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恐怖失禁の記事 (9)

レモネードオアシス 2024/06/09 14:12

【地下室】トリプルJK・無残1

ここは地下室。
管理人の気が向いたときに書いた鬼畜小説を展示していく場所。

支援者向けのラーメンコースで公開していくので、好事家以外は決して扉を開かぬようによろしくお願いします。


地下室入り口へ

トリプルJK・無残

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・登場人物

・西園寺焔(さいおんじ ほむら)
 JK2年生。
 身長:165センチ。
 胸:Eカップ。
 男勝りのポニーテール少女。
 剣道の道場に通っている。
 学校では読書同好会に所属している。
 青と白のしましまショーツを愛用している。

・小暮ノエル(こぐれ のえる)
 JK3年生。
 身長:170センチ。
 胸:Hカップ。
 金髪のサラサラヘア。
 おっとり巨乳お姉さん。
 大人っぽいセクシーな白の紐ショーツを愛用している。

・悠木萌(ゆうき もえ)
 JK1年生。
 身長:140センチ。
 胸:Aカップ。
 大人しいツインテールの妹系少女。
 小学生のような体型。
 猫のフロントプリントの女児ショーツを愛用している。


「ここは、どこだ?」

 深い森の中でキョトンとしていたのは、一人の少女。
 白と紺色を基調としたセーラー服に身を包み、首元のスカーフは深紅。
 紺のスカートはショーツが見えそうなほどに切り詰められていて、瑞々しい太ももが剥き出しになっている。

 少女の名前を、
 西園寺焔という。
 
 自らを『俺』と呼ぶが、これでも現役女子高生の二年生だ。
 その証拠に、成長期の胸はEカップにまで膨らんでいた。
 黒髪をポニーテールにして、見るからに活発そうな少女。
 右肩には、布袋に包まれた竹刀がかけられている。
 今日は剣道の道場の日なので、学校帰りの用事が済んだら、そのまま直行する予定だったのだ。

「なぜ俺はこんなところに?」

 周囲を見回してみると、そこはうっそうとした森の中。
 ついさっきまで学校帰りの川沿いの田舎道を歩いていたはずなのに。
 瞬き一つしたら、気がついたらこの森にいた。

「なぜこんなところに?」

 呟いても答えは出ない。
 ただ、無意識のうちに瞬きをしたその瞬間。

「あらあら、焔ちゃん。急に消えたと思ったら」
「ああ、ノエルさん」

 焔の目の前に突如として現れたのは、焔と同じ制服を着た、金髪碧眼の女性だった。
 名前を小暮ノエルと言う。
 さらりとした金髪はほどよくウェーブをしていて、セーラー服を押し上げているおっぱいは驚異のIカップ。
 身長は女子にしては高めの170センチで、そんじょそこらのモデルが素足で逃げ出すほどのスタイルの日米のハーフだ。

「焔ちゃん。ここはどこかな?」
「それが……わからないんだ。俺も気づいたらここにいて」

 ノエルとは、ついさっきまで一緒に川沿いの田舎道を歩いていたのだった。
 ノエルがここに来たということは、あともう一人も、もしかしたら。
 そう思って、再び瞬きをしたその直後だった。

「きゃうっ! 痛たぁ……」

 前のめりに転んでいたのは、焔たちと同じセーラー服に身を包んだ少女だった。
 亜麻色の髪の毛をツインテールにした、小さな女の子。
 焔たちと同じ制服を着ていなければ、小学生と見間違えてしまうほどに小さい。
 その身長は140センチほどしかなかった。
 もちろん女性らしい身体の膨らみとは無縁だ。

「あれれ、焔お姉ちゃん。それにノエル姉様も。急にいなくなったからビックリしちゃったの」

 少女は安心したのだろう。
 くったくのない笑みを浮かべてみせた。
 少女の名前は悠木萌。
 焔の一つ下の学年だけど、それ以上に幼く見える女の子だ。
 ついさっきまで、焔、ノエル、萌の三人で田舎道を下校していたのだった。
 三人は学校では読書同好会に所属している。
 ついさっきまで、新しい本を探しに駅前の本屋へと歩いていたのだが――。

