bkyu 2022/06/20 16:04

没落の家系1~ワノ国のナミ~


Cienでは、Fanboxで描いたイラストに
ショートストーリーを付けたものを公開しております。
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1.敗北した海賊団

ルフィ達麦わら海賊団は、世界政府非加盟の「鎖国国家」である「ワノ国」に上陸した。

現在そこは、四皇カイドウ率いる百獣海賊団が拠点とし、カイドウによって国は制圧されていた。

そんな状態のワノ国で、過去からトキトキの実で飛ばされてきた光月家の跡取り「モモの助」を次期将軍にすべく仲間を集め、「討ち入り」を決行した。

しかし、

カイドウ側の戦力は圧倒的だった。
カイドウが拠点とする「鬼が島」に集められた兵力は3万人。
対して、ルフィ達麦わら海賊団の仲間たちは6千人弱。

さらにカイドウ側には、同じく四皇の一人であるビッグ・マムも協定により仲間になっっていた。


うぉぉぉぉ!!

ギン!!ギン!!ガギィイン!!!

鬼が島のいたるところから、剣戟の音と、叫び声が聞こえる。

ワノ国の将軍である「オロチ」を倒すべく「討ち入り」をしたルフィ達だが、その戦いのさなか、兵士たちは戦力差に絶望していた。

「こんなの勝てるわけないっ!!」

周りの仲間たちは、どんどんと倒れていく。

何とか、主力のメンバーたちが場を持たせているが、瓦解する時は近い。

一人でも崩れれば、一気に崩壊するだろう。

ルフィ「くっ・・・」

雑兵を次々と殴り飛ばすが、わらわらと敵が湧いてくる。
そんな状態にルフィは顔を歪ませていた。

ルフィ「ナミ!!モモの助を頼んだ!!」

ナミ「え!?」

ルフィは敗北を悟ったのか、ナミとモモの助を掴み、そのまま腕を後方に伸ばす。

ナミ「きゃあああああ!!ま、待ってルフィ!!私はまだ・・・・」

モモの助「せ、拙者も!まだ戦えるでござる!!」

ルフィの意図を悟ったナミとモモの助は、腕に振り回されながらそう叫んだ。

ルフィ「絶対にチャンスは巡ってくる!おまえたちは逃げろ!」

ルフィはニカッと笑う。

ルフィ「ジェットピストル!!」

バシュゥゥンンン!!!

ナミ・モモの助「うわああああああああああああ」

ナミとモモの助は、ルフィの腕でそのまま戦場から遠くへ飛ばされた。

サンジ「さよなら。ナミさん・・・」

少し離れて戦っていたサンジは、その様子を見て戦いを止めた。
そして、胸ポケットに忍ばせているたばこを取り出すと、口に咥えて一服した。

サンジ「フーーー!!あんたは生きてくれ・・・」

サンジは、ナミの飛ばされた方向にたばこの煙を吐き出すと、そうつぶやいた。

ゾロ「へ、俺はまだあきらめちゃねぇぜ。クソコックよぉ!」

そんなサンジの様子を見ていたゾロは、サンジに襲い掛かろうとする敵を倒す。

サンジ「たりめぇだ!マリモォ!!!」

サンジは、そのたばこを踏みつぶして火を消すと、再び敵をなぎ倒し始めた。


ナミとモモの助が戦線を離脱した後、戦いはさらなる混戦となっていった・・・

2.海

バシャン!!

