bkyu 2020/10/31 18:43

女忍者の末路3 ~裏切りのくのいち~

「サクラの策謀」


1.ナルト宅


連日、木の葉の里にて5大国の長が集まると、
そこで「名もなき里」への対処が話し合われていた。

それを取り仕切っていたのは
まだ火影にはなっていないナルトだった。

火影では無いが故に動きやすいという事

そして、他国の強者に認められている事で
国の間の交渉を一手に担っていた。


しかし、ナルトの奮闘むなしく
会議は平行線だった。


「こんなことをしている間にも、ヒナタは…」


名もなき里の禁呪は
出産までの日数を1か月に短縮するよいう
生命を冒涜した呪われた術だった。

その禁呪で、ヒナタは
名もなき里の子を孕ませ続けられている。


「クソ!!方針さえ決まってくれれば!!」


ナルトは、決着のつかない話し合いに疲れて
ヒナタのいない自宅へ帰ってきていた。


そこは、火影の忍者なら
誰でも住める集合住宅だった。

階層は違うものの、
サクラや、シカマルもそこへ住んでいた。


ピンポーーン・・・


「こんな夜更けに誰だってばよ」

ナルトは、明日の会議に向け英気を養うために
すでに床につこうとしていたところだった。

ガチャ・・・

「こんな遅くにごめんなさい・・・」

ナルトが、扉を開けると、そこにはサクラがたっていた。

「サ、サクラちゃん!!どうしたってばよ!!」

「こんなこと頼めるのは、ナルトしかいないの・・・」

「!?まあ、とにかく中に入ってくれ。」

ナルトは、サクラを家の中に招き入れた。



2.客室


「こんな遅くに、どうしたってばよ・・・」
「ヒナタがいないから、お茶がどこにあるかもわからないてばよ」

客室にサクラを通すと、ナルトは台所でお茶を探しながらそういった。

「ヒナタの事は辛かったわね。あんなことになるなんて・・・」

コト・・・

サクラに前に、ナルトはお茶を置いた。

「・・・・ああ。今すぐにでも、救出に向かいたいけど」

「ばあちゃんと、国をまとめるって約束したからな。」

ナルトは、サクラと向かい合って座ると、少しだけお茶を飲んだ。


「で?サクラちゃんは、なんの用だってばよ?」

「ごめんなさい・・・こんな時に・・・」


パサ・・・スルル・・・


サクラは、ナルトの目の前で
突然服を脱ぎだした。


「わ!?わわ!!!サ、サクラちゃん!!なんだってばよ!!!」

「ナルト・・・」

「私とセックス・・・して欲しいの?」

「サ、サクラちゃん!!!だ、ダメだってばよ!!服を着てくれ!!」

昔好きだった女性の裸に、ナルトの下半身は反応してしまう。

「俺はもう、ヒナタを愛しているんだ!!!」

「わ、わかってるわ・・・でも」

シュルル・・・

ナルトは、顔を手で押さえて、見ないようにしているが

指の隙間から、その裸体を確認していた。

「私も、サスケに頼みたいけど・・・・」

「!?」

「名もなき里の下克上…」

「各里の強いくのいちを拉致監禁して、里の子を孕ませているのでしょ?」

「きっと私も狙われるわ・・・」

サクラは裸でそういった。

「そ、そんなことさせないってばよ!!!」

「わからないわよ・・・先の事なんて・・・」

サクラは少し悲しい目をして、そういった。


「サ、サクラちゃん・・・?」

ナルトは、サクラのその表情に少し違和感を覚えたが

目の前のサクラの裸で、すぐにその考えは消えた。


「私、考えたのよ。先に子をなせば、奴らには狙われないってことに・・・」

「!?」

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