「それがなぜ、気づいたらこんな森の中に?」

 焔は周囲の森を一瞥する。
 最近のアニメでよく見かける『異世界』というやつだろうか?
 そんな馬鹿な。
 思いながらも、焔は肩にかけてある竹刀を構えている。
 そのときだった。

「いたぞ! 盗賊の残党だ」
「よし、生け捕りにしろ! 公開処刑にしろとの命令だ!」

 森の木立から近づいてくるのは甲冑が擦れる音。
 程なくして顕れたのは、何人もの兵士だった。
 その姿は、アニメやゲームでよく見かける、中世ヨーロッパのような風体だった。

「えっ、なんだ、これは」

 竹刀を構えながらも、焔は狼狽していた。
 気がつけば焔たち三人は、甲冑を着た兵士たちによって取り囲まれていた。
 相手はどこからどう見ても真剣を構えている。ここは下手な抵抗は止めておいたほうがいいだろう。

「ここは……いったん剣を収めておいたほうが良さそうだな」
「そうねぇ。下手に刺激したら痛いことになっちゃいそうだし」
「怖い……。ねえ、本当に大丈夫、なのかな……」

 頬に手をあてて平然としているノエルと、不安げに呟く萌。
 萌はよほど怖いのだろう。
 小さな膝小僧がガクガクと震えていて、

 しゅいいいいいいいいいい……。

 スカートから聞こえてきたのは、くぐもった水音。
 その数秒後に、萌の柔らかな内股を黄金の温水がせせらぎとなって流れ落ちていく。
 どうやら恐怖のあまりに失禁してしまったらしい。

 もわわぁ……。

 緊迫した状況に、ツーンとしたアンモニア臭が立ちこめる。
 だが兵士たちは容赦というものを知らないらしい。
 赤いトサカのついたフルフェイスの兜を被った兵士――恐らく兵士長なのだろう――は、容赦なく言い放つ。

「ずいぶんと往生際がいいじゃないか。よし、このまま縛り上げて連行しろ!」

 こうして焔たち三人は、異世界にやってきたとたんに盗賊と間違われて囚われの身となってしまうのだった。


トリプルJK・無残2につづく!

異世界に迷い込んでしまった三人の少女の運命やいかに。
楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

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レモネードオアシス 2024/02/01 11:28

おもらし日記11

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週もなんとか木曜日です。
この季節の宿命というか、寒暖差と気圧差が大きい日が続き、いまいち調子が上がりません。
あまり無理をせずにいきたいところです。

さて、今日は木曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

おもらし日記

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 秘筋が恐怖に痙攣するたびに、クロッチからおしっこが噴出する。
 その勢いたるや、二重布という障壁を突き破って1メートルほども噴き出すほどだった。
 もしも美雪が正気を保っていたら、羞恥心で頬を真っ赤に染めていたに違いない。
 だが美雪の顔は、恐怖に凍りつき、青ざめていた。

「ううっ、あっ、いや、ぁぁぁ……っ」

 しゅわわわわわわわわわわわわ……。

 尻餅をついた美雪を中心とした、おしっこの湖は静かに広がっていき――、やがてその勢いも少しずつ収まってくる。

「あっ、ああぁ……」

 ブルル……ッ!
 ぢゅもももも!

 美雪は大きく身震いすると、最後の一飛沫を噴き出す。
 それは美雪のあまりにも屈辱的な恐怖失禁が終わった合図だった。

「はぁ……、はぁ……、はぁ……」

 それでも轟く雷鳴に、なかなか呼吸が落ち着かず、美雪は尻餅をついたまま、肩で息をしている。
 そうしているあいだにもおしっこに濡れそぼったショーツは急速に冷えてきて、ペッタリとおまたに貼り付いてきていた。

 ヒクッ、ヒククンッ。
 じゅわわぁ……。

 おしっこに濡れたおまたがひゃっくりのように痙攣を繰り返し、弛緩した尿道から残尿が漏れ出してきていた。
 あとに残ったのは……、無様なものだった。
 ショーツは濡れそぼり、スカートもおしっこでビタビタになっている。
 ただ、ツーンとしたアンモニア臭が、誰もいない廊下に満ち溢れていた。

