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2024年 04月の記事 (15)

レモネードオアシス 2024/04/09 12:35

TS俺は失敗禁止ッ!2

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

火曜日です。
今日の千葉県は季節の変わり目と行った感じで、生温かい風とともに大雨が降っています。
こういう日は雨戸を閉め切った暗い部屋で小説を書くと集中できます。

さて、今日は火曜日ということで、Ci-enオリジナルの小説を更新したいと思います。

※この小説は将来的に同人誌として発表する予定のある作品です。
 記事をご購入の際は、その点をご留意頂けましたら幸いです。


目次

TS俺は失敗禁止ッ!

この小説を最初から読む!


「な、なんなんだよこれは!」

 転がるように布団から出て、なんとか洗面台の鏡の前にまでやってくる。
 そこに映っていたのは、非の打ち所のない碧眼の美少女だった。
 それも一糸まとわぬ全裸の。
 寝るときは裸で寝ることにしているから、これは必然のことなのだが……、いや、全然必然じゃないけど。

「こ、これが俺、なのか?」

 ぷにっとしたほっぺたを引っ張ってみると……うん、痛い。
 どうやらこれは現実のようだ。
 そうなると……膨らんでいる乳房も、消滅してしまったちんちんも現実のことなのだろう。

「変わりすぎだろ……」

 やや吊り気味の碧眼はこちらを自信なさげに見つめてきていて、大きく膨らんだ乳房は両手では覆い隠せないほど。
 ウエストはくびれていて、それでいてお尻は大きく膨らんでいて、キュッと後ろに引けているところがなんだかセクシーに見えてきてしまう。

「俺か……!? これが俺なのか!?」

 鏡に映っている超絶美少女が、俺!?
 誰かに確かめてもらいたいところだけど、両親は仕事で家を空けているので、この家に住んでいるのは昴だけだ。
 こうなったら、相談できそうな人物は――、

「そうだ、真琴! 真琴なら!」

 昴はパニックになりそうなところをなんとか堪えて、男物の制服に着替えると玄関から外へと飛び出していた。
 目指すのは隣の家。
 そこには幼なじみである女の子……真琴が住んでいる。
 幼稚園のころからの幼なじみである真琴に見てもらえばなんとかなる……!
 慌てふためいている昴は、家を飛び出すと真琴の家のインターフォンを連打すると、

「はい。響ですが」

 眠たげな声でインターフォンに出たのは、幼なじみである真琴の声。
 起きたばかりなのか、早朝の来訪者に警戒しているのか、かなり機嫌が悪そうだ。
 このインターフォンにはカメラがついていないから無理もないことかもしれないけど。

「真琴か!? 俺だ、昴だ! ちょっと大変なことになって……!」

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レモネードオアシス 2024/04/08 14:57

ビターチョコレート3

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

月曜日が始まりました。
今日は飼い始めた猫様の避妊手術なので、午前中に動物病院に行ってきました。
午後に手術が行われ、夕方にお迎えに行ってきます。

さて、月曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


 家まであと10分。
 不幸中の幸いか、人通りが少ない閑静な住宅街だから、誰かと会う可能性は低いが……だけど、安心はできない。
 白タイツは茶色く染め上げられているし、お尻からはヘドロよりも醜悪な香りを漂わせているのだ。

「どうか、誰にも会いませんように」

 いつの間にか落としていたカバンを拾い上げて、ピンと背筋を伸ばして歩きはじめる。

 ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ……。

 一歩進むごとに軟便がショーツのなかでネットリと攪拌され、おまたに食い込んでくる。
 それでも歩を止めるわけにはいかない。
 お尻を包んでいるスカートは、うんちによって一回りほど大きく膨らんでいる。

(お願い……、ばれないで)

 人とすれ違うときは、カバンを両手で前に持って白タイツを隠して歩く。
 すれ違ったら、後ろ手に持ってお尻を隠す。
 だけど茶色い香りまでは隠せるはずもない。
 ひなぎくが風上にいるときに、匂いを感じ取ったのだろう。
 小学生の男の子たちが顔をしかめると、

『お前、おならしただろ』
『いや、言い出しっぺのお前だろ』

 だなんて冷やかしあっている。
 まさかひなぎくのお尻から漂ってきているとは夢にも思っていないに違いなかった。

(ごめんなさい、臭いよね……)

 心のなかで謝りながら、ひなぎくは何とか家に辿り着く。
 ひなぎくの家は、周りの家と比べるとちょっと大きめの洋館だ。
 鉄格子でできた扉の上には槍が生えていて、扉の向こうには青々とした噴水を湛えた庭が広がっている。
 噴水を中心としたロータリーを迎えるように、白壁の洋館が夕日を受けていた。

「な、なんとか辿り着けた……ふぅ……」

 大きな鉄扉の横にあるインターフォンを押して、気が抜けてしまったとでもいうのだろうか?

