ぶるがり屋 2012/05/14 01:01

今週のへうげもの 感想 2012 5月第2週

西軍屋敷に残された逸品の鑑定の仕事も一段落、やっと人質となった家族の居る
大阪城に入る古田織部。
愛妻おせんと、弟子の妻たちを労い身柄も預かる。

日の本の権力を握った徳川家康は、全国で今も戦う諸将に命令を発する。
九州を暴れ回る黒田如水には、整然とした戦いとその終結。
関ヶ原を長引く大乱と読み、九州統一から天下を狙っていた如水は、関ヶ原を一日で終わらせ家康を天下の主にした息子長政を恨むも、確りと状況を見定める。

上杉と戦い、また東北地方全てを狙う伊達政宗にも、整然とした戦いとその終結。
だが野望を抑えきれない政宗は、戦いを大きく広げない範囲で最大の結果を出す為戦いを続ける。

大阪城を離れた西軍大将・毛利輝元には、領地の大半を没収、長州一藩の命令。
戦前の密約と戦後の口約束を破る命令だが、もは勝てない事を知る輝元はそれを飲む。

天下が定まる仲、諸将は次の時代を見定め、『数寄』の力を得ようと歩を進める…

へうげもの(14) (モーニング KC)
著者:山田 芳裕
販売元:講談社
(2012-01-23)
販売元:Amazon.co.jp

いやー
相変わらず子供がヒドいな!(笑
織部とおせんの愛の結晶を何でこう毎度愛なく描くかな!
これでも今までの子供は人格の入っていない絵だったのでマシなんだけどもさ!(笑

今回は関ヶ原の結果と家康の下知が日本中に広まり、その中で諸将がどのような道を選ぶか、という回でした。
今回の3人は家康の天下を知り、その天下がしばらく動かない事、そしてその世では数寄が力を持つと見定め、これからの時代の為に動く事に。

黒田如水の目を潤したのは何でしょう?
何か逸話があるのかしらん。
息子長政の鬼謀と忠誠心を恨んだのは有名な逸話ですが、何とも難しいものですね。
でもやっぱり黒田家が天下を取るのは無理ですよね。
能力はともかく、名分が立たないよなー。

伊達政宗が蒲生氏郷を思い出して発奮するのは嬉しいなぁ。
強い武将には一度も勝った事が無いと言われる政宗ですが、同時に上杉家に勝った事がある武将も思い出せません。
それで憎い佐竹の所に攻め込む辺りが政宗っぽいですね(笑

そんな天下を望む二人と違い、己の分を知って己の趣味の為に数寄を選ぶ輝元。
まー本当に天下取りたかったら戦場に出てたよね(笑

そして次号では、遂に石田三成の切腹でしょうか。
今回の流れなら出そうだった加藤清正の出番もまだ。
まだまだ関ヶ原の戦後処理は続きそうです。

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