【地味系幼馴染が大好きな異性を縮めて性的に襲って蹂躙し尽くす話】サンプル

2021年12月20日に販売した作品のサンプルです。
続きはこちらから読めます。

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誠也には綾香という幼馴染の少女がいた。二人はもう十年近い長い付き合いがある。どちらかが相手を異性として意識するのも、当然のことだろう。同時に、小さい頃から異性の遊び相手として接してきたので、相手を異性として見れなくなることもまた、当然起こりうることだ。

 それは誠也に恋慕する綾香にとっては残酷なことであった。しかも、誠也の周囲には別の異性の存在がちらつき、いつ彼女ができるとも知れない。もし彼に恋仲の相手ができたらと思うと、綾香はろくに眠れない日すらあった。

 だから彼女は禁忌に手を染めた。
 他の誰でもない、恋して止まない幼馴染を手に入れるために、

「それで、相談したいことってなんだよ」

 数年ぶりに入った幼馴染の部屋で、誠也は用意された座布団にどっかりと座った。その対面に座っている綾香は、そわそわした様子で口籠もっている。
 普段通りと言えば普段通りの様子だが、長年の付き合いがある誠也には、確かに何かしらのことで困っているのだとわかった。

「あのね、その……将来についてなんだけど」

「そんなのセンコーに話せばいいだろ」

「ううん……これは誠也に聞いてほしいの、お願い」

 どうにも不自然なことを言いながら小さく頭を下げて頼んでくる幼馴染に、誠也は溜息をつきながらも「わかったよ」と承諾の意を示した。
 すると一転して彼女は、ぱっと明るい笑顔を浮かべた。これも昔から変わらないなと誠也は内心でごちる。

 綾香は奥手の態度や地味な服装から、周囲にはあまり認知されていないが、きちんと化粧をして服装を整えたらそこらのモデルにも負けないだろうと男の誠也が認める容姿をしている。

 そんな彼女が卑屈さをなくした笑顔をすれば、誠也も少し照れが入る。

「にしても、随分と部屋が女っぽくなったな」

 ごまかすように部屋を見渡した誠也はそう言った。それからもう一度タンスや机の上を見やる。
 数年前、最後に入ったときは少女らしさより子供らしさが目立つような部屋だったのだが、成長による心境の変化か、女の子らしい装飾品などが増えている。

 部屋に続いて対面の少女をよく見れば、綾香の服装は普段に比べると妙に気合が入っていた。
 地毛の茶髪のショートヘアに度が薄い眼鏡をしていて、一見すると地味な印象を受ける彼女だが、実際のところはやはり可愛らしい顔立ちをしている。出かけるときにでも着る類の洋服が、それを際立たせていた。

 昔から度々「コンタクトに変えた方が美人に見えるぞ」とからかい半分で助言しているが、綾香は「これは誠也がくれたものだから」と言って苦笑しながら毎回聞き流している。
 プレゼントした重宝人の誠也からすれば、そんなにこだわることかと疑問に思えるが、彼女にとっては譲れないことであった。

 して、彼女は体も年相応に発達している。ほっそりとは言えないが、それでもくびれがあるウエストとヒップに、バストは豊満寄りで服を盛り上げて存在を主張する程度には大きい。
 子供の頃のようにボディタッチすることはないが、もし触れることがあれば本人の物腰と同じくらい柔らかいのだろうと感じさせそうな印象があった。

 誠也も評価する隠れ美人である幼馴染だが、実際には歳の近い妹を相手にしているのに近い感覚を持っていた。
 昔から自分の後ろをちょこちょこと着いてまわる泣き虫で引っ込み思案の綾香を、誠也は兄貴分として引っ張り続けていた。故に、互いの距離が近すぎて異性として意識し辛い。

「んで将来についてって、進路について何か考えてるのか」

「うん……でも、進学とかじゃないんだ」

「ああ、お前くらい頭が良かったら困らないよな、勉強ができない俺と違って」

「誠也だって、頑張ったらできると思うんだけど……」

「いいだろ別に、それより進学の話じゃないなら将来について何があるんだよ」

「それは、そのう……」

 またも言い淀んでもじもじとし始めた綾香が話出すまでたっぷり十秒待って、静寂に耐えかねた誠也が「あのなぁ」と先に口火を切った。

「そうやってウジウジしてても話が進まねぇだろ、こういうのはさっさと言っちまった方が楽になるぞ」

「そ、それはわかるんだけど、その、恥ずかしくて……」

「恥ずかしいって、今更俺とお前で気にするようなことあるか? 昔は一緒に風呂入った仲だろうが」

「思い出させないでよ……それも恥ずかしいよ」

 顔を赤くした綾香はそれで羞恥に区切りがついたのか、すうと深呼吸をして覚悟を決めた表情で誠也の顔を見据えた。その真剣な表情に誠也も顔を引き締めて応じる。
 昔から綾香の困りごとを解決してきた誠也としては、これから相談されるであろう悩みもきちんと解決してやるつもりだった。