「あぅぅ……」

 どうしよう。
 立て、そう……?
 恐る恐る、美雪は両脚に力を籠めていく。
 腰が抜けてしまって上手く立つことができなかったけど、廊下のド真ん中でずっと腰を抜かしているわけにもいかなかった。

「うっ、ううっ」

 震える膝小僧で堪えながら、なんとか美雪は立ち上がる。
 おしっこに濡れたスカートから、恥ずかしい雫が雨のように降ってきていた。

「どうしよう、こんなに漏らしちゃうなんて」

 もわわ~ん……。
 ぽた、ぽたた……。

 なんとか立ち上がってみたものの、美雪を中心とした湖は信じられないほどに広がっていた。
 それにスカートから落ちる雫によって、その大きさは更に広がっているようだった。

「お掃除、しないと……」

 不幸中の幸いか、教室はすぐそこだ。
 美雪は教室にある掃除の用具入れからモップを持ってくると、恥辱の湖を拭き取っていく。
 こうしているあいだにも、ショーツは冷え切って、ペッタリとお尻に、そしておまたに食い込んできていた。

 チリリ……ッ、

 かすかに股間から生み出されるのは、甘美な微弱電流。
 この感覚は……間違いない。
 剥けてしまっているのだ。
 クリトリスが。

「うそ……そんな……」

 おしっこをモップで拭き取りながらも、熱く疼いてくる股間に美雪は戸惑ってしまう。
 我慢していたおしっこを出したときに気持ちよくなる感覚は、なんとなくあったけど、まさかショーツを穿いたままでクリトリスを勃起させてしまうだなんて。

「うう……おまた、熱くなってきてる……」

 じゅわ、じゅわわ……っ。

 おしっことは違う、ネットリとした感触がクロッチの裏側へと広がっていく。
 そう言えば、最後に一人で性を発散させたのはいつのころだっただろうか?

「最近、してなかったしなぁ……はぁ」

 最後にしたのは……そうだ。
 たぶんもう一ヵ月近くのことになる。
 一ヵ月おきに我慢できなくなるときがあるから、美雪はその時に自らを慰めてしまうことがあった。

「ううっ、おまた、ムズムズする……」

 モップで床掃除をしながら、いつのまにか美雪はへっぴり腰になっていた。
 肉芽がクロッチと擦れるたびに、オナニーへと甘い誘惑をされているかのようだった。
 それでも、空になった膀胱はそれ以上にスッキリとしていて――、

(おしっこして……スッキリしちゃってる……。なんてダメな子なんだろう……しかも、えっちな気持ちになっちゃうなんて)

 自責の念に駆られながらも、モップでおしっこの湖を拭い去っていく。
 数分後には、美雪の恥ずかしい湖は綺麗さっぱり消滅していた。
 ここで美雪が恐怖のあまり失禁しただなんて、明日になれば誰も想像さえもしないに違いなかった。

「早く、帰らないと」

 呟き、掃除用具を片付けて、教室でカバンを回収。
 昇降口で靴を履きかえて外に出ると、そこは薄暗く雨で煙った世界だった。
 どうやらおしっこを掃除しているあいだに降り出してしまっていたらしい。
 それでも。

(スッキリ、しちゃった……)

 美雪は、傘もささずに雨降りの家路を歩いて行くことにする。
 おしっこで濡れたスカートは、雨が隠してくれるはず。
 火照った身体に冷たい雨が気持ちいい。

(ぱんつ、ヌルってしてるよ……)

 一歩進むたびに肉芽から快楽が弾け、ネットリとした粘液がクロッチに広がっていく。

 たらり……、

 一筋の粘液が内股を伝い落ちていくと、雨水に混じって消えていく。
 ショーツのなかの秘筋が、人知れずに熱く疼いていた。


おもらし日記12につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしも少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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レモネードオアシス 2024/01/31 14:46

おもらし日記10

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週もなんとか水曜日。
ここのところ体調が悪く、なかなか小説を書く時間を取ることかできていません。
皆様も健康にはお気をつけください。

さて、今日は水曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

おもらし日記

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 薄暗い廊下を、尿意を我慢しながらよたよたと歩き続け、あともう少しで教室というところまでやってきた、その時だった。
 それは、不意に襲いかかってきた。

 ピカッ!
 ゴロゴロゴロ!

