ふたさこ 2023/02/08 18:57

美少女イラストの頭の塗りがよくわからなかった話

ふたさこのサクフウです。
絵の練習をしました。
内容は頭まわりの塗り。つまり目と髪と顔の塗りについて。
実質落書きを投稿するだけの記事です。

練習した結論ですがよくわかりませんでした。
とりあえず練習で描いた絵をご覧ください。
(メモや落書きありますが気にしないで)

まず顔自体の塗りですがこれは肌の塗りとほぼ同じなので問題ありませんでした。
強いて言えば影は身体よりさらに薄く塗ることぐらいです。

問題は目と髪の塗り。
それぞれ独自のよくわからなさがありました。

まずは目についてです。

練習の目標はうまい人の絵をものにすることでした。
つまりどうしてそういう風な塗り方をしているのか理解し応用もできるようにすることです。

そこで実際の物理的現象から美少女の目を紐解くことにしました。
今回は例があったほうがわかりやすいのでAIで出力した以下のサンプルで解説してこうと思います。

下部のオレンジの部分が光って見えるのが特徴的かと思われます。
細部は違えど美少女イラストではよく見かける目の塗り方でしょう。

ではなぜ光って見えるのか?
私は反射による映り込みだと仮説を立てました。

フレネル効果によって目の外周は反射が強くなりやすくそれによって鏡のように周囲の環境が強く映り込む、というのは考えられる話です。
実際ながら現実の目においても効果は確認できます。

しかしそこで問題になるのは「では周囲はどのような環境なのか?」ということでした。
反射を正確に描くためには周囲の環境がどうなってるのか把握することが不可欠です。

用意したサンプルで考えると恐らく炎のようなものが美少女の手前に設置されているのではないかと考えられますが問題があります。

そのような発光体は美少女自身も照らします。
なので美少女が炎に照らされたようなライティングになるはずですがそうはなっていません。

一般的な美少女イラストにおいても本当に炎に照らさてる作品以外で「あっ、炎に照らされてるな」と感じるイラストはないかと思われます。
少なくとも私は目撃したことはありません。

ではフレネル効果による反射という仮説が間違っているとしたら?
これも考えましたが違うと思われます。
次のAIで出力したサンプルをご覧ください。

こちらも細部は違えどよく見るタイプだと思います。
ポイントは目の真ん中が黒くなっていること。
これもフレネル効果で説明がついてしまいます。

端的に言えば形状的に目の真ん中あたりは周囲の環境を反射する力が弱まります。
なので周囲の紫色のなにかが写り込まず、恐らく目の地の色である黒色になっているのだと思われます。

と、ここまで調査してみて「まぁ見栄えを優先してある程度はファンタジーなんだろう」と私は受け入れました。
そもそもこんなに目がでかい人類はいません。

が、そうなるとやっかいなのはどうやって塗ればいいのかということです。
実際の光の作用が歯が立たないとなるともう判断基準が見栄えのみになります。

見栄えがいいからそうする。センスの世界です。
残念ながら私にはそういうセンスがないので深追いはやめることにしました。

では今回どうやって塗ったかという簡単です。
そういういい感じの塗りをした目は炎の見え方に似ていると思ったので
目の上にフリー素材の炎をかぶせて調整しました。


今回の絵は文字通り燃える瞳で見つめておったわけです。

炎以外にも宝石であったりいい感じの空にも似てると思うのでそれらも効果的だと思います。
こちらが実際に空をかぶせてみた例です。


私にはどちらもそんなに違和感ないように見えます。

ついでになにもかぶせなかったものがこちらになります。

実際の反射を描くためにシンプルに想定した周囲の環境を考慮しつつ省略とデフォルメを私なりに効かせた反射を描いています。
今見ればもっと目の地の色を光らせてもよかったと思います。

と、いった感じで目の塗りはよくわかりませんでした。
ただ分からないままになんかいい感じになるまで頑張って描くよりかは記号として割り切って付き合うのがいいのかなと思いました。
私が今年掲げたスローガンである「スマート&クール」にも即しています。

では次に髪の塗りのよくわからなかったところについてです。

目よりかはファンタジーでもないとは思うのですがなんか思った通りにならずなにがダメなのかすらよくわかりませんでした。

これに関しては恐らく観察力が不足しているので今回はこの辺で勘弁してやることにしました。

という感じで少しモヤモヤが残る結果となりました。
とはいえ美少女イラストのなにが命かというと顔が命なのでそれを数日そこらで終わらせようとするのが無理があるんだと思います。やつは強い。

最後に個人的な感想ですがやはり顔はコストのかかり方がえげつないです。
身体を描くときの寛容さが全くなくちょっとでもズレやバランスの悪さ、塗りの雑さがあるとすぐに怒られます。
美少女イラスト一本で食ってる人はマジ命がけで美少女の顔を描いてるのだなと実感しました。敬服するばかりです。すごい。

というわけで予期せず短期集中連載的になったイラストの練習シリーズですがとりあえずここで一区切りとしメイン目標であるver2計画を進めていきたいと思います。

よろしくお願いします。

ーー追記ーー
この記事を投稿し晩飯を食うなどしたあとのこと。
布団に入った瞬間に突然今回の目の考察に何が足りてなかったのかがひらめきました。

実際試したところなんかほぼ正解っぽいので後日に目の塗りの攻略記事を投稿したいと思います。
ー追記終わりー

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