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TS百合堕ちの記事 (12)

レモネードオアシス 2021/10/29 14:48

TS俺が百合堕ちするまで12

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
金曜日なので小説を更新したいと思います!


ついに最終回です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
読んでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

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♂♀終章 女の子同士だけど


「遥香先輩、大好きです! 付き合ってくださいっ」

 ……可愛く言えただろうか?
 心配になって、姿見に映っている自分を見つめる。
 そこには顔を真っ赤にして、こちらのことを不安げに見つめている自分自身の姿……千尋が映し出されていた。

 ときは、放課後の寮の相部屋。
 千尋はこうして何度も姿見を前にして、告白の練習をしていた。
 なにを隠そう、遥香に告白しようと覚悟を決めていたのだ。
 今日はこうして何度も鏡を前にして練習している。

 だけどもっと可愛く言えるのではないか?
 もしも告白を断られたらどうしよう?

 そんなことがグルグルと頭のなかを駆け巡ると、いざ告白しようと思っても時間だけが過ぎていき――、
 こうして放課後の告白の練習をするのは、実は今日で3日目だったりする。

(大丈夫……っ。勇気持て、わたし……! 今朝は遥香さんのぱんつを交換こしてもらったし!)

 遥香の穿いていたショーツはお守り代わり。
 きっと千尋に勇気をくれるはず。
 もうそろそろ遥香が生徒会の仕事を済ませて帰ってくる時間になっている。

「今日こそは……!」

 何度も心に決めるも、今日で3日目だ。
 この調子だと一生告白できないのではないか……、そんなことを考えてしまい、首を横に振って再び告白の練習。

「遥香先輩のことが大好きですっ。身も心も……女の子になったのにおかしいとは思いますが、付き合ってください!」

 鏡を相手にしての、何度目かわからない告白。
 その告白は決して遥香には届かないはずだったけど――、

「うむ。その心意気やよし!」
「は!?」

 突然部屋に響き渡った遥香の声に、千尋は変な声を上げてしまう。
 振り返ると、姿見には映らない絶妙な角度のところに遥香が立っているではないか。
 たったいま帰ってきたばかりなのか、制服姿でカバンを持って。

「な、なんで遥香さんがここに……!?」
「なんでって、ここは私と千尋の部屋なのだから当然じゃないか」
「あっ、うっ、で、でも……そんな、急に……っ」
「いや、こっそり帰ってきて千尋のことを驚かしてやろうと思っていたのだが、逆に私のほうが驚かされたみたいだな」
「き、聞いて、しまいました……よね?」
「ああ、なかなか見事な告白だった。女は度胸ってな。いい感じだったぞ」
「あ、あうう~」

 あまりにも恥ずかしすぎて目眩を感じてしまう。
 ほっぺたから火が出そうなくらいに熱くなって、その場に立っていられなくなって――、

「おっと、危ない」

 駆け寄ってきた遥香に抱き留められて、なんとか倒れずにすむ。
 それでもすぐ近くに遥香の顔があって、更には遥香に抱きしめれている。

「あっ、ダメ……」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 気がつけば、千尋はおもらししていた。
 せっかく今朝に遥香と交換こしたショーツが生温かくなると、恥ずかしい音とともに内股がくすぐったくなる。
 黒タイツが黒よりも暗い黒に染め上げられいくと、抱きしめてくれている遥香の脚線美までも失禁に濡れていった。

「あっ、ううっ、おもらし、しちゃう、なんて……っ。ごめんなさい、ごめんなさい……っ」
「なにも謝ることはない。千尋のおもらしは可愛いからな」
「うう~、恥ずかしいのに」

 しゅわわわわわわわわわ……。

 恥ずかしい音を立てながらのおもらしはなかなか止まってはくれない。
 千尋と遥香を中心として水たまりが広がっていくと、ツーンとしたアンモニア臭が立ち昇ってくる。

(ダメだ……。絶対に嫌われてる……っ)

 あまりの恥ずかしさと情けなさに顔を真っ赤にさせていると、しかし遥香の顔がぐんぐん近づいてきて――ちゅっ

「あっ」
「これが私の答えだ」
「え……?」
「千尋が勇気を出して告白してくれたのだ。だから私も全力で受け止めてやらないとな」
 一瞬、なにを言われていたのかわからなかったけど、キスという答えがじんわりと身体に染み渡っていくと、ゆっくりと告白が成就したのだという実感が湧いてくる。

 だけど……、

 なんかさっきの告白が事故のように思えてきて、なんだか急に悔しく思えてきて。

「遥香先輩、改めて……わたしと、お付き合いしてくださいっ」
「ああ、いいとも。これから一緒に、二人の時間を重ねていこうじゃないか」
「はい……んっ」

 あらためてのキス。
 今度はすぐには唇を離さずに、舌を絡ませて。
 千尋は頬を弛緩させて、ただひたすらに遥香からの温もりを享受する。
 それは、もしかしたら千尋が女として歩き出した瞬間なのかもしれなかった。

 二人の時計は、たったいま動き出したばかり――。


おしまい。


ここまで読んでくれてありがとうございました!
楽しんでもらえたら嬉しいです!


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レモネードオアシス 2021/10/22 15:44

TS俺が百合堕ちするまで11

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
金曜日なので小説を更新したいと思います!


百合百合しーん。


目次

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♂♀6章目 身も心も2





(放課後になったら返してもらうって、つまり……!)

 いま穿いている、このショーツを返さなければいけないということだ。
 ただでさえ遥香の脱ぎたておもらしショーツを穿いてドキドキしてムラムラしているというのに。
 きっと放課後になったら大変なことになっていることだろう。

(汚せない……、遥香さんのショーツ、汚せない……!)

 じゅわっ、じゅわり、じゅわわ……。

 だけど一度灯った官能の炎は、消えることなく千尋の胎内で燻り続けている。
 ブラの裏側に母乳が染みこみ、クロッチの裏側に生温かくヌルッとした愛液が広がっていく。

(やだ、お尻のほうに広がってきてる……)

 椅子に座ったまま発情すると縦筋から溢れ出してきた愛液は、会陰を伝ってお尻へと広がっていく。
 きっとお尻には、愛液によって大きな染みができているに違いなかった。
 幸いなことに、黒タイツを穿いているから外にまで染み出すことはなかったが……、それでもショーツのなかは熱く蒸れ返っている。

(おまただけじゃなくて……ううっ、おっぱいも……母乳で大変なことに……っ)

 じゅわり、じゅわわっ。
 むわわ……っ。

 ブラの内側に、熱い感触が染みこんでいく。
 母乳が体温で蒸れ返ると、胸元から甘い香りが立ち昇ってくる。
 Fカップの自分の胸が、まるで自分のものではないもののように思えてくる。
 それほどまでに勝手に母乳が溢れ出してきていた。

        ☆

(遥香さんの下着、汚せないのに……っ)

