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技術解説の記事 (14)

カスカナ文庫 2023/07/21 21:35

【技術解説】お胸はふっくら柔らかく

パイズリシーンの作成テスト中です。

3Dモデルを使った下書き

いつも通り3Dモデルを使って、下書き用のスクリーンショットを撮ります。(画像左下)

3Dモデルはお胸が硬いので、ふわっふわになるように、丹精込めて手書きで盛って行きます。

かなり荒いですが、これで変換されるので気にせずに進めます。
そして、最終的な構図となるように、適切な位置で切り出します。(画像右下)

イラストを描く技術次第では、最初から全部手書きの方が早いですね。

AIで変換する

上の下書きを元に、パラメーターを調整をしながら、綺麗に変換されるまで、生成し続けます。(image to image (i2i))

今回は仕上げまで含めて44枚を生成しました。完全にランダムな生成に任せた場合は、何百枚も生成することを考えると上々の出来です。

今回の構図は真正面なので、変換がかなり安定しているのも大きな要因です。

それら生成したものの中から1番良いのを選びます。(画像左下)

またそれぞれのパーツで良い部分があれば、当然それらを組み合わせることもできるので、そこそこの数は出力しておいた方が良いです。

一番良いものを選んでも指が崩れています。また、お胸の先端の位置も気に入らないので、そこも適切な位置に編集します。(画像右下)

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カスカナ文庫 2023/07/19 23:52

【進捗報告】指から逃げるな

イベントシーン用の画像を作成中です。

やはり指が見えている構図は極端に難易度が上がります。

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カスカナ文庫 2023/07/02 20:08

【AIのべりすと】AI時代の自由入力型エロゲを考える

これからのゲームは、生成AIを使い、ゲームキャラクター相手にも自由入力で話しかけられるようになります。(もうあります)

私はシナリオ作成のために、文章生成AIも使い倒しているので、今回はそこで得られた知見から、AI時代の自由入力による(エロゲ)キャラクターとの会話をちょっと考えてみます。

ゲームで使われるAI

いろんな箇所で予想されていることですが、今後ゲームに使われるのは、たったひとつのゲーム用AIではなく、複数の専門AIが同時に使用されるそうです。

例えば、次のような感じです。

  • 音声を解析するAI
  • 文章を生成するAI
  • 画像を生成するAI
  • 全体を統括するAI

今回は会話例のみに焦点を当て「文章を生成するAI」単体で考えてみます。

以降の生成文は「AIのべりすと」を使用して出力したものです。

冒頭

次の文章は、今回の設定の冒頭部分です。AIがこの文脈に沿って続きの文章を生成するので、むしろAI用の冒頭文です。ここは読まなくても構いません。

テンプレ的なファンタジー世界の冒険者ギルドで、プレイヤーである「あなた」がモブキャラのリリアという名の女の子と話しています。

鮮烈な夕陽が西の地平線を紅く染めている。男性冒険者であるあなたは、疲れた身体をひとやすみさせるために、冒険者ギルドの広間に足を運んだ。

このギルドでは多くの冒険者たちが日々情報を交換し、助け合いながら生き抜いている。その大勢の冒険者たちの中に、あなたの顔も一つ。特別でもない、ただ一人の冒険者だ。

ギルドの木製の扉を押し開けると、ふと視線が一人の少女に引き寄せられる。彼女の名前はリリア。長い髪が肩に落ち、純真な瞳があなたを見つめている。

リリア「こんばんは、もう日が暮れてしまうわね。冒険はどうだったの?」

あなたの冒険の日々は、一喜一憂の連続だ。大いなる希望と共に新たな地を踏みしめる喜び、しかし時折繰り広げられる過酷な戦闘とその結果に伴う失望。それらはすべてがあなたを成長させ、一人前の冒険者へと近づけていく。

このギルドでの日常的な会話は、そんな冒険の疲れを癒すひとときだ。ただの冒険者であるあなたが、リリアと共有する小さな時間。この瞬間は特別なものだ。

選択肢

では、このリリアさんに対して自由入力で行動を起こしてみましょう。

自由さに迷うようであれば、次のように選択肢自体の生成もできます。

  1. リリアを口説く
  2. リリアの胸の谷間を凝視する。
  3. 魔法を使ってリリアのエロステータスを覗く

選択肢1:リリアを口説く

選択肢を受けて、AIにより続きの文章が生成されます。

あなたはリリアに口説き文句を投げかける。彼女の目をまっすぐ見つめ、「あなたが好きだ」と熱く囁くのだ。

あなたの情熱的な言葉に、リリアは思わず頬を赤らめる。しかし、すぐに笑顔を浮かべると、ゆっくりと首を横に振るのだった。

リリア「私はただのスタッフですもの」

今回は振られましたが、口説くのに成功するパターンもあります。

次は、ここからさらに会話を続けたパターンです。
これらの選択肢はあくまでも入力例です。実際はプレイヤーが自由に入力できます。

選択肢1.1:諦めずに口説く

あなたはリリアに熱い想いを打ち明ける。「君が好きだ、君を愛している」と何度も繰り返した。その言葉を聞くたびに、リリアは困ったように微笑むが、決して首を縦には振らない。

