ぶるがり屋 2011/11/26 02:14

先週のへうげもの 感想 2011 11月第4週

アニメ

豊臣の時代が始まる…
今回の名物は特に無し。
武蔵鐙を見せても良かったように思いましたが。

「のぼうの城」で有名な忍城攻めから、ついに小田原・北条陥落。
豊臣秀吉の天下、日本統一が定まり、諸将は自らの生き方を決めていく…

今回は絵的には骨太でキャラの目鼻がスッとして美形揃い。
演出が原作をしっかり考えて取捨選択、分かり易く再構成されていました。
でも堤防決壊での死傷者数、特に古田織部の夢想すると秀吉、千利休との茶会の絵は欲しかったなぁ。
あの本当に楽しそうでひょうげた、そしてもうこの時点では決して見られない情景は大好きなのですが。
雲間から現れる夕日から月夜、蝉が抜け殻から鳴くまでの時間表現などは綺麗で良かったです。
初期の「何年何月何日、場所」より、スッと胸に落ちます。

忍城攻めは、多分アニメでは利休の死までで終わると思うのでカットもありえると思っていましたが、石田三成と織部の繋がりだけでなく、織部の一角の将としての器を見せるにも大事なシーンですね。
最近諜報家としてはともかく、数寄にかまける悪党にしか見えなかったからなぁ。
人の上に立つ者のあるべき視点や、配下を纏める手腕などが見て取れました。まー織部の配下は数寄好みに染められ過ぎているようにも見えますが(笑
忍城自体が一枚絵をパンしただけなのもちょっと悲しいですねー(笑


そして北条陥落から各将の領地替え。
これが今回のメインですね。
織田長益は武家を捨て出家、蒲生氏郷は涙を飲んで北国へ、あと織田信雄は蟄居。
そして徳川家康は関東移封を反対に好機と捉え、新しい都を作り始める。

長益は領地替えだけでなく、支配者の気持ちだけで趣味までも操られるのが嫌になったように思います。
あと政治の道具として利用されるのもかな?
一番保身に長けていた長益が保身を捨て、数寄を選ぶ選択をした事が光ります。
秀吉との会談で、また保身と数寄がせめぎ合うのもちょっと面白いですね。
いつも意地悪な長益がちょっとやり込められるのは、意地悪な笑みがこぼれてしまいました(笑

蒲生氏郷と細川忠興さんは史実でもかなり勇猛でハジケた武将なのですが、比較対象が織部や伊達政宗だとやっぱり大人しく見えちゃいますね。
二人よりハジケた人物になんて人が付いていけないよなー…
あ、織田信長が居たか。信長も信長で裏切られまくりましたが。
(ドリフターズ2巻は最高でした(笑)

そして家康がお見事。
江戸開拓が丁寧に描かれ、また作画が良かったのもあり、唯一秀吉を政治面で上回った様を格好良く見せてくれました。
どーでも良いですが、徳川四天王が3人しか描かれないのがちょっと寂しいです(笑


茶々は綺麗だげど、眉なしはやっぱり美人に見えなくて残念です。
美人さんがこのアニメ最大の売りなのに!(笑

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