 じゅわ……、
 ジョボッ、ジョボボ……っ。

 6時限目の授業中になるころには、千尋は更に尿意とも戦うことになっていた。
 いつもは休み時間ごとにトイレに行くようにはしているけど、ショーツの裏側を見るのが怖くて、1つ前の休み時間ではトイレに行かなかったのだ。

 キュン、キュン!
 じゅわわ……ジョボッ、じゅもも……っ。

 おまたが切なげに痙攣するたびに、ショーツに広がっていくのは気持ち悪い不快感。
 ショーツのなかはミストサウナのように蒸れ返り、胸元からは甘く切ない香りが立ち昇ってきている。
 もしかしたら、スカートにはおしっこや愛液によって大きな尻染みができあがっているかもしれない。

(遥香さんの香水のおかげでなんとかごまかせてるけど……。ううっ、おまたとおっぱいが痒い……っ)

 いま、この瞬間におまたを掻きむしることができたら、どんなに気持ちいいことだろうか?
 だけどまさか授業中にエッチなところに触れることができるはずもなく……。
 千尋は、悶々とした時間を過ごすことになる。

        ☆

「やっっっ、やっと帰ってこれた……っ」

 最初はあんなにも嫌だった女子寮だったけど、今となってはすっかり千尋の精神的な拠り所になっていた。
 遥香と一緒に生活している相部屋へとなんとか帰ってくると、腰が抜けてしまったのか、千尋は締めたばかりのドアに寄りかかるようにしてしゃがみこんでしまった。

 じゅもももも……。

 気が抜けてしまったのと、座ったときに膀胱が圧迫されてしまったせいで軽失禁してしまう。
 だけどそのことに気づかないほどに、すでに千尋のショーツは熱く濡れそぼっていた。

「あっ、だめ……っ」

 ――プシュッ。

 お尻のほうまで生温かくなってきて、そのときになって慌てて尿道を引き締める。
 それでも取り返しのつかない温もりが、お尻に広がっていた。

(ぱんつ、もうぐしょぐしょになってる……! こんなぱんつを遥香さんに返すだなんて……! 絶対にできないし!)

 そうだ。
 今日のところは勘弁してもらうことにするというのはどうだろうか?
 いまからお風呂に入って、洗濯機にショーツを放り込めばショーツの汚れをなかったことにすることができる。

「よし、それがいい。うん」

 そうと決まれば善は急げだ。
 千尋は立ち上がると、遥香と共用のタンスから替えの下着と着替えを持って大浴場へ急いで行

「千尋よ! 私は帰ってきたぞぉぉぉ!」

 だが、そんな千尋のささやかな企みは、意気揚々と帰ってきた遥香によって粉砕されることになった。

「むむっ。どうした着替えなんか持って。まさか風呂に入りにいこうだなんて考えてないよな」
「うう~……遥香さんの意地悪」
「こんなこともあろうかと、生徒会の仕事を早めに切り上げて帰ってきたのだ。さてさて、千尋は今日ドキドキしてくれていたのか確かめてやる。あとおねしょした布団も取り込んでおかないとな!」
「は、はい……」

 布団を取り込むと、おねしょの染みは乾いてくれていた。
 遥香はその布団に、新しいシーツ……ちょっと厚手のシーツを敷いていく。

「こんなここもあろうかと、おねしょショーツを用意しておいたのだ。これでどんなにおもらししても大丈夫だぞ」
「うう~、漏らしませんよ……」
「それはどうかな?」
「ああっ」

 遥香はいたずらっぽい笑みを浮かべると、千尋のスカートの両サイドから手を入れると、スルスルと黒タイツごとショーツを降ろしていく。

「あっ、ちょっと、待って……っ」
「いや、待たない。私も我慢できないのだ」

 もわわ……。

 千尋にショーツを降ろされると、立ち昇ってきたのは濃密な少女の香り。
 あまりの濃度に、千尋自身の目に染みてくるほどだった。

「うう……あんまり見ないで下さい……」

 クロッチの裏側は、千尋の恥部よりも恥ずかしいことになっていた。
 遥香のおもらしショーツを穿いて一日を過ごしたのだ。その部分はとんでもないことになっている。
 一日中愛液で蒸らされ続けていたクロッチの裏側は発酵し、茶色く変色していた。

「ふふっ、いい感じになってるな。それではこのショーツは返してもらうぞ」
「あっ、あの、その……っ」

 本気ですか!?
 聞く暇もなく遥香もショーツを降ろすと、

 もわわ~ん……。

 遥香が穿いているクロッチの裏側も、同じように茶色く発酵してヨーグルトのような香りを漂わせている。
 遥香も感じてくれていたのだ。
 千尋のおねしょショーツを穿いて。

「遥香さんのショーツ……大変なことになってる……」
「千尋のおねしょしたショーツを穿いていたのだ。当然だろう?」
「遥香さん……。嬉しい、です……」
「私もだ。…………ンッ」

 遥香は、ついさっきまで千尋が穿いていたショーツを広げると、ンの躊躇いもなく穿いていく。
 黒タイツも、同じように。
 その姿を見せられて千尋も、

「遥香さんのショーツ……穿きますっ」
「そう言ってくれると嬉しいぞ」

 遥香の脱ぎたてショーツに脚を通していく。
 きっと授業中に何回も軽失禁してしまったのだろう。お尻のほうまでジットリと湿っていた。
 それにクロッチの裏側がヌルヌルになっていて、おまたにまとわりついてくる。
 黒タイツも穿くと、もう遥香に包まれているかのような錯覚に陥った。

「ううっ、遥香さんのショーツ……おまたにあたって、食い込んできて、ます……っ」
「私も……我慢できない……っ」
「あっ」

 有無を言わさず、千尋は遥香によってベッドに押し倒されていた。
 ふんわりとした日なたの香りが鼻孔に満たされ、すぐに遥香の甘酸っぱい香りに上塗りされていく。
 仰向けになって相手を受け入れる。
 男だったころは、想像さえもしていなかった正常位。

「触って……いいか?」
「そんなに恥ずかしいこと聞かないで下さい。……いいに決まってるじゃないですか」

 千尋はすぐに身体の緊張を解くと……遥香は、制服越しに優しく胸に触れてくる。

 じゅわり……。

 やわらかなFカップがマッサージされると、絞り出されるかのように母乳が滲み出してきた。

「あっ、ちょっと待って……。このままだと、ドキドキして母乳、ブラウスに滲み出してきてしまいます……。直に、見て欲しいし……」
「そんなことをしたら、私は我慢できなくなってしまうぞ」
「もうっ、そういうことは押し倒す前に言ってくださいよ」
「た、たしかにそうだな……」
「ちょっと……待ってて下さい」