 ビチチチチ!

 ショーツの中に熱いものを漏らしてしまう。
 これから広い庭を横切らないと、屋敷には辿り着けないというのに。
 インターフォンを押して数秒後、メイドがひなぎくの顔を確認したのだろう。

『お帰りなさいませ、お嬢様』

 スピーカー越しに聞こえるのは、冷たい感じのする女性の声。
 その一言とともに、ゆっくりと鉄扉が自動で開かれていく。
 あとは庭を横切るだけ。
 もう人とすれ違うこともない。

「ふう……」

 深くため息をつくと、

 にゅるるるるるるるる!

 ショーツの中が重たくなるけど、ひなぎくは心のどこかでホッとしてしまっている。
 ――もう、ここまでくれば人と会うことはない――。
 頭の片隅で、そんなことを考えていた。

「もう……、ちょっとだけ、楽になりたい……」

 ブリュリュリュリュリュ!
  しゅいいいいいいいいい……。

 我慢していたものをショーツのなかに吐き出し、お腹が楽になって……、ひなぎくは、ゆっくりと広々とした庭を歩きはじめた。

        ☆

 ひなぎくの部屋は、2階にある洋間だ。
 広さは20畳ほどあって、窓からは噴水のある庭園を見下ろすことができる。
 一人で使うには広い部屋だけど、ひなぎくは雑然としたものがあまり好きではないから、必要最低限の机やベッドと華奢なティーテーブルと本棚があるくらい。
 だけど本棚は大きなものが3つほど並んでいる。

「やっと辿り着いた……ふぅ」

 まずはカバンを置いて、それからトイレに行って、それから汚してしまった下着を洗濯しなければ。
 メイドたちにバレずにすべてをこなすことができるだろうか?
 そんなことを考えていると。

「……あ」

 ひなぎくが使っているダブルサイズのベッドの上に、綺麗に畳まれた下着が置かれているではないか。
 どうやら専属のメイドにはすべてお見通しらしい。
 ひなぎくは替えの下着を手に取ると、トイレへと急ぐのだった。


ビターチョコレート4につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

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レモネードオアシス 2024/04/05 14:33

TS俺は失敗禁止ッ!1

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

金曜日です。
今日は病院に行って健康診断で採血してきました。
健康は大切です。

さて、今日は金曜日と言うことで、Ci-enオリジナルの小説を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!

※この小説は将来的に同人誌として発表する予定のある作品です。
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TS俺は失敗禁止ッ!

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#1章目 朝起きたら女の子になっていた!


「……んん?」

 片山昴(かたやま すばる)が目を覚ましたのは、お尻に感じる冷たい感触のせいだった。
 寝るときは全裸で寝ることにしているが――、それでも冷え切ったシーツがお尻にまとわりついてきているような感触。
 これは、もしかして……?

「はっ!?」

 昴は勢いよく身体を起こすと、自らのお尻に触る。

 むにゅっ。

「ふぁっ!?」

 おねしょをしてしまったのかと思って飛び起きてみたものの、お尻を触れている手のひらから伝わってくるのは、思っていたよりも柔らかすぎる感触。
 俺のケツはもっと引き締まっていたような気がするのだが……!?
 そう思って寝ぼけ眼のピントを自らの股間へと絞っていくと。

「あ、んんん……?」

 昴は間の抜けた声を上げてしまう。
 なにしろ『そこ』にあるはずのものが、どんなに目を凝らしても消滅していたのだ。

「あれ、俺のちんこが、ない……?」

 そこにあったもの。
 それはマシュマロのようなふっくらとした股間に、シュッと刻まれた縦筋が一本。
 その狭間からは、ピンクの花びらのような肉ヒダがちょこんとはみ出している。
 生え揃っていた陰毛までも消滅し、正真正銘のつるつるのおまたが、そこにあった。

「えっ、なに、これ……ええ……?」

 状況を理解しようと思っても、あまりにも現実が現実離れしていて理解が追いつかない。
 これじゃあ、まるで女の子みたいじゃないか。
 それにお尻が柔らかかったのも……。

「なんだ、なんだこれは……!?」

 急速に寝ぼけ眼が回復してくると、ふぁさ……。
 視界に飛び込んできたのは、サラサラのロングヘアだった。
 アッシュブロンドとでも言うのだろうか?
 光の当たり加減によっては、うっすらとした水色にも見える。

