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おかず味噌 2021/07/30 16:00

クソクエ 地下闘技場編「前哨戦 ~武道家娘の道着脱糞~」

 煌々としたライトが「六角形」を照らし出す。

――レディ~ス・エン・ジェントルメ~ン!!!

 紳士淑女を表わす言葉はけれど、戦場に集う猛者共には似つかわしくない。

 ここは、ライズィン町の地下闘技場。

 生物の根源的な本能である暴力を糧とし。富と名声、それら人間の醜い本性を浮き彫りにさせる娯楽はやはり「平和の使者」には相応しくない。

 にも関わらず。魔王討伐を旅の目的とする「勇者一行」が、なぜこのような魔窟に迷い込んでしまったのかといえば――。


 時を遡ること、数日前。

「フンッ!!ンウゥ~~!!!」

 ヒルダが雄叫びにも似た気張り声を上げる。獣じみた咆哮に伴って、彼女の肉体に力が込められる。

 上腕筋、大腿筋、腹筋や広背筋に至るまで。まさに全霊をもって目前の試練に挑むが如く、全身の筋肉に指令が送られる。(括約筋にも余すところなく)

「やっぱり、ビクともしないね…」

 珍しく、諦めを口にするヒルダ。何もそれは彼女の個人的な事情によるものではなく。あくまでパーティにおける共通の実情としてであった。

 石扉から手を離し、ヒルダは暫し呼吸を整える。思いがけず膂力を発揮したことと、ただでさえ蒸し暑い気候も相まって、彼女は激しく発汗している。

 湿気で貼り付く衣服に、さらにヒルダの肌から滲み出した汗が混じり合うことで。彼女の下穿きの中は現在どうしようもなく「ムレムレ」になっている。

――早く、風呂に入りてぇ!!

 沐浴を好むわけではなく、普段はむしろ面倒に思うヒルダとしてもさすがに。「穢れた体を清めたい」と願うも、だが町から遠く離れた遺跡においてはその願望もすぐには叶えられそうになかった。

 ヒルダは全力を込めたものの。別にそれは形振り構わず、力を暴走させたのではない。きちんと「閉める」べきところは「引き締めて」いた。

 それでも。わずかに下穿きの中を濡らす感触にヒルダははっとさせられる。やや冷たく生温かいような、汗とは明らかに違う液体。またしても彼女は。

――今ので、ちょっと「チビっちまった」よ…。

 勢い余ることで、意図せず「尿意」を解放してしまったのである。股布に擦れるそこに微かな火照りを覚える。

「紺色の布」の外側からは窺い知れないだろうが。もはや内側に「シミ」が描かれているであろうことは紛れもない。そんな己の失態に対し、彼女は。

――こりゃ、今夜の「成果」がますます楽しみだね~!!

 終日穿き続けた「汚れ物」にまた一つ「汚物の跡」が刻み付けられたことに。だがヒルダは落胆することはなく、楽観的にそれを愉しむのであった。

「ヒルダさんでもダメなら、もう…」

 最後の頼みの綱が断たれたことに、失望を隠せない様子の勇者。重い溜息をつき、項垂れる彼の横顔を見て、ヒルダは。

――すまないね、勇者サマ。アタシが不甲斐ないばっかりに…。

 心中で詫びる。あるいは謝罪の言葉を口に出しても良さそうなものであったが(彼は「ヒルダさんのせいじゃないですよ」と恐縮するに決まっている)、彼女としてはそこに別の意味での「至らなさ」も含まれているのであった。

「ワタクシが代わりましょう」

 後方から発せられた声の主はアルテナだった。「力仕事」とはおよそ無縁である彼女。

「ケッ!アタシで無理なのに、アンタに出来るとは到底思えないけどね!」

 吐き捨てるように言うヒルダ。皮肉の籠った助言を聞き入れることなく。

「ただ闇雲に『攻める』だけでは、開くものも拓きませんよ?」

――こうする、のです!