 ブレザーを脱ぐと、ブラウスの胸の部分をはだけ、外気に晒す。
 どうやら乳房もかなり熱くなっていたようだ。
 ブラを避けると、

 もわ……。

 母乳の香りとともに、ツーンと勃起した乳首が露わになる。
 遥香のショーツを穿いて、ムクムクと勃起してしまっていたのだ。

「千尋のおっぱい……もうこんなになってたのか。嬉しいぞ。こんなに感じてくれて」
「ああぅ!」

 円を描く世にして乳首を刺激されて、千尋は切なげな声を漏らしてしまう。その声が、自分のものではないように感じられるほどに。

「千尋だけおっぱいを出すというのは不公平だが……」
「うう~、直接見たいけど、そうすると、その……私、おもらししちゃいそうなくらい緊張してるから……」
「それではブラとブラウス五指に触ってみるか?」
「はい……ああ……遥香さんのおっぱい、凄く……エッチです」

 母乳は出ていないけど、遥香の乳首はツンと勃起して、甘い香りを漂わせていた。
 ブラとブラウス越しだというのに柔らかくて、しっとりと汗をかいていて、熱く蕩けそうになっていた。

「遥香さんのおっぱい、制服越しなのに手に吸い付いてきます」
「千尋もだよ。こんなに母乳が出てきて……飲んでみたいくらいだ」
「え……飲みたい、ですか?」
「当然じゃないか。こんなにいい匂いをさせてるのに」
「いい、ですけど……」
「ほ、本当か!?」
「遥香さんになら……飲んで欲しいと思っていましたから。……その、言い出すの、恥ずかしくて」
「ああ、もう可愛いな千尋はっ」

 ちゅっ、ちゅうう……。

「あっ、あん!」

 控えめに乳首に唇を当ててきた遥香は、遠慮がちに吸い付いてくる。
 だけどそれは最初だけ。

「千尋のおっぱい……おいひい……」

 ちゅうう……、ちゅううう……。
 ちゅぱ、チュウウウウ……。

「美味しくて、頭がボーッとしてきて……ああ……」
「ウウッ、そんなに吸われたら……っ」

 ちゅぱ、ちゅぱ……。

 遥香はせがむように舌先で乳首を転がしてくる。
 熱く、むず痒い感覚が乳首から生み出され、身体に溶け込んでいく。直後だった。

「んっ、んんんんぅ!」

 プッシュウウウ……ッ。

 千尋は、乳首から絹糸のように母乳を吹き出すと、軽く達してしまう。

 じゅわわ……。
 しゅいいいいいいいいい……。

 そのまま身体から力が抜けてしまい、気がつけば千尋は失禁していた。
 遥香と身体を重ね合わせているというのに。

「ああッ、勝手に出てきて……っ。ダメ……っ。遥香さんのこと、汚してしまう……っ」
「千尋のおしっこ、あったかいぞ」
「でも……ううっ、こんなときにおもらししちゃうなんて……あうっ、とまら、ない……っ」

 しゅわわわわわわわわわ……。

 黒タイツから滲み出してきたおしっこは、同じように黒タイツを穿いている遥香へと染みこんでいく。
 それでも遥香が動じることはなかった。
 むしろ、更に身体を密着させてきてくれる。

「私も……もう我慢できない……あっ、ああぁ……っ」

 シュイイイイイイイイイイ……。

 感じられるのは、自分のおしっこではない、生温かいおしっこの振動。そして、せせらぎ。
 どうやら遥香も我慢できずにおしっこを漏らしてしまったようだ。

「遥香さんのおしっこ、あったかいです……」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 上から覆い被さってきている遥香のおしっこが、千尋の秘筋を撫で回していき、お尻を伝ってシーツへと広がっていく。
 どんなにおもらしをしても、おねしょシーツだから安心だ。




「千尋、もう私は……私は……お前に溶かされてしまいそうだ」
「わたしも……遥香さんに溶かされちゃってます……。ううっ、キス……して下さい……切なすぎる……」
「お安い御用だ……んっ」

 ちゅ、ちゅぱ、ちゅ……。

 意識があるときにしてもらった、ファーストキスは、甘くて熱い母乳の味がした。
 口内にはあっという間に二人分の唾液が溜まってきて、
 こくん……。

「ふぁ……ふぁぁ……ッ」

 その瞬間、食道が熱くなり、胃へと到達すると、子宮までもが熱くなって蕩けてくる。

 シュイイイイイイイイイイ……。
 しゅわわわわわわわわわわわわ……。

 二人分のおしっこが共鳴しあい、千尋は熱い官能の奔流に意識が溶けていくのを感じた。


TS俺が百合堕ちするまで12につづく!

次回最終回!
読んでくれている人がいたら嬉しいです。

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レモネードオアシス 2021/10/15 11:41

TS俺が百合堕ちするまで10

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
金曜日なので小説を更新したいと思います!


今回は遥香への告白の道!


目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

この小説を最初から読む!





♂♀6章目 身も心も


「やっとお風呂に入れた……」

 千尋が呟いたのは、たった一人、深夜の大浴場。
 国語の課題に時間がかかってしまい、この時間の入浴になってしまった。
 遥香は生徒会長の仕事が立て込んでいるということで、先に眠ってもらっている。
 あとで同じベッドに入るときは起こさないようにしなければ。
 そのことを考えただけで、いやでも鼓動が早くなってしまう。

「母乳、止まらなくなってるし」

 じゅわわ……っ。

 小さなピンク色の乳頭から滲みだしてくるのは、甘い香りを漂わせている母乳。
 遥香に絶頂レッスンをしてもらったのが、1週間前のこと。
 そのことを思いだすたびに母乳が滲み出すようになっていた。

「女の子の絶頂……凄すぎたし」


 初めて遥香に導いてもらったときには、あまりの快楽で失神してしまった。
 それからというもの、一人でするのは怖くて、自慰はおろか、身体を洗うときでさえもあまり意識しないようにしてきた。
 ……が。

「おまた、酷い臭い……」

 むわ……。

 洗い場で椅子に腰掛け、脚を開いてみると、クレヴァスの奥から漂ってくるのはチーズが発酵したかのような香り。
 男のときよりも股間の匂いはキツくなっている。
 それだけ女の子の縦筋というのは綺麗にしておかなくてはいけないところなのだろう。
 汗もかくし、おしっこも漏れる。
 それにエッチなお汁や、膣壁からの下り物汚れも大変だ。

「綺麗に洗っておかないと」

 くちゅくちゅ、くちゅくちゅ……。

 石けんを泡立てると、入念におまたを洗い始める。
 以前だったら必要最低限、指を這わせたら終わりだったけど、いまは違う。

 いつ遥香に触ってもらってもいいように、綺麗に洗っておかなければ。

「……んっ、……ううぅっ」

 チリリッ、
 股間から生み出されるのは甘美な微弱電流。
 肉ヒダがコリッとすると、甘美な電流が背筋を駆け上っていく。

「ダメ、これ以上は……っ」

 一人でするのは罪悪感がある。
 この前みたいに失神してしまったら大変だし。
 遥香が上手なのか、それとも人にしてもらうことの気持ちよさを知ってしまったからなのかはわからない。

