TS俺が百合堕ちするまで10
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金曜日なので小説を更新したいと思います!
今回は遥香への告白の道!
♂♀6章目 身も心も
「やっとお風呂に入れた……」
千尋が呟いたのは、たった一人、深夜の大浴場。
国語の課題に時間がかかってしまい、この時間の入浴になってしまった。
遥香は生徒会長の仕事が立て込んでいるということで、先に眠ってもらっている。
あとで同じベッドに入るときは起こさないようにしなければ。
そのことを考えただけで、いやでも鼓動が早くなってしまう。
「母乳、止まらなくなってるし」
じゅわわ……っ。
小さなピンク色の乳頭から滲みだしてくるのは、甘い香りを漂わせている母乳。
遥香に絶頂レッスンをしてもらったのが、1週間前のこと。
そのことを思いだすたびに母乳が滲み出すようになっていた。
「女の子の絶頂……凄すぎたし」
初めて遥香に導いてもらったときには、あまりの快楽で失神してしまった。
それからというもの、一人でするのは怖くて、自慰はおろか、身体を洗うときでさえもあまり意識しないようにしてきた。
……が。
「おまた、酷い臭い……」
むわ……。
洗い場で椅子に腰掛け、脚を開いてみると、クレヴァスの奥から漂ってくるのはチーズが発酵したかのような香り。
男のときよりも股間の匂いはキツくなっている。
それだけ女の子の縦筋というのは綺麗にしておかなくてはいけないところなのだろう。
汗もかくし、おしっこも漏れる。
それにエッチなお汁や、膣壁からの下り物汚れも大変だ。
「綺麗に洗っておかないと」
くちゅくちゅ、くちゅくちゅ……。
石けんを泡立てると、入念におまたを洗い始める。
以前だったら必要最低限、指を這わせたら終わりだったけど、いまは違う。
いつ遥香に触ってもらってもいいように、綺麗に洗っておかなければ。
「……んっ、……ううぅっ」
チリリッ、
股間から生み出されるのは甘美な微弱電流。
肉ヒダがコリッとすると、甘美な電流が背筋を駆け上っていく。
「ダメ、これ以上は……っ」
一人でするのは罪悪感がある。
この前みたいに失神してしまったら大変だし。
遥香が上手なのか、それとも人にしてもらうことの気持ちよさを知ってしまったからなのかはわからない。
「遥香さんにして欲しい……」
切なげに千尋は呟く。
その声が大浴場に思ったよりも反響して、それは自分の声ではないように思えて、千尋は切なげにくちびるを噛みしめた。
☆
「……は!? この感触は……!」
翌朝、明け方のこと。
千尋はお尻に感じる冷たい不快感で目を覚ました。
この久しく忘れていた感触は間違いない。
「うう~、この年になって、おねしょ……?」
やらかしてしまったことが信じられなくて、千尋はお尻のあたりを手探りで触ってみる。
……完全無欠に濡れていた。
触れていた手を鼻先に持ってくると、かすかながらもツーンとしたアンモニア臭が鼻を突く。
「うそ……」
同じベッドのすぐ隣では、遥香が安らかな寝息を立てている。
どうしよう。
まだバレていないけど、それも時間の問題だ。
怖くてまだ確認はしていないけど、きっとシーツには大きなおしっこの染みができあがっているに違いなかった。
遥香と共用の、ワンピースタイプのパジャマも、おまたのところがぐしょ濡れだ。
「どうしよう、どうしよう……っ」
逡巡しているあいだにも、時計の針は進んでいる。
窓から射してきている日差しがうっすらと明るくなってきて、鳥のさえずりが聞こえてきて……。
「ん、んん……」
ついに遥香は目覚めてしまう。
「ん、おはよ。もう起きてたのか、千尋は」
「は、はい……」
「ふふっ、いつもはわたしのほうが先に起きるから、千尋の寝顔を独り占めできるんだがな。今日は先を越されてしまったようだ」
なにも知らない遥香は身体を起こし――、
そのときになって、異変に気づいたらしい。
即ち、シーツにできている、大きな染みに。
「おおう。これは……」
「うう~、すみません……。やってしまいました……。この年になって……ううっ」
情けなさ過ぎて涙が溢れ出してくる。
女の子になって涙腺が緩くなってしまったのは、たぶん何回も恥ずかしい目に遭っているからだ。
千尋は、身体を起こすこともできずに、ベッドで身体を丸めて泣き出してしまう。……おねしょの染みの上で。
「おいおい、おねしょしたくらいで泣くことないだろ。修学旅行に行ったら、結構やらかしてる女子、いるんだぞー」
「でも、でも……っ。遥香さんと一緒の布団でおねしょだなんて……っ。わたしなんて、遥香さんの隣にいたら汚してしまう……っ」
「う~ん……泣き止んでくれそうにないなぁ……」
「だって……、だって……っ」
「仕方がない。……そうだ。わたしはまだ寝たい気分だったんだ。ゆうべは夜更かししてしまったからな。それに日ごろの疲れが抜けきってないなー」
「?」
遥香が再び身体を横たえて、ギュッと身体を抱きしめてくる。
一体、なにを……?