 アルテナは門扉に手を添える。

――あら、何て「硬く」て「立派」な…。

 なぜかその口調には、妙ないやらしさを覚える。

――まるで「石」みたいに「ガチガチ」ですわ…。

 当たり前だ。まさしく石なのだから。

――ここは、こんな風になっているのですね…。

「くぼみ」を指でなぞる。淫靡な手つきに彼は顔を紅潮させ、下を俯いている。

「オイ!ふざけるのも、いい加減に――」

 ついに耐え兼ねて、ヒルダが口を挟もうとしたところで。

「解りました!」

「了承」ではなく「解決」を意味する言葉を、アルテナは発するのだった。


 その後のパーティの会話は、およそ以下のようなものであった。

「この『穴』に、『玉』のようなものを『嵌める』のです!」

「はい。『棒』ではなく『玉』の方です」

「そうすれば『割れ目』が魔力で満たされ、パックリと『口』を開けるはずです」

 いちいち引っ掛かるような物言いのアルテナに対し、ヒルダは黙り込んだままだった。

「なるほど!でも、その『玉』はどこにあるんですかね?」

 感心したように目を輝かせ、彼は「宝玉」の行方を問う。

「あら。勇者様はすでに『二つ』お持ちじゃありませんか」

 さも分かりきったことを訊ねられたかの如く、首を傾げて見せるアルテナ。

「僕が…?」

 予想もしなかった回答を受けて、彼もまた首を傾げる

「まあまあ。冗談はさておき…」

 掌を合わせ、ひと度アルテナは神妙な面持ちとなる。

「ど、どっちにしろ、一旦引き返すしか無さそうだね!」

 そこでなぜか慌てたように、ヒルダは話を纏めようとするのだった。


「これで、また『フリダシ』かよ…」

 徒労を宣う女戦士に対し、勇者は――。

「そんなことないよ!手掛かりが見つかっただけでも、大きな前進だよ!」

 あくまでも前向きに述べる。そんな彼の勇猛さに当てられることで、ヒルダは再び股間が「別の液体」で湿るのを感じた。

「とりあえず、ここにピッタリの『タマ』を探すところからですね!」

 彼はアルテナに微笑みかける。そこに邪気はなく、どこまでも仲間を信頼しているというように。

「まあ、あくまで可能性の一つという意味なのですが…」

 だがしかし。己の意見が採用されたにも関わらず、女僧侶はどこか浮かない顔だった。


 最寄りの町へと戻った一行は、早速聞き込みを開始する。

 その結果。ライズィン町で近日開催される「地下闘技大会」の優勝の副賞として、「二対の宝玉」が与えられることを突き止めたのであった。

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おかず味噌 2021/06/30 22:00

能力者たちの饗宴<時間停止能力>「生意気OLに『報・連・相』」

(第一話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/423927


――せめて、大学に行っておけば良かった。

 そうすれば私の人生も、もう少しマシなものになっていただろう。
 仮に二流・三流大学出身だったとしても。大卒とそれ以外では就職活動時のみならず、その後の待遇においても天と地ほどの差があり(一部特殊な才能に恵まれた者を除き)、生涯年収に多大な影響を及ぼすものなのである。
 あるいは大学なんて出ていなくとも…。

――せめて、親が金持ちだったなら。

 それだけで、もはや勝ち組確定である。何もそれは金銭面についてのみそう言っているのではない。
 もし親が社長ならば――、七面倒な出世競争などに心労を割かずとも、生まれた時点で次期社長のイスは約束されているようなものだろうし。
 もし親が医者ならば――、いかに不出来であろうとそこは裏口入学やら何かで、やはり医学部に席を与えてもらうことは何ら難しくない。
 社長の息子は社長、医者の息子は医者と相場は決まっている。いかに世間知らずが否定しようとも、それはいわば世の理であり。そうした立場や役職に、「女」という生き物は滅法弱いのだ。あるいは金なんか抜きにしても…。

――せめて、イケメンに生まれていれば。

 それだけで、女共はフリフリと尻尾を振ってホイホイと付いてくる。ちょっと優しくしてやっただけで途端に「メス」の顔になり、股を濡らし脚を開くのだ。
 よく「面白いヤツがモテる」というけれど、あれは嘘だ。そこそこ顔が良くなければ、そもそも話さえ聞いてはもらえず。会話をせずして一体どうやって興味を抱いてもらえるというのだろうか?