「遥香さんにして欲しい……」

 切なげに千尋は呟く。
 その声が大浴場に思ったよりも反響して、それは自分の声ではないように思えて、千尋は切なげにくちびるを噛みしめた。

        ☆

「……は!? この感触は……!」

 翌朝、明け方のこと。
 千尋はお尻に感じる冷たい不快感で目を覚ました。
 この久しく忘れていた感触は間違いない。

「うう~、この年になって、おねしょ……?」

 やらかしてしまったことが信じられなくて、千尋はお尻のあたりを手探りで触ってみる。
 ……完全無欠に濡れていた。
 触れていた手を鼻先に持ってくると、かすかながらもツーンとしたアンモニア臭が鼻を突く。

「うそ……」

 同じベッドのすぐ隣では、遥香が安らかな寝息を立てている。
 どうしよう。
 まだバレていないけど、それも時間の問題だ。
 怖くてまだ確認はしていないけど、きっとシーツには大きなおしっこの染みができあがっているに違いなかった。
 遥香と共用の、ワンピースタイプのパジャマも、おまたのところがぐしょ濡れだ。

「どうしよう、どうしよう……っ」

 逡巡しているあいだにも、時計の針は進んでいる。
 窓から射してきている日差しがうっすらと明るくなってきて、鳥のさえずりが聞こえてきて……。

「ん、んん……」

 ついに遥香は目覚めてしまう。

「ん、おはよ。もう起きてたのか、千尋は」
「は、はい……」
「ふふっ、いつもはわたしのほうが先に起きるから、千尋の寝顔を独り占めできるんだがな。今日は先を越されてしまったようだ」

 なにも知らない遥香は身体を起こし――、
 そのときになって、異変に気づいたらしい。
 即ち、シーツにできている、大きな染みに。

「おおう。これは……」
「うう~、すみません……。やってしまいました……。この年になって……ううっ」

 情けなさ過ぎて涙が溢れ出してくる。
 女の子になって涙腺が緩くなってしまったのは、たぶん何回も恥ずかしい目に遭っているからだ。
 千尋は、身体を起こすこともできずに、ベッドで身体を丸めて泣き出してしまう。……おねしょの染みの上で。
「おいおい、おねしょしたくらいで泣くことないだろ。修学旅行に行ったら、結構やらかしてる女子、いるんだぞー」
「でも、でも……っ。遥香さんと一緒の布団でおねしょだなんて……っ。わたしなんて、遥香さんの隣にいたら汚してしまう……っ」
「う~ん……泣き止んでくれそうにないなぁ……」
「だって……、だって……っ」
「仕方がない。……そうだ。わたしはまだ寝たい気分だったんだ。ゆうべは夜更かししてしまったからな。それに日ごろの疲れが抜けきってないなー」
「?」

 遥香が再び身体を横たえて、ギュッと身体を抱きしめてくる。
 一体、なにを……?
 涙目になりながら首をかしげていると、

「しっかり触っててくれよ」
「あっ」

 遥香に手を取られて、導かれたのは遥香の秘部。
 千尋が着ているパジャマと同じ、ワンピースタイプのパジャマ越しであっても熱くなっているが分かるほどだった。

「遥香さんのおまた……熱くなってる」
「千尋と一緒に寝たんだ。熱くもなるさ。……んっ」

 遥香は熱い吐息を漏らす。
 その吐息はどこかエッチで、以前にもこんなことがあったと思って……、そのときになって、遥香がなにをしようとしているのか理解できた。

「遥香さん!? ストップ! わたしならもう大丈夫っ、泣きませんからっ」
「そんなこと言っても、もう止められそうに……あっ、あああ」

 じゅわり。

 遥香の秘部が、じゅんわりと生温かくなる。
 その染みは途端に大きくなっていくと、横向きになって寝ている遥香の左太ももを伝い落ちてシーツへと染みこんでいった。

「ああ……。やって、しまってるな……ぱんつの中が……ふふっ、温かくて変な感じがする」
「遥香さん……」

 **しゅいいいいいいいいいいいい……。

 朝の静まりかえった空気に、遥香のくぐもった水音が鳴り響く。
 遥香の秘部は、あっという間にぐしょぐしょになって、それでも止めどなく温水が湧き出してきていた。
 それでも千尋は遥香の秘部から手を離すことができなかった。

 手のひらに感じるのは、遥香の胎内の温もりといっても過言ではないのだ。
 手のひらが蕩けそうなくらいにおしっこが熱くなっている。

「千尋に触られながらおしっこするの……なんだか変な気持ち……気持ちよくなってしまうな。癖になったらどうしてくれるんだ」
「遥香さん、溶けそうなくらいに熱くなってる」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 ショーツとパジャマ越しに感じる、遥香のおしっこの振動は、なぜかとてもエッチなことのように思えてきて……、じゅわわっ、千尋は人知れずに母乳を噴いている。

「……んっ、ふぅっ」

 ブルル……。
 プッシャッ!

 小さく震えて最後の一飛沫がショーツのなかに散ると、遥香のおもらしは唐突に終わった。
 あとに残ったのは……、キングサイズのシーツに、はっきりと染みついた二人分のおねしょのあと。

「これで二人いっぺんにおねしょしたようにしかみえないな。よし、干すぞ」
「えっ、ちょっ! 干すって!」
「そこの窓を開けてくれ。そこから干せば放課後になるころには乾いてるだろ」
「で、でも……っ。二人分のおしっこのあとが……!」
「これでいつも二人は一緒の布団に寝ていることが、他の生徒たちにもバレてしまうな。いいではないか、ふたりがラブラブなところを見せつけてやろう」
「うう~、遥香さんがそれで構わないなら……っ」
「よし、それでは決まりだな!」

 キングサイズの布団をふたりで持ち上げると、開け放った窓から干す。
 こちらからは朝の校舎が丸見えだった。
 と、いうことは、校舎からもこの布団が丸見えになっているということだ。

「さて、布団はこれでオッケーだな。シーツは登校するときにでも洗濯機に放り込めばいい。あとは……」
「……ぱんつ、汚してしまいました……。すみません」
「脱がしてやる」
「あっ」

 ワンピースのパジャマを捲り上げられると、一瞬にしてショーツを脱がされていた。
 なんだかどんどんショーツを脱がすのが上手になっているような気がする。
「ちょっ、見ないで……っ」
「ふむ。どうやら千尋もドキドキしてくれてたみたいだな」
「うう~」

 もわわ……っ。

 千尋は顔を真っ赤にさせてしまう。
 なにしろ、脱がされたばかりのショーツを遥香が広げると、中を覗き込んでみせたのだ。
 クロッチの裏側には、見られたくない女の子の染みがこびり付いている。

