ビルドの組み方 基本編
要望がございましたのでビルドについて書きます。
興が乗り過ぎて長くなったため全五編(基本、実践、個人ビルド、パーティビルド、ビルド例)に分ける予定です。
ビルドの考え方は他のゲームでも使えます。RPGがあまり得意じゃないという人にこそ読んで欲しいです。
そもそも「ビルド」ってなに?
ビルドというのはMMOなどでよく使われる、装備やスキルの組み合わせを指す単語です。昨今ではMMO以外でも、本作のように装備やスキルが豊富なゲームで使われる印象があり、流行りに敏感な私も使っています。現在流行りに流行っているふたなりハーレムレ○プものを作っていることからも私の敏感さは納得して頂けることでしょう。
話を戻します。
中でもテーマを持った組み合わせのことは〇〇ビルドなどと呼ばれます。〇〇にはテーマに合わせたもの、装備やスキル・傾向・戦法などが入ります。
ビルドの考え方
例えば本作でシロを物理火力ビルドにする場合、
:武器は一撃の大きい両手剣
:防具は(両手剣の攻撃値に参照される)筋力を上げる重量系
:アクセサリは筋力を上げるものと行動速度を上げるもの
:アビリティツリーはファイターを中心にとっていく
:敵が多ければ「オーラウェイブ」、ボス1体なら「オーラストライク」を使う
と、こんな風に一貫したテーマを持って選んでいきます。キャラクター本体に豊富なパーツ(装備やスキル)をくっつけていく様子を組むと表現するのですね。
どうしてビルドを組まなきゃいけないの?
組まなくてもいいんです。ここは勘違いしないでほしい。
むしろ小難しいこと考えず自由にプレイしてくれ! それができるゲームだ!!
と言いつつ、私ときたらビルドビルドと狂ったように鳴いていますよね。
その答えは単純。組んだ方が強いからです。
どんなプレイをしてもAP(アビリティポイント)には限りがあり、装備できる箇所も6箇所のみ。リソースは同じなわけです。(生活で得られるAPを除く)
その上で物理攻撃も防御も魔法攻撃も回復もできるユニットを作ろうとしたらどうなるか。100のポイントを振り分ける形で考えてみましょう。
:物理攻撃 25
:物理防御 25
:魔法攻撃 25
:回復 25
こんな振り方になるわけですね。
これならバランスが良く色々な戦い方ができるでしょう。しかし一個一個に割けるリソースが少ないため能力のコンボが発動しにくかったり不足してしまったりします。物理攻撃でも魔法攻撃でも火力が足りない。攻撃を受けると痛い。そして回復量が足りない。器用貧乏になりがちなのです。
では振り方を変えてみましょう。
:物理攻撃 0
:物理防御 0
:魔法攻撃 75
:回復 25
前のビルドと比べて3倍の威力の魔法で攻撃し、危機に陥ったら最低限の回復をすることができます。
「物理攻撃されたら終わりじゃん。魔法攻撃効かないやつ出たら終わりじゃん」
いやもう全くもってその通り。終わりです。
一人ならね。
このゲームには仲間がいる。パーティが組める。足りない部分は仲間に頼ることが可能なわけですね。
パーティビルド
この単語が存在しているかどうかわかりませんが、最もわかりやすい表現であると自負しています。
つまりは、仲間全員で組むビルドのことです。
まずやりたいことを決める。それを実現するための個人ビルドを組む。そしてその弱点を別の仲間のビルドで補う。これがパーティビルドです。
魔法攻撃でパーッと敵を殲滅したいと思ったなら、以下のように組みます。
ソーサラーのアビリティツリーを多くとった魔法攻撃ビルドのA子。
ウィッチのアビリティツリーから「カルム」(沈黙付与)、「プロテクシオン」(魔防力低下)を覚えたB子。
装備スキル「かばう」を覚え、防御力を高めたC子。
魔法がまったく通じなかった場合に備えて物理攻撃にも振ったD子。
A子とD子の火力をB子が補助し、危険な攻撃はC子が受ける。主軸となるのはA子の火力なため魔法A子ビルドとでも呼びましょうか。
これがテーマをもったパーティビルドの組み方です。
つづく
もちろんガチガチに組む必要はありません。自由度をうたうゲームで他人の言いなりになるなんてツマンネーでしょ?
が、少しでも意識しているのとしていないのとではゲームの難易度が大幅に変わるのは間違いありません。特に、自分のレベルより強い敵に下克上する際は必須といっても良いでしょう。
次回はビルドの実践編です。
お楽しみに!