 およそ四十年に渡る人生において、私が学んだ教訓といえば。

――人は生まれながらにして、決して平等ではない。

 という、ただその一点に尽きる。
 見た目の美醜も、生まれの貧富も、それら全ては一度きりの運によって運命づけられ、学歴も出世も(当人の努力も少なからずあるとはいえ)いわば副産物としてのみ存在し、人生における成功及び「性交」もまた、そのおおよそが決定づけられているのである。

 思えば、これほどまでに不条理な「ガチャ」はないだろう。リセマラすらも許されず、課金できるか否かについてもやはり、与えられたアカウントだけがものをいう。
 何も持たずしてこの世に生を受けた者は、常に妬みや嫉みに苦しめられることとなり。それらは芸術などに昇華されることもなく、ただただ悶々とした日々を送るのみである。

 だが。そんな私の長いようで短かった生涯も、もう間もなく幕を閉じようとしている。右方から突っ込んできた「一台のトラック」によって――。


 時を遡ること、ほんの数十秒前。
 私はとある交差点で信号待ちをしていた。繁華街を行き交う人々は皆退屈そうな表情を浮かべつつも、どこか満たされたような顔をしていて。彼らの営みは私にとって目の毒にしかならないのだった。

 そして今まさに、私の後方では一組の「アベック」が乳繰り合っていた。

「この後、ウチ来る?」
「え~、どうしようかな~?」
「いいじゃん、ちょっと寄るだけ!」
「え~、絶対ヘンなことするでしょ~?」
「しないって!」

 聞くからに頭の悪そうな。とっくに女の側もその気でありつつも、己の価値を試すかのような、そんな無意味なやり取りに苛立ちを覚えながらも。今や私の意識は完全にそちらに向けられていたのだった。

「ねぇ、前…」

 ふいに女の発した言葉によって、私は我に返る。

 後にして思えば。単にそれは彼らの前方にいる私を指して、その容姿を揶揄しただけの言葉であったのだろうが。私としては、そのさらに前方にある信号が青になったのだとばかり思い込んだ。
 常日頃から慎ましく生きることをモットーとし、邪魔者扱いされることを臆した私は、あくまで自らの意思によって一歩を踏み出したのだった。

 けたたましく鳴らされる警告音。迫りくる自動車の走行音。気づいたときには、けれどもう遅かった。
 とっさに後ろを振り返る。私に続く者は他に誰もいなかった。そこにおいても私は孤独を味わうのだった。

 全てがスローモーションに感じられる。訪れる彼岸の間際、私が思ったことといえば。

――死ぬ前に一度でいいから、女とヤりたかった…!!

 私にとって、唯一とも取れる願い。たった一つの悲願。人生において何一つ得ることの叶わなかった私であるが。他のことはともかくとして、このまま一度も女と交わらずに「童貞」のまま生涯を終えることだけが心残りだった。

 今更ながら、私は激しい後悔に苛まれる。あるいはもう少し早く気づいていれば。
 だがもはや全てが手遅れだった。一体私はどこで間違えたというのだろう?

 もし、人生をやり直せるのならば――。
 いや、それが不可能であることはすでに分かりきっている。「時間」というものは常に不可逆であり、ただ進む一方で戻ることも止まることも許されない。だからこそ…。
 もし、来世というものがあるのならば――。
 私は今度こそきちんと努力し、己の生まれの境遇に不平不満を漏らさず、ただ真っ当に生きようと誓うのだった。


 だが、それにしても。走馬燈というのはこんなにも長いものなのだろうか。意識は明瞭ながらも指一本動かせず――、いや動く!!