「遥香さんと同じ布団で寝たんだもん……しょうがないです」
「眠れるようになっただけ大きな進歩だぞ。それに、ほら」

 遥香も、自分のショーツを脱ぐと、いたずらっぽい笑みを浮かべ、それでも頬を赤らめておもらしショーツのなかを見せてくれる。

 もわわ~~~ん……。

 立ち昇るのはおしっこの匂いと、それにむせ返りそうなほどの甘酸っぱい香りだった。
 クロッチの裏側にはシュッと縦筋が食い込んでいた跡が残っていて、トロリとした蜜に塗れていた。

「遥香さんのショーツ、ヌルヌルになってる……」
「千尋と一緒に寝たのだ。当然じゃないか」
「遥香さんも、ドキドキしてくれてたんだ……」
「そうと決まれば。もうやることは決まってるな」
「えっ? ええっ!?」

 千尋は直後に目を疑うことになる。
 なにしろ、遥香が千尋のおねしょショーツを穿いてみせたのだ。

「実は千尋がおねしょをしたら、朝からこうしてショーツを交換こしたいと思っていたのだ。……って、すまん。交換こというのは気が早いな。千尋だって朝から私の汚してしまったショーツを」
「穿きますっ。穿かせて下さいっ」

 千尋も遥香のおもらしショーツを手に取ると、気合を入れて穿いていた。
 腰が抜けないように、脚を踏ん張りながら。

「は、穿けま……したっ」
「……ありがとう」

 不意打ちのように抱きしめられる。
 たったそれだけで千尋は、

 ジュワッ、じゅわわ……。

 母乳を噴き、ショーツのなかに熱くヌルリとしたおもらしをしてしまった。

        ☆

「香水、ふりかけてやるからジッとしててくれ」
「あ、ありがとうございます……」

 登校する前に、遥香に香水がシュシュッとふりかけてくれる。
 石けんのようなふんわりとしたいい匂い。
 遥香も同じ香水を使って、お風呂上がりみたいないい匂いがする。

「女子のたしなみだ。この香水をやるから使ってみてくれ」
「遥香さんと同じ香水……」
「ただし使いすぎには注意だぞ。香水というのは、すれ違ったときにふんわりと香るくらいがちょうどいいのだ。自分でも感じるほどにつけると無粋なことになるからな」
「はい……。大切にします……」

 登校する前に、遥香と同じ香りの香水を渡される。
 これで2人しておもらしショーツを穿いていてもバレない。
 遥香と同じショーツを穿いて――しかも遥香の脱ぎたておもらしショーツ――、それに同じ香水を使えるだなんて。


「なんだか……遥香さんと身も心も一緒になったみたいで、とても嬉しいです。なんでだろ?」
「私もだよ。今日はずっと千尋のことを考えていられそうだ」

 ごく自然に腕を組んでくれる遥香に、千尋も腕を組んで女子寮の部屋を出る。

 じゅわり……。

 ドキドキするあまりに母乳が滲み出してきて、ブラへと染みこんでいく。
 それに早くもクロッチの裏側がヌルッとしてきて大変なことになっていた。

(ぱんつのなかで、遥香さんとわたしが混じり合ってる……)

 そんなことを考えていると、遥香は出し抜けに口を開くのだった。

「放課後になったら……ショーツ、返してもらうぞ」
「えっ?」

 キョトンとしたときには、昇降口にまできているころで、遥香はいたずらっぽい笑みを浮かべると人の流れのなかに姿を消してしまうのだった。


TS俺が百合堕ちするまで11につづく!

そろそろ最終回が近くなってきました。
楽しんでもらえている人がいたら嬉しいです。

今回は全文公開にしてみましたけど、読んでくれている人がいるのかという、根本的な問題にぶつかりつつある。

大決壊シリーズの最新作の予約が始まりました。
この作品は文章を公開する予定はないです。

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レモネードオアシス 2021/10/08 10:01

TS俺が百合堕ちするまで9

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金曜日なので小説を更新したいと思います!


今回は遥香からのオナニーレッスンのつづき!


目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

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♂♀5章目 初めてのオナニーレッスン2




 遥香に手を引かれてやってきたのは、大浴場だった。
 24時間沸かし続けられているお風呂は、しかし放課後が始まったばかりという時間ということもあって、遥香と千尋の他には誰もいない。

「よし、やはり誰もいないな。いまなら貸し切り状態だ!」
「あ、あの、貸し切りなのはいいですけど、なんでお風呂場に!?」
「そんなの決まってるだろ。千尋とベッドで個人レッスンするのもいいが、初めてというのは大切だと思うんだ!」
「で、なんで大浴場に……」
「ふふっ、それは千尋を思いっきり蕩けさせてやりたいからさ」
「お、お願いします……」

 じゅわわわ……。

 いたずらっぽい遥香の笑みにドキッとしてしまい、千尋は人知れずに母乳を噴いてしまう。
 ショーツを穿いた秘部もサウナよりも熱く蒸れている。


「さて、と。それでは千尋。この椅子に座ってくれ」
「は、はい……っ」

 遥香に導かれるがままに座ることになったのは、洗い場にある足の短い椅子。
 お風呂場とかによくある感じの、あの椅子だ。

「制服姿で座るのって、なんか落ち着かない……ですね」
「それじゃあまずは身体を洗ってあげないとな」
「えっ? 服を着たままで……?」
「着たままなのがいいんじゃないか。イケナイことをしている感じがして」
「そ、そうですか……?」

 遥香の言ってることがよく分からずに頭に『?』マークを浮かべていると、遥香はボディソープを手に取ると泡立てはじめる。
 そしてあろうことか、制服を着たままの千尋へと手を這わせてきたではないか。

「ブレザーは邪魔だから脱がすぞ。ブラウス越しに泡立ててやる」
「あっ……んっ、くすぐったい……ですっ」

 ブラ数越しにボディソープを泡立てられていく。
 するとブラウスに透けて下着がみえてきてしまう。

「ううっ、ブラジャー、透けちゃってる……っ」
「透けブラだぞ。実にエッチな感じじゃないか。てっぺんも綺麗に泡立ててやる♪」
「あっ、ひううっ」

 少女のか細い声が、大浴場に響き渡る。
 まるで自分の声ではないように思えてくるほど、エッチで湿っぽくなっていた。
 それに身体も熱くなっている。

「おっぱいを綺麗にしてやったから、次はお腹だな」
「ああっ」

 されるがままに遥香にイタズラされていくと、ついにはスカートを太もものところまで降ろされてしまう。

「そんなにガチガチに脚を閉じてたら洗えないじゃないか」
「だって……脚を広げるなんて……恥ずかしい……です」
「ふっ、ずいぶん女子らしくなったみたいで、私は嬉しいぞ。だがな、千尋」
「……?」
「一人で自慰をするとき、女は日ごろのしがらみから解放されて自由になるんだ」
「でも……ううっ、遥香さんのぱんつを汚してしまいました……」
「? ああ、なんだ、そんなことか」
「そんなことって……っ」

「女の子は、ぱんつを汚しながら成長していくんだ。私もたくさん汚してきたさ。……ほら。感じるだろう?」

 身体を密着させてきている遥香に手を取られる。そしてそのままその手はスカートのなかへと誘ってきた。

「えっ、遥香さんのおまた……濡れてる?」

 遥香の秘部は、黒タイツの上からでも分かるほどに熱く濡れていた。

「遥香さんのおまたも、熱くなってる……。なんで、ですか?」
「そんなこと聞くなよ。洗濯したとはいえ、千尋が穿いていたショーツを穿いているのだ。感じて当然だろう?」

 耳元で、甘い声で囁かれて、脳が溶けそうになる。
 いま、なぜかとんでもないことを言われたような気が?
 なんでわたしが穿いたショーツを穿いて、遥香さんが感じてくれるの?
 それって……!

