ビターチョコレート5
いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。
木曜日です。
きのうはやけ酒をして二日酔いで潰れていました。
しばらくはお酒は控えたいと思います。
さて、今日は木曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
「すー……、すー……」
ぎゅるるるっ、
ぎゅるるるる~……。
大腸とは、食べたものの水分を吸収する器官だ
そこに2週間ものあいだ詰まっていた排泄物は、カチカチに固まっているはずだが……。
しかしアルテマはどんなに頑固な便塊でさえもドロドロの下痢に溶かすほどの下剤である。
そのことを深い眠りの底にあるひなぎくが、そのことを知るはずもない。
それでもお腹の異変を感じたのか、
「んっ、んん~……」
どこか色っぽい吐息を漏らすと、ひなぎくは寝返りを打つ。
そのときにお行儀悪くタオルケットも蹴っ飛ばしてしまう。
Tシャツを着ているとはいえ、ジワジワとお腹が冷えていくが……、眠っているひなぎくが知るよしもない。
そして、そのときは唐突に訪れた。
ぷりゅっ!
はじまりは、小さな……、しかし水っぽい炸裂音だった。
ひなぎくのプリッとしたお尻の割れ目から、液状のモノの漏洩が始まったのだ。
ぷりゅっ、ぷりゅりゅ!
ショーツのなかで水っぽい音が弾けると、じゅわり……、お尻の割れ目の真ん中に、茶色い染みが浮き上がってきたではないか。
だがそれはまだ序章に過ぎない。
「うっ、ううう……っ」
ぷりゅりゅっ!
ビチッ、ビチチッ!
桃尻の狭間から漏れ出してきている下痢は、やがてショーツをうっすらと盛り上げていく。
それでもひなぎくの失便は終わらない。
「んっ、はぁン……んんっ、ん!」
ビチチッ! ブピュッ!
ブチュチュッ! ブポッ、ブポッ!
可愛らしいデザインのしましまショーツが盛り上がり、ぷつぷつと茶色い水分が滲みだしてくる。
醜悪な腐敗臭が、盛り上がったショーツから漂ってきて――、
だが、ひなぎくはそのことに気づかない。
むしろお腹に力を入れていく。
「う、うううっ、んっ!」
ブリュッ! ビチビチビチ!
ビチチチチチチチチ!
ここにきてひなぎくは、自らお腹に力を入れて息み出す。
きっと夢の中ではトイレに間に合っているのだろうが……、しかし現実で下痢が放たれているのはショーツのなかだ。
お尻をぴったりと包み込んでくれるショーツは、当然のように容量が少ない。
「ウッッ、うん……っ、んっ」
ビチチッ! ビチッ!
にゅるるるるるるるるる!
ショーツのなかでは収まりきらなくなった下痢は、ついに足口から溢れ出してきてしまう。
下剤に溶かされた、水に近い流動体となった、2週間ものの汚泥。
ショーツから溢れ出してきた汚泥は、ショーツへと落ちていくと、うずたかく積み重なっていった。
「はぁっ、はぁぁ……っ」
ニュルルルルルルル!
ブリブリブリッ! ブボボッ!
便失禁という痴態を晒していることも知らず、ひなぎくは更にお腹に力を籠める。
本能的に、身体に詰まっている毒素を吐き出そうとしているのだ。
人間の、もっとも原始的な欲求の一つである『排泄欲』を満たそうと、本能のままに息んでしまう。
それがたとえショーツを穿いたままだとしても。
「んんっ、う~……じゅる……じゅるる……」
こんなときだというのに、ひなぎくはあろうことかヨダレを垂らし始めたではないか。
それは気持ちいいと感じてしまったときに晒してしまう、ひなぎくのコンプレックス。
失便しているというのに、ひなぎくは『気持ちいい』と感じてしまっているのだ。
どんなに恥ずかしいことでも、2週間ぶりに排泄欲を満たした女体は快楽に包まれている。
「…………ぁぁ……、じゅるる……ン、ンンッ」
ミチミチミチミチミチ!
ブボボボボボボボボボボ!
空気が混じった下痢を噴出し続け……、ひなぎくの失便は一晩を通じて続くことになる。
☆
ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。
この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。
応援してくれるととても嬉しいです!