 指どころか腕さえも。私は手で顔を拭い、目を擦った。
 その間も、迫り来るトラックは私を待ってくれていた。

 続いて、体のあちこちを検分する。未だどこにも痛みはなく、肉体に何ら変化は訪れていない。ただ一か所、ある一部分を除いては。

 私のペニスは固く「勃起」していた。

 それはいわゆる、生命の神秘というやつなのだろう。死の間際、生物は子孫を残そうと繁殖力が飛躍的に高められるという。
 目の前に相手が居ないのにも関わらず。それどころか、一度だってそんな相手に恵まれなかったというのに。私のそこは、あくまで己の使命を全うしようと躍起になっていた。

 私は、自分の「息子」が哀れに思われた。
 来世こそは、存分に活躍させてやろうと誓った。

 自らの「性器」に語り掛ける。
 恐らく、生涯最期の「射精」になるだろう。

「死の瞬間の快感はセックスの百倍以上」と聞いたことがあるが、まさしくこれがそうなのかもしれない。束の間に訪れた「センズリタイム」。
 死の前では全ての者が平等である。ああそうかなるほど。盛大な「一発」を打ち上げてそれで終わり、というわけだ。

 私は「イチモツ」を取り出す。太陽の下で眺めるそれは、どこか誇らしげに見えた。

「オカズ」に困ることは特になかった。たとえば、先ほどの「アベック」。彼と彼女との今後の展開を、男の方を自分と置き換えるだけで事足りた。
 叶うことならもう少し近くで、舐め回すように眺め回したいところではあったが。神もさすがにそこまでは許してくれないだろう。

 だがそれでも。満たされぬ日々の中で、主に音と映像のみによって補完され、培われた私の想像力をもってすれば――。

 最中の光景を、ありありと思い浮かべることができるのだった。

 ただでさえデカい尻がやたら強調された、スカートかズボンかも判らぬ衣服を下ろし、パンティを脱がし、前戯もなく強引にぶち込む。やがて数度のピストンを繰り返した後。 

「中に…、中に出すよ!!」

 私は「種付け」を宣告する。茎を駆け上る、私の「子種」。間もなく発射を迎えるも、だがその先に「子宮」はなく、あくまで「地球」へと放たれるのだった。

――ドッピュン!!ビュルルル…。

 アスファルトに飛び散る、私の残骸。数瞬先はあるいは私自身も…。

 快感が背筋を這い上がる。誰に遠慮するでもなく、堂々と行う「射精」というのは果たして、こんなにも気持ち良いものなのか!さらにはこれが「自慰行為」でなく、きちんとした「性行為」であったなら――。

 私の果たせなかった後悔の中にまた一つ、「青姦」の項目が書き加えられる。

 だがそれも。すっかり「賢者」と成り果てた私にとってはどうでもいいことだった。
 ズボンを穿き直した上で、迫りくる死を待ち受ける。だがなかなかどうして最後の審判は訪れなかった。

「ペニス」が下着の中で萎えていくのが分かる。そしてある一定の膨張度を下回った時、ふいに私を包んでいた静寂は消え去るのだった。


 クラクションが鳴り響き、それに続くブレーキ音。
 私は不格好のまま跳び退き、無様に尻餅をついた。

「馬鹿野郎!!」

 トラックの運転手に怒声を浴びせられる。「死にてぇのか!?」と、私に限っては頷くことさえできる問いを添えて。
 そちらの信号は青だったのだ。奴が怒るのも無理はない。それでも自動車と歩行者ではその立場は決して平等ではない。助かったのはお前の方なのだ、と私は内心で毒づく。

 苛立ち混じりの荒い運転で、見せつける迂回して走る去るトラック。
 快感と恐怖。二つの意味で腰を抜かした私はかろうじて立ち上がり、歩道へと舞い戻るのだった。

 無事に「生還」を果たした私を、彼らは「静観」をもって迎える。
 いや、そこにはクスクスと耳障りな笑い声が混じっている。中にはスマホを取り出して撮影を試みようとしていた者までいた。