涙目になりながら首をかしげていると、
「しっかり触っててくれよ」
「あっ」
遥香に手を取られて、導かれたのは遥香の秘部。
千尋が着ているパジャマと同じ、ワンピースタイプのパジャマ越しであっても熱くなっているが分かるほどだった。
「遥香さんのおまた……熱くなってる」
「千尋と一緒に寝たんだ。熱くもなるさ。……んっ」
遥香は熱い吐息を漏らす。
その吐息はどこかエッチで、以前にもこんなことがあったと思って……、そのときになって、遥香がなにをしようとしているのか理解できた。
「遥香さん!? ストップ! わたしならもう大丈夫っ、泣きませんからっ」
「そんなこと言っても、もう止められそうに……あっ、あああ」
じゅわり。
遥香の秘部が、じゅんわりと生温かくなる。
その染みは途端に大きくなっていくと、横向きになって寝ている遥香の左太ももを伝い落ちてシーツへと染みこんでいった。
「ああ……。やって、しまってるな……ぱんつの中が……ふふっ、温かくて変な感じがする」
「遥香さん……」
**しゅいいいいいいいいいいいい……。
朝の静まりかえった空気に、遥香のくぐもった水音が鳴り響く。
遥香の秘部は、あっという間にぐしょぐしょになって、それでも止めどなく温水が湧き出してきていた。
それでも千尋は遥香の秘部から手を離すことができなかった。
手のひらに感じるのは、遥香の胎内の温もりといっても過言ではないのだ。
手のひらが蕩けそうなくらいにおしっこが熱くなっている。
「千尋に触られながらおしっこするの……なんだか変な気持ち……気持ちよくなってしまうな。癖になったらどうしてくれるんだ」
「遥香さん、溶けそうなくらいに熱くなってる」
しゅわわわわわわわわわわ……。
ショーツとパジャマ越しに感じる、遥香のおしっこの振動は、なぜかとてもエッチなことのように思えてきて……、じゅわわっ、千尋は人知れずに母乳を噴いている。
「……んっ、ふぅっ」
ブルル……。
プッシャッ!