「先に誠也に確認したいことがあるんだけど、良いかな?」

「別に良いけど、なんだよ」

「誠也って、今は彼女、いないよね?」

「……うん?」

 想定外の質問が来て、誠也はしばし硬直した。そんな彼を無視して、綾香は話を進める。

「前に付き合ってた人とはもう別れてるし、今はその、フリーってやつだよね?」

「うん、まぁ、そうだけど」

 誠也としてはそれなりに悲しい出来事だったことなのだが、数ヶ月前から独り身であることには違いないので肯定する。その返事を聞いて、綾香は安堵するように息を吐いた。

「良かった……私としては、その方が嬉しいから」

「何が嬉しいんだよ、俺としてはすごく傷付く話なんだが?」

「あ、ごめん……」

「で、俺がフラれたのとお前の悩みって関係あるのかよ」

 少しブスッとした不機嫌顔になった誠也に、綾香は呆れたような表情になった。ここまで言ってもこの幼馴染は綾香の気持ちに気付いていないのである。
 朴念仁なのか、やはりこちらを異性として見ていないのか、どちらにせよ少なからず存在した少女としてのプライドは傷付いた。

 これはもう、先に誠也が言ったようにずばっと本題を伝えた方がいいだろう。綾香はそう判断して意を決した。

「私はね、誠也のことが……」

「俺のことが?」

「好きなの、ずっと昔から……」

「いや、知ってるけど」

 思いもしていなかった返答に「へ?」と間抜けな声を漏らしてしまった。鈍いように見えて、誠也は自分の想いに気付いていたというのだろうか? 事実を確かめるために口を開こうとしたが、それより先に誠也が残酷な一言を告げた。

「幼馴染としてだろ? 俺もお前のこと好きだぜ」

 にっと、いつもかっこいいと思っていた笑みをして言った誠也の言葉で、綾香は自身の心にぐさりと鋭い棘が深々と突き刺さった感触を覚えた。

 結局のところ、相手を異性として意識していたのは綾香だけだったのだ。誠也からは恋愛対象とすら思われていない。

 いや、正直に言えば綾香も薄々そうだろうと察していたのだ。それでもその現実を認めたくなくて、僅かにでもそうではないという可能性に賭けて今日、彼を部屋に呼んで告白した。

 結果として綾香の懸念は見事なまでに的中していて、誠也はまだ「それが何か関係あるのか?」と首を傾げている。その態度を見て、怒りを通り越した感情から綾香の中にあった最後のタガが外れた。

「……うん、すごく関係あることなの」

 平坦になった声音に、誠也は何かまずいことを言っただろうかと顔に疑問符を浮かべる。その間に彼女はすっと立ち上がり、タンスの棚を引いて中にしまわれていた道具を取り出した。

 それは表面に何も書かれていない銀色の筒だった。上についている噴霧用の器具からして、何らかのスプレーだとわかる。殺虫剤かヘアスプレーくらいのサイズで、誠也はそれが何らかの化粧道具なのかと予想した。

「なんだそれ、悩みってそれに関係してんのか?」

「違うよ……これは悩みを解決するために使うの」

「じゃあ、俺いらねぇじゃんか」

「それも違う、誠也がいないとダメなの」

 どういうことだよ、そう尋ねようとして顔を向けた誠也目掛けて、ぷしゅっという擬音と共に白い煙が塗布された。突然のことで煙を思い切り吸ってしまった誠也は咳き込み、むせた。

 突然の幼馴染の暴挙に、誠也は戸惑い半分と怒り半分で声を荒げる。

「な、何すんだよ!」

 対し、綾香は何も言わない。ただ座っている誠也をじっと見下ろしているだけだ。
 それがなんだか酷く不気味に思えて「も、もう帰るぞ!」と誠也は部屋を出るために立ちあがろうとした。途端、がくっと姿勢が崩れた。

 なんだと考えるよりも先に、身体に異変が起こる。着ていた服がみるみる内にだぼつき、何が起きているのか理解するより先に身体が巨大化した服に埋もれる。同時に、自分よりも一回り背が低かったはずの綾香が、どんどん大きくなっているような錯覚を覚えた。

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