「うう~……。いま、なんかとっても恥ずかしいことを言われた気がするんですけど……!」
「言っただろう? 女は度胸だって」
「わ、わたしも……! わたしも……っ、遥香さんのショーツを穿いて……その、熱く、なってました……っ」
 ガチガチに閉じていた脚から少しずつ力を抜いていくと、ゆっくりと脚を開いていく。

 もわわ……。

 ボディソープの香りでは隠しきれないほどの甘酸っぱい蒸気が立ち昇ってきた。
 おまたというのは、意外と蒸れるものなのだ。

「こんなに凄い匂いをさせるだなんて……千尋は意外とエッチな女の子なのかもしれないな」
「そんな……エッチだなんて」
「私は嫌いじゃないぞ。むしろ嬉しいくらいだ。私のショーツを穿いて熱くなってくれるだなんて」

 ジュワッ、ジュワワ……。
 遥香に見られていると自覚すると、勝手におまたがキュンキュン痙攣して、汁が溢れ出してきてしまう。
 まるでおもらししたかのように、黒タイツの股間が濡れていく。

「ほら……緊張することはない。もっと脚をガバッと広げて。そうしないと、気持ちいいところを上手に洗えないから」
「あっ、あああ。脚を広げるなんて……恥ずかしいのに……っ」

 それは男だったころには考えもしなかったこと。
 千尋は、遥香にされるがままに開脚していく。
「フフッ、脚を広げてる千尋も可愛いな」
「そんな……恥ずかしい……っ」
「ショーツもこんなに熱くしてくれて。いまから優しく洗ってやるからな」
「あっ」

 くちゅくちゅ……。

 遥香の白魚のような指先が、千尋の股間に食い込んでくると、淫靡な音を奏で始める。
 石けんが泡立ち、股間が泡で覆われていく。
 ショーツが、そして黒タイツが濡れそぼっていき、ペッタリと肌に貼り付いてくる。
 それはなんだかイケナイことをしているような気持ちにさせてくれた。

「千尋のここ、どんどん熱くなってきてる。それにほぐれてきてるみたいだ」
「そんな……あっあん! 遥香さんの指がエッチだから……っ」
「おまたも、太ももも洗ってやるぞ」
「あっ、あああ!? 脚が……変な感じして……っ」
「そうか、内股も感じるか。それもかなりいい感度じゃないか」
「ひっ、ううう! 黒タイツ、濡れて……っ、なんか変な感じが……あうっ、おかしくなっちゃう……っ」
「思う存分おかしくなるがいい。大丈夫、私が抱きしめてやるから」
「あんっ」

 ギュッと後ろから抱きしめられて、

 プシュッ!

 ビックリするあまりにおしっこを噴き出してしまう。
 まずい。
 このままだとお風呂場でおしっこを漏らすことになる……!

「あ、あの、遥香さん……、その……おトイレ、いきたい、です」
「その格好でか?」
「うう……っ」

 遥香の言うとおりだ。
 石けんの泡塗れになっているブラウスからはブラが透けていて、下半身も泡塗れになっている。
 女子トイレまで行くには、一度廊下に出なくてはならない。
 放課後の女子寮の廊下には、他の女子たちがたくさんいるに違いない。
 この状態で女子寮のトイレに行く勇気は、ちょっとなかった。

「ここでしてしまえ」
「そんな……あっ、あああ! おまた、ほぐさないでぇ……!」

 口では嫌がりながらも、千尋の身体は正直だった。
 大胆にも脚を広げ、つま先が攣りそうなくらいに伸びている。

「あっひっひうう! そこっ、そこはダメッ!」
「そうか、クリトリスが気持ちいいのか。だがここは敏感なところだからな。大切に扱ってやらなければならんぞ?」
「で、でも……っ、女の子になって初めて、見た……からっ、あううっ、どうやって触ればいいか分からなくて……あっあん!」
「最初のころは、こうやって円を描くように、少しずつ慣れていくといい」
「はあぅ! ダメ! 敏感すぎて……! 男のよりもずっと敏感で……! 壊れる……!」
「なるほど、男のころよりも敏感なのか。それはなによりだ」

 くちゅ、くちゅちゅっ。

 開脚した股間はもう愛液と石けんでヌルヌルになっていて、熱く蕩けそうになっていた。

「ダメ……ッ、それ以上されると……っ、も、もう……!」
「おお、おまたがキュンキュンしてる」
「も、漏れそう……ですぅ……っ。このままだと、あっ、あう!」
「わたしのおもらしを見たんだ。だから千尋のおもらしもしっかり見ててやるからな」
「あっううううう!」

 じゅももっ! じゅもももも!

 キュン! キュン! キュンッ!
 おまたが痙攣すると、おしっこが噴き出してきてしまう。

「ああっ! ダメ……! 勝手に出て……ううっ!」

 じゅもももも! しゅわわわっ……。
 しゅわわわわわわわわわわわわわわ……。

 ついに千尋はおもらししてしまう。
 遥香に見られながらだというのに。

「ああ……。千尋のおもらし、やっぱり可愛いな。そんなに私の指先が気持ちいいのか?」
「そんな……遥香さんのぱんつ……汚しちゃう……」
「ああ、そうだな……。洗濯しても、千尋の色は染みついてて、そのショーツを私が穿くんだ」
「そんなぁ……ああっ」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 遥香に囁かれて、千尋はついに弛緩してしまう。
 緩みきった尿道から止めどなくおしっこが噴き出すと、クロッチと、黒タイツという障壁を突き破って大浴場の石床へと散っていった。
「おっ、おしっこ……はぁぁぁぁぁっ、止まらない……うっっ! ううう! あああん!」

 ぷしゃっ、ぷしゃああああああ……。

 遥香の指先に弄ばれるがままに失禁が止まらない。
 おまたに力を入れようと思っても、股間に上手く力が入ってくれない。
 ただ、内股がヒクヒクと痙攣するばかりだった。

「止まらない……っ。ううっ、おまたぁ……熱くなって……ひっ、ひうう! いやぁ……っ」
「千尋のおまた、キュンキュン痙攣して、そのたびにおしっこが噴き出してきてるぞ」
「我慢……できないんです……っ」
「我慢なんてするな。全部出し切って、気持ちよくなってしまえ」

 クチュチュチュチュチュチュチュ!!