小さく震えて最後の一飛沫がショーツのなかに散ると、遥香のおもらしは唐突に終わった。
あとに残ったのは……、キングサイズのシーツに、はっきりと染みついた二人分のおねしょのあと。
「これで二人いっぺんにおねしょしたようにしかみえないな。よし、干すぞ」
「えっ、ちょっ! 干すって!」
「そこの窓を開けてくれ。そこから干せば放課後になるころには乾いてるだろ」
「で、でも……っ。二人分のおしっこのあとが……!」
「これでいつも二人は一緒の布団に寝ていることが、他の生徒たちにもバレてしまうな。いいではないか、ふたりがラブラブなところを見せつけてやろう」
「うう~、遥香さんがそれで構わないなら……っ」
「よし、それでは決まりだな!」
キングサイズの布団をふたりで持ち上げると、開け放った窓から干す。
こちらからは朝の校舎が丸見えだった。
と、いうことは、校舎からもこの布団が丸見えになっているということだ。
「さて、布団はこれでオッケーだな。シーツは登校するときにでも洗濯機に放り込めばいい。あとは……」
「……ぱんつ、汚してしまいました……。すみません」
「脱がしてやる」
「あっ」
ワンピースのパジャマを捲り上げられると、一瞬にしてショーツを脱がされていた。
なんだかどんどんショーツを脱がすのが上手になっているような気がする。
「ちょっ、見ないで……っ」
「ふむ。どうやら千尋もドキドキしてくれてたみたいだな」
「うう~」
もわわ……っ。
千尋は顔を真っ赤にさせてしまう。
なにしろ、脱がされたばかりのショーツを遥香が広げると、中を覗き込んでみせたのだ。
クロッチの裏側には、見られたくない女の子の染みがこびり付いている。
「遥香さんと同じ布団で寝たんだもん……しょうがないです」
「眠れるようになっただけ大きな進歩だぞ。それに、ほら」
遥香も、自分のショーツを脱ぐと、いたずらっぽい笑みを浮かべ、それでも頬を赤らめておもらしショーツのなかを見せてくれる。
もわわ~~~ん……。
立ち昇るのはおしっこの匂いと、それにむせ返りそうなほどの甘酸っぱい香りだった。
クロッチの裏側にはシュッと縦筋が食い込んでいた跡が残っていて、トロリとした蜜に塗れていた。
「遥香さんのショーツ、ヌルヌルになってる……」
「千尋と一緒に寝たのだ。当然じゃないか」
「遥香さんも、ドキドキしてくれてたんだ……」
「そうと決まれば。もうやることは決まってるな」
「えっ? ええっ!?」
千尋は直後に目を疑うことになる。
なにしろ、遥香が千尋のおねしょショーツを穿いてみせたのだ。
「実は千尋がおねしょをしたら、朝からこうしてショーツを交換こしたいと思っていたのだ。……って、すまん。交換こというのは気が早いな。千尋だって朝から私の汚してしまったショーツを」
「穿きますっ。穿かせて下さいっ」
千尋も遥香のおもらしショーツを手に取ると、気合を入れて穿いていた。
腰が抜けないように、脚を踏ん張りながら。
「は、穿けま……したっ」
「……ありがとう」
不意打ちのように抱きしめられる。
たったそれだけで千尋は、
ジュワッ、じゅわわ……。
母乳を噴き、ショーツのなかに熱くヌルリとしたおもらしをしてしまった。
☆
「香水、ふりかけてやるからジッとしててくれ」
「あ、ありがとうございます……」
登校する前に、遥香に香水がシュシュッとふりかけてくれる。
石けんのようなふんわりとしたいい匂い。
遥香も同じ香水を使って、お風呂上がりみたいないい匂いがする。
「女子のたしなみだ。この香水をやるから使ってみてくれ」
「遥香さんと同じ香水……」
「ただし使いすぎには注意だぞ。香水というのは、すれ違ったときにふんわりと香るくらいがちょうどいいのだ。自分でも感じるほどにつけると無粋なことになるからな」
「はい……。大切にします……」
登校する前に、遥香と同じ香りの香水を渡される。
これで2人しておもらしショーツを穿いていてもバレない。
遥香と同じショーツを穿いて――しかも遥香の脱ぎたておもらしショーツ――、それに同じ香水を使えるだなんて。
「なんだか……遥香さんと身も心も一緒になったみたいで、とても嬉しいです。なんでだろ?」
「私もだよ。今日はずっと千尋のことを考えていられそうだ」
ごく自然に腕を組んでくれる遥香に、千尋も腕を組んで女子寮の部屋を出る。
じゅわり……。
ドキドキするあまりに母乳が滲み出してきて、ブラへと染みこんでいく。
それに早くもクロッチの裏側がヌルッとしてきて大変なことになっていた。
(ぱんつのなかで、遥香さんとわたしが混じり合ってる……)
そんなことを考えていると、遥香は出し抜けに口を開くのだった。
「放課後になったら……ショーツ、返してもらうぞ」
「えっ?」
キョトンとしたときには、昇降口にまできているころで、遥香はいたずらっぽい笑みを浮かべると人の流れのなかに姿を消してしまうのだった。
そろそろ最終回が近くなってきました。
楽しんでもらえている人がいたら嬉しいです。
今回は全文公開にしてみましたけど、読んでくれている人がいるのかという、根本的な問題にぶつかりつつある。
大決壊シリーズの最新作の予約が始まりました。
この作品は文章を公開する予定はないです。