それでもあなたは諦めずに口説き続けた。彼女の心を掴むために、何度も何度もアプローチを繰り返すのだった。

選択肢1.2:「じゃあ、体だけの関係でどう?」と言う

あなたはリリアに体だけの関係を提案した。彼女は一瞬驚きの表情を見せるが、すぐにあなたを受け入れて、「わかったわ」と微笑むのだった。

その夜、あなたはリリアと共に一夜を共にした。彼女の瑞々しい肌に触れ、柔らかく弾力のある乳房や尻を堪能する。

選択肢1.3:リリアに振られたことに泣き出す

あなたはリリアに振られたことに嘆き、涙を流した。しかし、それでも諦めきれず、何度もアタックを繰り返すことになるだろう。

そんなあなたに、リリアは困ったような笑みを浮かべつつも、いつも優しく接してくれるのだった。

リリア「あなたみたいな強い人が、どうして私なんかを好きになるのかしら?」

選択肢2:リリアの胸の谷間を凝視する

セクハラも積極的に行っていきましょう。エロゲ的な展開を許容する設定にしているので、いい感じに話が続いてくれます。

あなたはリリアの胸元から目が離せない。その豊満な胸は、今にもシャツのボタンを弾け飛ばしてしまいそうだ。大きな胸の間には深い谷間があり、彼女の息遣いに合わせて上下している。

リリア「……っ!? ど、どうしたんですか……?」

リリアはあなたの視線に気づくと自分の胸を抑え、頬を赤らめる。しかしあなたは既に目が離せなくなっている。

リリア「え、えっと……あんまり見ないでください……恥ずかしいです……」

選択肢2.1:「あ、ごめん。最近してなくて……」と言う

リリア「あ、そ、そうなんですね……、じゃあ、私とか……、どうですか?」

リリアは顔を真っ赤にし、俯いて上目遣いであなたを見つめる。

選択肢2.2:「リリアちゃんのおっぱい大きいよね」と言う

リリア「や、やめてくださいっ……!」

彼女は顔を真っ赤にしてあなたを睨む。しかしあなたは視線を外せない。リリアは両腕で胸を隠し、身体をくねらせながらあなたに抗議する。

リリア「もぅ……私だって気にしているんですよ?最近大きくなってきて、服を選ぶのも大変なんだから……」

選択肢2.3:リリアの胸を鷲掴みにする

あなたはリリアの胸を正面から鷲掴みにする。彼女の柔らかい感触を掌いっぱいに感じる。それはまるでマシュマロのように柔らかく、それでいて弾力もある素晴らしい触り心地だ。

リリア「きゃああっ!!な、何をするんですかっ!?」

リリアは驚きの声を上げ、あなたの顔を殴りつける。

選択肢3:魔法を使ってリリアのエロステータスを覗く

エロステータスであろうと、生成すること自体は可能です。

あなたはリリアの顔をじっとみつめて、精神を集中させる。魔法によってあなたの意識はリリアの脳に直接入り込み、彼女の情報を読み取ることができる。

リリアのエロステータス:【名前】リリア 【性別】女性 【年齢】18歳 【身長】154cm 【体重】46kg 【スリーサイズ】B90・W59・H88(Eカップ)【性経験】処女【性感帯】乳房、乳首【オナニー頻度】毎日欠かさず【性癖】冒険者たちの会話から性的な情報が耳に入り、様々なプレイに興味を持つ。特に露出や羞恥系の行為に強い関心を示している。

