【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.39

僕のヒーローアカデミア

　『オリジン』

　大好きだった母さんの言葉と、昔願っていた自分の本当の夢を思い出す轟くん。
色々な想いがないまぜになった表情がええなぁ。
格好良いなぁ。
お互い本気になった二人の姿、そして「オリジン」のタイトル。
痺れました。

　オリジンの単語の意味、起源、原点とかは知っていましたが、特にアメコミですと、そのキャラ、ヒーローやヴィランとしての始まりの物語に使われるそうですね。
まさにこれからヒーローを目指す轟くんの、新たなる誕生の一話でした。
…今までのヒーローコスは炎能力を使わないようなデザインだったので、変わりそうだなぁ。

　皆の想いがデクを動かし、今そのデクの想いが、轟くんを目覚めさせる…！
本気で生きてるから、本気でヒーローを目指してるから、気持ちが伝わり結びついていく。
力と力、言葉と言葉、想いと想いをぶつけ有って成長する少年二人。
いやぁもう少年漫画だなぁ！
燃える!!

　指を全て痛め尽くし、更に躊躇い無く口を使うデク。
うわーもう見てるだけで痛いよう！
痛みに耐えて耐えて、本気で全力だからこそ、父への憎しみに凝り固まった轟くんの心に届いた訳ですが、今までのデク君の攻撃、轟くんを本気にさせる為に手を抜いてる訳じゃないんですよね。
デクは本気で勝ちにいってる上に、拮抗している状態なのに、轟くんの本気を求めている。
どうやって勝つんだこれ（笑
　やっぱりオールマイトの理性的な求めじゃなくて、飯田くんやお茶子ちゃんの熱意に燃えてるんだなぁ。
予想通り負傷を治しても体力が無くなると明示されたので、余計に勝敗が読めません。
轟くんの能力をかっちゃんが冷静に分析してますし、どっちが勝ってもかっちゃんの優勝の可能性が増してきてるように思えます。

　デクの目的は皆の熱意に応えること。
轟くんは父を見返し、今はヒーローを目指すこと。
かっちゃんはてっぺんを取ること。
残ってる芦戸ちゃん、切島くん、塩崎ちゃん辺りは期待に答え実力を示したので、このままかっちゃん優勝が一番良いかな。
まー私がかっちゃん押しなだけですが（笑

　かっちゃん、瀬呂くんはまだ名前覚えてないかー（笑
芦戸ちゃんは覚えてると萌えるな！

　他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ21号 感想(2015)

　物凄く個人的で、これを読んでいる方にはどーでも良いことなのですが、私が描こうと思ってて結局描けてない作品で使おうとしてた見せ方を、今回使われちゃってまして。
「大好きだった女性との大事な思い出が思い出せなくて、トラウマを乗り越えることで思い出す」という。
もちろんそんな独創的な見せ方でもないですし、センスが似てるからなだけなんですが、とても困って悲しいです。
　うぐぐ、どーしようかなぁ…。