陰陽倶楽部 2023/01/20 19:27

『淫行少女』進捗 ~ネーム完成目前!~

新作『淫行少女』、ネームの第4稿が今夜あたりには脱稿しそうです。

(僕のマンガ制作の手順は以前にも書いたと思うんですが)
僕はまず最初はExcelを使って、アニメの絵コンテみたいな感じで全体の流れを書き出します。これを自分ではネームと呼んでます。
(ただし絵コンテだとラフ絵が入るカラムには、テキストで「こういうシチュでこういうアングルでこういう絵が入る」みたいに説明文で書き込んでおく)


このネーム(コンテ)を何度か推敲重ねて、納得できる状態になったら、その内容に沿ってクリスタでページレイアウトを作って全ページにコマ割りして、セリフ等のテキストもその時に入れておいて、


後はそれぞれのコマにひたすら絵を入れて埋めていく執筆の段階に入ります。




今はその一番最初のネーム段階の終局に差し掛かってるくらいのところですね。


今までの経験上、ネームがそれなりの形になってきたかなって思えるまでにはだいたい3~4回の改稿が必要で、今回もやっぱりそんな感じでした。
数日前に仕上げた第3稿で「ぼちぼち整ってきたな」て感覚が出てきて、今回の第4稿でその完成度が上がってきた状態。


細かいセリフの調整などはこのさき執筆中もずっと続いて、最終的な完成までには大小合わせて数十回(あるいは百回以上)の改稿が入りますが、
ストーリー展開から各ページへのコマの割り振りまで、いわばマンガの土台ですね、これが今回の第4稿で9割くらい固まったので、
「生みの苦しみ」の段階は通過したな~って感じで、ここから先は気持ちは楽になります。


ちょっとだけ内容にも触れておきますと、
第1話の『援交少女』では敢えてハッキリ書かなかったヒロイン雅美ちゃんの心の内、その変遷が今回の『淫行少女』のテーマです。


雅美ちゃんは可哀想な身の上で苦労してて、そのせいもあって引っ込み思案で大人しくて、でも実は結構ズルくて悪女な面も持ち合わせていて。
作者としてはそういう生々しさも全部ひっくるめてトータルで「可愛い」と思って描いてるので、

そのへんをこの続編ではもっと上手に伝えられたらな~、と考えながらネームを練ってます。

実はこのシリーズ通して、作者として自分にひとつ縛りを付けてまして、それは
ヒロインの心の中の声(心象セリフ)を使わない
ということで。

もともと口数少ない彼女の、他キャラとの僅かな会話や、表情・行動だけで、どれだけ読者さんに彼女の人となりをお伝えできるか、ていう。

これが大層ムズいんですが、しかしやってみると楽しくもあって。

どう描けば読者さんの想像力がより膨らむだろう、と考えてると、縛りがあるからこそ浮かんでくるアイデアっていうのもあって、
上手くピースがハマったな!て感覚が得られた時は、思わずひとりでニヤニヤしちゃったり(キモチワルイでつね)

この雅美の心象セリフ縛りは、シリーズ完結編の一番ラストで解禁するというのもアリかもなぁ、と思ってますが、
最後まで言わさずに通した方がイイかもしれないし、そのへんまではまだどうするか決めてません。

とまぁ本日はそんなところで。
さぁ、今晩はこれから第4稿完成まで、一気に書き切るぞ~!



『援交少女 ~俺が惚れたあのコは親父の女~』


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『実録ヤリサー全盛時代』


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