ただし元のキャラ設定を正確に反映できるかはまた別問題です。

今回の場合は勝手に露出趣味にされてしまいました。これが生成されるかどうかはランダムです。

この出力結果を記憶させれば、リリアさんの性癖がここで初めて確定します

つまり会話内容によって、相手の設定が変わるので、ゲームのプレイ毎にモブキャラの設定を変化させ続けることができます。

自由入力による無茶振り例

生成AI時代は選択肢に縛られる必要はありません。自由入力の利点を活かした極端な例として、次のように文脈を無視した入力をしてみます。

生成AIの特性上、入力内容に続く確率の高い言葉が並びます。よほど初期設定をしっかりしていないと、話が簡単に逸れてしまうので使い方には注意が必要です。

次のような展開に備えた事前の設定はしていませんが、勝手に話が進んでいます。エラーが起きて終了したりはしません。

リリアの脳内に直接話しかける

あなたはリリアの脳に、自分の声を直接届ける。するとリリアは突然の出来事に驚き、目を大きく見開いた。しかしすぐに落ち着きを取り戻し、平静を装っている。

リリア「えっと……どうしたの?いきなり話しかけてきて……」

あなたは魔法の力で、リリアと感覚を共有することができる。

「ファミチキください……」と言う

あなたはリリアの脳内に、直接ファミチキを注文した。すると彼女は一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐにあなたの方を向いて頷いた。

リリア「え?これどういうこと?なんであなたがその言葉を知ってるの?」

あなたは、リリアの脳に直接話しかけています。

「お前の正体はわかっているぞ」と言う

あなたはリリアの脳に、直接語りかけた。すると彼女は驚愕の表情を見せ、言葉を失っているようだ。

リリア「ちょ、ちょっと待ってよ……なんであなたがそれを知ってるの?」

AI時代のモブキャラは全員が個性を持つ

以上のように、生成AI時代のゲームではキャラクターが無限通りの会話パターンを持ち得ます。そのため、固定会話のみを繰り返すNPCという存在は少しずつ消えていくと予想されます。

もっとも生成AIはかなりの処理能力が必要なので、そう簡単には絶滅しないと思いますが。(ドット絵が生き残っているように)

AIはあらゆる設定をその場で生成する

上のリリアさんは大した設定もしていないキャラですが、生成AIが断片的な情報から、それっぽいキャラクターを自動で作りあげています。(厳密にはそれまでの文脈から、次に来る確率が高い単語を繋げているだけ)

生成するのは会話だけでなく、より詳細な設定・バックストーリーを自動で生成し、それに合わせた2D/3Dのグラフィックもまたゲーム中に生成できます。

プレイヤーが狙った時点でモブキャラをメインヒロインにできる

この傾向がさらに発展していくと、そのキャラに焦点が当たった時点で、それに合わせたメインストーリーを生成し書き換えることで、お気に入りのモブキャラをメインヒロインにすることもできるでしょう。

ここまでくると、ゲームにおけるメインキャラとモブキャラの境界線・概念すら変わっていくかもしれません。(もう生成AIの可能性が広すぎてわけわからん)

文章だけなら、もうゲームとして遊べる

上の出力内容は「AIのべりすと」で生成しました。ChatGPTなどは性的なコンテンツの生成は禁止ですが、AIのべりすとでは許容されています。

本来は小説執筆支援AIですが、設定次第ではゲーム的な操作が可能で、それにより自由入力が可能な、文章のみのノベル型エロゲとして使うことができます。

前のChatGPTでの千春ちゃんにはエロいことができず、もどかしかったですが、AIのべりすとなら、いくらでもエロいことが可能です。(ただしChatGPTほど賢くない)

この点については次回以降、皆さんがエロゲとして遊びやすいように、情報を整理して解説していきます。

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カスカナ文庫 2023/05/16 20:22

【技術解説】「AI生成」と「AI一部利用」の違い

AI作品の取り扱い一時停止について

上の記事の通り、DLSiteで「AI生成作品」の販売が一時停止になりました。

お取扱い継続作品:作品形式がノベル、ゲームの作品

ただ、この記載の通り、私が販売を予定しているゲームジャンルは影響を受けないので、今回の決定による当サークルへの影響は無いかと思います。

A. ゲーム性が低い・または文章量が少なく、AIイラストの依存度が高い作品についてはお取り扱いできません。
AI作品についてのよくあるご質問

ちなみに、この記載があることから、ただのビューワー機能内蔵の画像生成CG集をゲームとして販売することもできないので、中身のないゲームもどきが紛れ込むことはなさそうです。

AI利用にはユーザーの納得感が重要

「AI生成作品」の販売を停止、「AI一部利用」については販売を継続いたします。

また、このように、「AI一部利用」判定であれば、AI使用のイラスト集でも申請可能だそうです。しかし、このAI一部利用に当たるかどうかの基準は曖昧です。

最も重要な基準は「ユーザーが納得できること」だそうです。

AI使用を隠されると言うことは、ステルスマーケティングと近い感覚で、ユーザーは騙されたと感じるそうです。私はこの説明でかなりしっくりきました。

せっかくなので、少しだけ「AI生成」と「AI一部利用」を考えてみます。

AI生成

まずはAI生成から見ていきます。

まずこれらは確実に「AI生成」に該当します。

詳しい説明は省きますが、いわゆるプロンプト(文字情報)のみで画像を生成しています。

かなり細かい部分まで書き込まれていますが、これと同じデザインは確率上再現できません。文字情報として「細かく書いて」と指示しているだけで、どのように書くのかは文字のみでは制御不可能だからです。