「な、なに……?」

 不思議に思って一房の髪を掴んで、引っ張ってみる。
 痛い。頭皮が。
 どうやらこのアッシュブロンドは自分のものらしい。
 ツヤツヤのロングヘアが。

「こ、これは……っ」

 昴は更に言葉を失ってしまう。
 股間に髪の毛と、身体の変化にびっくりしっぱなしで気づかなかったけど、昴の身体には更なる変化が、大きく、豊満に膨らんでいたのだ。

「お、おおおっ、おっぱいが……いっぱい!?」

 そう。
 男のものでは有り得ないほどに大きく膨らんでいたのは、昴のおっぱい。
 信じられないくらい大きく膨らんでいて、その頂点にはピンク色の乳首がポッチリと乗っかっている。
 あまりにも現実離れしている光景に、確かめるように触れてみると、むにゅう――。

「柔らかい……」

 そして、思っていたよりも冷たくてひんやりとしていた。
 その感触があまりにも生々しすぎて、夢である可能性だなんて宇宙の彼方へと吹き飛んでいた。

「えっ、あっ、うっ、うそ……」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 無意識のうちに、昴は失禁していた。
 ただでさえおねしょをして大きな染みができあがっていたというのに、その染みが更に大きなものになっていく。

「あっ、うそ……おしっこ、止まらない……っ」

 しゅわわわわわわわわわわ……。
 ヒクンッ、ヒクンッ。

 どんなに股間に力を入れても、おしっこが止まってはくれない。
 ツーンとしたアンモニア臭に、これは現実なんだという実感が湧いてきて。

「な、なんじゃこりゃああああああああ!」

 昴は、布団の上で脚を開き、おしっこを噴き出しながら絶叫しているのだった。


TS俺は失敗禁止ッ!2につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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レモネードオアシス 2024/04/04 17:04

ビターチョコレート2

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

木曜日です。
明日は金曜日で病院の予約を入れてあり、健康診断で採血をしてきます。
なので今夜は絶対にお酒は口にできません。

さて、木曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

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「おっ、おおぉ……! んっ、んぉぉ! ああああ、だめ!」

 にゅるるるるるるる!
 モリモリモリッ!

 カチカチに固まっていたうんちが熱く、柔らかくなってくると、直腸を一気に滑り出してきたのだ。
 一瞬にしてショーツのなかが熱いマグマに満たされて、ひなぎくは舌を突き出して痙攣してしまう。
 もしも周りに人がいたとしたら、なにごとかと思ったに違いなかった。

「あっ、あぇぇ……! か、かはっ!」

 もりもりもりもりもり!
  ブリッ! ブリブリブリブリブリ!

 スカートに包まれた、ただでさえふっくらとした大きなお尻が、更にその輪郭を膨らませていく。
 モリモリと白タイツが盛り上がっていくと醜悪な茶色い香りを放ち出す。

「あっ、おっ、おひり……! ゴッ、ゴポ……! あうっ、あうう! えぁぁっ」

 ひなぎくの口から、ブワッと大量のヨダレが溢れ出してくると、あごを伝い落ちて胸を汚していく。
 それはひなぎくのコンプレックス――。
 少しでも快楽を感じると、大量のヨダレを溢れ出させてしまうのだ。
 美味しいものを食べたときは当然のこと、可愛いものを見たときや、お風呂に入ったときにも。
 更にはおしっこやうんちをしたときにもヨダレが溢れ出してきてしまう体質なのだ。

「あっ、あううっ、ご、ごぼ……っ、んっあ、ひっひい!」

 ブリュブリュブリュ!
  ニュルルルルルルルルル!

 ショーツのなかが熱い流動体に満たされて、お尻を包み込む白タイツがパンパンに膨らんでいく。

 お尻の部分では収まりきらなくなったうんちは、ついには会陰を伝って女の子のワレメのほうにまで押しよせてくる。

「ひっ、ひぁぁっ、んぁっ、んぁぁ! おぉぉぉ! ごぼ……っ、ら、らめぇっ」

 ブボボボボボボボボ!!

 茶色い炸裂音を轟かせながら、ひなぎくはだらだらとヨダレを垂らし続ける。
 それは、うんちおもらしという痴態を晒しながらも、ひなぎくが快感を覚えているというなによりもの証だった。

「あひっ、ひっ、ひぃぃっ」

 ブリュリュリュリュ!
  ブポッ! ブニュルニュルニュル!

 チリリッ!