 遥香の指先が信じられないほどに細かく痙攣をはじめる。
 それは未知の快楽だった。
 優しい指先に弾かれて、クリトリスから電流が放たれる。

「うっああああ!? し、痺れる……ッッ!」

 少女の真珠から生み出された快楽が電流となって全身を駆け巡っていく。
 それは男の絶頂とは比べものにならないほどの快楽だった。
 子宮が蕩け、痙攣するたびに絶頂感に襲われる。
 射精が止まらなくなったかのような錯覚。

 じゅももっ、プッシャア……!
 ぷっしゅうううう……!

 事実、ブラに隠された千尋の乳首はツンと勃起し、子宮が痙攣するたびに母乳を噴き出している。
 ブラがなかったら、きっと射精のように噴き出していたに違いなかった。

「うっ、うう! これが女の子の絶頂……!! あああああ!」

 プシュ……、
 プッシャアアアアアあああ……!

「んああ! だめっ、とまら、ない……! おまた壊れる! 壊れちゃう! 赤ちゃんできちゃ、ううううううう!!」

 プッシャアアアアアアアアアアアアア!!

 初めて絶頂に導かれ、千尋の視界は真っ白にスパークする。
 それが千尋の最後の見た光景だった。
 何度か千尋は本能のままに痙攣し、そのたびに股間から勢いよく、

 ぷしゅっ、ぷしゅっ。
 ぷしゅううううううううう……っ。

 おしっこを噴き出すと、カクリ……、力なく首を横に倒してしまう。
 初めての女の子の絶頂に、気を失ってしまったのだ。
 それでも千尋が石床に頭を打つことはなかった。
 遥香が後ろから抱きしめてくれたから。

「千尋……、千尋……?」

 問いかけても、千尋は半目を剥いて意識を失っている。
 ただ、痙攣が収まってきても、

 しゅいいいいいいいいいい……。

 黒タイツに覆われた秘部からは、小水が漏れ出し続けてきているのだった。


        ☆


 ぷに……。
 千尋が目を覚ましたのは、くちびるに柔らかい感触を感じたからだった。柔らかくて、そしてかすかに甘くて。

(もっとこの味を知りたい……)

 そう思って目を覚ますと、すぐそこには遥香が心配そうな顔を浮かべていた。
 あったかくて安心できる……ということは、抱きしめられているということだ。

「お目覚めかな、お姫様。やはり王子様のキスは効くようだな」
「え……、それじゃあ、いまのは……」
「……嫌、だった、かな……?」
「そ、そんなことないですっ。むしろわたしなんかに、その、キスなんて……」
「千尋だからするのだ。ちなみにファーストキスだぞ。受け取ってくれてありがとう」
「わ、わたしも……初めて、でした」
「そっか。それじゃあ、もう一度……いいか?」
「はい……」

 後ろから抱きかかえられながら、もう一度唇を重ねる。
 遥香のくちびるは、温かくて柔らかかった。
 その感触が唇を伝い、脳にまで達し――、

 しゅわわわわわわわわわわわ……。

 あまりの心地よさに、千尋はおもらししてしまう。
 遥香と共用しているショーツがじんわりと生温かくなって、でも、それは決して不快感ではなくて……、
 千尋は、遥香に身を委ねるかのように身体から力を抜いていった。


TS俺が百合堕ちするまで10につづく!

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レモネードオアシス 2021/10/01 12:16

TS俺が百合堕ちするまで8

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
金曜日なので小説を更新したいと思います!


今回は遥香からのオナニーレッスン!


目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

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♂♀5章目 初めてのオナニーレッスン


「うう……死にそう……」

 遥香と一緒の部屋で生活することになってから2週間が経った。
 そのあいだに千尋は体調不良で保健室に担ぎ込まれることになったけど、めでたく大人への階段を一段上ったりもしていた。

 遥香に教えてもらったように、ショーツのなかに敷いておいた紙ナプキンをくるくると丸めて、トイレの個室の端っこに置いてある小箱へと捨てる。
 まだまだ油断はできないから、ブレザーのポケットに入れておいたナプキンをショーツに置くと穿いた。
 股間がごわごわとして落ち着かないことこの上ないけど、こうしておかないとお尻にスタンプができてしまうから注意しろと遥香から教えられていた。

        ☆

 それから数日が経ち、体調も落ち着いてきてくれたころ。
 また困ったことが起きたていた。
 だけどなかなか千尋は言い出すことができず、悶々とした日々を過ごすことになる。

「よし、顔色もよくなったし、今日も気合を入れていくぞ!」
「……はいっ」

 2週間も経つと女子寮からの通学も慣れたものだ。
 それもこれも、遥香と同じ下着を共用しているからなのかもしれない。

(遥香さんのショーツ、誰にも見られるわけにもいかないし!)

 そんなことを考えながら、昇降口でローファーから上履きへと履きかえていると、

「うむ、だいぶスカートに慣れてきたみたいだな。いま靴を履きかえるときの、こう、内股になってる感じ、女子っぽくてよかったぞ」
「あ、ありがとうございます……」

 いつのまにかすぐ近くにまできていた遥香に褒められる。
 学年が違うから、下駄箱は離れたところにあるというのに。
 わざわざ見守っていてくれたみたいだ。

「それでは私の教室は3階だから。昼休みに会おう」
「はい、遥香さん」

 この2週間で、名前で呼びあうのも慣れた。
 こうして、少しずつ女の子になっていくのかもしれない――。

        ☆

 くしゅん!

 じょぼほぽぼ!

 2時限目の理科の授業中のこと。
 千尋が控えめなくしゃみをしたとき、尿道から勢いよくおしっこを噴き出してしまった。
 どうやらチビッた……にしては、多すぎる量を漏らしてしまったようだ。
 クロッチの裏側に、生温かく気持ち悪い感触が広がっていく。
 ……ただでさえ、ムラムラしているというのに。

(うう……。ぱんつのなか、ムラムラする……)

 女の子の身体になってから、軽失禁するようになってしまった。
 最初はただ単に女性器に慣れていないからかな? と思っていたけど、どうやらそれは違うらしい。
 女性器自体が、簡単に失禁してしまうような作りになっているらしかった。
 いまみたいにくしゃみをしたときや、背伸びをしたとき、それに走ったときにも漏れ出してきてしまう。
 果てには、笑ったときにもジュワッとやってしまったときには驚いたものだ。
 ……黒タイツのおかげで辛うじて外に染み出してきたということはないけど。

(遥香さんのショーツ、また汚しちゃった……ううっ)