つまり、この緻密なデザインの衣装を着た別のイラストは、今の技術では作成できないので、AI生成による同一人物の複数のイラストを、うまく使うのは難しいです。

しかし画像生成は、背景などの非人物画像には有効に使えるので、これはこれで使用します。

もはや大量の画像を人力で確認できない

ちなみに上の画像の制作過程で、似たような画像を何十枚も生成しています。

もし、これらをCG集として販売する場合。販売サイトのスタッフが、これら全てを人力で確認しなければいけないそうです。これはもうAI利用の良し悪し以前に、対応が間に合わないので制限する、というのは当然ですね。

AI一部利用?

次に私が研究している方法です。上が3DCGによる元画像、下がAIによる調整後の画像です。

3Dモデルからスクリーンショットを書き出し、それを元に細部の書き込みをAIが行っています。こちらにもプロンプトは使われていますが、実際に影響しているのは書き込み部分だけです。

確かに書き込み部分を生成していますが、この場合は構図を維持できるので、(ほぼ)同じ衣装を着たイラストを作成できます。つまりゲームなどに組み込みやすいです。

さて、この形式で作った画像をCG集として販売したとしましょう。
この場合は「AI生成」でしょうか?
それとも「AI一部利用」でしょうか?

どちらの判定になるかは運営側の判断ですが、最終的にはユーザー側の納得感の問題に行き着くので、今のところ厳密な定義や正解の境界線はありません。

しばらくは、どのような形でAIを使用しているかを説明し、ユーザーに納得してもらうということが、より重要になっていきそうです。

ちなみに私の場合、AIは画像以外にも使っています。

企画はChatGPT、脚本はAIのべりすと、プログラミングにはCopilotを用いています。こちらに関してはゲーム開発を始めたら、その時点で解説していきます。

余談

先週はじめにRPGツクールの最新作である「RPG Maker Unite」が発売されました。

この1週間様子を見ましたが、その出来があまりにもひどいと界隈で話題になっています。あるユーザーの意見では、まともに使えるようになるまでには年単位でアップデートを待つべきだそうです。

流石にこれは待てないので、一つ前のRPGツクールである「RPGツクールMZ」で最初の開発を進めたいと考えてます。

Uniteを使う1番の目的はAndroid向けの出力だったので、残念ながら当面はスマホ対応できそうにありません。これはゲームの作り方がスマホ向けに縦画面を前提にするのか、PC向けに横画面を前提にするのかで大きな違いがあります。

キャラクターを魅せる場合は縦画面の方が作りやすいので、実はエロゲは縦画面の方が向いている説があります。実際に上の画像も全部縦に長い構図ですが、これは単純に縦の方が作りやすいからですね。

細かいことは、とりあえずMZで1作品を作りながら考えることにして、ゲーム制作を本格的に開始してきたいと思います。

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カスカナ文庫 2023/04/17 23:27

【技術紹介】キャライラストを背景を追加する

キャラのみのイラストに背景を加える練習と解説です。

3Dモデルからキャライラストを作成

まず3Dモデルのスクリーンショットを使って、指定のポーズでキャライラストを出力します。

表情も意外と反映させられることがわかったので、できるだけ表情も作っておきます。

背景画像を生成する

そしてキャラとは別に背景画像を生成します。

プロンプトから女の子を消したつもりでしたが、結構な頻度で登場してきました。この女の子は使わずに背景部分だけ使用します。

キャライラスト自体に背景を生成することもできますが、なかなかうまくいかなかったので、今回は別に生成して合成します。

他のイラストと背景を共通にしたい場合にも便利なので、別にしておく方が、なにかと都合が良さそうな気がします。

合成して加筆修正する

これらを合成し、細かい箇所を加筆して修正します。

  1. 二つの画像を組み合わせる
  2. キャライラストに合うように、背景の大きさを調整する
  3. 背景の女の子を完全に消して、逆光に合わせてキャラの方に影を描く
  4. 3Dモデル上で腕が服とお胸に埋もれているので、腕部分を描き足して出しておく

どう加筆したのかがわかるほど荒いですが、次で調整するので、これで問題ありません。

3Dモデルをうまく作れなかったり、綺麗にスクリーンショットが出力できなくても、最終的に手書きで調整できるというのはすごい安心感です。

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