 一瞬にして視界が真っ白になり、地鳴りとともに雷鳴が轟く。
 どうやら近くに雷が落ちたようだ。
 だが、そのことを理解するよりも先に、
 ぺたん。
 美雪はびっくりするあまりに尻餅をついていた。

「あっあうっ!」

 尻餅をついた衝撃が、鈍い痛みとなって膀胱に伝わる。
 だけど、痛みよりも雷鳴に心拍数が上がって、それどころじゃなかった。
 呼吸が乱れて、過呼吸気味になっていた。

「うっ、ううぅっ」

 尻餅をついたお尻が痛い。
 スカートが捲れ上がり、美雪の飾り気のない白ショーツが丸見えになる。
 そのショーツは、お尻のほうまですっかりと黄ばんでいた。

「ぁっ、ぁぁぁっ」

 ショーツ越しに、廊下の冷たさがお尻に伝わってくる。
 また、尻餅の衝撃に、美雪の尿道が耐えられるはずがなかった。

 じゅわっ、
 じゅわわわっ。

 はしたなくMの字に開かれた脚の付け根……黄ばんだショーツに、暗い染みが浮き上がる。
 ヒクンッ、ヒクンッ! クロッチに刻まれた縦筋が痙攣し――、

(あれ……? ぱんつのなか、じゅわって……あったかくなってる……なんで?)

 ぢゅもももも……。
 ぢゅもももももももも……。

 自問自答しているあいだにも、ショーツのなかのぬくもりは広がっていく。
 まるで温かい手に、お尻を撫で回されているかのような感触。

「えっ、あっ、嘘……っ」

 このときになって、美雪は自分が失禁しているということに気づいた。
 廊下には、尻餅をついた美雪を中心としてレモンの水たまりが広がりつつあった。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 ひくっ! ひくんっ!
 じゅももももっ、
 しゅわわっ、しゅわわわわっ。

 縦筋が虚しく痙攣するたびに、ショーツからおしっこが滲みだしてくる。
 どんなにおしっこを止めようとしても、腰が抜けてしまったのか力が入らなかった。

「あっ、ひっ、ひうう!」

 スカートが捲れ上がり、冷たい風がおまたに吹きつけてくる。
 その感触さえも、美雪にとっては恐怖をかき立てられるものだった。

 しゅわわわわわわわわわわわ……。

 ショーツからくぐもった水音が鳴り響くと、廊下に広がる水たまりがさらに大きくなっていく。
 ツーンとしたアンモニア臭が湯気となって立ち昇り、美雪を恥辱で包み込んでいく。

「あっ、あひっ、ひぃっ」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。
 しょわわわわわわわわわわわわ……。

 ショーツから鳴り響く、くぐもった水音が止まらない。
 クロッチに弾けたおしっこがおまたをくすぐっていき、尿道を弛緩させていく。

「んっ、ああぁ……っ。おしっこぉ……、止まって……っ」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 恐怖に溢れ出してくるおしっこは、どんなにおまたに力を入れても止まってくれない。
 美雪を中心としたレモンの水たまりは、湖と言っても過言はないほどの大きさになっていた。

「うっ、うううっ」

 ぢゅもももももっ、ぢゅもももっ

 尻餅をついて、腰を抜かし開脚したままでの失禁――。
 これほど少女として屈辱的なポーズもないだろう。
 懸命に尿道を閉じようとしている美雪だけど……一つ大切なことを忘れていた。
 雷は、一度だけでは終わらないことを、だ。

 カッと視界が真っ白に包まれて、すぐに雷鳴が轟く。
 どうやらかなり近いところに雷が落ちたらしい。
 その轟音が振動となって、尻餅をついているお尻から膀胱へと響き渡る。

「あっひぃぃぃぃっ」

 じゅもももももももも!
 ぷしゅっ! しゅわわわわわわわ!