ルフィによって飛ばされた二人は、鬼ヶ島と本島の間の海に着水した。

モモの助「ごばぁあああ!!あばばばば!!」

モモの助は、着水と同時に手足をバタバタとさせ、沈み始めた。
能力者であるモモの助は、海で泳ぐことが出来ないのだ。

ナミ「!?」

ナミは、モモの助に泳いで近づき、沈みかけているモモの助を抱きかかえた。

ナミ「大丈夫!?」

モモの助「す、すまんでござる。だ、大丈夫でござる!!」

しかし、子供とはいえ、人を一人抱きかかえながら泳ぐことは容易ではない。

しかも、本島の距離はまだまだ先だった。

ナミ「く…、遠すぎるわ・・・」


ポーーーーーー

彼らが大海原で絶望していた時に、小さな船が警笛を上げ、二人の前に現れた。

ナミ「!?」

男「だいじょうぶかー」

その船の上から男が二人に呼びかける

ナミ「た、助かったわ!!」

ナミは、ぶんぶんと手を振った。


ナミとモモの助を助けた船は、偶然、そこを通りかかった娼館宿を経営する男の船だった。
その船には、商品となる女たちが載せられていた。

ナミ『娼館宿の船・・・女を買ってきた帰りかしら・・・』

ナミはジロジロと船を見渡していた。

娼館宿の主「で?お前たちは、なんであんなところへいた?」

男は、布で体を拭くナミとモモの助に、たばこをふかしながら訪ねた。

ナミ「ええ、実は他の船に乗っていたんですが、この弟が足を滑らせて・・・」

ナミは、素性を隠しながら、その男に説明をする。

男「フーーーーそうか・・・この船は『白舞』に行く。そこまでは載せてやろう」

男は、ナミ達には何か事情がある事を察しながらも、それには言及しなかった。

この船に乗っている女たちは皆、何かしら「そういう」事情を持った者達だった。

ナミ「ありがとうございます・・・」

モモの助「かたじけないでござる」

男「それはそうと、あんた達行く当てはあるのか?」

男は、ナミの濡れた体をジロジロと見ながら、そう訊ねてきた。
それは商品を見定めるような目だった。

ナミ「じ、実は、行く当てがなくて、当面の住む家を探しているの・・・」

ナミとモモの助は、すでに面が割れている。
生きているとバレれば、追っても出されるだろう。
オロチ達に、モモの助の存在をバラすわけにはいかなかった。

ナミ「もしよければ、私をそこで働かせてもらえないかしら?」

この娼館宿は、身を隠すのにちょうど良かった。

ナミ『モモの助は私が守らないと、ルフィに合わせる顔がないわ・・・』

ナミは、濡れた体を布で拭くフリをして、その豊満な体を男に見せつける。

この男をここで逃すわけにはいかなかった。

男「ゴクリ・・・」

男は、ナミの誘惑に喉を鳴らした。
娼館宿で女を見慣れている男といえど、ナミのスタイルと、大きな乳房は魅力的だった。

男「いいだろう・・・俺の船室に来るんだ。面接してやる。」

男は、ナミの手を取り立ち上がった。

モモの助「ナ、ナミ殿?」

モモの助は、その意味を理解していなかったが不穏な空気は感じていた。

ナミ「モモの助は、ここで待っていてちょうだい。」

そうして、二人は男の船室に入っていき、『白舞』に到着するまで出てこなかった。

3.娼館宿

船は、無事に『白舞』の港に着いた。

そこは、正規の港ではなく少し街のはずれにある裏の港だった。

各地から、女を買い連れてくるその船は、正規の港に着岸する事は出来なかった。

オロチから身を隠すナミとモモの助にとって、それはちょうど良かった。

その船に乗船する「買われた女たち」は、皆フードをかぶり、顔を隠して下船した。

ナミとモモの助も、同じくフードをかぶりその女達と共に下船した。

そのさびれた港町の街はずれにその男の娼館宿があった。

そこは、街のごろつき達を相手にするような安い娼館宿だ。

ナミ「こんな街でもあんまり目立っちゃダメよ。私が養ってあげるから・・・」

モモの助「くっ・・・かたじけないでござる・・・」

武士道を重んじるモモの助にとって、それは切腹するほどの屈辱だった。

しかし、光月家の復興という大義の前に、その屈辱を飲み込まなければならなかった・・・


館主の男「おまえたちの部屋はここだ」

ナミとモモの助は、そのさびれた娼館宿の一室に通された。

部屋はふすまで仕切られた状態で二部屋あり、片方の部屋には寝具が用意されていた。

館主の男「この部屋に男を連れてくるからな。相手をするんだぞ」

男は、ナミのお尻を片手で揉みながら、ナミに説明をする。

ナミ「・・・モモの助の前ではやめて・・・」

ナミは平然とした顔でその手をうまくいなした。

館主の男「へへへ・・・まあいい。客にはあまり失礼な態度はとるなよ。怒らせたら、この娼館宿にはいられないと思え。」

ナミ「く・・・・わかってるわ」

その男は、ナミにそういうと、そのまま部屋を出て行った。


モモの助「ナミ殿、ここで一体何を?」

モモの助は、この娼館宿でナミが何をするかもわかってはいなかった。

ナミ「男の人に、お酒を注いだり、布団で一緒に寝たりするのよ。」

モモの助「一緒に寝る?」

ナミ「お客さんが来て、あっちの寝室に行ったら、絶対に覗いたらダメよ?わかった?」

ナミは、隣の寝室を指さして、モモの助に念を押した。

モモの助「わ、わかったでござる!」

4.ならず者

夕刻になると娼館宿は店を開ける。

仕事終わりの男達が、娼館宿にやってくると、さびれた娼館宿とはいえ活気づいてくる。

各部屋に男達が通され、その部屋の女たちと一夜限りの情事を行う。

その店の特定の女を目当てで通い詰めている者もいれば、毎回女を変え、様々な女を楽しむ者もいた。

ドタドタドタドタ!!!