 股間から生み出される微弱電流に、ひなぎくは更に肛門を緩ませてしまう。
 下痢によってクリトリスが蹂躙され、包皮が剥けてしまっているのだ。
 こうなると、もはやひなぎくにはどうすることもできなかった。

「あっ! ああぁ……っっ! ぇあああっ」

 ブボボッ!

 スカートに包まれたお尻から、茶色い炸裂音が鳴り響く。
 排泄欲を満たして快楽を覚え、更にはクリトリスを勃起させて。
 それはまさに垂れ流しだった。

「んおっ、おおおぉ! ふっ、ふぅぅ!」

 ヨダレに塗れた舌が突き出される。
 突き出された舌が、クィッと硬直する。
 直後、

 ぶぼっ、ぶぼっ、ぶぼぼぼ!
 がくっ、がくっ、がくんっ!

 腰を痙攣させながら、そのたびに軟便を噴射する。
 ひなぎくは、失便しながら絶頂してしまったのだ。

「うっ、あっ、あああん!」

 じゅももっ!
  じゅももももももも!

 達してしまった女性器というものは、あまりにも無防備だ。
 そのうちに秘めた尿意さえも我慢できないほどに。
 うんちに満たされたショーツの中が、ジンワリと生温かくなる。

「あっ、だ、めぇ……っ」

 しゅいいいいいいいい……。

 うんちにクリトリスを蹂躙され緩んだ股間が、勝手におしっこを漏らしてしまう。
 うんちによって濾過されたおしっこは、茶色く穢れていた。
 白いタイツが、茶色く染め上げられていく。

「あっ! あっ! あっ!」

 ブリュリュリュリュ!
  ビチ、ビチビチ、ビチチ!
 しゅわわわわわわわわわ~~。

 座ることさえもできず、ひなぎくはうんちやおしっこを垂れ流してしまう。
 足元におしっこの水たまりができあがり、悪臭が湯気となって立ち昇る。

「うっ、ううう!」

 ブリッ! ブリリ!
  ブボボッ! ブポッッ!

 空砲が混じった軟便を噴き出し、ショーツが更に盛り上がっていった。
 やがて腸内の圧力が減り、やっとのことで大決壊は終わってくれる。
 だが、もうすべてが手遅れだ。

「うう、ぱんつ重たい……よぉ」

 タイツを穿いているから、うんちはミッチリとショーツの中に詰まっていた。
 白タイツの内股は、うんちが混じったおしっこによって茶色く穢されている。

「早く、帰らないと……」


ビターチョコレート3につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

応援してくれるととても嬉しいです!

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レモネードオアシス 2024/04/03 08:55

ビターチョコレート1

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

水曜日がやってきました。
週の半ばです。
今週は5日に健康診断があるので節制したいところです。

さて、水曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
今日からビターチョコレートを更新していきたいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


♡1章目 穢される白タイツ

「……んっ、気持ちいい風……」

 頬を撫でていく、初夏の風に碧眼を細めたのは、ベンチに腰掛けて小説を読んでいる、一人の少女。

 名前を、
 如月ひなぎく、
 と言った。

 ふんわりとしたロングヘアはお尻を隠すほどに長い。
 明るい色をした髪の毛はところどころ跳ねているけど、それがだらしなく見えるのではなく、かえって愛嬌があるように見える。
 大きな碧眼は、ひなぎくのおっとりとした性格を体現しているかのように、かすかに眠たげにまなじりが下がっていた。

 ふっくらとした女性的な身体を包み込むのは、学校指定のセーラー服。
 だけど、その身体つきは同世代の女子と比べても豊満に制服を押し上げていた。
 ひなぎくは読みかけの小説に栞を挟むと、ベンチに置いているカバンに仕舞う。
 ときは初夏の放課後。
 場所は学校の中庭にあるベンチ。

「そろそろ帰らないと」

 ひなぎくはベンチから立ち上がると、大きなお尻を包み込んでいるスカートの裾を整える。
 おっぱいも大きく膨らんでいるけど、同じように膨らんだお尻はひなぎくの密かなコンプレックスだった。
 短くしている気はないけど、お尻が大きくてスカートが心なしか短く感じるし。

「お尻、スースーするの、あんまり好きじゃないんだけどな」

 ひなぎくは呟くと、学生カバンを持って歩きはじめる。
 そんなひなぎくの脚線美を包み込んでいるのは、薄手の白タイツ。
 ショーツが見えないように、そしてお腹を冷やさないために、ひなぎくは初夏になっても白タイツを穿いていた。

