今週のへうげもの 感想 2011 9月第5週
アニメ
今回の名物は秀吉所蔵の名物群かな?いっぱいでした。
ピックアップは大友瓢箪でしょうか。
やっと三肩衝揃ったのにそういう特別描写は欲しかったかも。
漫画でも象徴的に1コマあるだけだけどね!
個人的には聚楽第の襖絵がとても綺麗でした。
今回はついに大茶湯開催!始まる寸前からクライマックスとなる丿貫の登場まで。
数寄の一台イベントに対する多くの人物の考え、意気込みを見せる回でした。
冒頭は伊達政宗と片倉小十郎。二人ともえらく喋りが…べらんめぇ口調?で面白かったです。
正宗は原作通りですが、小十郎まで言い回しが上下あって驚かされました(笑
正宗の見得もなかなか! 髭の青と目尻歯茎の赤が色鮮やかでした。
秀吉は西国統一をした日本覇者としてデモンストレーション、その派手を好む思考を嫌う利休。
織田長益が一人だけ視点が違うなー。
何だろ、数寄を政治的に見るのは秀吉も利休もそうですが。
…ああ、一人だけ「世渡りのすべ」として見てるのか!
もちろん嗜好としても数寄を愛しているのでしょうが、大茶湯での織部の茶室を見た際でもそうですね。
実は今回の主人公なんじゃないかな。
数寄は個人が楽しむものとデモンストレーションを嫌う丿貫に、天下人の命令を拒む丿貫を処罰せんとする石田三成、そして名声の為三成を止め丿貫の参加を願う織部。
数寄とは、名声とは何なのか、数寄を理解できず制度に厳しい三成と数寄が何よりの織部の確執がよく分かる、結構好きなシーンです。
厳しい三成とそれを御して許す秀吉の関係が良かったのかなー。
三成だけで政治をすると、やっぱりこれじゃ人心が離れますね。
そんな三成の言葉を聞こえない織部の演出はなるほど!でした。
それにしても三成のまつ毛長いなー(笑
そして大茶湯開催、福島正則初登場。顎が細く声がえらく格好良いぜ!
加藤清正の異様に味のある棒読みと相まって笑いがこみあげてきました。ミスマッチなのかそうでないのか分からない…!
細川親子の戦い2戦目。忠興の「ほでゃあ~」は良いアレンジ。後の三成の「あちぇええ!!」が無くなった分こちらに注力したのかな。
織田長益の息子長孝登場、こっちはエロい声。
古田の茶室を見て「大人」を「おとな」と言うのは何でだろう。
一応コミックスも見たけど「たいじん」ですし。
これミスなんじゃないかなー。当時そんな言い回しなら別ですが。
織部の茶室は樹上の空中茶室。
これはたしかに新しく面白く普遍性があるなー。ちょっと建て付けが悪かったようですが(笑
そして丿貫が登場、朱塗りの大傘をぱっと広げ、あでやかな茶室を生み出す…
…い、いやちょっと待ってくれ!傘の色が普通の赤だよ弱いよ!
ここは目が覚めるような赤が必要じゃないか。結界にならないよ!
今回は最後の引きに不満が残りましたが、次回の演出で何とかなるかも?