ナミ達のいる部屋の前の廊下がけたたましく音を鳴らした。

バタン!!

力強くふすまが開けられ、男が部屋に入ってきた。

「ほお、貴様が今回の新人か。」

ドスン!!

男は、荒々しくお膳の前に胡坐(あぐら)をかいて座ると、ジロジロとナミを物色する。

ならず者「噂通り確かに上玉だ。・・・ん?その小さいのはなんだ?」

男は、隣に座るモモの助を見て、そういった。

ナミ「気にしないで。弟よ。するなら隣の部屋に行きましょう。」

ナミは、立ち上がると、男の隣に座り、お酒を男に注いだ。

ならず者「弟か。年が離れているが、子供ではないのか?」

男は、ナミの体を触りながら、注がれたお酒をグイっと飲み干す。

ナミ「弟・・・よ」

そして、ナミは再びお酒を注いだ。

この男は、町のならず者達を束ねる組員の幹部だった。
この娼館宿もその組織の庇護の元にあるといってよかった。

この店に新人の女が来ると、その組員の幹部が「味見」を行う。

「この男には粗相が無いように・・・」看守にそう念を押されていた。

ナミ「ちょ、ちょっと、ここじゃダメよ。隣の部屋に行きましょう。ね?」

男は、モモの助の見ている前で、ナミの体に抱き着き、胸をまさぐる。

男は、ナミが拒絶できないことを知っていた。

ならず者「いいじゃないか、ほれ、弟に女を教えてやれ。」

男は、そういうとナミの着物の裾をたすき上げ、ナミの性器を隠すフンドシを露出させた。

ナミ「ダ、ダメ!!」

男は、ナミの制止は聞かずに、そのままナミのフンドシの紐をほどく。

ならず者「へへへ!しっかり見て見てろ!貴様の姉はもう濡らしておるぞ!!」

モモの助「ナ、ナミ殿・・・・」

モモの助は、その男の対面に正座をして、二人の様子を凝視していた。

目が離す事が出来ないと言ってよかった。

モモの助の席からは、ナミの性器が丸見えになっていた。

さらに男は、ナミの着物の胸の部分を左右に開き、胸を露出させた。

ナミ「あっ!だ、ダメよモモの助!見ないで!!別の部屋にいってなさい!」

その男を止められないと悟ったナミは、モモの助を退室させようとした。

しかし、ナミの豊満な胸を目の前にし、モモの助の顔は上気し、好奇心に満ち溢れた表情でそれを見ていた。

男は、露出させたナミの乳首に吸い付き、この乳頭を口の中で転がした。

ナミ「んああ!!」

チュパチュパチュパ

男は、ナミの首筋や胸に吸い付き、その痕を残す。

ならず者「見た目通りの淫乱な娘だ。ここも洪水のように潮を吹いておるわ。」

さらに男は、ナミの陰部をまさぐり、そこの具合を確かめていた。

ナミ「ああ!だめよ!!」

ナミはモモの助に陰部を見られながら感じていた。

ならず者「これから貴様の姉が女になるところをみせてやるぞ!!」

男は、ナミの陰部の湿り具合を十分と感じたのか、そういうとナミを横に倒し、股を開かせた。

ならず者「よく見ておけ!これが女のおまんこだ!」

男は、ナミの陰部の割れ目を左右に開き、その奥の穴をモモの助に見せつけた。

モモの助「こ、これがおまんこ・・・」

モモの助は、眼前にあるその部分を凝視する。

ならず者「娼館宿の女たちは、この肉壺で男達のチンポを受け入れるのが仕事だ!」

ナミ「モモの助!見ないで!!」

ならず者「へへへ!もう観念して弟にまぐわう所を勉強させてやれ!」

男は、ナミを押さえつけながら、性器をまさぐる。

ナミ「い、いや!だめよ!!!」

ナミはじたばたと体をよじらせ、何とか逃れようとするが、男に強い力で押さえつけられ、逃れる事はできない。

そして・・・

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