 そんな彼らの野次馬根性に、だが驚くことはない。
 退屈な日々を過ごす者にとっては、他人の死さえもあくまで娯楽の一つに過ぎないのである。

 再び信号待ちをする私の周囲にだけ、不自然な空白が生まれる。さも平凡と非凡を隔てるかのように引かれたその一線は、まさしく神の領域。

 人にとって不可侵である「時間」。そこに干渉する能力があるとするならば。
 それこそまさに神の御業ともいえることだろう。

 一旦は諦めかけた人生。だが思いがけず取り留めた一命。
 かつての私は一度死んで、新たなる自分として生まれ変わったのである。

 もはや何にも誰にも遠慮することはない。私は決意する。
 残りの一生を、己の性欲を満たすことのみに捧げようと誓うのだった。

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おかず味噌 2021/05/18 16:00

オススメ作品紹介「賭博最弱伝クミコ」

 今回紹介させて頂くのは、「肌色黄金水」様によるこちらの作品。


 賭博最弱伝クミコ


 かの「大名作」を彷彿とさせるタイトルの通り、「クミコ」の前にもまた「凄惨な運命」が待ち受けている。


――ざわ…、ざわ…。


 秀逸なテキストを読むに。秀麗なイラストを見るに。いかにも生意気そうな彼女の「約束された敗北の便」に、自ずと期待は高まってくる。


――ぶり…、ぶり…。


「ポーカー」「麻雀」「ダーツ」など、あらゆるギャンブルが目白押しで。
「露出」「脱糞」「おむつ」など、特殊な性癖を満たすこと間違いなし。


 数多くの「抜きどころ」がある中で。
 筆者のお気に入りは何といっても、とある「着衣脱糞」シーン。


 最低限の尊厳をもかなぐり捨て、最大限の苦痛と恥辱に顔を歪めながらも、やがて「地の底」とでもいうべき「沼」へと堕ちてゆく彼女の姿。


「わしは…それが見たくて…」


「その羞恥…汚辱を見たくて…見たくて…」


「もう…何回も抜いてしまったよ!!」


(もちろん「血」は抜かれません…)


 思えば、同人作品を買うというのはある種の「ギャンブル」にも似ている。
 即ち。なけなしの金を「ベット」し、その「アタリ・ハズレ」に一喜一憂し「綱渡り」にも似た「賭け」に挑むことになる。


 果たして。己の欲望を満たすものかを熱に浮かされつつも、冷静に吟味し。
 より「単刀直入」にいうならば、自前の「大刀」ないしは「小刀」を存分に研ぎ澄ませるに足るものかを推し量るのである。


 だが「当作品」において、そうした懸念はまさしく杞憂である。


 あなたは安心して、「希望の船」に乗り込むがいい――。


 この期に及んで尚。些細な金額の前に臆し、試供品をチビチビやることで、己の「欲望の解放」に正直になれないでいるのならば…。


 さりげなく近寄ってきた「ハンチョウ」に、こう言われることだろう。


「へたっぴ」と――。

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おかず味噌 2021/05/16 16:00

クソクエ 勇者編「黄昏の証明 ~女僧侶の着衣脱糞観察~」

(前話はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/404020

(女戦士編はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/311247

(女僧侶編はこちらから↓)
https://ci-en.dlsite.com/creator/5196/article/357380



――ヒルダさんの「お尻」から生み出されたモノ。

 地面にしゃがみ込み、下穿きを脱ぎ、「割れ目」を剥き出しにして、

――ヒルダさんの「お尻」から産み落とされたモノ。

 紛れもないそれは、「うんち」だった。


 これまでの彼の人生において、「悪意」と呼べるものとはおよそ無縁であった。
 いや、そうした感情の標的になったことが全くないといえば、やはり嘘になるだろう。村での日々において、彼はよく同年代達から嘲りや揶揄いの対象にされてきたのだった。
 だがそれも、彼にとっては己の愚鈍さや臆病さにこそ原因があり。あくまで自分が他人より劣っているからこその、いわば当然の「報い」なのだと信じて疑わなかった。
 それ故に、彼はまさか自らが悪意を抱くことなど微塵も考えたことはなく。ましてや、自ら悪意をもって他者を貶めようなどとは夢にも思わなかったのである。

 あるいは悪意とはいかずとも、単にそれは「悪戯心」と呼ぶことだって出来るだろう。だけどやはり、そんな「出来心」さえも彼の中には未だかつて存在せず――。
 そうした彼の純粋さこそがひいては聖剣に選ばれる理由となり、神にさえも認められ、勇者たりえる「しるし」となり得たのかもしれない。