「あ……っ」

 数歩、歩き出して、ひなぎくはフラッと立ちくらみを覚えてしまう。
 ずっと読書して急に立ち上がったせいだ。

「さっきまでモンスターと戦ってたのになぁ……」

 小説の中でひなぎくは、ドラゴンを跨いで通るほどに強い女魔導師だった。
 だけど現実ではあまり運動が得意ではない、おっとりとした女の子だ。
 しかもお尻が大きくて鈍くさいときている。
 だから、なのかもしれない。
 ひなぎくが冒険もののファンタジー小説を好んで読むのは。

(早く帰って続き読みたいな。ああ、でもその前に宿題片付けないとな。今日中に読み切って……、もうすぐ新刊出るし)

 そんなことを考えながら、ひなぎくは放課後の校門を出る。
 ひなぎくの家は、学校から歩いて20分ほどの距離にある。
 いつも学校の中庭にあるベンチで本を読んで帰ることにしているから、他に下校している生徒は少なくて閑散としていた。
 ヒナギクは人混みがあまり好きではないから、あえて下校時間をずらすことにしているのだけど。

(今日は……国語と数学の宿題が出てたから……まずは国語からやって、それから数学……はぁ、数学、やだなぁ……)

 文学少女を自認しているひなぎくにとって国語の問題は容易いものだけど、複雑な公式を使った数学はなによりも苦手とするものの一つだった。
 数字を見ているだけで頭が痛くなってくるほどだ。

(はぁ……)

 憂鬱げなため息をつき、いつもの家路……閑静な住宅街を歩いていると。

 ぎゅるるっ。

 かすかに、しかし確かな呻き声を上げたのは、ひなぎくのお腹だった。
 可愛い制服に包まれているけど、このお腹にはひなぎくが抱えている『もやもや』がたくさん詰まっているのだ。
 最後にお通じがあったのは……。

「二週間前、だったっけなぁ……」

 ひなぎくは固く張ったお腹をさすりながら呟く。
 運動があまり好きではない……と、いうよりも嫌いなひなぎくは、極度の便秘持ちなのだ。
 そのくせお腹を冷やすとすぐに下痢をしてしまうから、白タイツを穿いている。
 それなのにお腹が蠢動を始めたということは――。

「う、うそ……、急にくるなんて……!」

 ぎゅるるっ、
 ぎゅるるるるる!

 まるで大腸を雑巾のように絞られているような痛み。
 ひなぎくの額に、冷や汗が滲み出る。
 ずっと抱えていた便秘のモヤモヤ感が出てくれるのは嬉しいけど、今は下校中だ。
 近くには公衆トイレさえもない。

「こ、こんなところで……ううっ」

 きゅるるっ!
  ごぽっ、ごぼぼ!

 校門を出て、すでに10分。ちょうど中間地点だ。
 学校に引き返すも、このまま家に帰るのも同じくらいの距離。
 しかも急にお腹が痛くなってきたから、歩くスピードも遅くなっている。
 ちょうど見える範囲には人がいないことが、不幸中の幸いだったが……。

「あっ、あああ!」

 ぷすっ、ぷすす……。

 肛門が拡張され『なにか』が出ていく感触。
 ひなぎくは歩みを止めて、反射的に背筋をピーンと伸ばしてしまう。
 そうでもしてお尻を閉じていないと、腸内のモノが溢れ出してきそうだった。
 ただでさえ、ぷりっとして脂の乗った、大きなお尻の括約筋は弱い。
 その狭間から、

 メリ、メリメリ。

 固く、太いものが1ミリずつ押し出されている感覚。
 間違いない。
 2週間ものあいだ眠っていた腸が目覚めたのだ。

「ううっ、だ、だめぇ……っ」

 メキ、メキリ、メキメキ……。

 女の子のうんちは、太く、固い。
 それは便秘のカチカチうんちに何回も肛門を開発されているからだ。
 どんなにお尻に力を入れても、女の子の柔らかいお尻ではカチカチに固まったうんちを堰き止めることはできない。

「あっ、あっ、ううう!」

 メリメリメリ……、
 プスッ、ぷすす……っ。

 そしてついに。
 カチカチうんちの先っちょが、ショーツにあたる感覚。
 それでうんちが止まってくれるはずもなく、ひなぎくのヒップラインを包み込んでいるショーツは、白タイツ諸共モリモリと盛り上がっていった。

「か、固いのが……! お、おしり、開かないで……っ、い、痛い、よぉ……っ」

 カチカチの極太うんちに直腸を貫かれ、お尻を引き裂かれるような痛みに襲われる。
 だけど、本当の悲劇はここからだ。


ビターチョコレート2

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
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