、こういったことも、できうる範囲で手を抜かずに頑張りたく思います。