 だがしかし。何処からか訪れた「暗雲」が、瞬く間に「日輪」を隠してしまうように。ここ最近、彼の精神性においてもやや「翳り」が窺えつつあるのだった。
 かつて「黎明」と共に誓ったはずの彼の崇高なる意志は、やがて「逢魔が時」を迎えることとなる。それもやはり、彼女たちの尻から出づる「黄昏」によって――。


「申し訳ありません。私事なのですが…、出立を少々お待ち頂けませんでしょうか?」

 アルテナな控え目な口調で、あくまで慇懃に言う。

「えっ?あ、はい…大丈夫ですけど」

 まさに、いよいよこれから「冒険に出る」という時に。彼女の口からもたらされたその申し出は見事に出鼻をくじくものであったが、それでも彼は了承する。

「すぐに済みますので…」

 そう言い残して、女僧侶は早々にその場から立ち去ろうとする。

「なんだ、『便所』かい?」

 あえて間接的に言ったアルテナの気も知らず、ヒルダが直接的に訊ねる。

「ハァ!?いえ、その…(はい)」

 女戦士の、そのあまりに不躾な物言いに苛立ちを見せつつも。そこは彼の手前もあってかろうじて平静を保ちつつ、ついにアルテナは白状したのだった。

 そして。間もなく「トイレ」へと向かう彼女の後ろ姿を眺めて、彼は。

――「おしっこ」かな?それとも…。

 またしてもつい、あらぬ想像を抱いてしまうのだった。

 とはいえ、その「大小」を確かめる術は彼にはない。野外で行う場合とは異なり、個室で行われる秘事において、その行為を盗み見ることは叶わず。あくまでそれを阻むものは薄い扉と、そこに掛けられた簡易な錠前のみではあるものの。「盗賊のカギ」はおろか「最後のカギ」を用いてもなお、解錠することは出来ず。仮に開錠したとしても、もはやそれを知られてしまったら何の意味もなく、やはり状況の打開とはなり得ないのである。

 ふと、彼は手元に重みを感じた。アルテナが「用便」に向かう際、元はヒルダに預けていった荷物だった。さほどの重量ではなかったものの、パーティの生命を預かるべく重責からだろうか、それは見た目以上に重荷に感じられるのだった。

 アルテナが直接、それを彼に手渡すことはなかった。普段から何かと、事あるごとに彼に頼ろうとすることで。彼と触れ合う機会をなるべく多く持とうと、口実を打算する彼女であったが――。そこはやはり「乙女の矜持」として、さすがに自らの「排泄」のために彼を利用することは憚られたのだろう。

 だが、それにしても。アルテナは「意図」して、彼に対して気を遣っている節がある。
 単にそれは「厚意」によるものか、あるいは彼だけに向けられた「好意」のためか。(とはいえ「意中の人」である彼自身は、あくまで「意識」さえしていなかったものの)果たしてその「真意」は分からずとも、紛れもなく「善意」から生じるであろう感情に。だが彼は決して「得意」になることはなく、自らの「誠意」を示すこともままならずに、ただただ「敬意」をもって返すのみであった。

「アタシも行っとこうかな…」

 ヒルダもまた欲求を口にする。受け取った「道具袋」をそのまま彼にパスすると、彼女はなぜかアルテナとは「別方向」に向かうのだった。

「あれ?一番近い『トイレ』はそっちじゃないのに…」

 彼は女戦士の行動を疑問に思いはしたものの。後になってからよくよく考えてみると、その理由に行き当たる。
 彼にとって二人がかえがえのない仲間であるように、やはり彼女たちにとってもそれは間違いなく。だが同時に両者が互いを「ライバル」だと認識していることは、彼の目から見ても明らかだった。
 だからこそ自らが「踏ん張る」様子を(いかに壁で隔てられているとはいえ)その気配すらも悟られたくはなく、ましてや「排泄音」を聞かれることに抵抗を覚えたのだろう。

