おねしょ布団で世界記録に挑戦するおバカ姉ちゃん

自らおねしょを積極的にする姉の話です。
無料は冒頭のみです。


の姉はバカだ。

20になるが特に何もせず、1日中ダラダラしながらテレビを見ているだけの、怠惰な姉だ。

そんな姉がいきなり変な事を言い出した。

「なにか突然、世界記録を取ろうと思ったのよね」

ちょっと何を言っているのか分からない。
僕は「何言ってんだこいつ?」と思ったが姉の事だ、何も考えていないとわかりつつも話を聞く事にした。

「私がもし世界記録を取れば、就職しなくても生活できるし、家賃も半分出せると思うのよ。」
「姉さん。そんなあやふやな理由なら、就職した方が良いんじゃない?」
「いやよ、世界記録の方がいいもん」

どうやら姉は世界記録を取って、働かずに生活するつもりらしい。

何ともバカみたいな話だが、姉は本気で世界記録を取る気だ。
だから僕はそんなバカな姉の手伝いをする事にした。

「で、どうやって世界記録を取って、お金を稼ぐの?」
「そう。そこよね。」

どうやら何も考えていなかったらしく、姉は頭を抱えて悩み出した。
そんな姉の姿を見て、僕は大きなため息をついた。

「まずさ、姉ちゃんにしかできないことと、需要がありそうなことを探したら?」
「需要?」
「そう。それに、誰も挑戦してなくて、ニッチだけど需要と可能性のある、世界記録って何があると思う?」

僕が姉とそんな会話した日から数週間後……
僕は姉に呼ばれて姉の部屋に入った。
そこには自信ありげに胸を張る姉、姉の白いパジャマは股間や太腿に染みを広げていた。

部屋中アンモニア臭が充満する中、僕は姉に色々と物申したかったが、僕は途中で何か言うのを辞めた。

「……で、何で僕呼ばれたの?」
「オネショ!」

姉が満面の笑みで元気に答える……
バカだ。本物のバカがいる…

「それは見たらわかるけど…何で僕を呼んだのかがわからないんだけど…そんなの一人でこっそり片付けしなよ…」

姉はまた自慢げに、チッチッチッと指を振る。
「それができるならやってるわ!それに呼ばなかった理由もあるのよ?」

僕は本気でドヤ顔をする姉を見て次の言葉を待った。
「聞いて驚きなさい!何とコレを世界記録にするの!」

興奮した姉がビシッと僕の目の前に突きつける物……それは予想通り……姉が布団に描いた世界地図だ……

「うん。知ってた」
「あら?知っていたの?」

僕がため息混じりに答えると、姉は意外そうな顔をしたが、僕は無視して話を進める事にした。

「で?どうやって世界記録を目指すの?」

僕が尋ねると、姉は待ってましたと言わんばかりに得意げに計画を語り出した。

「まずね、このお布団は一切洗いません!でも濡れたままだと眠れないので一応干します!そして、1ヶ月連続おねしょした布団で世界記録の世界地図を作るのよ!」

自信たっぷりな姉を見て僕は思った……アホだと……だが僕が呼ばれた理由がわからない。

「姉ちゃんがやりたい事はわかったけど、何で僕呼ばれたの?」
僕が聞くと姉は当然と言わんばかりに答える。

「そんなの決まってるじゃない!アンタが私の記録係だからよ!」
そう言って姉ちゃんは僕にカメラを手渡してくる。

「カメラで記録して、動画でも稼ぐのよ!」
僕は姉の言葉を聞いて頭が痛くなった。

「それ……本気で言ってる?」
僕が尋ねると、姉は自信満々に答える。

「当たり前じゃない!激売れ間違いないわよ!」
そんな姉の姿を見て、僕の頭痛はさらに酷くなった。
僕は姉ちゃんが納得するまで付き合ってあげることにした……もうどうにでもなれと……

こうしてアホな姉の挑戦が始まったのだ。



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