 それに、
 じゅわっじゅわわ……。
 母乳も滲み出してきていて、遥香と共用のブラへと染みこんでいく。
 乳首も蒸れて痒くなってきてしまう。
 だけどまさか授業中におまたや乳首を掻くわけにもいかず――、千尋は悶々とした気分で、授業を受けることになる。

(こんなに下着がムラムラするなんて……っ)

 千尋は気まずくなって、スリスリと内股を擦り合わせる。
 体調不良の日が終わって体調がよくなってきたと思ったら性欲が高まってくるだなんて。
 今朝は靴を履きかえるときに、ショーツが見えないような仕草になっていると褒めてもらったけど、それは当然のことだった。
 このムラムラして汚してしまっているショーツを、誰かに見られるわけにもいかない。

(遥香さん……可愛かったなぁ……)


 ふとした瞬間にフラッシュバックするのは、遥香がひとりエッチしていたときの光景。
 あまりにも衝撃的で、そうそう簡単に忘れることはできそうにはなかった。

(女の子も、ひとりでするんだ……)

 男だって一人でするんだから、女の子だって一人でできるのは、少し考えれば当たり前のような気もするけど、あの遥香がエッチなことをしていたというのは、この前まで健全な男だったショッキングな光景だった。
 だけど、遥香に失望したということは、全然そんなことはない。
 むしろ、可愛いととさえ思ってしまったほどだ。

(うう~)

 じゅわっ、じゅわり。

 秘部が熱く蒸れ、母乳が溢れ出してきて、千尋は気まずくなって人知れずに内股を擦り合わせる。

(一人で抜く……? ……って、女の子って抜くって言うのか? ああ、でも一人でどうすればいいか分からないしっ)

 この2週間は、そんなことを考えながら、ずっと悶々としていた。
 だけどそれもそろそろ限界。
 このままだと、今日も遥香のショーツに恥ずかしい染みを作り出してしまうに違いない。
 遥香にはバレないように洗濯機に放り込んでいたけど、それもいつまでも隠し通せるわけじゃないし。

(帰ったら……一人で挑戦してみよう……!)

 千尋は心のなかで呟くと、今日一日を乗り越えようと決意するのだった。

        ☆

「しかし……どうやって、するんだろう……?」

 放課後になったら女子寮に帰って、絶対にオナニーをするぞ!
 ……と、決意していた千尋は、早くも首をかしげてしまった。

 それも、遥香と一緒に寝ているキングサイズのベッドで、制服姿で、ガバッと脚を広げたままという、あられもない姿で。
 ちなみに遥香は生徒会の仕事があるらしく、まだ帰ってきていない。
 やるなら今がチャンスだ。

「うう……おまた、酷い臭い……」

 もわーん……。

 脚を開いたままでなにもできずにいると、立ち昇ってくるのはピザのような香り。
 一日中、おまたがムラムラしていたし、今日は体育もあったからたくさん汗もかいた。

 女の子の縦筋からはいろんな体液が滲みだしてくるし、しかもクレヴァスの底に溜まりやすい作りになっているのだから仕方がない。
 男だったころよりも、放課後になるころには結構大変なことになっていた。

「それでもぱんつ、脱ぎたくないし……っ」

 それどころか、黒タイツも脱ぎたくはなかった。
 それに千尋は身体を洗うときでさえ、秘部へは最小限触るだけで、あまり意識しないようにしていた。
 自分が女の子になったということを直視しなければいけないから。
 だから、ショーツは脱がずにオナニーをしようと四苦八苦している。

「ン……ッ、おまたの縦筋に指を食い込ませていって……」

 黒タイツの上から、おまたに触ってみる。
 男のときは手で握ればそれで済んだけど、女の子はそうそう単純ではないらしい。
 おまたというのは、思っていたよりも複雑にできているらしかった。

「あ……。ここ、ちょっと他と違う、かも……?」

 クレヴァスに指を這わせていると、ちょこんとした突起があることに気づく。
 たしかそこには肉びらがあって、おしっこが出てくる穴があったはず。
 その部分に触れていると、チリリッと、微弱電流が発せられた。
 
「ここ……、ここなの……? 感じるところは……」

 じゅわ、じゅわわ……。

 恐る恐る触れていると、秘部から得体の知れない体液が滲みだしてくる。
 ショーツと黒タイツに、縦染みが出現してきた。
 おしっこや汗はは違う……と思う。

「遥香さんと同じ……なんだ。ああ、なんかエッチになってきちゃってる……っ」

 じゅわり。

 乳首がムズムズしてくると、母乳までも溢れ出してくる。
 胸元から、ムワッと甘い香りが立ち昇ってきた。

「遥香さん……、遥香さん……っ」

 脳裏に浮かぶのは、2週間前ベッドの上でおもらししながら絶頂していた遥香の姿。
 大胆にも騎乗位になって、千尋はそのあられもない姿を目撃することになってしまったのだった。

 遥香は、スカートが捲り上がったお尻を痙攣させながら、おもらししながら絶頂していた。
 ――そんな脳内の遥香を受け止めるかのように、千尋は仰向けになって、ガバッと脚を広げてみる。
 それは赤ん坊がおむつを交換されるときのようなポーズ。

「遥香さんの指先が……わたしのおまたに触れて……んんっ」

 ギュッと目をつぶって、秘部へと指を食い込ませていくと――。
 がちゃり。
 ドアノブを捻る音が聞こえ、千尋はビックリして跳ね上がってしまう。
 だけど跳ね上がったと思ったのは千尋だけ。
 実はベッドで仰向けになったまま、ピクンッ、ピクンッ、小刻みに痙攣するのが精一杯だった。
 まだ女の子の身体になって日が浅いから、咄嗟に身体に力を入れることができないのだ。

「……は、遥香さん!?」
「お、おう……!? 千尋、もしかして……ッ」
「あ、あの、これは、その……っ。一人で……どうすればいいか分からなくて、その……! 女体の神秘というか、その……!」
「ふふっ、恥ずかしがることはない。なにしろ、私も見られてしまったわけだしな。そうか。千尋もエッチなことに興味を持つようになったのか。うん、嬉しいぞ、私は」
「うう~」

 男のときでさえも、オナニーをしているところは誰にも見られたことがなかったのに。
 まさか初めてしようとしているときに、しかも遥香に見られてしまうだなんて。
 千尋は火がつきそうなくらいに頬を赤らめてしまう。
 涙腺からは勝手に涙が溢れ出してきているのか、視界もぼやけていた。
 いまにも泣きそうになっていると、

「一人でできなかったのか?」
「うう……。だって、難しくて……」
「ああ、そうだな。女の子の身体は繊細だから」
「おまたがムラムラしてるのに……誰にも相談できないし……っ」
「それならいいアイディアがあるぞ」

 遥香はベッドに上がってくると、優しく抱き寄せてくれる。

「言っただろう? 私が千尋を女にしてやる、と」


TS俺が百合堕ちするまで9につづく! 

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