 クロッチという二重布から、勢いよくおしっこが噴き出してくる。
 この瞬間、美雪は自分が女だということを忘れていたのかもしれない。
 Mの字に脚を開き、黄ばんだショーツが丸見えになってしまっているというのに、ショーツから鳴り響くのは、間抜けすぎる放尿の音。

「あっ! あっ! あああっ!」

 じゅももっ! じゅもももも!
 しゅわわわわわわわわわわわわわ!


おもらし日記11につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
もしも少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌『おもらし日記』と同じものです。
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レモネードオアシス 2024/01/29 14:37

おもらし日記9

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

今週も月曜日が始まりました。
この一週間も、平日は更新というペースを維持していきたいところです。

さて、今日は月曜日ということで同人誌の既刊を更新したいと思います。
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おもらし日記

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💧3章目 恐怖失禁!


「ふぅ……。今日はこのくらいでいいかな」

 美雪が物憂げな溜め息をついたのは、放課後の図書室でのことだった。
 今日は社会の授業でわからないところがあったので、図書室で調べ物をしていたのだった。
 なにか疑問に思う点があると、図書室で調べ物をするのが美雪の習慣だった。

(うわ、もう誰もいないし)

 気がつけば、最終下校時刻の六時がもうすぐ目前のところまでやってきている。
 図書室には、美雪の他には誰もいなくなっていた。

(もう、外も暗くなってる……)

 夏場のこの季節、この時間はまだまだ明るいはずだけど、図書室から見える空は分厚い雲に覆われて真っ暗になっていた。
 今にも降り出してきそうな空模様だ。
 そう思った、その直後。

 カッとまばゆい閃光が襲いかかってきたと思ったら、十秒ほど経ってから雷鳴が響き渡ってきた。

「早く帰らないと。傘、持ってきてないし」

 使っていた本を元の本棚に戻して、急いで図書室を後にする。
 もう既に他の生徒たちは下校してしまったのか、薄暗い廊下には美雪の他には誰もいなかった。

(やだ、ちょっと、怖い、かも)

 誰もいない校舎というのは、それだけでも不気味な雰囲気を醸し出しているものだ。
 さらには今にも降ってきそうな空模様だから、不気味さがより一層際立っている。

(教室に戻ってカバン取りに行かないと)

 足早に廊下を急ぐ。
 だけど、上履きの自分の足音が、妙な感じで廊下に響き渡ってしまう。
 やがて、その足音に重なるように、自分のすぐ後を誰かが追いかけてきているような気がして――、

「だ、誰……?」

 戸惑いながらも振り返るけど、そこには誰もいない。
 どうやら、自分の足音が反響していただけらしい。
 ただでさえ極度の怖がりの美雪は、自分の足音にさえも敏感に反応していた。
 誰もいない、薄暗い廊下……。
 しかも、いつ雷鳴が轟くかわからないというシチュエーションはヘビーすぎる。

「怖くない、怖くない。全然怖くないんだから……っ」

 自分に言い聞かせるように、何度も呟く。
 だけど、どんなに言い聞かせようとしても、身体は正直だった。

 じゅわっ、じゅわわ……。

 恐怖と緊張のあまり、こみ上げてきたのは尿意だった。
 今日は放課後になったときに、しっかりとトイレに行っておいたというのに。
 だけど、それはもう二時間も前のことだ。
 図書室で調べ物をしているあいだは集中していたから、一度もトイレに立っていなかった。
 気がつけば、膀胱は水風船のように膨らんでいる。

(どうしよう。こんなに暗いのに……。しかも、誰もいないトイレなんて無理、だよ……)

 そんなことを考えながら、トイレに行くかどうかを迷っていた、その時だった。
 カッッ!
 視界が突如閃光に包まれると、雷鳴が轟き渡ったのだ。

「あうっ!」

 ぷっしゅぅぅぅ!