 二人に置いてけぼりにされ、一人きりとなった彼は他にやることもなく、皮袋に視線を落とす。紐できつく結ばれた口を開くと、わずかながらも暗闇が窺えた。
 彼は深淵に手を伸ばし――、本来パーティの「共有物」であるはずのそれに、あるいはどちらかの「私物」が紛れ込んでいないかと、漁り始めるのだった。

 目的の「宝具」こそ見つからなかったものの。やがて彼はある「道具」を探り当てる。さらに小袋に入れられたそれを丸ごと取り出し、中身を改める。

「回復薬」にはそれほど詳しくない彼であったが、それでも。その「丸薬」については、入手した経緯を含めて、その「用法」を記憶していた。それは――、

「即効性の下剤」であった。

 服用したならば、たちまち「排泄欲求」を高めるもの。
 紛れもない薬であるはずのそれ。「便通」を促し、体内の毒物もろとも体外に排出することで、解毒するためのもの。
 にも関わらず。今の彼はどうしたって、その「効能」ばかりに目を向けてしまう。

――これを、二人に飲ませれば…。

 勇者は再び妄想してしまう。彼女たちの「その姿」を。
 とはいえ、まさか面と向かって「飲んで!」などと言えるはずもない。何のために?「便秘」であるとか、毒を浴びた状態であるとか。そういった事情が無ければ、これ自体もまた「毒」であることに違いないのである。だけど、もしも――、

――気づかれることなく、二人にこれを飲ませることが出来たなら…。

 勇者は思い浮かべる。彼女たちの「痴態」を。
 予期せぬ「便意」とその解消。果たしてそれは屋内にて行われるのだろうか?あるいはいつかの彼女のように野外でだろうか?きちんと下穿きを脱いだ上でされるのだろうか?それとも、穿いたままでか?

 今一度、周囲を確かめつつ、彼は「丸薬」に手に取る。
 かつて浴室にて、ヒルダの下穿きへと手を伸ばした時と同様に。緊張とも恐怖とも取れない、得体の知れない何かが背筋を這い上がるのを感じた。
 そして。三つある内の一つを掴み取ると、彼はそれを自らのズボンのポケットに仕舞い込んだのだった。

「道具袋」の中にあるものは全て、いわばパーティの「共有財産」である。ということはつまり、彼自身の「所有物」でもあるのだ。あくまで「持ち物」の保管場所を移動させるというだけのその行為に。だが仲間の目を盗んで行われる秘事に。
「勇者」であるはずの彼は、まるで自らが「盗人」にでもなったかのような背徳感を抱くのだった。

 悪意とは何も他者に不利益を被らせようと抱く感情のみを指してそう呼ぶのではない。自己の利益のため他者を蔑ろにする行為もまた、やはり悪意に他ならないのである。

 とはいえ。彼のそれは、ほんの一瞬「魔が差した」だけのもの。そこに計画性はなく、現段階では未遂とさえいえないだけのもの。だがそれでも。
 欲望のみによって発露し、願望を果たすべく為された行動。自己の裏に潜む影の如く「エゴ」はまさしく――、

 これまで「日向」の道を歩いてきた彼が、唐突に出会った「日陰」の感情であり。
 彼が生まれて初めて抱くことになる、紛れもない「悪意」なのだった。

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おかず味噌 2021/03/19 10:00

オススメ作品「 スカトロRPG『だっぷん奮闘記』 」

~臭いムチムチうんこをブリブリして気持ちよくなるなんて変態でござるっ!~
(「作品名」がタイトルに収まりきらなかったので、こちらで↑)


 およそ一ヵ月ぶりの「新作」を、約三か月ぶりに「続き」を、かろうじて投稿し終えたところで。
 ここは一つ。実に一年ぶりとなる「オススメ作品紹介」を、久しぶりに書かせて頂こうと思う。(「ブリブリ」煩いでござるか…?)