 身体を縮こまらせた拍子に、おしっこが噴き出してきてしまう。
 クロッチの裏側が生温かくなって、

 たらり……、

 内股を、一筋のおしっこが流れ落ちていく。
 今日はずっと、軽失禁を受け止め続けてきたクロッチが力尽きようとしていた。
 美雪の穿いているショーツは、お尻のほうまで黄ばんでいるほどに湿っている。

「トイレ……行く? 行かないと……だめ?」

 何度も自問自答しながら廊下を急ぐ。
 教室に向かう途中にトイレがあるから、入るならそこになるが……、

 しかし、誰もいない放課後の女子トイレというのは、なかなか不気味な雰囲気を漂わせている。
 できることなら使いたくないところだった。

「我慢、できそう……? ううん、しないと……っ」

 もう膀胱の限界はすぐそこにまで押し寄せてきていたけど、薄暗い女子トイレは怖すぎる。
 美雪は女子トイレの前を通り過ぎると、教室を目指すことにする。
 家までおしっこを我慢しようと決めたのだ。
 それに早く帰らないと、いつ雨が降ってくるかもわからない。

「ううっ、いつもならまだ明るいのに……。なんで今日に限って雨が降るかなぁ。しかも雷なんてっ」

 尿意を堪えつつ、薄暗い廊下を急ぐ。
 内股にはおしっこの筋が垂れていて、靴下に染みこんでいた。
 それでも美雪は『家まで我慢できる』と自分に言い聞かせてトイレをスルーしてしまった。
 その数十秒後に、悲劇が待ちかまえているとも知らず――。

「お化けなんていない、お化けなんていない。あともうちょっとで教室。カバンを持って早く帰ろう。帰ろう」


おもらし日記10につづく!

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レモネードオアシス 2023/06/16 15:31

きりたん、ホラーゲームに挑戦する4

きりたんがおねしょをする小説の続きです。
目が覚めたら不気味な洋館へと迷いこんでいたきりたんの運命やいかに!
きりたんのおねしょ!


目次

きりたん、ホラーゲームに挑戦する(カテゴリー)

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「うっ、うううぅぅぅ~~~」

 苦しげに眉目を歪めたのは、深い眠りに落ちているきりたんだった。
 眠りにつくときは頭から布団をかぶっていたけど、だらしない寝相によって蹴り飛ばされている。
 きりたんは白のすずらんスリップと、木綿の白ショーツというあられもない姿で、仰向けになって脚を開いて眠りについていた。

 ヒクンッ! ヒククンッ

 深い眠りに落ちているきりたんだけど、クロッチが食い込んでいる縦筋が苦しげに痙攣していた。
 それも無理はない。
 なにしろ、夢のなかではいま正にゾンビに襲われている真っ最中なのだから。
 きりたんのショーツのクロッチは、ホラーゲームで何度もチビッたせいで既に黄色く湿っている。

「い、いやぁ……んにゅぅぅぅ……」

 じゅわわっ。

 縦筋が食い込んでいるクロッチの中心に、じんわりとした暗い染みが浮き上がった。
 ふっくらとした縦筋がヒクヒクと痙攣し、そのたびにクロッチの染みが大きくなっていくと――、

「や、やぁぁ……」

 しゅわわわわわわわわわわわ……。

 ショーツのなかからくぐもった水音が聞こえてくると、噴き出してきたのは綺麗な黄金色をしたおしっこ。
 クロッチを突き破って噴き出してくると、お尻を撫で回すようにショーツを濡らしていき、シーツへと染みこんでいく。

「ん……にゃぁぁ……」

 じゅももももももももももも……。
 もわっ、もわわぁ……。

 我慢していたせいだろうか?
 きりたんのおしっこは色が濃く、ツーンとした鋭いアンモニア臭を放っていた。
 濃厚なアンモニア臭が和室へと蒸れ返っていく。
 その匂いは畳の香りを塗りつぶすほどに濃い。

「んゅうぅ……たべちゃ……やぁ……」

 しゅいいいいいいいいいいいいい……。
 もわわぁ……もわぁ……。

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