 さて。すぐにでも「紹介」に移りたいところだが、その前に。「手前味噌」ながらも、まずは当記事で連載中の「クソクエ」について。
 当作品はいわゆる「ファンタジー」及び「異世界モノ」における「スカトロ」を描いたものであり。その「世界観」において「某有名RPG」を雛形にさせて頂いていることは、お察しの通りであろう。
「小」についての描写を含んでおきながらも、「タイトル」を「大」のみを表わす表記にしたのは――、「某サークル様」において、すでに「同名」の「作品」が存在したという理由からだ。(当記事でも「紹介済み」)

「異界」における「登場人物」として、もはや「テンプレート」ともいえる「戦士」や「僧侶」。それら「現代」にあっては、およそ相見えることのない職業の「ご婦人」方。髪色や造形はまるで「外国人」のようでありながらも、紛れもない「異世界人」の女性。それでいて、どこか親近感を禁じ得ない彼女達の――、「RPG」などではあまり積極的に描かれることのない「排泄行為」。
 そうした秘めたるべき禁じられた「欲求」に応えるべく「作品」がまた一つ、「現世」に「現界」した。

 ところで。一口に「女戦士」といっても、そこには多様な「デザイン」が存在することは言うまでもない。
「本作」は――、(厳密にいえば、彼女たちは「女戦士」ではないのだが)本来「戦闘」に特化したはずの女性たちが自らの内なる敵と「格闘」し、まさにタイトル通り「奮闘」する様子が描かれている。


<ブリュンヒルデ>

 流麗な「金髪」と、透き通るような「白い肌」が特徴的な女性。
 筆者の描く「女戦士ヒルダ」の「豪快さ」と比較すると、どこか「繊細さ」を思わせる「クール」な見た目の彼女。
「青」と「白」を基調とした「気品溢れる」装いながらも、あくまで肌は盛大に晒され、きちんと「主張」されるべき部分は「主張」された格好。
 そんな彼女の「職業」は、「女戦士」ではなく「姫騎士」。
「高貴な身分」にありつつも「便意」に耐えきれず。やがて彼女は「紺色のブルマ」を「モコモコ」と膨らませてしまう。

<風香>

「黒髪」で、やや「活発」な印象を受ける女性。(少しばかり「幼さ」の残るその見た目は「女子」と呼んだ方がより的確だろうか…?)
「職業」としては、やはり「女戦士」ではなく「くノ一」。だが「日本古来」から続く「伝統職」である「忍者」もまた、広義に含めれば「女戦士」といえるだろう。
 そんな彼女の服装は、「機動性」を重視した「忍装束」。身体にぴったりと貼り付き、「ボディライン」をたわわに露わにする格好。そして、その下に穿くのはもちろん――、「ふんどし」であり。「尻の谷間」に深々と食い込む「Tバック」にも似た「下穿き」において、幾度となく「大小便」を垂れ流してしまう。


 他にも、「オムツ失便」「おまる脱糞」「下痢」「快楽失禁」「放尿」など――。
 倒錯した「性癖」を満たすべく、様々な「イベント」が目白押しで。
 当該シーンの「イラスト」はもちろんのこと、「効果音」がさらなる臨場感を演出し、「卑猥」で「下品(褒め言葉)」な「テキスト」は――、筆者自身も一介の「エロ書き」として思わず見習いたくなるほどに、上質な雰囲気を醸している。

「RPG」といっても「戦闘」などは一切なく、「ストーリー」はほぼ「一直線」であり、ゆえに「操作性」というものはあまり感じられないものの。
 裏を返せば、「エンターキー」を押下することで、サクサク進めることが出来るので。片手は「キーボード」に添えつつ、もう一方の手で「自前のコントローラー」を握りながら「同時プレイ」することだって可能だ。

「和洋折衷」の作り込まれた世界観と、「和洋便器」で行われる「排泄」の数々。そして何より「和洋装束」に身を包んだ、魅力的なキャラクター達による「お漏らし」。
 さらに。紆余曲折あって「ストーリー後半」では「選択肢」として「食事」を選ぶことで、翌朝の「便状態」が変化するという「やり込み要素」も盛り込まれている。

 全ての「回想」を「解放」するまで、あなたは「暴発」を堪えながらも、

――「エンディング」まで、出すんじゃない。

(と、それはまた違う「名作」の謳い文句だったか…)

 兎にも角にも。希「小」で壮「大」な物語をぜひ、ご堪能あれ!!

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